【日付】2021年6月6日(日)
【山域】両白山地
【メンバー】NK氏、GM氏、YT氏、副館長
【天候】曇りのち一時晴れ
【ルート】7:05平瀬道登山口→9:25大倉山避難小屋→11:35~45室堂→12:20~40御前峰→13:05~35室堂(ランチ)→15:05大倉山避難小屋→16:35登山口
白山の岐阜県側の平瀬道登山口までの道路(白山公園線)の冬季閉鎖が、5月31日16時に解除されたとネットで見て、初の週末となる6日に、さっそく登ってきた。去年は秋まで閉鎖されていたので、平瀬道は2年ぶり。メンバーは白山に初めて登るアラサーの2人を含め、計4人である。
例年は先に閉鎖解除される別当出合登山口への道路が、今年は未だに市ノ瀬で閉鎖されていて(工事中とか)、登山者は少なく、室堂あたりも比較的静かだった。噂では、12日頃に閉鎖解除になるらしいので、白山の静かな週末は、これが最後だったかもしれない。
雨の名古屋を出発し、登山口では曇天。下の方は新緑で全く雪はなく、上には雪があるのだろうかという感じである。しかし、大倉山の手前、標高1800mを超えると時々、雪の斜面を横断するようになった。
カンクラ雪渓の道標までに雪渓上部を数回トラバースするが、滑ったら止まらない感じなので、アイゼンを装着した。実は何年か前に下山中に先行する人が滑り落ち、見えなくなって心配したことがある。その人は登り返さず、山腹を横移動して登山道に戻って無事だったが、あれを思い出すと少々緊張する。
しかし、この季節の登山道は、雪の部分と土の部分が繰り返し、アイゼンは泥だらけになる。さらに上は傾斜が緩いので、アイゼンを外した。
2年ぶりの登山道は、道標や休憩ベンチが新装されていた。クマにぼろぼろにされていた道標がきれいになっていたが、すでに引っかかれてささくれ立っているものも多い。
室堂に着くと、いつもは満席のテーブル・ベンチが空いている。やっぱり、別当出合まで車が入れないのが功を奏している。とはいえ人気の山だけあって、登山者の姿はそれなりに多い。後で知ったが、タンポポさんも登っていたようである。
ランチは後回しにして御前峰頂上に。曇りがちだが時々日が差し、風も弱く、霞んではいるものの乗鞍や御嶽まで遠望できた。昔はこの季節でも池巡りまで行ったものだが、寄る年波には勝てません。
室堂に戻ってランチの後下山。雪渓のトラバースは、下りの方がスリルがある。
下山したのは16時半過ぎ。定番のルートだが、大倉山周辺の樹木が減って、白山の見晴らしが良くなったように感じたのは気のせいか?