山日和さん こんばんは。
【日 付】2020年11月22日(日)
【山 域】越美国境 三周ヶ岳周辺
【天 候】晴れ時々曇り
【コース】夜叉ヶ池登山口7:15---10:00 P1144m---10:40金ヶ丸谷12:35---13:35三周ヶ岳13:55---
14:45夜叉ヶ池15:00---16:05登山口
サスガッスね~ 三周ヶ岳をしっかり捉えられてます。
大カツラの裏側から急斜面に取り付いた。浮き石が多く、いつもと違って石を落とすと駐車場の車を直撃
する恐れがあるので、細心の注意を払いながら静かに足を踏み出して行った。ある意味、ここが本日最大の
核心部だったかもしれない。
その後の薄いとは言え、ヤブは気になりませんでしたか~
この尾根は、やぶこぎネットが誇るヤブコギストのokuちゃん推奨のルートだ。なるほど、ヤブも薄く、歩
くのになんの支障もない。
実は不肖S、去年もヤブオフでokuちゃんと話してこのルート辿ろうとしました。
12月で雪もなく楽勝のつもりが、林道封鎖で1時間余り林道歩きを余儀なくされ、夜叉往復としたのでした。
氷の池に足跡でハートを書いて帰ってきたのでした。
で、今年は11月初めに歩きましたが、薄いのは判っているのですが、延々続くこの薄いヤブにはチト嫌気がさしました。
『歩くのになんの支障もない。』って流石ヤブコギの導師様ですわ。
以前から話を聞いていて、いつかは辿ろうと思っていた尾根だが、SHIGEKIさんに
先を越されてしまった。
まさか、導師様の先を何て恐れ多い、せめて半分位は後追いしたいと思ってます。
okuちゃんの話の通り、ブナ林の中にはしっかりした踏み跡が続いている。
やっぱ、okuちゃんの登山道レベルの踏み跡と山日和さんのそれは同類ですね~
しっかりした踏み跡は、ほんの少しでヤブに消えたようにも感じましたが・・・
いつの間にか、岩谷キャンプ場からの尾根に合流していた。左の斜面を見ると、大きなトチが何本も立つ緩
やかな谷状の地形がある。ここは2年前、わしたかさんと雪の三周を登った後、滑り降りたところだ。
広大な緩斜面に何本もの巨木が立つ、実にいい場所だった。
これこれ!!この冬の目標とさせて頂きます~
ここから越美国境稜線の1144mピークまでは勝手知ったる尾根なのだが、雪のない時に歩いたことはない。
ヤセ尾根の尾根芯には潅木がはびこって歩けないので、左側斜面の獣道を利用する
そうなんですよね。鈴鹿などでは尾根芯は歩けるはずが、ここは放射状に枝が茂っているのですね。
これが鬱陶しい。確かに左側に逃げるのが多かったですね。okuちゃんの言う通り。
ここでまだ新しそうな手拭いを拾った。okuちゃんのものか、はたまた最近後追いしたSHIGEKIさんのものか。
いずれかの可能性が高いので、一応回収しておいた。(その後、SHIGEKIさんのものと判明した)
我が菩提寺で毎年頂いているものです。毎回山へは5枚位持参愛用しています。
ありがとうございます。
積雪期には雪のドームとなる1144mピークは潅木の中。気持ちのいい山頂の片鱗すら窺うことがことができ
ない。潅木越しに三周ヶ岳の巨体が横たわる。
そうそう、ピークまで来て このヤブか~ と右手の凹地で一服しました。
金ヶ丸谷の滝場を避けるために少し国境稜線を進み、適当なところから谷に飛び込んだ。目論見通り、滝も
なんにもない、溝のような谷だ。ちょっと急な登山道といった印象で、ヤブを漕いで尾根を下るよりはるかに
効率がいい。3mほどの滝が出てきたところで左手の斜面へトラバース。このあたりまで来ると、尾根の斜面に
もほとんどヤブはなく、好きなところを歩くことができる。
不肖Sはひとつ手前の谷を降ったようです。
その右岸尾根はさもゆったり歩けるような地形でしたが、左の谷へ降りるしかなかったです。
ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。
ホンマ 嬉しかったですね~
テン泊装備でこなかったことを悔やみました。
源流泊の下見でした。
豊かな時間を堪能して源流を目指す。念のため渓流シューズも持って来たが、登山靴でも十分歩ける谷だ。
心配のタネは稜線の登山道手前のヤブのみである。
不肖Sは、ラバーの渓流靴で歩き通しました。
国境JPへ向かう谷のひとつ手前の谷へ入り、高度を上げて行く。小さな滝が出てきたところで斜面に逃げて、
ひたすら上を目指す。幸いなことに、ほとんどヤブはなかった。最後にササをひと泳ぎすれば登山道だ。
FBのルート拝見しました。不肖Sが夜中に辿ったルートもたぶんここだったと思います。
高速道路とまではいかないが、県道レベルの歩きやすさだろう。ここまで来て三周ヶ岳の山頂を踏まなければ、
その方がオシャレかもしれないが、とりあえず踏んでおこう。
不肖Sの場合、オシャレと言うか山頂を気にしないと言いながら、たんにへたばってるだけだったりします。
何度となく訪れた三周ヶ岳の山頂。積雪期なら毎回新鮮な感動を与えてくれるのだが、潅木に囲まれた今は
どうということもない。
この冬の積雪は期待できそうですね。
午後3時ともなると、池のまわりに人影はなかった。
ここしばらくは積雪期しか訪れていなかったので、池の水面を見るのは11年振りだ。
木道で整備され、管理された池には、夜叉ヶ池が本来持つ幽邃さは感じられない。
ここから登山口までは1時間ばかり。ブナの尾根と美しい谷を楽しみながら、のんびり下ろう。
まさしく、口ベタな不肖Sが言った時の気持ちをマンマ代弁して頂きました。
それにしても、最近ますます筆の滑りがお見事ですね~
SHIGEKI