【日付】2023年4月22日(土)
【山域】鈴鹿北部/比婆山
【ルート】ミステリー
【天候】晴れ
【メンバー】kitayama-walk、M女、biwaco
【コースタイム】林道P8:30-比婆山(ランチ)11:40~12:40ー14:20駐車地
「急ですが、白玉のお花見に行きませんか?」
kitayamaさんからお誘いメールが来た。2週間前の林道歩きで痛みだしたヒザが心配だが、グズグズしていても仕方ない。少し迷ってからGOサインを送る。
途中のコンビニで待ち合わせ、目的地へ向かう。今畑から落合辺りの狭い路肩は登山者の車がひしめいている。空きスペースが無いのか引き返してくる車も。毎年この時期、霊仙山へのお花見登山者が押し寄せる。以前はこんなに多くなかったのだが…?
もう少し林道を進む。予約したわけではないが、いつもの空地はちゃんと待っていてくれた。
ここへは3年連続のお参りだ。ご先祖の墓参りも満足にやってないのに好きなことには律儀になる。林道を少し歩き、左手の斜面に取り付く。いきなりの急斜面に足も心肺も悲鳴を上げる。kitayamaさんも私と同じ心房細動の診断が出たというのに、相変わらずの健脚ぶりだ。ズンズンと先へ進んで行かれる。
ところどころ白玉の姿が現れ始める。ほとんどがピンポン玉かゴルフボールのような丸い蕾だ。少し早すぎたかな?
良く見ると花弁が落ちて3本のメシベが空を仰いでいるものも。あれ?散ってしもてるわ。どうやら昨日の強風で飛ばされたようだ。トキオリテニスボール級の大玉も見られる。
尾根に乗ると斜度が緩む。空は晴れているが、吹き付ける北風が冷たくて、急斜面でかいた汗も引いてしまう。アウターを着たまま。さすがのkitayamaさんもウインドブレーカーを引っぱり出している。
「男鬼入谷城址」の看板がある広場で一休み。ここから南側の支尾根を辿れば猿ヶ山に行ける。2年前、kitayamaさんが猿ヶ山へ向かったのに気づかず、私は比婆山への尾根に進んでしまった。あとで気づいてドッキングできたが、山中ではケータイ電波も届かず、もちろん呼んでも声は届かない。要注意!
ひ弱な足には堪える登りをこなすと、比婆山手前の眺望ピークに立つ。南東方向に御池岳や鍋尻山がクッキリ。霞んではいるが御在所山~雨乞岳も視野に入る。
ここから右へ折れるとすぐ小さな山名プレートが幾つもある比婆山。ちょうどいいランチタイムだ。眺望が開けた東側にデーン!と雄姿を曝すのは霊仙山。まさに「霊仙ビュー展望レストラン」だ。霊仙の右には三国3山や烏帽子岳も並ぶ。風を避けて少し下った日向で店開き。
1時間の休憩を終え、腰を上げる。比婆神社の奥宮にお参りしてから参詣路の石段を降りていく。地形図にもある車道が出来てからは歩く人も減ったのか、道は枯れ葉や崩土に埋まってわかりにくいところも。
下部で参詣路に合流し、男鬼峠を経て廃村男鬼。道端のあちこちに咲く白玉やウラシマソウ、ツルニチニチソウなどの写真を撮りながら、谷沿いの舗装路をブラブラと駐車地に戻る。
まだ14時を回ったばかり。こんなに早く下山したというのに、足腰はしっかり疲れていて充足感、疲労感はタップリだ。
誘って頂いたお二人には感謝。帰路は高速は使わず、眠気を抑えつけながら安全運転で。
~びわ爺