【 日 付 】2023年5月3日(水)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】池ヶ谷登山口>入道ヶ岳>イワクラ尾根>県境稜線>宮指路岳>ヤケギ谷登山口
アカヤシオは見た。カタクリも見た。次はシロヤシオだ。鈴鹿南部の開花を見に行こう。
5月3日(水)朝8時24分、入道ヶ岳池ヶ谷登山口を出発。登山道は所々沢に絡みながら登っていくが、大半は沢の見えないところを登るのが残念。
源流域に入って沢沿いに戻った。
源流を詰めて池ヶ谷の源頭に出た。一面に広がっていた笹原はいつの間にか消失して山芝が生えそろってゴルフ場みたいになってしまった。
沢山の登山者で賑わう山頂を後にして北の頭からイワクラ尾根に入った。山頂付近を覆うアセビが春紅葉でカラフルだ。
奥の院で安全祈願して進むとお目当てのシロヤシオが出てきた。しかし、まだ数は少ない。
シロヤシオとミツバツツジのコラボも見られる。
朱色のヤマツツジも彩を添えている。
足元にはイワカガミが多い。
岩場のあるコルは松の木谷の源頭でここを過ぎるとシロヤシオが増えてきた。
タイミング的には丁度良かったようだ。新緑の中に咲く白い花が爽やかな季節感を存分に演出している。
仏岩付近もシロヤシオが彩っている。
県境稜線に出てもシロヤシオの回廊は続く。
二つ目くらいのコブに色分けテープがベタベタ巻いてあるので左のヤブ尾根に入って大岩に出た。
ダイナミックな大岩の下部は平坦なところもあって休憩やお昼寝にはぴったりのスポットだ。
先に見える宮指路岳はマッコウクジラが寝そべっているように見える。
稜線に戻って花見を続ける。穏やかな天気の元緩やかな稜線を歩くのは何とも気持ちがいい。アップダウンの多いイワクラ尾根と違って県境尾根はゆったりしていて花見にはもってこいだ。
カワラコバ分岐まで来たが、もちろん宮指路山頂へ最後の登路を進む。
13時15分、宮指路岳山頂に着いた。男性二人組以外誰もいない静かな山頂だった。鈴鹿南部の稜線は大体こんな調子だ。
下山はヤケギ谷道で普通に下る。
東海展望から望む仙ヶ岳の双耳峰は、いつになく穏やかに見える。
伊勢湾は春らしく霞み気味だ。
シロヤシオもフィナーレだ。
14時48分、大石橋の登山口に降り立った。
シロヤシオの開花は狙い通りで存分に花見を楽しめた一日だった。