【 日 付 】2023年4月28日(金)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】コグルミ谷9:30>6合目>御池山頂11:25分>真ノ谷>冷川岳山腹道>白瀬峠>冷川岳>丸尾>犬帰谷右岸尾根>R306駐車地14:30
4月19日に御池岳のカタクリを見に登ってみたのですが、肝心のカタクリの花は、たったの二株しか見られずニリンソウもまだまだ少なかったので4月28日(金)に登り直してみました。
前回と同じようにR306の犬帰橋の手前に駐車して国道を歩き始めました。国道端にはムラサキケマンやキケマンの花が咲き乱れて出迎えてくれます。
ふんわりしたクサイチゴも咲いている。
橋の手前の吹付擁壁にはイブキハタザオの白い花がびっしり張り付いています。アルカリ土壌が好きだからって、モルタル斜面に貼り付かなくても良さそうなものだが。
橋を渡ると今度は鮮やかなヤマブキの花が垂れ下っている。ここまでは前回と同じ様子だ。問題はこの先になる。
9時半、コグルミ谷登山口に着きました。
タテ谷出会いまではスミレやケマン類の花が多かった。
前回は蕾や半開きが多かったニリンソウは全開で迎えてくれた。
小さなヤマルリソウも見られる。
ヒトリシズカとかシロバナネコノメソウは花期が終わったのか咲いていなかった。それでもこの谷は鈴鹿でも最も花の多い貴重な谷だ。
草本のヤマブキソウも咲いていた。木本のヤマブキは林道などでよく見るが、草本のこの花はここでしか見たことがない。
カタクリ峠が近づくとカタクリの花も出てきた。あちこち咲いていて今回は大丈夫のようだ。
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6合目のカタクリ峠に着いた。
標識の下にも何株か咲いているし周りにも咲いていた。傍らの大きな木をリスが登って行ったが、一瞬のことでシャッターを押す間もなかった。
7合目から八合目に掛けてもカタクリはポツポツ咲いているものの例年よりも少ない。まだこれから咲いてくるのだろうか。ちょっと寂しい感じだ。
8合目を過ぎて浅い谷道に入ると両側の斜面はバイケイソウに占領されている。
僅かな隙間にニリンソウが咲いているが、もはや息も絶えそうだ。有毒のバイケイソウは鹿も食べないのでのさばる一方だ。
先行者が立ち止まって谷筋を指さしている。リスが上からチョロチョロと降りてきた。光学望遠一杯でも大きく写らなかったが、高画質カメラだったのでトリミングしたら写っていた。
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以前、9合目付近でキクザキイチゲを見たことがあったので探してみたが、見つからなかった。
代わりにヤマエンゴサクでも撮っておこう。
11時25分、御池山頂に到着。
ニリンソウは山頂付近にも咲いている。
カレンフェルトの小尾根を進んでボタンブチに行こう。
手前の天狗の鼻岩にも寄って行こう。
ボタンブチでも登山者が昼休憩を取っていた。
幸助の池でランチにした。ここではキクザキイチゲの青花を見たことがあったので探してみたが、やはり見つからない。時期が会わないだけだろうか。
テーブル巡りでドリーネが作り出すたおやかな景色を楽しんら奥の平の方に戻りアナグマの巣のところから北東尾根で真ノ谷に下った。一本西側の・1241m北東尾根よりもこちらの方が傾斜が平均していて下りやすいのだ。
真ノ谷に下りたところで対岸のジグザグ道を登れば冷川岳の山腹道に出る。ジグザグ道のところからカタクリの回廊後半部が始まる。出だしはカタクリも出てきて順調だったが、山腹道に入るとほとんど見当たらなくなった。ここも咲いてくるのはこれからだろうか。今年はアカヤシオの開花が10日くらい早かったので心配したのだが、カタクリの方は平年並みなのだろうか。
白瀬峠に着いたらⅤ字に折り返して冷川岳に登る。
白瀬峠付近にもカタクリは咲いていた。
冷川岳に着いたら丸尾に入った。
丸尾ではミツバツツジが奇麗だった。
足元のカタクリも多かった。今日のカタクリ巡りは寂しいところもあったが、これでフィナーレだ。
丸尾を・906mまで下ったら左折して犬帰谷右岸尾根に入った。広場に尖がり岩があるので見逃すことはないだろう。
右岸尾根にはシロヤシオも咲き始めていた。
鮮やかなシャクナゲも咲いていてフィナーレを飾ってくれる。
尾根の末端は国道の擁壁で降りることはできないので末端付近から折り返すようにしながら右の谷に下りた。谷の対岸を10m程登るといつもの廃林道の終点に出た。
廃林道を下り国道に出て駐車地に戻った。(14:30)
今年のカタクリ巡り一発目は完全に空振りだったし今回も数が少なくて寂しい所もあったが、花弁を反り返らせて美しい花色で目を楽しませてくれた。何よりお天気は最高だったので言うことはない。
他のお花も見たい方はこちらで
http://skywalk3.livedoor.blog/archives/19411226.html