【日付】2022年5月29日(日)
【山域】鈴鹿/ダイラ(ヤブオフ会)
【ルート】五僧峠~毘沙門谷右岸尾根~ダイラ~ダイラ頭~東ヨコネ~五僧峠
【天候】晴れ
【メンバー】kitayama-walk、びわ爺、山猫(帰路)
【コースタイム】
(往)五僧峠8:50-毘沙門谷出合9:30-p480鉄塔10:15-・732ピーク11:55-12:33会場
(復)会場14:00-県境稜線14:40ーダイラ頭15:00-東ヨコネ17:00-18:17五僧峠
「一緒に行きましょう。介護人になりますよ」
kitayama-walkさんから嬉しいメッセージが届く。明日は久し振りのヤブオフ。どうやって行こうかなとルート検討などしていたところだ。
「お世話になります」と返信をポチッ!これでひとまず心配のタネが消えた。
待ち合わせのコンビニ向かう。早めに出たので時間は十分なはずだったのに、彦根ICを通り過ぎてしまう。まさか逆走はできないので米原ICでUターン。それでも結局、予定時刻の5分前にコンビニ着となった。
多賀の河内から権現谷林道を経て五僧峠まで車で入る予定。ところが、行者の谷を過ぎた辺りで前方を大岩が塞いでいる。それまでも落石を避けながら進んできたのだが、さすがにこれは越えられない。回らない首を体ごと曲げて慎重にバックし、今回2度目のUターン。
いったんR306まで引き返し、南側の大君ヶ畑から権現谷林道へ入ることにする。林道分岐に8時過ぎ。1時間のタイムロスだ。空きスペースにkitayama号をデポ。どこまで入れるか分らないが、ダメなら3度目のUターンとなってしまうゾ。五僧峠はなかなか遠いなあ。
それでもなんとか峠に到着。車1台と自転車1台が停まっている。ここから牧田川に沿う県道を下って、毘沙門谷合流点から右岸(東側)の尾根へ取り付く。という計算だったが、どんどん先行するkitayamaさんを追いかけるうちに、分岐を通り過ぎてしまった。結局、・480pには真北からの急斜面を登ることに。
(今考えると、県道は毘沙門谷出合の30mほど上でとても下れない。気付いたあたりが旧道との分岐なので、そのまま旧道を進めば出合へ行けたのだ。出合からは巡視路があるようなので、もう少し楽に登れたかもしれない。)
- p480から烏帽子岳と時山集落
・480pには送電線鉄柱が立ち、東側のユズリハが刈り払われて烏帽子岳や時山集落が見通せる。ここからは何度もアップダウンを繰り返しながら広葉樹の尾根を南下。それにしても目立つのはユズリハ、シキミ、アセビ。シカの食害に負けない強靭トリオだ。
時山からの阿蘇谷左岸尾根と合流し、・732pからはダイラへの降り口を探しながら下る。鞍部から下れないかと思うが相方は先へ進んでしまった。仕方ない、あとを追う。ダイラの頭の手前、co730辺りから急斜面をトラバース気味に。なんども落石を起こしながら下降していくと、下から人声が聞こえてくる。開始時刻からもう1時間近く経っている。
傾斜が緩み、木漏れ日の中をヘソの会場へ到着。いつもより「密」を避けた(?)輪の中にあたたかく迎え入れていただいた。すでに自己紹介とかは終了していて、「駈けつけ一杯」みたいな到着スピーチとなった。手前勝手な自分事ばかりで、さぞお聴き苦しかったろうとお詫び申し上げる。
短時間ながら何人かのメンバーと互いのレポなどをサカナに話しができ、オフ会ならではと感謝している。ところが主催者のつうさん、山日和さんにはまともな挨拶もできてなかったことに帰路になって気づいたのだが…。まあ、レポやFbなどでやり取りしてるから失礼も許していただけるだろう、と勝手に自分を赦している。
帰路は、Dr.山猫さんが同行。時山下山組と別れ、ヨコネ3山を巡り権現谷林道へ下る予定。ダイラの頭への急斜面を左へトラバース気味に進み、co700mのコルで鞍掛峠へ向かうタイラ・アオバト組とお別れ。
- 稜線コルで2人とお別れ
さあ、本日の第2ラウンドだ。
ダイラの頭に15時。ここからは未踏の尾根で、なにが待っているかわからない。何度も歩いている2人の後ろを追い掛けるのだが、次々に波のように押し寄せるアップダウンに呼吸はアップアップで体力ダウンしてしまいそうだ。ポイントごとで待ってもらい、・757東ヨコネに17時前。
- 東ヨコネから三国岳
左に進めば西ヨコネ~最高点へと繋がる。当初予定は「余力があれば…」の条件付きだ。kazu1の轍は踏まない。欲張り心はキッパリ却下し、このまま五僧峠へ下ることにする。
一息いれて、あとは下りオンリーかと進みだしたが、そんなに甘くはない。まだまだ続く大波小波。尾根が北を向くco690mでやっと解放された感じ。
大きなザックを担いだ若者2人組が登ってきた。「この先、良いテン場はないですか?」という2人に山猫さんがアドバイス。でも水場は無いからどうするんかな?
なんでも近江国境を踏破するのだそうだ。比叡山~比良から高島トレイルを時計回り。さすがに余呉トレイルのヤブには苦労したそうだが、金糞~伊吹~霊仙を越えてここまでくれば、近江一周トレイルも半分以上は踏破したわけだ。もちろん一回でのチャレンジではないだろうが、ふと50年前の自分ならできただろうか?と考えてしまった。若者の特権だ。できるときにこその挑戦が実ることを願って別れる。
- 五僧峠の近く、こんなのありました
五僧峠へはいつもの崖下りも無く、整備された登山路でソフトランディング。白い車は消えていたが自転車は残っている。どうしたのかな?と思っていると、北側の県境尾根から男性が下ってきた。やれやれ。
この日、毘沙門谷を遡行して会場へ向かったパーティーは大半が「吸血虫」の餌食になったそうだ。尾根通しの我々は被害ゼロ!
私にはけっこうキツイ行程だったが、ほぼ予定通りの周回ができたことは満足の一日だった。参加のみなさん、同行介護のお二人に感謝!
~びわ爺