【日付】2026年3月22日(日)
【山域】奥越/経ヶ岳
【ルート】スキージャム勝山-伏拝(ピストン)
【天候】晴れのち曇り
【同行】Tさん、びわ爺
【コースタイム】ジャム勝9:30ー伏拝10:20~40-14:30ジャム勝
今季の雪山もこれが見納めか…と思い切って北陸まで足を伸ばした。年明け以降、雪山を楽しもうと琵琶湖を囲む湖西、湖北の山をめざしたが、ことごとく途中でブロックされてきた。今回でこのパターンを打破しよう! との思いはむなしく、やはり目標のピークを眺めるだけで踵を返す結果となってしまった。
選んだ山は福井の経ヶ岳。FBで見た副館長さんの投稿に背中を押され、なんとかクリアできるんじゃないか? とその気になった。地元の山仲間Tさんも同行OKということで安心感も加わり自信は確信に変わる。
この山、南側の六呂師から保月山経由のルートで登る人が大半だが、スキージャム勝山(JAM勝)のリフトを使う手もあるようだ。(けっしてジャム付きのカツサンドではありません。念のためwww)
確認すると登山届を出せば1240ⅿまで2本のリフトで運んでくれるようだ。もちろん有料だが時は金なり、命は金で買えないけれど時間なら買えるのがこの世である。
「ジャム勝」へはR157から有料の取付け道路を登っていくのだが、入り口の料金所に人影無し。そのままレストハウスなどが並ぶエリアへ進み駐車場。整理の係り員に聞くとここがリフト乗り場に最短で、料金もいらないらしい。ラッキー!
パトロール隊詰所に登山届を出しリフト窓口でチケット購入。この時期営業終了のスキー場も多いようだが3連休最終日とあってスキー・スノボ客は思ったより多い。それでも待ち時間などなく、2本のリフトを乗り継いで法恩寺山の山頂近くまで、雪景色を眺めながらのオジンとおっさんペアの遊覧飛行だ。

- 上段リフトの終点
さあ、終点からが登山の始まり。雪面はカチカチでどうやらスノーシューは背中のお荷物だけになりそうだ。歩きやすいようにチェンスパを履く。雪で埋まり滑走ルートになっている管理用林道の端っこを歩いて法恩寺山北隣のco1350ピークへ。360度の大展望。スキー客どころか登山者もいない。北東の「伏拝(ふしおがみ)」に向けパトロール隊員らしい靴跡だけ続いている。
取り敢えず「伏拝」まで行ってみよう。ほんの30ⅿほどのアップダウンだが結構息が切れ足が重い。もう楽になることしか考えない。背中のスノーシューを下ろし、白樺の根元ホールで待ってもらうことにする。

- 白山を拝む
軽くなった足は快調だ。目の前の雪壁を登りきると視界が一度に開けた。「伏拝」だ。正面に展開する銀嶺は白山から別山、三ノ峰、石徹白の山々。手前には赤兎山~大長山のピークが太刀持ちと露払いさながらに鎮座している。名前の通り、白山に祈りを捧げる展望台である。

- 伏拝から経ヶ岳への尾根
回らない首を体ごと右に90度回すと経ヶ岳への尾根がクッキリ! あれえ~! もっと平坦な尾根かと思ってたのに…。いきなりの急降下のあとヤセ尾根の登りが待っている。地図を見れば中間点の・1390ピークまで100ⅿ下って120ⅿ登り返すだけなんだが、いざ目の前にすると自信も余裕も雲散霧消。

- ここまででお手上げです
冷静に考えましょう。これ以上行くなら北岳までだが片道2時間はかかりそう。往復4時間としたらここに15時。予定している下りの下段リフト乗り場16時にはとても間に合いそうにない。
慎重派のTさんも即同意。「白銀のパノラマが眺められただけで大満足…。今日はここまで~!」と自分に言い聞かせ「伏拝」を後にする。

- 近くなのに霞む荒島岳
せめて法恩寺山へ立ち寄って行こうか…と下っていて、ちょっと待った!忘れ物や? スノーシュー回収せな! 気づいてよかった、20ⅿほど引き返しツリーホールで寝ていたシューを背中に括り付ける。
リフト降り場がある鞍部から法恩寺山へひと登り。展望櫓がある山頂からの眺めもなかなかのものだ。南側の荒島岳は近くなのに霞んでいる。午後から天気は下り坂の予報で南側ほど靄っている。
見晴らしのいい尾根でランチにしてから13時。スキー場エリアの端っこを歩いて下る。隣をボーダーや親子スキーの子どもらが嬌声を上げて滑り降りてくる。「なんでこんなとこ歩いてるの?」と言われそうだが疲れた足を励ましながらひたすら下段リフト終点をめざす。
下段リフト終点の乗り場近くでスノーモービルのパト隊員と会話。今日の登山届は我々だけで届け出者(私)の名前までわかっていて驚いた。「下山されたら詰所に一声かけてくださいね」と念を押され、親切な対応に恐縮したくらい。
結果、想定より早く下りすぎたが「水芭蕉」で温まってから帰路に。Tさんの法定速度超え運転に冷や汗をかきながら見事18時に我が家に帰着できた。
~びわ爺