【 日 付 】2019年05月26日(日)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】マリベ、マコ、マギー
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】朝明駐車場09:06→根の平峠10:39~10:56→鈴鹿の上高地11:23~15:11→根の平峠15:43~15:53→朝明駐車場17:05
ちょこちょことここをのぞいていると、にぎわっているので、私も珍しく投稿。昨年6月に奥美濃の沢を突撃したヤバイ山行記録以来、トピックを上げるのは2回目のはずで、やり方がいまいち分からない。
やぶオフで鈴鹿の上高地へ。
妊娠8か月で、本当に行けるの? と自分でも思っていたけど、近づいてきて行けそうなら行くし、ダメなら控えるし、と気楽に構えていた。
一人目妊娠時も臨月まで毎月山に行くようにしていたけど、いつでも帰れるような多度山や百百が峰、東谷山くらいにしていた。鈴鹿の上高地は平たんなルートを選んで行けるメジャーエリアとはいえ往復8キロ、いつでも帰れるわけじゃないし、ちゃんとした山域なので、ソロは避けて一緒に来てくれそうな友人を誘うことにした。幸い友人の予定が空いていた。妊娠8か月で文句も言わずついてきてくれる友人の存在がありがたい。類友で私の友人はやっぱりちょっと変わっている。
※「妊娠何か月」か公開しないつもりだったけど、自分で説明するならいいかと思ってリアルに書くことにしました。
マコちゃんもマギーも日常的に登山をしている人間ではないけれど、山が好きな人たち。マコちゃんとは木曽駒でオーストラリアから来た男の子と一緒に避難小屋泊まりの縦走したり、立山室堂から裏剱ルートで欅平まで4日間もテント泊したり、天生湿原とか、いいところをおもしろい経験で一緒に歩いている。マギーとは今回が初めて。
ちなみに前回の秋のオフ会に背負子で参加した我が娘(今3才過ぎ)は、自力登山を練習中で、金華山でもまだやっと。鈴鹿なら菰野富士とか御在所ロープウェイから山頂がちょうどいいくらいだから、今回は連れてこないでパパにお願いした。動物園を楽しんでいたようだ。
じつは山行の一週間前くらいから、日常生活でもそこそこお腹が張る。日常でも苦しいのに、1日かけて山なんて行けるんだろうか。ちょっと心配だった。健診のタイミングは山行の数日後で、判断は自分でしなければいけない。(結局、数日後の検診でも問題あるところはなかった)まあでも、現地判断でいこうと、当初の予定のまま当日を迎えた。この「現地判断」というポリシーは東京の山岳会にいたとき学んだことで、登山をするなら挑戦的でいい言葉だと思っている。現地で考える。ダメならやめるし、引き返せばいい。
本来は天候判断に使う言葉だと思うんだけど。上越の山は日本海側の影響をものすごく受けていて、行ってみると雨だったとか、しばらく待ったらガスが上がったとか、例えばそういう経験から現地判断と言っていた。
友人らは、山中でお産になったら私たちはどうしたらいいんだろうとか本気で話していて、ちょっと笑える(考えてくれているんだから笑っちゃいけないけど)。そこまでなる前にちゃんと引き返すから!
乗り合わせて駐車場に着き、とにかくのんびり、時間はあるのでゆっくり。早く行動しようとかそもそもできないので、自分のペースで先頭を歩いた。マコちゃんもマギーも後輩なので、(遅いけどゴメンよ、付き合ってね)と心の中で先輩風吹かせて、申し訳ないという気持ちを持たずに歩けるところが我ながらベストチョイス。っていうか、他にこんな山行についてきてくれる友人が思い浮かばない。
平坦な道はそう遅いわけではないが、高度を上げる階段や坂になると途端に遅くなる。一歩一歩を「ふーふー」と呼吸とともに足を上げ、「よいしょ」と体重をかけて登っていく。根の平峠まで1時間半かかったので、だいたいコースタイム×1.5だ。
不思議とお腹の調子は全く普通だった。平地にいるより張らないくらいなんじゃないかと思うほど。そんなわけはないので、たぶん定期的に軽く張ってはいるんだろうけど、全身運動しているので張りに気づかない程度なんだろう。これまでマタニティハイクをしてきて張れば分かっていたので、分からない程度なら問題ない。一歩一歩ゆっくり動作しているので、平地で散歩しているくらいの負荷で登れていたんだと思う。
体調の面では、鈴鹿の上高地で折り返してからはやや疲労感があって、根の平峠からの下りはすでにお尻の下の筋肉と両足が疲れていた。終盤はけっこう疲れていて、頑張って歩かなければならないくらいだった。それでも痛むのはお尻や足で、つまり運動不足ということだ。子宮周りが痛むことはなかった。重い子宮を支えながらお尻や足が頑張った結果だろう。
鈴鹿の上高地ではしっかり滞在してリフレッシュ。美味しいものも食べさせてもらえた。昼寝をしようと思っていたけど、結局神崎川で遊んでいたら時間が過ぎていった。そこそこの緊張感があるからか、日常生活よりも山の中で行動する方が体調がいいくらい! また思い切って行けたらいいな~と思う。といっても残された時間はあと少し。何回山に行けるやら。
※マタニティハイクに関しては、このやぶこぎネットで書く必要のないウンチクですが、妊娠前の経験と実力がモノをいいます。もっとも産前に山歩きしていない人が、妊娠しても危険を承知で山歩きしようなんて思わないはずなので、やっぱりあえて言う必要のないことだと思いますが。笑 子どもを背負子で背負って登る登山も、マタニティハイクと同様、いろいろな危険と困難があることを実感しながら登っていました。何にせよ山に行きたいから努力して行く! それに尽きます。
日の傾きかけた朝明の駐車場に残るのは3~4台。たぶんあれが山日和さんの車だろうと思いながら駐車場をあとにしたけれど、レポを見ているとほとんどの車がやぶオフ関連の車だったみたいだ。笑 秋のオフ会はさすがに行けなさそうで残念。1年後なら行けるかも~?
- 妊婦だけど飛んでみた。
- 腰かけることはできなかった。