建国記念日、天気予報も良さそう。どこに登ろうか迷うが、再度、トガスへ行く。
先日、トガスに登った時は、時間切れ、体力切れで、トガスまでしか行けず、奥のテラスに辿り着けなかった。再度トライする。
【美濃】トガス
【日付】2021年2月11日(木)
【山域】美濃
【メンバー】WinRiver、クロオ
【天候】曇りのち晴れ
【ルート】夜叉龍神社前駐車地6:50---7:05取付き---7:25導水管上部---8:55P854---10:15トガス山頂---11:20トガス奥のテラス13:10---14:00トガス山頂---14:50P854---15:35導水管上部---16:00道路---16:10駐車地
今回は、取り付きは林道のマーカーの付いた木から上がる。前回、1時間以上掛かった駐車地から導水管上までは、35分で登れた。斜面を踏ん張らなければならないところも、ほとんど無かった。時間短縮も良かったが、それ以上に、体力温存になった事が大きかった。
朝まで雨が降っていたようで、雪面は、ポコポコ穴跡があり雪は湿っている。しかしながら下の層の雪は固く締まっていて、それほど歩き難いことはない。854ピークまでのんびり歩く。背後に金糞岳が大きく横たわるが、前回よりはっきりしない。少し霞んでいる。
- 金糞岳
いったん下って、登りになると、やや痩せ尾根になり、右側は少し雪庇状になる。右手のストックを突くと全く抵抗なく突き抜けるところがある。なるべく左側を歩く。少し急斜面が続く。
登り切ると、平坦になるが、その先に、ふたたび台地が現れる。ブナの木が多くなるが、ほとんど細い。何故、太い木が無いのだろう。こんなところ、誰かが伐採した訳でも無いだろうと考えながら進む。さらにもう一段登るとトガス山頂に着く。前回はヘロヘロだったが、今日は何故かぜんぜん余裕があった。
よく見ると、背の高い細いブナの上の方に山頂プレートがあった。2015年に
kitayama-walkさんが取り付けたプレートだ。3m以上、上の方にある。木登りして付けてはいないから、2015年には、今より2m近く積雪していたということだと思う。気象庁の積雪深によると、今現在、1.5mくらいなので、2015年には、3〜4m、積雪していたことになる。
- トガス
少し北に進み展望のいいところで休憩する。能郷白山が大きく見えるが、前回より霞んでいる。蕎麦粒山も大きく見える。白山は残念ながら、全く見えない。
ここから奥のテラスへ向かう。稜線を真っ直ぐ進むと、手前の稜線に進んでしまうので、いったん左側の窪地に降りる。北北西に進む稜線に乗る。やや痩せ尾根。雪はフカフカでとても気持ちがいい。踏み跡は全く無い。小動物の足跡も無い。周囲には雲が多いが、上空は青空だ。木はほとんどブナだが、何故か細いのばかり。熊のつめの跡があった。
先端まで進み、今度は西に向かって窪地に降りる。その先の北に伸びる稜線は雪壁の上に雪庇が発達していた。一部の雪庇の先端部分が、窪地に落ちていた。稜線に乗るには雪庇を超えなければならないが、丁度、ここを登りなさいというような坂が雪庇から下がっていた。北に向かって歩く。傾斜は全く無いフラット。歩いていると少し音がした。すぐ右手の雪庇が落ちた。
稜線の幅が広がって、やや下降した広い場所に出る。左側は樹林か無く、越美国境の山々か見渡せる。とくに高丸と烏帽子山が白く目立っていた。福井県側は、まだ、曇っている。雲が越美国境から登っては、上空を東へ流れていく。
- 高丸と烏帽子山
東側を見ると、蕎麦粒山、小蕎麦粒がカッコいい。遠くに能郷白山が、やや霞んで見える。冠岳や、その向こうに姥ヶ岳がうっすらと見える。白山はあいかわらず見えない。これだけ展望が見られれば大満足だが、できれば青空にならないか、食事をしながら待つ。風が少しあるが、それほど寒くは無い。
- 蕎麦粒山
- 能郷白山
下山は、来た道を戻る。展望が見られたことと、体力が無くなってしまったかと思っていたが、まだ奥のテラスまで歩くことができたことで、満足のいく山だった。
クロオ