bowacoさん、こんばんは。
>「レポ担はびわ爺!」
「庶務課長」のグーさんの宣告。耳を疑った。なんでやねん(?_?)
無事下山して集合した道の駅。「お疲れさま」「ありがとうございました」
みんなで労をねぎらい奮闘を讃えあう。その直後に「白羽の矢」が飛んできたのだ。
レポありがとうございます。
>「スノー衆」のレポ命名は2度目のはずだ。1回目がいつだったのか、記憶にない。
幸い、主管の山日和さんが用意してくれたメンバー表に「実績」一覧が載っている。レポを書く前に記録をチェックしてみた。
5年前の「猫ヶ洞」か…。とわかっても、何を書いたのか覚えがない。
その年はスノー衆が4回も行われたが、その全部に参加できた。体調が良かったのだろう。5年間のブランク、体力の経年劣化を痛感させられる。
その年は~~私は猫ヶ洞だけでした。4回ともフル参加はすごいですね!!
>今年は、大雪なのか寡雪なのか、もう3月の声を聞くのに気紛れな冬将軍に振り回されている。当初の行先「大嵐山」は、天気予報を見て県境の油坂付近まで東へずらされた。
「野田ヶ大和」。とても山名とは思えないような山だが、県境の西側、谷を挟んだ点名「鮭ヶ洞」の隣りのca1270ピークがそれだ。名前の由来が気になるが、「大和」は「たわ」と読み、「たおやか」=緩やかという意味を込めたものらしい。(詳しくは増永迪男「福井の山150」を参照)
レポを読ませて頂くまで「ノダガヤマト」と思っていました
>白鳥ICに近い道の駅「清流の里しろとり」に勢ぞろいした「野田ヶ大和の12人」は、辺りが白んだころ、車3台に分乗して登山口へ向かう。
大きく「8の字」を描く油坂トンネルで県境の地下を潜り抜け、福井県側の越美トンネルの西口近くに格好の駐車場所がある。さすが、催行主管の事前調査は行き届いている。part1例会は駐車場設営作業から始まったらしいが、今回は立派な舗装広場が貸し切り状態で用意されていた。
あ~あの道の駅とすぐ思い浮かべることができました。
>そう言えば、私も参加した1昨年最後のスノー衆も、この山域だった(赤樽山~徳平山)ことを思い出した。国道を挟んだ南側ではあるが、標高も今回の野田ヶ大和と同じくらい。登山口から最高点までの標高差は600mほどである。
じつは今回の参加は逡巡した結果である。1昨年の夏、「厄病」に取り付かれ、山遊びに黄信号が灯ってしまった。それ以来、体力・脚力が疲弊し、以前のように歩けない。集団のテンポを乱すのは心苦しいなア…。と殊勝なことを理由に躊躇っていたのだが、このくらいなら付いて行けるかもしれない、とエントリーしたというわけである。さて、どうなる事やら…。
変更になった行き先がどんなところなのか・・・(元の行き先でもあんまりわかってはいなかったけれど )
>旧国道から尾根に移るところで全員スノーシューを履く。残雪の上に新雪で薄化粧した足元はまだ固く、壺足でも踏み込みはなさそうだ。
北に向かって長く延びる尾根はそんなに斜度はきつくないのだが、「龍の背中」のように波打っていて時折急な壁が現れたりする。大半のメンバーがなんの問題も無く進んでいくのだが、やはり最後尾は私の定位置になってしまう。
「チェーンスパイクに履き替えたほうが歩きやすいよ」
見かねたsatoさんとわりばしさんのアドバイスを有難く聞き入れる。スノーシューで山歩きする企画なのに…と、ポリシー違反への申し訳なさが頭に残るが、これ以上遅れがひどくなるのも許されないだろう。
厚意に甘えてシューの片方ずつをお二人に担いでもらう。足も肩も軽くなった! 緩斜面になると快調に足を運べる。気分まで軽くなる。
最初の登りで音をあげそうになっていたところでちょっと長く待つことができて、私は大いに助かりました
>天気予報通り、この尾根上空を境に東西の空模様が極端に違う。しかし次第に曇っていた西側の山々も姿を現し始めた。「あれ、荒島?」「平家と美濃平家じゃない?」など、の会話も聞こえてくる。
「ファイトぉ!びわ爺」「がんばれ~!よいしょォ」
グーさんの叱咤激励が後ろから、サイドから。しまいには背中をプッシュまでしてもらう。エールに応える声も次第に小さくなりがちだが、ひたすら足を運ぶだけ。
私もひたすら遅れないようにと歩いていました。
>シュークリームさんのスマホも時折、カワイイ奇声を発する。そのスマホちゃんが、もう標高1000mを越えたことを知らせてくれた。
そのうち山頂台地のような平坦地になり、ブナとミズナラの林の中を進む。本来なら天上の楽園のような世界なのだが、今の私にはそれに浸っている余裕はない。
山日和さん、おどさん、副館長さんら先頭グループには何度待たせてしまったか…。しかし、道の駅での出発ミーティングで「遅くとも山頂に11時」と聞いた気がする。時計を見ればまだ1時間近く残っている。なんとか予定タイムには到達できるかも? 根拠ない願望が頭をめぐる。
バーチャリさん、が「天国への階段よ~」とおっしゃっていましたが、本当にそんな感じ(見たことないけれど)でテッペンヘ続いていましたね。
>「龍の背」は首にも凹凸があり、なかなか頭のテッペンに行き着かせてくれない。右手に見えているのは鮭ヶ洞のはずだから…と最後の段差を乗り越えると、釜の底を引っ繰り返したような丸いイタダキが出迎えてくれた。「大和=たわ」の由来に納得させられる地形である。予定タイムもなんとかクリアだ!
名の通り真っ白な白山、白い冠を被った御嶽、すぐ近くに大日ヶ岳、南に連なる滝波山~平家岳の山並、まだ残る雲に見え隠れするのは能郷白山…と、教えてもらいながらの山座同定。北西方面の雲が取れないのが残念ではある。
東側に延びる尾根の先が「鮭ヶ洞」らしい。首脳会議の結果、鮭ヶ洞は見るだけで、ランチ後は予定ルートを少しカットすることになったようだ。
ここの景色を見ただけで満足でした~~
>陽射しが暖かい。樹木が(雪に埋もれて)少ないせいか北西の風が時折強くなる。風さえなければ…と少し移動してランチ場を決定。さっそくスコップ隊が出動してテーブル建設に。12人が1辺3人ずつの正方形テーブルが出来上がる。いつものヤブコギ流宴会席の完成である。
わりばしさんの火炎放射器型調理具はいつもよりおとなしい。おどさんは今回も餅を焼いている。おでんを温めているのはクロオさんかな? 隣席の宮指路さんは蕎麦粒山から中1日、マッサージで筋肉疲れを癒してのl強行軍だって。冷凍うどんを温めながら話してくれた。
各自それぞれの昼飯づくりに余念がない。そういう私もアワワの缶を傾けながら自分のラーメン作りに追われている。
そして、いつものようにデザートの品々が回ってくる。副館長さんからは今回はドーナツ。名古屋のお店がつくる「大阪ドーナツ」を奥越の山中で戴くという不思議な味だ。クロオさんは担ぎ上げた重いデコポンをわざわざ厚皮を剥いて分配。首も回せない私は、ただただ戴き役に徹するしかないのだった。
ランチ風景はいつもの通りで、やっぱりいいですよね~~
>1時間半のランチタイムを終え、後半戦に移る。標高点・1259へは行かず、東の支尾根から林道に下ってから県境尾根に登り返しという方針。実際にはリーダーに着いて行っただけなのだが、あとで軌跡を見てわかった変更ルートである。
林道から谷筋への斜面は結構斜度がきつく、バーチャリさん、ちーたろーさんたちはキャーキャーとアトラクションを楽しみながらシリセードで滑り降りる。これがあるから残雪の山は止められない。降り立った雪に埋まった谷源頭も捨てがたい雰囲気を醸している。
スライダーが苦手な私は怖くて足がすくみましたが、歩いても結果は同じなので思い切って滑りました(*_*)
慣れると楽しくなるのかな~~
>県境稜線も往路に勝る「龍の背中」状で、登り下りを繰り返しながら高度を下げていく。東隣の鷲ヶ岳や遠く御嶽の姿も眺めながらの下山。
長い長い尾根も歩けばゴールが待っている。雪が少なくなった最後は全員スノーシューを脱ぎ、落葉で埋まる斜面を滑りながら下って旧国道に降り立つ。
駐車広場には、ちょうど16時半。
下りはどんなアトラクションがあるのかといつもドキドキです。
>今回行動スタートからラストの着地まで、コース設定をふくめ、老体を気遣って何かと支えていただいたみなさんには感謝しかない。同行のみなさんにはテンポが狂いそうなマッタリダラダラ山行だったかもしれない。こんなスノー衆もたまにはいいかな? と、お赦し願えればと思う。
願わくばレポも山歩きもこれで「最後」にならないよう、みなさんの助けを借りながら楽しめたらと思っている。さて、「あるかもしれない」と表明戴いたpart3は、どこになるのだろうか?
私も歩けるかどうか心配だったので無事に下山できてホッとしました。パート3はあるのでしょうか?でもより厳しい所になりそうな・・・
ちーたろー