山日和さん、こんばんは
先週の越前の低山では予想外のブナ林を堪能することができた。2匹目のドジョウを狙おうと、2週連続で
ブナで二匹目のドジョウねぇ~。素晴らしい霧氷なら分かりますが・・・
東俣集落の神明神社の裏から尾根に乗った。先週の尾根はほとんどヤブも無く、順調に大小屋山へ導かれた
が、段ノ岳へ向かうこの尾根はどうだろうか。
風情のある社ですね。
先週と違って強い冷え込みのおかげで雪はビシビシに締まっていた。まったく沈まないのでスノーシューは
担いだままである。
昨日の雨は山では雪だったようで、先週の汚れた雪面とは打って変わって真っ白なのがうれしい。
しかし雪融けは進んだようで、地肌が露出している部分が多く、さらには潅木のヤブが鬱陶しいのでペースが
上がらない。
雪が少ないとモチベーションが下がります。
標高600mを超えたあたりでようやく雪が繋がった。潅木帯から雑木林に変わって少しは気分も上がって来た。
ただ、同時に尾根の片側に植林が現われたので気分上々というわけにはいかないが。雪面に点々と残る小さな
足跡はリスだ。ところどころで木の根元に潜り込んでエサを探しているのだろう。その姿を想像するだけでも
微笑ましい。
リスなら良いですが、私のように熊の足跡を辿るのは気持ちの良いものではありません
入道ヶ岳の破線路だったので、違うかもしれませんが
もうすぐ山頂というところで、頭上は完全に青空となった。こういう予報外れは大歓迎である。
段ノ岳の山頂はミズナラ主体の疎林の広々とした台地だったは植林臭いかもと思っていたので、これ
はうれしい誤算だ。福井の低山でよく見る赤い山名標識がここにもあった。
鈴鹿の低山ならともかく福井の奥深い山で植林はないでしょう。「そりゃないぜ」と言いたくなります。
無雪期なら恐らくヤブ山なのに誰かは登っているんだ。
582mピークへの登りにかかるあたりから雰囲気が良くなってきた。ここまであまりブナの姿がなかったのだが、
明らかに林相が変わり、ブナの純林と言っても差支えのない状況となった。
これまでの細い尾根はゆったりと広がり、ブナの疎林が雪面からスックと立ち上がる。
どこでランチタイムにしてもいい状態だが、とりあえずは582mピークまで行ってみよう。
ブナへのこだわりは大したものですね。
582mピークから下り切った鞍部には地形図に大坂という名前が書かれている。池田と今庄を結ぶ峠越えの道が
あったのだろう。峠にはお地蔵様があるはずだったが見逃してしまった。
峠からひと登りで565mピーク。ここで90度左折して方向を西へ変える。ブナ林は終わって急に植林臭くなったな
と思ったら、すぐ横に林道が上がって来ていた。
私ならきっとここで林道を下ってしまいます。
正面に木の間越しに高く白い山が見える。金草岳から権現山へ続く越美国境稜線だ。森も真っ白に見えるのは
霧氷だろう。実は昨日の雨と今朝の冷え込みで、ここでも霧氷を期待していたのだが、霧氷を形成する標高ライ
ンが高過ぎたのだろう。見た感じでは1000m以上が霧氷ラインのようだ。
この辺りの山は高くても700m級なので、残念でしたね。
735m標高点への尾根はやや期待外れだった。尾根の左側は先ほどからの植林がずっと続いている。
右側はブナ林とその向こうに金草岳の神々しいまでの美しい姿が見えて対照的な光景である。
なるべく左を見ないように歩くが首が痛い。
首・肩・腰はつながっているので気をつけて下さい。
前方に記憶にも新しい景色が見えた。前回の終了点である735mピークである。
ここまで登り返しも結構きつそうです。
誰が来るはずもないピークにトレースが刻まれている。よく考えたら先週の自分たちの足跡が残っていたのだ。
大阪くんだりから2週続けてこんなマイナーな山に来るヤツも珍しいだろうと思うと感慨深い。[/color]
一週間前のご自身のトレースを見るというのも奇妙な気がしますが
トレースがまだ残っていたということは先週から雪が降っていないと言うことになりますね。
下山は元々先週に予定していた北尾根を辿る。こちらは貧弱な林相ながら、思いのほか歩きやすかった。
雪もちゃんと繋がり、ヤブもほとんど無いので先週の最短コースのつもりで下りた尾根よりも早いのではないか
と思われた。ところがうまくしたもので、最後に尾根を外して予定外のアトラクション。
結局先週よりも時間がかかってしまったのもご愛敬だ。
沢につかまりましたか? 夕暮れギリギリのアトラクションは疲れますね~
今日は四日市が大雪で会社を休んで、スマホの確定申告に取り組んでいましたが、簡単そうで簡単ではないので途中で止めてしまいました。
これで分かったのが、マイナンバーのお陰で、給与所得や年金、医療情報、銀行口座まで何からなにまで筒抜けであるということでした。
宮指路