【 日 付 】2023年2月27日(月)
【 山 域 】 美濃
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】親谷橋8:00>右岸尾根>北東尾根>東尾根合流>天狗山頂11:40>往路滑降>親谷橋14:45
まだ2月末だと言うのに鈴鹿の山から雪が消えてしまったので例年のようにフィールドを美濃に移して雪遊びを続けます。
2月27日(月)美濃シリーズの最初に選んだのは天狗山です。この山は東尾根から登ることが多かったのですが、今回は北東尾根に挑戦してみました。
朝8時前に親谷林道の入り口に来てみると愛知と岐阜ナンバーの車が一台ずつ止まっていました.。
尾根の取り付きは親谷右岸になるのですが、尾根の末端はコンクリ吹付の擁壁になっていて取り付けないので親谷橋を渡ったところから右岸をトラバースして右岸のズルズル急斜面を這い上がりました。
苦労して尾根に出てみると立派なルートが付いていました。プラ杭が続いていたので送電線の巡視路のようです。
ルートを登っていくと徳山ダムの送電線に出ました。
更に尾根を登ったところに南の鉄塔に向かうトラバース道の分岐もありました。
大きな崩壊地のところからはお得意の東尾根が見え、その高点でこちらの北東尾根と合流するはずです。
650m附近から雪道が繋がってきました。
1000m付近から広い斜面が出てきました。ここを登ればco1080mの合流点に達するはずです。
北向きの斜面は雪が融けないせいか柔らかくてズボズボ足が沈みます。スキー道具を担ぎ上げるのが精一杯でワカンなど持ってきませんでしたからツボ足で登り続けます。
太いブナも出てきて雰囲気は抜群です。
東尾根の合流点に着きました。
後は吊り尾根で天狗山頂に向かうだけです。
天狗山頂も見えました。
最後の急斜面を登れば山頂です。
11時40分、天狗山頂に着きました。程よい広さと展望抜群の山頂は気持ちよく満足感を得られます。
西には金糞岳が巨体を誇っています。
北東には美濃盟主である能郷白山が輝いています。
東には小津権現山から花房山、雷倉まで小津三山が連なっています。
北西の山々は落葉樹林の隙間から眺め渡すことができます。北の縦走路を少し下れば美濃の山々を一望できるのですが、時間と体力節約のため割愛しました。
樹間越しでも個性ある山々が十分に楽しめます。鋭鋒で有名な蕎麦粒山も南から見ると量感のある山容を見せています。
トンガリピークが目立つ高丸(左)と烏帽子山はどこから見てもそれと分かるランドマークです。
山頂で簡単にランチを済ませたらプラブーツに履き替えスキーを付けました。急斜面のところを慎重に下り吊り尾根をクロカンで1080mの尾根合流点に戻りました。
雪の柔らかい北斜面も短いフリーベンチャーで潜ることなく滑って行けました。
800m付近の尾根が水平になった附近で雪が切れたので板を外して50m程歩きましたが、また雪が復活したので700m付近までスキーで降りられました。
帰りは巡視路で尾根の末端まで下りられるだろう思い降りてみましたが、降りてみると2m高ほどのフェンスと3mほどのブロック擁壁が続いていて国道に下りられません。右の方に歩いていくとフェンスが切れたところがあってコンクリ階段も付いていました。やれやれ無事に国道に下りられました。
親谷橋を渡ると朝方の2台は止まったままでした。彼らは上谷山のほうに登ったのでしょうか。私は登ったことがないけどいいところかな。
14時45分、駐車地に帰着。
北東尾根は初めてでしたが、登りやすくスキーでも下れて満足できました。何しろ国道からヒョイと取り付ける手軽さは美濃の山では異例に便利です。それでいて山頂の雰囲気は本格的で、もう行かない手はありませんネ。