日本熊森協会の記事です。
福井県に比べれば、計画をストップできる余地がまだまだありそうです。
日本熊森協会 Japan Bear & Forest Society
8時間前 ·
三重県松阪市飯高町で日本最大級の風力発電計画
~清流をつくる森が伐採の危機~
人工林率が高く、ツキノワグマが絶滅の危機にある紀伊山地で、貴重な自然林を伐採し、日本最大級、高さ140m~183mを超える風車を最大60基建設する風力発電開発が計画されています。
事業者は、合同会社三重松阪蓮ウィンドファームで、再生可能エネルギー開発やそのための資金調達を手がけるリニューアブル・ジャパン株式会社が代表社員となっています。
計画地は清流の源流の森
風車建設予定地は、日本一の清流とも言われる櫛田川流域の最上流部「香肌峡」と呼ばれ、豊かで自然と大変貴重な生態系が残る場所で、ブナの原生林やモミ・シデなどの樹林があり、イヌワシやクマタカなどの希少猛禽類の生息地であり、クマをはじめとする希少な野生動物の生息域としても重要な場所です。
尾根を削り、巨大な風車を何十基も建てれば、豊かな生態系は壊滅となるでしょう。また、急峻で雨の多い地域で、尾根を次々削れば、災害や水源の枯渇の原因にもなります。
森林を大破壊する大規模風力発電にストップを
~8月30日まで、環境アセスの意見募集中~
地球温暖化防止機能のある森林を大規模に伐採して、再生可能エネルギーをつくるべきではありません。
計画地と尾根でつながっている三重県大台町では、貴重な自然を破壊し、災害を誘発しかねない計画に対し、いち早く町長が反対を表明しました。事業地である松阪市でも、事業に対する様々な懸念が出ており、反対の声も多く出ているそうです。
三重県大台町は、熊森から生まれたナショナル・トラスト団体である公益財団法人奥山保全トラストが所有する合計676haの広大な水源の森があり、私たちと縁の深い地域でもあります。
地域の方が、豊かな自然を守りたいと既に動き出しており、熊森も三重県支部と協力して、豊かな森を守りたいと思います。
事業地では、環境アセスが始まっており、配慮書に対する意見を募集しています。
http://www.miematsusaka-hachisu.rn-j.com/assessment/
地元の方がつくった書き方のサイトがわかりやすく、ぜひ、参考にして声をとどけてください!
https://peraichi.com/landing_pages/view/hachisuwind...
山日和