念のため。このレポは山行ではありません。いつ行けるかわからない山行のための予備調査レポ(手抜きですがw)。
もし興味があればご覧ください。
【日付】2022年7月11日(月)
【山域】江若国境
【ルート】上根来~おにゅう峠~小入谷(全区間車移動)
【天候】晴れ、山間部曇り
【メンバー】単独
【コースタイム】自宅9:10~小浜東市場~上根来11:20~おにゅう峠12:00~12:15小入谷(山帰来)13:15~梅ノ木~14:50自宅
5月末の「ヤブオフ」以来、山とはご無沙汰だ。暑さや雨模様もあるけれど、それよりマインド面の低迷が大きいみたい。治療中の体力を考えるとハードな山行は無理だ。日帰りの低山なら…と思っても、この暑さでは食指が動かない。ならばやさしい沢遊びでも?と思ってみたが、単独では心許ない。そんなこんなで家に籠って、気がついたらもう1ヶ月以上になる。
今年の梅雨は第2波があった。コロナの第7波にお天気も刺激されたんかも?
週明けの火曜日からは当分雨模様のようなので、唯一傘マークの無い11日に決行してみる。とはいっても山行ではない。
朝の空は晴れている。朝食後、今からでも車での道路調査なら大丈夫だろう。9時過ぎに家を出る。
行先は表記に。湖西道路を北上し、今津からR303で若狭入り。小浜東市場から県道のトンネルをくぐり、遠敷(おにゅう)川沿いに南下する。
このあたり、山日和さんやokuちゃんなら奥庭、前庭のアスレチック広場なんだろうが、私には初めてのワンダーランド(のはず)なのだ。沢を攻めるにも尾根をめぐるにも、アプローチが曖昧では話にならない。車で入れる林道くらい現調しっとかないと。
県道の標識に従って、中ノ畑から九十九折れの道を登り上根来(ねごり)へ。ここまで立派な舗装道路で、なんの問題も無い。

- 上根来の「助太郎」
坂を登りきると「助太郎」という名前の休憩所があるが、営業は週末だけみたいだ。木地山峠や百里ヶ岳へのイラスト案内板なども。駐車場もあるので、ここを起点に尾根道を周回するのもいいかな?

- 怪しい工場跡?
舗装路はさらに伸びている。少し進むと工場のような赤い屋根の建物が出現。地形図にも、それらしい記載がある。平日なのに人はいないが、現役のようなリアル感がある。木材の集約・加工場だろうか? 牛舎かと思ったが、牛などの姿はない。上根来の主産業と関係ありそうだが、勉強不足で分からない。(リサート減点)
ここから遠敷川左俣に沿って進む。やや道幅が狭くなるが、ただ崖下の路面に散らばる落石が増えだし、避けながらの運転になる。こんなところでパンクだけは勘弁願いたい。

- 百里ヶ岳への登山口
ヘアピンを右ターンし隣りの支尾根へ。その先端は上根来集落からの登山路と合流している。標高も600mを越え、右側(西)の眺望も開ける。が、脇見はダメ!安全運転に努める。
co650m辺りに尾根への入り口があるが、車道は県境のおにゅう峠へ続く。
このエリアの道、カーナビには入力されていないので、スマホアプリの地形図で確認しながらの走行。

- おにゅう峠の地蔵尊
おにゅう峠には石碑と地蔵尊の祠がある。峠と百里ヶ岳の標高差は100mも無い。ピストンしてみようか? などと考えが頭をよぎるが、空模様は極めて怪しい。午後は確実に雨予報の通り、黒っぽい雲が覆い始めている。
若狭側の遠敷川、近江側の小入谷。どちらも「おにゅう」と読む。その昔は若狭の海産物を鞍馬~京都へ運んだ貴重な「鯖街道」だったのだ。上根来からの登山路には根来坂、針畑越とともに「鯖街道」の標示があちこち見られる。
県境を横切る峠からは滋賀県域となる。地形図に県道を示す黄色に塗られているのは小入谷から先。若狭側も県道は中ノ畑までなので、おにゅう峠を挟む中ノ畑~小入谷間は「林道小入谷線」(高島トレイルマップ)というらしい。峠の名前が平仮名なのはなぜかと思ったが、両県に配慮したものかもしれない。ところで福井、滋賀両県に跨るこの林道の所管はどこになるのだろう?

- 山帰来(平日閉店)
そんなことを考えながら下ると小入谷の集落、芦生の入り口「生杉」への分岐には交流施設「山帰来」が建つ。ここも平日は閉館。
駐車場に車を停めて昼食にする。店が開いておれば鯖寿司やナレ寿司が食べられたのだが、今津のコンビニで買っておいた冷麺でガマン。いや、保冷剤のおかげで冷たくて、おいしく戴けた。満足なり♪

- 生杉の登山者用トイレ
生杉には休憩舎とトイレがある。京大研究林域への規制が厳しくなってから入林者は少なくなっただろう。様子を見てこよう。
整備が心配された休憩舎は健在で、お姉さま方3人がお話し中。畏れ多くて声もかけられず、隣棟の男子トイレに入ろうとすると、なぜか床が水浸しだった。
「山帰来」へ引き返し、右折して久多方面へ。ここからは県道。さすがにもう落石を気にしなくて済む。針畑川に沿って、三国岳への登山口になる古屋~桑原を過ぎ、平良集落へ。平良谷右岸尾根のイチゴ谷山への取付き点を確認したかったが、気づいたら通り過ぎてしまった。
川合からR367分岐の梅ノ木はすぐだ。安曇川の橋を渡る手前は防護壁が張られ、以前はよく待ち合わせに使った駐車スペースは無い。
歩けば1日がかりでも無理な距離も車ならすんなり! 当たり前とはいえ、体を考えればこういう楽しみ方もアリかな? と思うことにする。(かなり負け惜しみだが…)
さて、”居直り梅雨”の晴れ間のひととき、次はどこに行ってみようかなァ?
~びわ爺