2022年の初登りは、大雪の養老山地へ西側から登ってきました。
【 日 付 】 2022年01月03日(月)
【 山 域 】 養老山地
【メンバー】 単独
【 天 候 】 曇り時々小雨のち晴れ
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
06:45 (--:--) 90m 0.0km 駐車地 出発
07:15 (00:30) 230m 1.9km 巡視路口(付近)
08:10 (00:55) 486.7m 2.8km 三角点486.7
09:25 (01:15) 669m 4.2km 669m
10:35 (01:10) 908.3m 5.2km 笙ヶ岳
11:45 (01:10) 685m 6.8km 大洞谷付近 昼食休憩
12:00 (00:15) 685m 6.8km 大洞谷付近 出発
13:15 (01:15) 769m 8.9km 笹が原
13:30 (00:15) 841m 9.3km 小倉山
13:50 (00:20) 858.9m 10.2km 養老山
14:00 (00:10) 850m 10.4km 林道下山分岐
15:50 (01:50) 276m 15.8km 林道ゲート
16:10 (00:20) 125m 17.0km 国道出合
16:40 (00:30) 90m 19.1km 駐車地 到着
【 距離 】 19.1Km
【 累積標高 】+1396 -1396m
【 時間 】 09時間55分
Googleフォト :
https://photos.app.goo.gl/zrwfkJNF2TLtH9GYA
Garmin Connect:
https://connect.garmin.com/modern/activity/8053716214
ルート地図 :
https://blog.ss-blog.jp/_images/blog/_d ... 03_map.jpg
クリスマス寒波と年末寒波で、琵琶湖東部の山にも大量の雪が降り注ぎました。 本来であれば鈴鹿に行きたいところですが、三が日真っ只中なので道が混むと予想し、近場の養老山地に登ることにしました。
笙ヶ岳や養老山であれば、一般的には養老の滝方面からの登りますが、以前から歩いてみたいと思っていた西側から林道も利用して周回で計画しました。
登山開始は笙ヶ岳の西尾根の末端にある東山からスタートします。 集落までは除雪された車道を歩き、集落手前で林道に入り尾根を進む破線路へ入っていきました。 破線路は、今も巡視路として利用されているのか、良い道が続きます。 ここまでツボ足で来ましたが、斜度が強くなる前にスノーショーを履いて行きました。
コース途中には鉄塔が2つ立っており、前後に巡視路があるだろうと思っていましたが、各鉄塔から先には若干の藪があらわれます。 しかし1つ目の鉄塔は、鉄塔工事で古い作業道が無くなっただけのようで、すぐに先程までの良い道が現れます。
1つ目の鉄塔から鈴鹿方面
両鉄塔間にある三角点手前で地図の破線通りに右にトラバースしていますが、ここは三角点へと登っていきます。 ピーク前にある三角点は雪で気が付かない間に通過し、一旦鞍部へ降下しました。 鞍部付近で右から巡視路と合流し、鉄塔まではつづら折れの道が付けられ、気がつくと鉄塔が見えてきました。 いつの間にか周囲は濃いガスに覆われており、鉄塔からの展望は無くパラパラとみぞれが降ってきます・・・。
ここまでは序盤で、「笙ヶ岳」まではまだ2km近くあります。 鉄塔からは再度藪となりますが、左に植林が見えてきてそちらへ向かうと、尾根沿いに作業道があらわれます。 ここから「笙ヶ岳」までは、左に植林、右に二次林といった風景が続きました。
669m地点の前後で、急登が現れ体力を消耗しますが、この日は正月の休み開けで体調は万全です。:) 標高が800mを越えると雪山の雰囲気が漂い始め、周囲の木々は完全に凍りついています。 積雪量も増え、スノーショーで10cm以上は沈み込みます。(ここで積雪30cm以上?) そして標高860mの笙ヶ岳の手前のピークに到着すると、前方に薄っすらと山頂が近くに見えてきました。
山頂手前で多少傾斜が強まりますが大したことは無く、出発から3時間50分ほどで笙ヶ岳に到着しました。 当然ながら山頂からの展望はガスに覆われ皆無ですが、その分気温も上がらず雪で白く凍てついた木々が綺麗に見られました。
山頂での休憩もほどほどにして、予定通り「養老山」へと向かいます。 ここからはテープを追って登山道を進みますが、想定以上の雪でテープが隠され何度か見失います・・・。 とは言え、GPSで現在地を確認し、登山道がある付近にあるテープを見つけながら降りていくと、破線路付近でようやく見失うことのない登山道に復帰できました。 その登山道も雪の重みで枝や幹ごと倒れ、行く手を阻んでおり一筋縄では通れません。
登山道を覆う枝を上部から迂回
大洞谷との出合いで沢へ降りますが、ここからの登山道も雪に覆われ不明瞭でした。 大洞登山口との分岐で左に折れると、沢も細くなり歩きやすい道となりました。 ここからは深い雪を別として、ベンチや道標も多くなり迷うことは無くなります。 この付近で昼食休憩を取りますが、まだ予定コースの1/3をやっと越えたところでしょうか。
もみじ峠と呼ばれるところを通過すると、道は階段なども整備された遊歩道となりました。 雪のない時期であれば、楽々歩けるところでしょうが、幾つものピークを通過するため、思ったよりも時間が掛かりました。 そして笹原峠が見えてくると、ここで初めて登山者を見かけました。 ここから先は歩く人も多く、圧雪路のハイウェイが続いていました。 一気に速度が上がり15分ほどで「小倉山」に到着します。 丁度天気が回復し、周囲の景色を見たところで最終目的地の「養老山」へ向かいます。
「養老山」までは雪道のハイウェイが続き、楽できます。 途中で林道と出合いますが、この林道で下山します。 すでに14時を廻っていますが、林道なので日の入りの17時には下山できるだろうと下っていきました。 幸い林道は初めのUターン以外はなだらかな尾根を下るので、一定速度で降りていけました。 15時を過ぎると雲もほとんど晴れ上がり、日差して雪が溶けるか心配でしたが、それほど緩くなることも無く最後までスノーシューで快適に歩いていけました。
林道から霊仙山(左)
特にトラブルなども無く、林道出合から2時間ほどで林道ゲートを越え、集落に到着しました。 車の轍が現れた所でスノーショーを脱ぎ、最後は国道沿いを歩いていきますが、歩道の雪は除雪されることは無く5cmほどの雪の上を2km先の駐車地まで歩くというオチが付きます・・・。 駐車地には日の入り前に到着し、「猿登」に隠れた夕焼けを見ながら帰路につきました。
おど+