【 日 付 】2023.1.9
【 山 域 】湖北
【メンバー】T、klaus99
【 天 候 】曇
【 ルート 】椿坂>妙理山>東妙理山>菅並
初めて投稿します。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年の冬、余呉の山には二度登った。
一度は、椿坂から大黒山南尾根を登って、椿坂峠を経由して椿坂に戻る周回コース。
二度目は、菅並から横山岳に北西尾根から登り、西尾根を降りた。二度ともバス利用だった。
今回は、椿坂と菅並とをつないで、その間にある妙理山を歩いた。
青春18きっぷを使って木ノ本まで行き、椿坂行きバスに乗る。
暖房が心地よく居眠りしている間に、9時42分終点に到着。
昨年同じ頃の椿坂は積雪が多く、何人もの人が除雪に出ていた。
今年は路面が出ている。人気もない。
バス停の少し北から人家の間を通って出た新道を横断する。
「桂照院跡」の看板のある辺りから登り出す。最初は泥だったが、次第に雪に覆われていく。
すぐに尾根に出る。適度な登りで高度を稼ぐ。
早く履きたくなって、早めにスノーシューを履いた。
シカさん、サルさんの足跡はあるが、ヒトさんの足跡はない。
標高760m、南からの尾根が合流する地点は分かりやすい。
大黒山からの尾根が北から合わさる標高860mは夏道の合流点のはずだが、それほど分かりやすくはない。
尾根の幅が広い所が多くて、ゆったりしている。ブナが良い。
たまには南側が開けて、雪庇が出来かけている所もあった。
椿坂は北陸自動車道に近いので、登り始めてしばらくは自動車の走行音が聞こえたが、やがてそれもなくなった。
静寂そのものだった。ブンブンいう送電線からも、少し離れている。
誰もいないし、誰の足跡もない。誰の気配もない。
大黒山からの尾根が合わさった後、顕著な円頂があったが、これは妙理山の山頂ではない。
その先更にもう一つ小ピークがあって、その先が頂上だった。
頂上には、とても控えめなサイズの山名標が下がっていた。
風もないので、頂上で食事とした。ついでに酒を直火で燗した。
- どうしたらこうなるんだろう
椿坂から妙理山に登り、何も考えずに東に向かおうとしたら、北東へ延びる広い尾根に入ってしまいそうにも思える。
それだと、何もない鷲見方面に下りてしまう。
とはいえ、菅並の方角さえ確認すれば、間違うことはないだろう。
出だしこそはっきりしないものの、すぐにゆったりとした尾根になった。
妙理山を過ぎてからは目印のテープは見当たらなかった。
尾根が十字に広がる標高850mのピークにも目印なし。
雪に埋もれているだけかもしれない。
おおむね広い尾根が続き、時々尾根上に窪地ができている。雪は重いが、のんびり歩くことができる。
東妙理山には、何の札も見当たらなかった。こちら側にもブナが多い。
標高690mの尾根の分岐には、大変さりげない、控えめな目印が付けてあった。
最後の方では植林の中の急降下となり、菅並の六所神社近くで車道に飛び出す。
高時川の水は濁っていた。
- 菅並
菅並から15時38分発のバスに乗る。
バスは17時台にもある。その方がのんびりできただろうが、天気が明らかに下り坂だった。
実際、バス停に着く頃にはぱらつき始めた。
昨年は洪水があった。川の外側に接した道路がえぐられている。祝日の今日も復旧工事が進められていた。
行きも帰りもバスにはほかに誰も乗らず、タクシー状態だった。
余呉バスを利用しての冬山散歩をまだまだ楽しみたいが、バス路線が廃止されないかが気掛かりではある。