先週に引き続き、やぶこぎの方にはあまり馴染みのない山をご紹介します。
【 日 付 】 2021年12月11日(土)
【 山 域 】 伊那山地
【メンバー】 単独
【 天 候 】 快晴
【 ルート 】
時刻(差) 標高 距離 場所
07:25 (--:--) 813m 0.0km 林道駐車地 出発
07:45 (00:20) 963m 1.5km 鬼ヶ城山登山口
09:00 (01:15) 1483m 2.8km 鬼ヶ城山 (10分休憩)
09:40 (00:40) 1501m 3.1km 鬼ヶ城山東峰
10:15 (00:35) 1688m 4.1km 1688mピーク
10:45 (00:30) 1818.7m 5.1km 氏乗山 休憩
11:05 (00:20) 1818.7m 5.2km 氏乗山 出発
11:20 (00:15) 1655m 5.9km 氏乗山西鞍部 昼食休憩
11:35 (00:15) 1655m 5.9km 氏乗山西鞍部 出発
11:45 (00:10) 1672m 6.2km 周回分岐(1688m南)
12:40 (00:55) 1328m 8.1km 四等三角点(木鉢)
13:25 (00:45) 1192.9m 9.7km 喬木山
14:25 (01:00) 862.1m 11.6km 四等三角点(かくし洞)
14:50 (00:25) 970m 12.3km 林道出合
15:15 (00:25) 813m 13.7km 林道駐車地 到着
【 距離 】 13.7Km
【 累積標高 】+1615 -1615m
【 時間 】 07時間50分
Googleフォト :
https://photos.app.goo.gl/pkFp6ZCnyEQULvtF9
Garmin Connect:
https://connect.garmin.com/modern/activity/7948409488
ルート地図 :
https://blog.ss-blog.jp/_images/blog/_d ... 11_map.jpg
長野県の伊那谷の東に、大鹿村の「大西山」から飯田市の「戸倉山」まで南北に30kmほどの長い稜線が延びており、以前からこの稜線を少しづつ歩いています。 その中の「氏乗山(うじのりやま)」へ登った際に、西の「鬼ヶ城山」方面への標識が立っており道があることを知りました。
今回は、その鬼ヶ城山から氏乗山へと向かい、帰路は南の「喬木山(たかぎやま)」へ周回する事を計画します。
登山口は、南アルプスの南部に向かう時に利用する「矢筈トンネル」の手前の林道奥にあります。 この付近も「三遠南信自動車道」が途中まで開通したことで、以前よりは早く行けるようになりました。
トンネル手前の鬼ヶ城沢川で橋を渡り、川沿いの林道を奥へ入っていきます。 林道を一部利用し周回するので、路肩に駐車可能なところに停めて出発します。
まずは、「鬼ヶ城山」へ向かいますが、林道途中に登山口があるので、そこから登山道を登っていきました。 所詮は登山道だろうと登っていきますが、これが一筋縄では行きません…。 次第に傾斜が強まり、前回に引き続いて落ち葉が滑り、気を抜くと急斜面を滑落しそうです。
一部を除いて山頂までは終始急登の尾根が一直線に続いており、当初予定をオーバーし1時間以上掛かってしまいました。 山頂に到着すると、古い神社があり今も周辺一族で守られているようです。
ここで休憩し予定通り「氏乗山」へと向かいますが、ここからが初めの核心部となります。 東に急斜面を下ると、すぐに岩が現れ3mほど間がすっぱりと来れた切戸(キレット)となっています。
北側から通過しますが、踏み跡やテープなどはほとんど無く、先程までと同様落ち葉が積もっているので、ここはチェーンアイゼンを履いて通過していきました。(幸い、ロープを使うほどではありません)
通過後は、先程の光景が嘘だったような広い尾根となり、踏み跡もシッカリついた作業道があらわれました。 標高を上げて周回予定の分岐から先では、源頭と行った感じの気持ちの良い林となっていました。
帰路はここで休憩することとし、更に東へと向かいます。 尾根は所々細くなりますが、急登なども少なく歩きやすいところが続きます。 標高が上がるとまた雪が見られだしますが、標高の割には1・2cm程度です。
山頂が近づくと尾根が広がり、つづら折れに登っていくと呆気なく「氏乗山」の山頂に到着しました。 山頂は展望も無く薄暗いところですが、樹間から僅かに南アルプスの白い山を見ることが出来ました。
山頂を後にすると来た道を戻ります。 15分ほど戻ると、先程の雰囲気の良い休憩適地に到着しました。 すでに11時を過ぎているので、昼食休憩としていきます。 風が吹いていますが、それを避けた南斜面の日当たりの良いところで、マッタリと休んでいきました。
食事後は、周回予定の分岐に向かい登り返すと、踏み跡のある南西尾根を下っていきました。 こちらの尾根は境界となっているようで、尾根沿いに赤い杭と踏み跡が続いていました。
こちらの尾根も所々で左右に崩れたところがありますが、危険などはなく通行には支障ありません。
途中までは尾根の分岐に間違えないように進む程度で、調子よく下っていきました。 しかし、尾根が鋭角に1328m三角点へ折れるところで、脆い岩ごと樹木が右の谷に崩れているところに出ます。 岩尾根となっていますが、尾根の上は今にも崩れそうなので、安全を見て南斜面をトラバースしていきました。
ここが下山コース一番の難所で、その後尾根筋は安定しますが、地図にない尾根がいくつか現れ、翻弄させられます。 その後もいくつかのピークを越えて、「喬木山」に到着しました。 樹林の中の山頂ですが、切り開きからは中央アルプスなどが見えます。
ここからは下山となります。 西尾根を進むと程なくして獣避けの柵が現れ、予定の尾根にその柵が続いていました。 柵沿いに降りる簡単なコースと侮りますが、ロープの設置された急斜面や、崩壊地横を通るところなど中々厳しいところもあり、最後まで気は抜けません。
862.1m三角点で左へ向かい北西尾根を下りますが、思ったよりも急斜面で慎重に降りていきます。 最後は、植林の間伐地に到着し、その後無事林道へと辿り着き25分ほどで駐車地へと戻りました。
おど+