都市近郊の低山を徘徊ーーー年寄りの繰り言

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kando
記事: 6
登録日時: 2021年2月11日(木) 05:36

都市近郊の低山を徘徊ーーー年寄りの繰り言

投稿記事 by kando »

久しぶりに投稿しようと覗くと、おっスノー衆の再告知はないですか。
雪山歩きのレポを見ていて私も行きたいなと思ったけれど、無雪期の山で遠出ができなければ無理と諦めました。
しかし、このまま老いさらばえるのは、日ごろ同世代の人に元気に死ぬ努力をしなさいとはっぱをかけている
私としては、せめて西国に旅立つ直前までは模範となる努力をしなければなりません。

14日に豊能町の青貝山、高代寺山、妙見山、光明山、天台山を6時間10分かけて周回しました。


21.2.14のルート
21.2.14のルート

その時、高代寺山でミスして迷ったのでそれを確認する目的で別の周回を考えました。

  Ⓟ6:57ー7:19吉川城址ー7:51高代寺山ー8:37黒川 徳林寺ー9:43P547.2ー10:37野間稲地の小川ー

   11:13本瀧寺階段下ー11:57妙見山頂上ー(上杉尾根)ー12:56Ⓟ

   Ⓟ(国道477号、ケーブル駅南100mの歩道上)

21.2.21のルート
21.2.21のルート
妙見ケーブル駅のすぐ南の上杉池の近くの歩道にバイクを駐車して出発します。
国道477号の歩道を南へ登り、歩行者信号を渡って吉川神社の手前から山道へ入ります。一登りで尾根に着き
後は一本道です。すぐに吉川城址に着きますが展望はありません。いくつか横切る古い道がありますが、尾根を
登って行きます。傾斜が強くなるところで太く横切る古動があり、左へ高代寺、右へ黒川の標識があります。
前回、高代寺頂上からここへ尾根沿いに降りてくるつもりでしたが、チョンボしてゴルフ場にぶつかり、西側を
大きく迂回してトラバースをしてここへたどり着きました。今回はこの尾根を真っ直ぐ頂上へ向かうのです。


高代寺左はへ黒川は右へ
高代寺左はへ黒川は右へ

踏み跡がはっきりしないなと思いつつ登って行くと、大きな竹林が現れ、台風のせいか荒れ果てて歩きにくいのなんの。
その中終わるだろうと高を括って登って行きますがなかなか終わらない。左右へ逃げようとするも結構幅があって
それもできない。なるほど、誰も通らないので踏み跡ができないはずです。150~200mくらいでしょうか、やっと
終わったと思ったら頂上のすぐ下で、ロープで通れないようにしてあり、明瞭な踏み跡ができていました。
要するにさっきの分岐を、左の高代寺方面へ行けばもっと楽にここへ登ってこれたのです。


ひどい竹やぶで誰も通らないはず
ひどい竹やぶで誰も通らないはず

頂上で、なぜ前回間違えたかを見ると、尾根は直ぐには北へ向かい、傾斜が緩くなってから北東へ曲がるので、
尾根沿いを意識しすぎると北へ降りてしまうのです。頂上から東の急斜面を降りる感じなのです。
登った山道を降りて行くと廃れかけた道へ出ます。この道の途中も竹林で邪魔されますが、人が通るようで
それなりに道になっています。道は東側を大きく迂回して先刻の十字路へ戻ります。途中でハンターが追い越して
行きましたので、話しかけて黒川へ降りる道の状況と、黒川の徳林寺からその後ろのP547.2への道を聞くと
谷沿いなら道があるけれど、と言われるので適当に尾根を登れば行けますよねと聞き返しました。すると、GPSを
持っているのかと聞かれ、持っていないと言うと磁石は持っているかと聞かれ、持っていないと言うと山の経験は
あるかと聞かれ、10数年あると言うとそれなら問題ないと言われました。


厳しい猟師さん尾後ろ姿
厳しい猟師さん尾後ろ姿

十字路から北へ降りて行くとゴルフ場沿いに車道を下り、途中から山道になり尾根の下の方で谷へ降りて行きと
墓場を過ぎて道路、黒川公民館前のバス停に出ました。道路を東へ2~300m行くと、左北へ細い道があり、橋も
あるのでショートカットできるだろうと降りて行くと、細いながら徳林寺の前の国道477に出ました。

地図を見ると東の方に山へ入る道があるので行ってみると網とフェンスでふさがれ入れません。戻って寺に入り
墓の上の方で出られないか登りますがしっかり網でふさがれています。北東隅の方へ行くと一か所、獣に踏み
倒された所がありかろうじて上へ出られました。そこから北西へトラバースし谷の左岸尾根を登って行きました。
かなり急でしんどかったですが無事P547.2に登りつきました。この辺りは緩やかな起伏の非常に雰囲気のいい
ところでテント泊などしてみたいところでした。


P547.2
P547.2

標識のところで一休みしていると鈴の音がして30歳くらいの若い男性が来て、こんなところへ誰か来るとは
思っていなかったので驚きました。話を聞くとケーブル駅から大堂越を経由しここから野間の大ケヤキを見に
行くとのこと。服装も靴も登山用ではなさそうで、服装も登山風ではありませんが、テープを頼りに歩いてきたと
言われ、それなりに山歩きは慣れているようでした。彼が先に行き、遅れて私も出発します。鞍部へ降りて行くと
地図では道は、この尾根の南端をかすめて北西へ降りて行くはずなのに、北西へ向かうりっぱな道と北東の尾根上へ
登って行く明瞭な踏み跡と「とら」と書いた白いテープがあります。ここで迷いましたが、尾根上へのあまりにも
明瞭な踏み跡があったのでそちらへ行くことにしました。降りて行くと先刻の若者に追いつき挨拶して先へ行きます。
赤テープを頼りに降りて行くと神社跡があり、そこを過ぎると畑へ出ました。


近くで農作業をしている男性に位置を聞くとなんと、西へ向かっていたつもりが北へ降りてきていたのです。
結果として国道を歩かなくて済んだので、判断ミスをしましたが結果的にはオーライでした。そこへさっきの若者が降りてきて、
田舎道を歩いていると「田舎のどかな風景はいいですね」と言うので、「確かに自然とつながりは必要ですね。現代は
VR世界と言う自然とかけ離れた世界が拡大していきどうなるか不安ですが、私はもう先が見えているので安心です。」
と言うと「そのうち自然へ戻るんじゃないですか」と楽観的でした。


妙見山頂上
妙見山頂上

彼と別れて田舎道を登って行き、途中で府道4号に出て、最初のヘアピンカーブで本瀧寺への旧参詣道を登ります。
2~300m歩くと右手の小川の先に、長い急な階段が見え気力が萎えそうになりました。ただひたすら一歩一歩を
刻み、本瀧寺を過ぎ、長い緩い山道を登っ行きます。
やっとのことで妙見山頂上の着きました。境内はマスク着用の看板があり、ほとんどの人がマスクをしているので
肩身が狭い思いをしました。早々に退散して、駐車場の南端の上杉尾根の入り口から下りに入ります。
この尾根は歩きやすい尾根でそこそこの人とすれ違いました。南に開けたところにベンチが置いてあり、
そこでゆっくり昼食を食べました。その後も歩きやすい尾根ですが展望はほとんどありません。登山口から
道を少し歩くと国道の、歩行者用信号に出て、少し北へ歩くと駐車地へ帰り着きました。
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