当初、土曜日は御池岳を考えていたが自宅から藤原方面に向かうと山半分が雲に覆われていてどうみても荒れ模様だったので、お天気が良さそうな入道ヶ岳に向かった。
「日時」平成29年2月11日(土)
「山域」鈴鹿
「山名」入道ヶ岳
「コースタイム」8:30駐車場~井戸谷コース一合目~右岸尾根~イシグラ~13:00山頂~14:30駐車地
「メンバー」単独
椿神社の奥にある登山者用の駐車地に向かうと途中で雪に阻まれたのでやむなく手前の参拝者用の駐車地に停めさせてもらった。
準備をして出発するとすでに10cmの積雪があったのでスノーシューを履く。
北尾根登山口にはトレースがあったが、スノーシューを履いて石段を上がるのは嫌だったのでスルーして井戸谷コースに向かう。
一合目から30cmくらいの積雪であるが快適に登って行く。
しかしトレースがないので道に迷い谷沿いに下りて行くがどうもおかしいと思い引き返して尾根を進む。
さらにその先で赤テープが見えたのでそのテープを辿って行くと谷沿いに向かっていたので登山道を辿るのは止めて尾根沿いを行くことにした。
尾根沿いも結構雪がありスノーシューを履いていても膝くらいまで潜る。
五号目辺りまで来た時、突然目の前に紙垂で覆われた1画が現れた。恐らくは神聖な場所であろうと思い軽く拝礼した。
後で調べたら入道ヶ岳に何ヶ所かある盤座(仏岩、重ね岩等)の一つイシグラと分かった。
- イシグラ
そこを過ぎると突然尾根が行き止まりのようになり焦った。両側は切れ落ちており正面は灌木が通せんぼしている。
何とか灌木の中を強引に潜り抜けて突破した。
右岸尾根は崖沿いを辿っており雪庇のところは慎重に通過した。
尾根の最後は二本松尾根に合流するのだが目の前に雪庇のような雪の壁が現れた。
- 雪の壁
3mもある壁なので万事窮すかと思われたが、灌木を伝って行けば何とかなるかもしれないと思い木にしがみついたがステップが利かない。
仕方がないので膝を曲げて雪面に押し込んだら何とか体が上がった。
上に上がってしまえばすぐに登山道と合流した。
登山道に飛び出たところでたまたま休憩していた登山者と鉢合わせし「どこから来たの?」と怪訝な顔をして質問された。
入道ヶ岳山頂はそこから10分くらいで到着した。
山頂に着くとブリザードのような突風が吹いていてゆっくり出来なかった。
帰りは二本松尾根を下ったがここも結構な積雪があった。
もし登りに素直にこの登山道を辿ればきっと快適なスノーシューを楽しめたかもしれないと少々後悔した。
最後に椿神社で参拝し帰路につきました。
宮指路