【日付】2022年4月2日(土)
【山域】奥越/木無山
【ルート】福井和泉スキー場~長倉谷林道~木無山~南尾根からスキー場
【天候】快晴~薄曇り
【メンバー】popotan、バーチャリ、シュークリーム、びわ爺
【コースタイム】スキー場P7:20-渡渉8:30-木無山10:55~12:45-co1150JCT-スキー場縁15:10-15:30駐車場
諦めていた今季の冬山だったが、なんとか3回のリハビリ登山をクリアできた。これでおしまいかな?と思っていたら、popotanツアーのお誘いが届いた。久し振り! 絶景ポイントでの焼き物宴会、ヤブコギ無し、マッタリ行動-というのがこのツアーの魅力だ。二つ返事でOKのお願い。
メンバーはヤブ板仲間の気のおけない知り合いばかり。お天気も気象庁が約束してくれた快晴山日和。近畿・東海の4県からそれぞれ車を走らせ、スタートの福井和泉スキー場に7時集合。
木無山には「スノー衆」で初めて来たことがある。いつだったか? と振り返ってみたら、もう7年も前のことだった。その後の病気や体力の経年劣化で、当時と同じようには歩けないだろう。その時のログを地図に落としてきたが、今日はツアコンの指示に従おう。
今季は閉鎖されたスキー場の駐車場に車を置き、長倉谷沿いの林道を進む。ちょうど良い固さの雪面。スノーシューは車に置いて来た。ツアコンだけは自前修理したスノーシューのテスト歩行だが、他の3人はアイゼンとチェーンスパイク。踏み込みも全くない。
「スノー衆」の時に取り付いた尾根は見送り、さらに林道を進む。スタートから1時間ほどでco740の林道終点近く。左の谷を渡渉して、北西に延びる木無山への尾根に取り付く。
- まずは渡渉
とはいっても、この斜面、私には結構キツイのだ。雪もところどころ切れていて、雑木の枝を頼りに体をもちあげる。元気なチャリ姫とシュー先生が先行し、よれよれのびわ爺のお尻をツアコンが叩いてくれる。雪面も、空模様も、周りのブナ林も、言うことない好コンディションなのだが、弱足と息切れでテンポが上がらない。
- 枇杷倉山や白山も視野に
いくつもニセピークに騙されながら、それでも足を運べばゴールには到達できるもんだ。緩斜面になり、目の前に抜け残った髪の毛のような小ヤブを越えると、名の通り木の無い木無山の坊主頭山頂。7年前もこんな大展望が拝めたのか? と思い出せないくらいの眺望。小白山から枇杷倉山、その奥には純白の白山~別山の稜線。さらに左へ経ヶ岳、荒島岳、遠くには屏風山? 山頂に360度対応の山座同定盤でも造ってほしいくらいだ。
時を忘れて見惚れるひとときだったが、思いついて時計を見ればジャスト11時。内心、山頂到達は正午を回るのを覚悟していたので、もう一度時計を見直してからホッと一息つく。
さあさあ、本日メインのランチタイムに突入だ。チャリ姫は息子さん釣果のマダイ、イカの一夜干しを、popotanは焼鳥屋さん、私も近江牛と湖産アユの甘露煮を並べる。こんなに食べられるんかいな? と心配になるが、宴が終わるころにはほぼ完食である。最若でも60代、全員60~70代の食欲に、我ながら改めて驚愕させられる。
- 山頂宴会
荒島岳を背景に記念ショットを撮って下山に掛かる。
- 荒島をバックに
2時間近くも休憩したというのに足元は怪しいぞ? 下る尾根は「スノー衆」で登ってきた南向きの尾根だ。すぐ下に崩れ始めた雪庇回廊が見えている。要注意!
雪庇の横を慎重にクリアしてホッと気が緩んだとき、アクシデントは起きた。ヤバイ!止まらん!
結果オーライでは済まされない失態だったが、みなさんに助けられて尾根上に復帰できた。ちょっと休ませてね~、心臓バクバク(>_<)
- 慎重に下ります
ブナに癒されながら緩やかな尾根を下る。・1162からは西に曲がった台地を進み、端っこ近くから左へターンしながら緩斜面を選んでスキー場方面へ下っていく。もう問題になるような危険個所はない。co900あたりの平坦地で一休み。まだ15時前だ。
ダラダラと植林帯を進むと林道の上を歩いているのに気づく。枝尾根を乗り越えたりしながらスキー場のリフト横に出る。広いゲレンデからは、下の駐車場に並んで待つ愛車が目に入る。
- ゲレンデからファイナルへ
重そうなスノボ板を抱えた2人連れが登ってきた。今ごろから? と思って声をかけると「リフトトップから1本滑ってきます」。きょう初めて出会った人は、午後から家を出たという名古屋ナンバーのカップルだった。
駐車所にはちょうど15時半。チャリ姫からのご褒美のイチゴでビタミンを補給、安全運転で帰りましょう。みなさん、いろんな意味で感謝! ありがとうございました。
~びわ爺