【 日 付 】2021年5月2日
【 山 域 】越後
【メンバー】Kasayaさん、NK氏、副館長
【 天 候 】曇りのち晴れのち雨
【 ルート 】5:30銀山平→(道行新道経由)→8:25道行山→10:45標高1700m地点→(往路を戻る、途中ランチ)→14:20銀山平
宇都宮に引っ越したKasayaさんから、越後駒ヶ岳に登らないかと誘われ、5月2日、もう1人の山友KN氏と向かった。
前日、Kasayaさんがホテルを予約してくれていたが、現地の天気予報は雨で、午後は雷雨と最悪。家からの日帰り登山なら中止を決めていたところだ。朝から雨だったらどこを観光しようかと、テンションは下がっていたが、朝の時点では曇り空だった。
登山口の枝折峠にはまだアプローチできず、やっと入れるようになった銀山平から歩く。往復のコースタイムは12時間30分のロングルートだ。天気のせいか、登山者らしき人は全くいない。山中でも誰にも会わなかった。
銀山平は標高800mもないのに、いきなりの豪雪である。やっぱり新潟県は違う。トレースは消えている。道行山へは、登山道の隣の尾根に取り付いたが、藪が出ていて、引き返した。道行新道の雪はかなり溶けて、イワウチワやカタクリが咲き始めていた。
すると、青空が覗きはじめ、道行山からは、大展望。そこから先は、風もなくて暖かい、素晴らしい尾根歩きとなった。天気予報は雨だったのに、
なんじゃこの天気は!!
中ノ岳始め、迫力ある素晴らしい展望の下、順調に進み、昼には登頂できそうなペースだった。
ところが、急にガスに覆われ、標高1700mあたりでみぞれが降り始めた。さっきまで晴れていたのに、
なんじゃこの天気は!!
レインウェアーを着ながら何となく「これでは登っても何も見えないな。下山してもいいけどな」と言うと、2人とも「そうだな。そうしよう」と即座に賛成。早く下りたかったようだ。
下山を始めると、雨は徐々に本降りになり、銀山平ではザーザー降りで強風の嵐のようになって、無理しなくて良かったと思った。
雨の予報の中で、予想外の絶景が楽しめて、登頂しなくても満足の登山だった。越後の山は、迫力があって、魅力的だった。遠いので簡単には行けないが。