【 日 付 】2021年8月10日(火)
【 山 域 】鈴鹿・内部川支流 中ノ谷
【メンバー】わりばし,michi,シュークリーム
【 天 候 】雨のち晴れ
【 ルート 】宮妻峡キャンプ場駐車場 7:34 --- 12:44 稜線 --- 14:41 駐車地
8日(日曜日)にmichiさんからlineが・・・「10日に中ノ谷に行きませんか?」
急だなと思いながらも,行き慣れた中ノ谷・・・まあ,お散歩気分でいけるだろうと。快諾。しかし,読みが甘かった。
わりばしさんやmichiさんとはもう1年ほど会っていない。同窓会みたいなもんである。
宮妻峡キャンプ場駐車場で準備して出発。中ノ谷は林道のところから入渓するのが普通だが,我々は林道を下って不動滝から登り始める。不動滝は5mほどの直瀑で,たしかに滝修行するには良さそうである。ロープを出して,滝の左側を登る。フリクションがよく,ウオームアップには格好の滝である。
林道の橋の下を過ぎ,次の堰堤を巻くと,10m滝である。滝口から大量の水が噴き出している。通常であれば滝の中段を左から右に乗り越して上がるのだが,水量が多く吹き飛ばされてしまいそうだ。トップのmichiさんは左側をそのまま登る。
このあとはしばらく小滝が続く。次の10mトイ状斜滝。いつもは流心につま先を突っ込んでフリーで登る滝だが,水量が多く,吹き飛ばされそうだ。最初にmichiさんがフリーで突破。2番手の軽量の私は水流に負けてなんどか落下。最後はロープを掴んでなんとか登り切った。3番手のわりばしさんは重量級なので,肩がらみではささえきれない。わりばしさんに2本のロープをつなぎ,michiさんと私の二人で引っ張ることでなんとか上がってもらった。核心部を過ぎてほっとする。
- 10mトイ状斜滝
その上の小滝2本も,念のためロープをつないだままで,シャワーで登り切る。シャワーと先ほどから降り続いている雨のために身体中びっしょりで,体が冷えてくる。もう少し暖かい服装をしてくるとよかった。
7mすだれ滝も水量が多いので,ロープでビレイする。いつもは楽々登れる滝なんだけど。北中ノ谷分岐の大岩はわりばしさんが見事に登り切って,あとの二人をスリングで引き上げてくれる。やっぱりいざという時のわりばしさんの突破力は素晴らしい。
最後の5m滝はあっさり右岸から巻くことにする。この滝は以前2回フリーで登ったことがあるのだが,木もクラックもないのでハーケンでしか支点を取ることができない。しかも,ホールドが細かく,滑落の危険がある。君子危うきに近寄らずである。
最後の滝を過ぎて,昼食タイム。昼食後の最後の詰めでmichiさんとわりばしさんに置いていかれる。わりばしさんはともかく,少し前まではmichiさんとは互角のスタミナだったと思うのだが。ばててしまった。年をとって体力が弱ってきたのか,あるいは前日まで3日間酷暑のテニスコートでテニスの練習に励み過ぎた疲れが出たのか。自分としては後者と思いたいのだが。本流をつめ上がると鎌尾根のca1050m付近だった。鎌ヶ岳が綺麗に見えている。水越峠経由で降りる。
駐車場に帰ってそれぞれヒルチェック。michiさんとわりばしさんはそれぞれ献血したようだ。私には4匹取り付き,そのうち1匹はお持ち帰り,献血はなしだった。この時期,鈴鹿でこの程度のヒル被害で済んだのは上出来だろう。
なお,ロープを出した滝は,すべて私が2番手になり,トップのmichiさんと最後尾のわりばしさんの両方のビレイをしなければならなかったので,写真を撮っている暇がありませんでした。