グーさんこんばんは
【 日 付 】 平成24年2月11日(祝)
【 山 域 】 北部台高
【 天 候 】 快晴
あの青空の画像は日曜日じゃなくて土曜日だったのですか。
グー予報官の予想で行くと日曜日の方が良いと出るはずなのに土曜に行ってるのはナズナさんの予定に合わせたのか、それとも私を欺いた?
「喜平大滝の氷瀑を見に行きたいな」
「安全を確保できる立木が無かったのじゃない?」
「止めましょうか」
あそこなら簡単に行けそうと思ってたんですが、中々その時期になると入りにくいですね、雪が無くて氷瀑だけって事は無いのかな?
ヌタハラ林道の崩落箇所手前まで車で上がる。
遠回りでも足に優しい林道を歩き、夫婦滝展望地。
「上の方は霧氷みたいですね」
「午後までは待っててくれないでしょう」
ここまで上がれるのが羨ましいな、時間の節約になるもんね。学校跡までの雪はもうなくなったでしょうか?
また崩壊跡を横切りましたか?、あそこ通りたくないなぁ。
山腹道に向け斜面を登るナズナさんのペースがいつもより遅い。
「足が上がらないです」
今日のナズナさんなら、グーでも対等に歩けそうだぞ!
ナズナさんどうしちゃったのでしょう?股引がきついかな
大沢崩れ、雨の度に両岸の土砂が流されているようだ。
ステップを切ろうと靴を蹴り込むが、凍っていてうまく削れない。
「そういう時にピッケルを使うのですよ」
「なるほど」
この辺りも積雪は有るんでしょうね。
不動滝手前のトラバース道。なんとも足の感触がいやらしい。
「アイゼンを付けましょうか?」
「こんな不安定な場所で履くのは危険ですよ」
ピッケルを打ち込んで、4点確保で通過する。
このルートの一番いやな所ですね、私なら手前から付けてると思う。
今日の不動滝はツララもびっしり付いている。
ナズナさんが滝下を渡るとき「ビシッ」と音がした。
「私、重いのかしら?」
後からグーが渡りかけると「バシャン」氷が割れて水没です。
そりゃ~ぐーさんの方が重いから割れるわなぁ、でも浅かったのでしょ!
「不動滝の上でスノーシューを付けましょか?」
「この雪質ならツボ足で行けるでしょう」
積雪は50cmほど。しっかり締まっている。
いつもの谷を渡る所は雪の段差で足が上がらない。
その代わり、いつもは歩けない所にスノーブリッジ。
さすが吹き溜まりの谷には沢山雪が有りますね。雪質も良いみたいだし。
コウセ滝下に着いた。雪が積もり氷瀑の景色ではない。
左岸の杣道をコワゴワ辿る。
「ナズナは放っておいてもついて来ると思っているのでしょう」
「はい。自分のことだけで精一杯です」
「怖い~。ナズナこんな所は登れない~って言ってみようかな」
まだアイゼンも付けずに登るの?それは怖いわ!
コウセ滝上のテン泊場で昼食です。
今日は東北の郷土料理「せんべい汁」だそうです。
体調万全でないのに、今日もまたいっぱい担ぎ上げてくれました。
グーは山日和ツアーで食べる「あられ」を焼く予行演習です。
「銀さばせんべい汁、とっても美味しいですね~」
なんて言っている間に「あられ」が黒コゲだ。
黒焦げあられも入れてあられ汁にすればよかったのに
でもグーさんあられ好きだねぇ。
昔地元のあられ工場に割れあられとか買いに行ったら、海苔巻あられを作るのに、お婆さんが唾液を海苔に付けて貼ってたのを思い出す
この先アザミ滝の巻きがまた緊張を強いられるよな。
「ヤメた」 第3劇場へのzippルートを登る。
と、なんと霧氷が二人を待っててくれたのです。
そして空を見上げると、なんと予想外の快晴じゃないの。
紺碧の空に純白の霧氷が映える。
天に祝福されている二人なのです。
あのツアーで私がビビったところかなぁ。
でも土曜日は抜群の青空だったのですね、平野部より良かったのではないでしょうか。
桧塚劇場にはトレースが無かったが、
明神平から奥峰までのトレースはいっぱい。
ヌタハラ・822尾根からのトレースもいっぱい。
ツボ足のトレースも全く沈んでいない雪質です。
やはり奥峰までは沢山来てるんだ、壺足で来れない位の雪質が面白いのだけどね。
それにしてもヒキウスの雪は少なくないですか?、zippさんの画像だと奥峰は雪で埋まってたけど、この日はどんな感じだったのでしょう?
駐車地に戻ると黒の軽自動車が残っている。
「まだ山にいるのかな?心配だな」
と、運転席から人が降りてきた。
「ずいぶん遅いじゃないの」一休さんでした。
グーを心配して待っていてくれたようでした。
一休さん待っててくれたんだ、日没寸前の下山ですもんね。あ~うらやまし! =TW=
- なまり