【 日 付 】2024年4月6日(土)
【 山 域 】 両白山地
【メンバー】単独
【 天 候 】薄曇り
【 ルート 】東登山口7:45>谷道>・1160m東西尾根・1534m>日照山12:04>・1160m手前から谷道>東北登山口
4月の最初の週末は花見登山に行こうと考えていましたが、4月の上旬は私の登山カレンダーも空白になっていて、これといった行き先が思い浮かびません。そこで山スキーをもう一本オマケにいくことにしました。前泊なしの日帰りでいけそうなところで大日ヶ岳のもう少し北にある日照岳に行ってみることにしました。
4月6日(土)朝4時20分に鈴鹿の自宅を出発。7時半過ぎには登山口に到着して45分に出発しました。送電線の巡視路を少し登り巡視路が消えたところで沢を渡り右岸の谷を登り始めました。雪に埋まった谷を昇登りつめ東西の尾根に出ると雪はなくヤブが出ています。2週間前のレポをみると山頂から登山口までスキーで下れたと書かれていましたが、
4月になってから気温は急上昇したし水曜日にはタップリの雨も降ったからこの程度は想定済みです。
P1534mで本尾根に出れば十分な雪が残っているでしょう。
ヤブ尾根には桧の巨木が沢山生えていて尾根筋だけ雪が消えている感じだ。
頭に✖マークのあるコンクリ杭が1160mの基準点のようだ。
基準点から100mほど登ったところで桧尾根は終わり落葉樹林に出ると雪面が繋がった。
前方にP1534mと本尾根が見えてきたらそこを目指すだけだ。
最後に急登をこなして本尾根に出た。倒木の大きな根っこが目印になりそうだ。
後は緩やかな本尾根を登っていくだけと思っていたらここにも針葉樹林があってその中は藪が出ている。雪面の側を登っていくと段々狭くなっていきとうとう尾根芯のヤブを歩くことになった。藪の部分はさほど長くないと思うが、気分的に長く感じる。スキーで滑降するときにこのヤブをうまく巻けるかな。
藪を抜けた後は滑降に支障なさそうだ。
左から破線尾根が近づいてきた。20年ほど前のGWにここを登ったら背丈を越える笹ヤブで敗退しそうになりながら登った記憶がよみがえる。それに比べれば今日のヤブなど何でもない。
日照山頂が見えた。手前のゴツゴツ曲がりくねった木がシンボルツリーらしい。
12時4分、山頂に立つと御前峰もくっきり見えるし
三方崩山も手に取るように見える。
尾根の奥には西日照岳から別山まで見えているが、西峰まで行くつもりはない。平坦な尾根で繋がっているので遊ぶのにはいいが、時間がもったいない。
山名板は木の上の方にかけられていた。何mも雪が積もるところなので冬なら丁度いい高さなのだろうが、気が付くのに時間が掛った。
穏かな日だったので山頂でツナデニッシュとコーヒーでランチにした。
ランチを終えたらスキーブーツに履き替えスキーを付けた。
さぁダウンヒルの始まりだ。下に見えるダム湖の辺りまで下るわけだが、どれだけ滑れるかな。
先ずは山頂の斜面を下ってみる。思いのほか良く滑っていい具合だ。
本尾根はさほど急なところもなく余裕で滑れる。
ヤブ尾根のところまで来た。南向きの右斜面は雪が落ちていてうまく巻けそうにない。日影の左斜面をへつるようにして巻き下ってみた。「ヨッシャー」うまく下れた。
P1534mから東西尾根を滑る。下り初めの急斜面だけ気を付けて下ればあとは問題なし。
桧尾根まで来たら観念して板を外して尾根を下った。
・1160mの手前左の小谷を下れそうだ。山スキーの場合ここを滑って下の大谷に出るようだ。小谷を慎重に下り大谷に出たら雪質も良く快適な滑りだった。日当りの悪い谷の雪質は安定していて安心して滑れた。結局、板を外したのは桧尾根の標高差100m分だけで殆んどスキーで降りてこられた。
登山口近くの小沢を渡るところで板を外し国道に出ると今朝の登山口とちょっと違っていた。こちらが本来の登山口のようだが、国道を少し歩いて南に戻ると今朝の駐車地に着いた。どちらも国道横のチェーン脱着場みたいなところで赤テープや巡視路のサインがついているところもそっくりだった。結果良ければすべてよしだが、やはり北側の登山口から登った方が登り易そうだ。次回に来るときは国道のトンネルを確認してから車を止めよう。
これで今シーズンの山スキーは本当のファイナルとなったので今後は花見登山に専念できそうだ。