【鈴鹿】第25回やぶこぎネットオフ・雨乞岳から鈴鹿の上高地
【山 域】 東近江市:鈴鹿/雨乞岳・東雨乞岳・七人山
【日 時】 2021年10月30日(土)
【コース】 鳴野橋・甲津畑登山口-千草街道-杉峠-雨乞岳
-東雨乞岳-七人山-コクイ谷出合付近-オフ会場
-小峠-杉峠-鳴野橋
【メンバー】矢問単独 / 参加者28名
http://www.komachans.com/2021rep/yabukogi.html
やぶこぎネットの第25回オフ会は10月30日(土)に鈴鹿の上高地に集合だ。
義父母の介護や、芦生研究林や森林インストラクター活動、能勢妙見山の整備活動さらに
コロナ禍となり他府県の山にはずっと行っていない。
鈴鹿や奥美濃や越美の静かで渋い山をともによく同行した山日和さんとも長らく会ってい
ない。記録を見るとやぶこぎネットのオフ会に行くのは9年ぶりとなる。
体力減で短いルートで行くことも考えたが、自分への挑戦で9年前の同ルートで行く。
朝3時20分に家を出た。インターチェンジが家から5分の所に出来たのはありがたい。
八日市ICを出て、2台のナビ通りに走ると登山口まであと2キロ位のところの甲津畑で
集落内に入った。
「えっ???、過去3回ここへ来たけどこんな道は通っていない!」軽自動車が走るのも
やっとのような幅の集落内のくねくね道路ではないか!
「真っ暗だし普通車は石垣や溝まで数センチの余裕のみ。こ、これ、核心部だな・・・」
こんな道の走行は記憶に無いし、冷や汗がでた。車体を擦らずになんとか通過出来た。
「なぜこんなルートをナビが・・・」そのあとは登山口へと向かう道を自己責任で進む。
甲津畑登山口の手前に軽自動車が1台とまっていた。
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5:50
僕は少し先の鳴野橋の手前の膨らみまで行って駐車して薄暗い中を出発。
甲津畑登山口には「熊出没」の看板。静かすぎてやや不気味。
スタートして15分ほどしてから熊よけ鈴をつぶら下げた。今日の日の出は6:16a.m.。
「こんな道だったかなぁ・・・」9年ぶりの千草街道の雰囲気の記憶はほとんど飛んでい
たが、善住坊隠れ岩の看板(6:14)や、以前洞吹さんが拝んでいた桜地蔵尊(6:35)に手を合わ
せ、古屋敷跡(6:55)の大峠への分岐点、蓮如上人御旧跡(7:08)
などの看板や建物は記憶に残っていた。
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8:20
杉峠1,036mに着いた。「2時間半ほどかかったのか」9年前の春の記録ではスタートも
10分早かったが、ここに7時半に着いていたので今日は40分ほど遅いのんびりペース。
ここまでは誰にも会っていない。赤い実が沢山ぶら下がっている木があった。
「おやっ、ツリバナかな?この樹皮と葉の鋸歯と対生、果実は4裂か。ニシシギ科のマユミの木のようだな。
ツリバナの果実は5裂だし。」
カメムシもひなたぼっこしていた。天気も良く気持ちが良い。
雨乞岳に登り始めると年配の男性が1人下りてきた。そして次は若い男性が「ここの登り
はきついでしょう。僕は武平峠から来ました」と。次の若い男性は「タイジョウやクラシ
はここを下って行けますか」と聞かれルートを説明した。
振り返るとBAKUさんと11年前に歩いた秋色のタイジョウやクラシが綺麗に見える。
山頂に近づくと笹も身長ほどになってかき分け気味に進む。
前は気がつかなかったが、山頂直下に小さな池があった。
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9:00
雨乞岳 1237.7m。山頂の山頂札も新調されて変わっていた。
14年前や9年前にも来た山頂だが、40分休憩しても誰にも会わなかったのに、今日は
武平峠からの登山者だろうか、東雨乞岳からどんどんやってくるのが稜線上に見える。
「こんなに人が多い山頂になったのか・・・。狭い山頂が密になる・・・。」
無線機FT1Dを出してAPRSを発信しようと準備するも、どんどん人が増えたので断念。
東雨乞岳へと向かうも、20人以上もどんどん人が来るので進路待ちの回数が多くなった。
多くの人が通るので笹の露払いがされていて衣服が濡れないことだけはメリット。
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9:20
東雨乞岳 1220m。
4人ほどいたが、ここの山頂は広いのでしばらく東側の御在所岳や鎌ヶ岳側の展望を楽し
みながら休憩した。
「眼下に見える七人山へと向かおう」
ここからの下りも登ってくる人への進路待ちが多くなった。
9:50
武平峠への分岐。ここから七人山への登りは幼児をともなった男性が1人下ってきただけ。
9年前の春の新緑も気持ちよかったが、秋色の斜面もとても良い感じで綺麗だ。
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9:55
七人山 1073m。誰一人いない秋色の山頂。ここは本当に気持ちが良い台地状のブナの山。
幹に痛々しく「七人山」と彫り込まれた木にも今日も会えた。黄葉を満喫しつつ休憩。
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東へ進み北東尾根をコクイ谷に向かって下る。「ピーッ」と鹿の警戒音。
スギゴケの緑が綺麗だ。リョウブが鹿の皮剥ぎにあっている。
やや右に下りすぎたのか、軌道修正したが、前回より50mほど南に出た。
小休止。対岸にコクイ谷を南下する男性が見えた。
10:50
コクイ谷出合。根の平峠に向かう道を進み、上水晶谷手前で西へと入り、北に進路を変え、
湿地帯を抜けるとオフ会場の「鈴鹿の上高地」のはずだが声が聞こえない。
さらに進むと複数人が座る姿が見えた。
11:05
「鈴鹿の上高地」オフ会場に着いた。
「グーさん、お久しぶり~」と挨拶し、到着の記名を手ぬぐいにした。
わりばしさんの横に座り、Instagramやmixiではいつもやりとりしているクロオさんにも
久々に対面挨拶。
「会いたかったよ~」と山日和さんや通風山さんにも生存証明挨拶。
初めて会う人たちの挨拶を聞いたり、バーチャリさんとバラのお話しをたり、SHIGEKI
さんとテンカラの話しをしたりして時間が過ぎた。
ご無沙汰しているうちに、古い初期の顔なじみのメンバーが少なくなった反面、新しい
メンバーが増えたことで時の流れの早さを感じた。
ラーメンとおにぎりを食べてコーヒーを飲んだ。
9年前は緑水さんから手作りの貝のおつまみが回ってきたのを懐かしく思い出す。
BAKUさんや、とっちゃんや、ひいちゃんには今日は残念ながら会えなかった。
山日和さんに帰路の集落内回避の道を教えてもらった。これで帰路も安心だ。
集合写真は、すぐ近くのブナを抱いたカツラの木のところでクロオさんが撮影。
「この地も以前のように静かな地ではなく、カツラの木を撮りに来たり、登山者が沢山
通るようになったようだよ。」とわりばしさん。
13:45解散。9年前の春より解散時間が1時間ほど遅かった。
「これはちょっと帰路の時間がヤバいかも・・」と思いつつ出発。
来た道をそのまま戻るか迷ったが、9年前に帰路を共にした落第忍者さんとクロオさんと
通った小峠を目指した。沢に出て対岸の入り口がわかりにくくて少し迷ったが、なんとか
リボンを見つけて進み、ペットボトルに水を補給し、ガレた沢筋を登り始めた。
イブネ方面から下って来た男性が「まだまだ登りますよ」とのこと。
ここの記憶が全く無い。峠手前は岩壁のホールドをつかみ登り、ロープもつかみ登る。
「素直に来た道を戻った方が楽で早いかったかも。」後悔先に立たず。
14:20
小峠。タヌキのため糞がある。
逆から男性1人登ってきて、僕が登ってきたルートを慎重に下っていった。
14:30
小峠から急な斜面を下り、杉峠へのルートに合流。9年前は1時間前にここに出ていた。
沢を飛び石で渡ったが、ルートはまた飛び石で戻るのだった・・・。
「沢をわざわざ渡らなくても、そのまま右へ進めば道に出たのか・・・」
疲れたのでペースを落として歩き、緩い登りのあと休憩していたら後ろからSHIGEKI
さんともう1名山猫さんの声が聞こえたので待っていた。小峠を通らず来たらしい。
しばらく3人で「ダニ談義」。今春、妙見山の整備時にやられて怖い目をした。
「健脚は先に行って下さい」と2人に言って、僕はゆっくりマイペースで進むことにした。
15:20
御池鉱山旧跡。ここにもテント泊する人がいるのか、石がテント型に並んでいた。
少し前方にSHIGEKIさんと山猫さんたち2人がハイペースで進むのが見えた。
15:45
杉峠に着いた。誰もいない時間になった。
ここからは朝に通った千草街道を戻るだけ。しかし登山口まではまだ長い。
今日の日の入りは17:02だが、登山口に着くのは17時半頃にはなるだろう。
山の日暮れは樹林があるので早い。
蓮如上人御旧跡まで明るいうちに着けば、あとは広くてわかりやすい道だ。
蓮如上人御旧跡に16:30到着。
「まだ明るいので小休止しよう。あと3kmほどだ。」
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桜地蔵尊に17:00着。「すっかりうす暗くなったなぁ。あと2kmほどだし、大丈夫だな。」
もう暗くてヘッドランプを出そうか迷ったが、道幅はうっすら見えるのでそのまま歩いた。
「ガードレールのある橋を渡るとあとは舗装路。暗くても道幅さえわかれば歩ける」
まっ暗になった登山口に想定通り17:30着。
解散時間が9年前より1時間遅かったので想定通り1時間遅くなったのは仕方ない。
もう真っ暗だ。
帰路は山日和さんのアドバイスどおり、車のナビには従わないように注視していたら、
集落に入らない右への八日市ICへ続く川沿いルートへの看板があった。
喉が渇いて黒石SAでコーラの一気飲み。そしてとんかつ定食を食べて帰路へ。
20時に無事家に到着。
相棒がお風呂を沸かしておいてくれたので入浴し足のメンテナンス。
「久々の山行で明日は筋肉痛だろうなぁ」
明日は衆議院選挙に行き、明後日は能勢の獣害防止ネット設置場所へ土運びだ。