今日も、冬にはめずらしく、北に行くほど天気がよさそう。
江越国境を歩いてみようと思う。
音波山には、過去2度登っている。
1度目は、無雪期に余呉高原リゾート第2駐車場からピストン。
2度目は、スノー衆2019パート2で、福井県側、八飯から周回。
スノー衆では、2010パート2でも行かれているが、この時は残念ながら参加できなかった。
【江越】音波山
【日付】2022年2月14日(月)
【山域】江越国境
【メンバー】単独
【天候】薄曇りのち晴れ
【ルート】余呉高原リゾート第2駐車場7:45---9:22関西電力栃木無線中継所---10:35音波山11:40---12:35関西電力栃木無線中継所---13:15ベルク余呉スキー場---13:45駐車場
北国街道、国道365号線は、福井県側は冬季は閉鎖される。
滋賀県側は余呉高原リゾートがあるからか栃ノ木峠まで除雪されている。
来る途中、中河内集落から分かれている中河内木之本線の様子を見てみた。
除雪は集落周辺のみで、その先は全く除雪されていない。
確認するまでない、あたり前か。
余呉高原リゾート第2駐車場のすぐ南に、今は営業していないベルク余呉スキー場へ登って行く道がある。
除雪はされていないが、なぜか圧雪してある。
これを上がって行けば楽に江越国境稜線に出られるが、距離がとても長い。
左の尾根斜面は急だが、積雪は締まっているので、なんとか登れそう。
尾根尻から取付いてもよかったが、水路がある。
少し林道を登って適当なところで斜面に取り付く。
10分程で稜線に上がる。
寒かったのが、一気に、暑くなる。
上着を脱いで、シャツ一枚になる。
少し風があり、冷たい風だが、気持ちいい。
のんびりと稜線を歩く。
はじめのうちは、やや斜度があったが、次第になだらかになる。
雪はカチカチではないが締まっている。
ラッセルは要らない。
スノーシューの下山トレースがあった。
下山だからか歩幅が長く、なかなか歩幅が合わない。
鉄塔と送電線が目に付く。
気が付くと、ところどころ、ブナ林がある。
太くはないが、本数は多い。
残念ながら霧氷は付いていない。
東向きから、北向きに進路が変わり、再び東向きに変わると、送電線ではない鉄塔があった。
下部には建物があり、関西電力栃木無線中継所と書いてある。
建物の前に高さを示す柱が立っていて、2mまで雪で埋まっている。
周りの雪はもう一段高く、積雪は3m近くありそう。
- 関西電力栃木無線中継所
ここまで来ると、ブナに霧氷が付いていた。
あきらめていたので、ちょっと嬉しい。
霧氷の付いたブナ林の回廊を進む。
ブナ林が切れると、送電線鉄塔の立った雪原が広がる。
- 霧氷
- 送電線
その先に、また、霧氷の付いたブナ林が見える。
ブナは、細い木が多いが、たくさん生えている。
まっすぐ上に伸びている。
なだらかな稜線だが、歩いてみると、結構アップダウンが繰り返される。
- ブナ林
細く高い鉄塔が立っていた。
送電線用ではない。
何の鉄塔だろう?
何個目のピークか分からないが、展望のいいピークに着いた。
よく見渡すと、木にくくられた赤いプレートが雪面から出ていた。
音波山に着いた。
- 音波山
次の名のあるピーク、下谷山に行くか迷う。
時間はすでに10時半を過ぎている。
下谷山までは、今、来た距離と同じくらいある。
とても12時までには着かないだろう。
今日は、ここまでとする。
小さな雪庇の下で風を避けてのんびり休憩。
少し薄い雲はあるが、太陽の陽射しは感じる。
ポカポカ暖かい。
じっとしていると眠くなる。
目の前は、大展望。
少し遠くに横山岳。
よく見ると横山岳と重なって少し低く、安蔵山が見える。
南西の遠くには、野坂岳、岩籠山らしき山が、霞んでいる。
東の方も霞んでいてよく分からない。
- 横山岳
- 南西方向
1時間程休憩して下山開始。
霧氷はかなり落ちてしまった。
気温が上がったので雪が少しだけ柔らかくなった。
急斜面の下降は避けて、ベルク余呉スキー場へ向かう。
林道をゆっくり歩いて下山した。
- ベルク余呉スキー場の道
駐車場に着いたら、まだ、2時前だった。
ネットに上谷山まで日帰りで行った記録があったが、さすがに、私には無理。
下谷山までなら、なんとかなると思っていたが、体力と気力が落ちたようだ。
前回登った花房山は、延々と植林を登って、山頂部分だけで展望歩きだった。
ここは、駐車場からわずか標高200mほど登るだけで、気持ちのいい散歩道が延々と続く。
クロオ