【日 付】2018年11月18日(日)
【山 域】若狭 庄部谷山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【コース】折戸谷林道駐車地8:21---8:52二俣---9:53 Ca830mピーク---10:42トタテ出合---11:28ご神木---12:22北尾根
---13:00庄部谷山14:30---15:34 P806m---16:35林道終点---16:54駐車地
折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。このあたりから山に登ると言えば粟柄越の登
山道かうつろ谷の沢登りぐらいのものだ。林道を終点方向に歩く登山者はまず見かけることはない。
聞いてみると、新庄乗越からアシ谷へ下りて、地形図の529m標高点のある湿地マークまで行ってから芦谷山へ
上がり、その後庄部谷山まで縦走して南尾根を下るという結構マニアックなコース取りである。
こちらは林道終点から茶屋谷を直進して、大杉谷との二俣から中間尾根を上がり、甲森谷のトタテ出合へ下り
てワンダーランドを散策。再び庄部谷山へ登り返すという効率無視プランだから人のことは言えない。
折戸谷奥の二俣はいいところだ。小広い台地にトチとサワグルミの大きな木が散在し、左岸には形をしっか
り残した炭焼窯跡がある。この近辺の窯はまん丸なものが多く、鈴鹿で見かける窯とは形が違う。
ミスドのオールドファッションを伏せたような感じである。
ふたつの流れの間からは緩やかに尾根が始まり、こっちへ来いと誘い掛けているようだ。ここで休憩しなけれ
ばどこで休むのかという雰囲気の漂う場所である。
この尾根は初見だ。下る予定の尾根も初めてで、甲森谷へ入るルートの新規開拓というわけだ。
少し上がったところに大木ではないがトチの木が1本あり、そのまわりを囲むように立つカエデの色付きが、谷
に差し込み始めた光にきらめいて実に美しかった。その上からはブナ林が始まり、なんで今まで来なかったのか
と思ったのも束の間、ブナ林はすぐに終わって植林混じりのヤブっぽい、面白くない尾根に変わってしまった。
そんなにうまい話しが転がっているはずはないのだ。
登り着いたCa830m台地はブナ林が広がるお気に入りの場所。しかしここでも台風の被害が爪痕を残していた。
ブナの大木が根っこから横転している。いささかショックを受けたが、これは後で目にする惨状の序章に過ぎな
かった。
台地の北東端から北西に伸びる尾根に乗った。緩やかでブナもそれなりにあり、なぜ今まで使わなかったのか、
甲森谷から稜線に上がるベストコースじゃないかなどと思いながら歩いていると様子がおかしくなってきた。
少々ヤブっぽいのは我慢できるが、末端に近づくと岩場が出てきて尾根通しに進めなくなった。左下を見ると穏
やかな流れが見え、割合楽に下れそうだ。しかしこれに釣られるとひどい目に遭ってしまう。
見えているのは甲森谷支流のトタテで、あの穏やかな流れの下には出合から始まる連瀑帯が待っているのだ。
右はその心配はないが相当な急傾斜である。一歩一歩慎重に足場を確かめながら二俣に着地。振り返って見ると
尾根の末端は取り付くシマもない壁である。その壁を見上げる右岸台地は実にいい雰囲気の場所だ。
2段の滝を簡単に巻いて大産石室の滝の落ち口に立つ。ここは何度も登っているが下るのは初めてである。
ルートを探ると左岸側に土の乗った細いバンドがある。しかしホールドになるものが何もなく、土がズルッと滑
ればアウトだ。登りならともかくちょっとリスクが高過ぎるので、右岸のガレたルンゼから斜面をトラバースし
て芦谷山南のピークから伸びる尾根に出た。
トチとカツラのワンダーランドでも何本かの木が倒れていたが、カツラの巨木群が無事だったのは救いだ。
去年の同時期に来た時は小雨模様の暗い空の下だった。晴れた秋の日に再訪したいと思っていたのだが、実際に
来てみると明る過ぎて、この森の持つ厳かな空気が失われているような気がした。昨年のしっとりとした雰囲気
の方がこの森には合っている。人間とは勝手なものである。
ワンダーランド入口にあるご神木の上の台地から庄部谷山北尾根を目指した。この尾根も初見だ。最初は尾根
というよりただの急斜面だが、しばしの我慢で尾根らしい形が出てきた。これぐらいの標高だとまだ紅葉も残っ
ており、急登に喘ぐ身の慰めになる。この日の初見4ルートの中で一番マシな尾根だった。
772m標高点の北で尾根に乗った頃には空はどんよりとした色に変わり始めた。このブナ林では青空が欲しかっ
たのだがうまくいかないものである。
山頂直下の定位置で今日は遅めのランチタイム。ワンダーランドで食べるのが最高なのだが、ビールを飲んで
メシを食った後に450m登るのは塗炭の苦しみだ。その時は一瞬迷ったが、先に登っておいてよかったと思う。
ここで別のショックな出来事が発覚した。箸を忘れたのだ。便利袋に入っているはずのモンベルの箸も見当たらない。
しかしここで鍋をあきらめるわけにはいかないのだ。手近にあった木の枝を長さを揃えて整形。なんとか使える
状態になった。やれやれである。
そのうち朝のパーティーがやってくると思っていたら、結局1時間半のランチタイムが過ぎても現れなかった。
こちらが着いた時には既に通過していたというのはいくら何でも早すぎるだろう。と思って出発してしばらく行
くと、Ca860mのあたりでそのパーティーと出会った。もう3時前である。日没が心配だから、近い新庄側へ下る
つもりだと言う。尾根の分岐が複雑で分かりにくいことを説明して、当初の南尾根を下りることを勧めた。
山レコで知り合ったパーティーらしく、庄部谷山も初めてのようだ。ちゃんとした登山道のあるところはいざ知
らず、こういう一般的でない山で初めてのところを、しかも時間に追われて下るのはリスクが伴う。
私のようにこのあたりの大抵のところを歩いている人間でも常に何かをやらかすのである。
美浜・敦賀市町境の稜線は延々とブナ林が続く素晴らしい稜線である。しかし今日はここで悲劇的な光景を目
にすることになってしまった。3mオーバークラスのブナの大木があっちにもこっちにも横たわり、無残な姿を晒
していた。ブナ林も自然なら台風も自然。ちっぽけな人間の感傷など大自然の中では何の意味もないだろう。
これも自然の摂理である以上しょうがないのだが、何とも言えないやるせなさを感じる。
P661mからは新庄乗越へ向かわず、ダイレクトに茶屋谷へ伸びる尾根を選択した。本日最後の新規開拓だった
のだが大失敗。まったくつまらない尾根の上に、最後にまたアトラクションを追加してしまった。
天気のせいもあり、夕闇が迫るのが思ったより早い。あのパーティーは無事下山できているだろうか。
心配しながら新庄へ向かって走っていると、道の真ん中に車が止まっている。どうやら車のライトで照らしなが
ら道端の湧き水を汲んでいるようだ。
クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
山日和
【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
-
- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
初めて投稿させていただきます。3人パーティーの一人です。
庄司谷山の南稜で教えて頂いた情報にも助けられて無事、暗くなる前に下山することが出来ました。ご指摘の通り初めての山でのコース取りという点においては大いに問題があったと思いますが、この山で山日和さんとお遭い出来たことは単に山行を無事終了出来たことを感謝するだけでなく、私にとってはこのサイトを教えて頂いたという意味においても多大な意義がありました。お陰様で、忘れられない山行となりました。後ほど山行記録の投稿を試みたいと思います。
今後共、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
庄司谷山の南稜で教えて頂いた情報にも助けられて無事、暗くなる前に下山することが出来ました。ご指摘の通り初めての山でのコース取りという点においては大いに問題があったと思いますが、この山で山日和さんとお遭い出来たことは単に山行を無事終了出来たことを感謝するだけでなく、私にとってはこのサイトを教えて頂いたという意味においても多大な意義がありました。お陰様で、忘れられない山行となりました。後ほど山行記録の投稿を試みたいと思います。
今後共、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
山猫
Re: 【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
yamaneko0922さん、どうもです。長いのでyamanekoさんでいいですよね。
日曜日は人に滅多に会わない場所での遭遇で驚きました。
この山域は800~900m程度の低山ではありますが、なかなか難しくそれ故に面白いと思います。
こういうところを自由に歩き回るのが私のスタイルのひとつでもあります。
実はちょっと心配していたのですが、無事下山されたのを確認してホッとしました。
初投稿も拝見しました。素晴らしい描写で、ヤマレコではもったいない筆力だと思います。
やぶこぎネットを紹介した甲斐がありました。
今後も常連となってどしどしレポを上げて下さいね。
春のやぶオフにもぜひ!!です。
山日和
日曜日は人に滅多に会わない場所での遭遇で驚きました。
この山域は800~900m程度の低山ではありますが、なかなか難しくそれ故に面白いと思います。
こういうところを自由に歩き回るのが私のスタイルのひとつでもあります。
実はちょっと心配していたのですが、無事下山されたのを確認してホッとしました。
初投稿も拝見しました。素晴らしい描写で、ヤマレコではもったいない筆力だと思います。
やぶこぎネットを紹介した甲斐がありました。
今後も常連となってどしどしレポを上げて下さいね。
春のやぶオフにもぜひ!!です。
山日和
Re: 【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
山日和さん こんばんは。
【山 域】若狭 庄部谷山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【コース】折戸谷林道駐車地8:21---8:52二俣---9:53 Ca830mピーク---10:42トタテ出合---11:28ご神木---12:22北尾根
---13:00庄部谷山14:30---15:34 P806m---16:35林道終点---16:54駐車地
折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。このあたりから山に登ると言えば粟柄越の登
山道かうつろ谷の沢登りぐらいのものだ。林道を終点方向に歩く登山者はまず見かけることはない。
聞いてみると、新庄乗越からアシ谷へ下りて、地形図の529m標高点のある湿地マークまで行ってから芦谷山へ
上がり、その後庄部谷山まで縦走して南尾根を下るという結構マニアックなコース取りである。
こちらは林道終点から茶屋谷を直進して、大杉谷との二俣から中間尾根を上がり、甲森谷のトタテ出合へ下り
てワンダーランドを散策。再び庄部谷山へ登り返すという効率無視プランだから人のことは言えない。
いや、山日和さんは当たり前なので、人のことは言うに値しますわ
茶屋谷 エエですね~ も一つの茶屋谷もええですね~
ここの茶屋谷は4年前に歩きました。
もちろん、山日和さんのrepを頼りに!!!
牛谷(後で行ったのだが)の右俣を広く明るくした感じ。
で、何かいい感じで人の気配がする懐かしみのある谷でした。
そこから辿る山毛欅の尾根もよかったですね~
ただし、トタテへは降りていないので、楽しみが残っているんです。
もう一つの茶屋谷も、イヤ谷?との合流台地が暗い目ですが、落ち着くところですよね。
当時、何度もランチ場にさせて頂きました。
大産石室の滝の落ち口に立つ。ここは何度も登っているが下るのは初めてである。
ルートを探ると左岸側に土の乗った細いバンドがある。しかしホールドになるものが何もなく、土がズルッと滑
ればアウトだ。登りならともかくちょっとリスクが高過ぎるので、右岸のガレたルンゼから斜面をトラバースし
て芦谷山南のピークから伸びる尾根に出た。
不肖Sもここで思案しました。
その通り左岸のバンドは如何にも踏み跡風ですが、登りも危険で下りはなおさらですね。
不肖Sは山日和さんとは反対の左岸の斜面から岩屋谷へ降りてワンダーに出ました。
晴れた秋の日に再訪したいと思っていたのだが、実際に
来てみると明る過ぎて、この森の持つ厳かな空気が失われているような気がした。昨年のしっとりとした雰囲気
の方がこの森には合っている。人間とは勝手なものである。
そうなんです。
昨年、小雨交じりで今ひとつと思ってましたが、いい感じだったんですわ [/color]
ワンダーランド入口にあるご神木の上の台地から庄部谷山北尾根を目指した。この尾根も初見だ。最初は尾根
というよりただの急斜面だが、しばしの我慢で尾根らしい形が出てきた。これぐらいの標高だとまだ紅葉も残っ
ており、急登に喘ぐ身の慰めになる。この日の初見4ルートの中で一番マシな尾根だった。
ここ!!登りまっか~
クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
無事でよかった!!なかなか渋いお人でんなぁ~
では また 薄雪の桂の森で (行ってみたいな~)
SHIGEKI
【山 域】若狭 庄部谷山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【コース】折戸谷林道駐車地8:21---8:52二俣---9:53 Ca830mピーク---10:42トタテ出合---11:28ご神木---12:22北尾根
---13:00庄部谷山14:30---15:34 P806m---16:35林道終点---16:54駐車地
折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。このあたりから山に登ると言えば粟柄越の登
山道かうつろ谷の沢登りぐらいのものだ。林道を終点方向に歩く登山者はまず見かけることはない。
聞いてみると、新庄乗越からアシ谷へ下りて、地形図の529m標高点のある湿地マークまで行ってから芦谷山へ
上がり、その後庄部谷山まで縦走して南尾根を下るという結構マニアックなコース取りである。
こちらは林道終点から茶屋谷を直進して、大杉谷との二俣から中間尾根を上がり、甲森谷のトタテ出合へ下り
てワンダーランドを散策。再び庄部谷山へ登り返すという効率無視プランだから人のことは言えない。
いや、山日和さんは当たり前なので、人のことは言うに値しますわ
茶屋谷 エエですね~ も一つの茶屋谷もええですね~
ここの茶屋谷は4年前に歩きました。
もちろん、山日和さんのrepを頼りに!!!
牛谷(後で行ったのだが)の右俣を広く明るくした感じ。
で、何かいい感じで人の気配がする懐かしみのある谷でした。
そこから辿る山毛欅の尾根もよかったですね~
ただし、トタテへは降りていないので、楽しみが残っているんです。
もう一つの茶屋谷も、イヤ谷?との合流台地が暗い目ですが、落ち着くところですよね。
当時、何度もランチ場にさせて頂きました。
大産石室の滝の落ち口に立つ。ここは何度も登っているが下るのは初めてである。
ルートを探ると左岸側に土の乗った細いバンドがある。しかしホールドになるものが何もなく、土がズルッと滑
ればアウトだ。登りならともかくちょっとリスクが高過ぎるので、右岸のガレたルンゼから斜面をトラバースし
て芦谷山南のピークから伸びる尾根に出た。
不肖Sもここで思案しました。
その通り左岸のバンドは如何にも踏み跡風ですが、登りも危険で下りはなおさらですね。
不肖Sは山日和さんとは反対の左岸の斜面から岩屋谷へ降りてワンダーに出ました。
晴れた秋の日に再訪したいと思っていたのだが、実際に
来てみると明る過ぎて、この森の持つ厳かな空気が失われているような気がした。昨年のしっとりとした雰囲気
の方がこの森には合っている。人間とは勝手なものである。
そうなんです。
昨年、小雨交じりで今ひとつと思ってましたが、いい感じだったんですわ [/color]
ワンダーランド入口にあるご神木の上の台地から庄部谷山北尾根を目指した。この尾根も初見だ。最初は尾根
というよりただの急斜面だが、しばしの我慢で尾根らしい形が出てきた。これぐらいの標高だとまだ紅葉も残っ
ており、急登に喘ぐ身の慰めになる。この日の初見4ルートの中で一番マシな尾根だった。
ここ!!登りまっか~
クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
無事でよかった!!なかなか渋いお人でんなぁ~
では また 薄雪の桂の森で (行ってみたいな~)
SHIGEKI
Re: 【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
山日和さん こんばんは
コースよりも
>【日 付】2018年11月18日(日)
>折戸谷林道駐車地8:21
これに一番食いついてしまいました。
能登又谷林道あたり 08:00 ← かなりニアミスしていましたね。
> 折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。
この界隈も繁盛してくれているのでしょうか。
> 折戸谷奥の二俣はいいところだ。
個人的には、かなりお気に入りです。この界隈で指折り数えるぐらいのいいところです。
> この尾根は初見だ。下る予定の尾根も初めてで、甲森谷へ入るルートの新規開拓というわけだ。
出合いからほぼ真北に進んだのですか?
> 登り着いたCa830m台地はブナ林が広がるお気に入りの場所。しかしここでも台風の被害が爪痕を残していた。
倒れたブナを継いでくれるブナがあるのかなと少し心配になります。
> 台地の北東端から北西に伸びる尾根に乗った。緩やかでブナもそれなりにあり、なぜ今まで使わなかったのか、
>甲森谷から稜線に上がるベストコースじゃないかなどと思いながら歩いていると様子がおかしくなってきた。
だんだんどこの尾根もいっしょに見えてしまいます(^^;;
> トチとカツラのワンダーランドでも何本かの木が倒れていたが、カツラの巨木群が無事だったのは救いだ。
よかった、よかった。
> 美浜・敦賀市町境の稜線は延々とブナ林が続く素晴らしい稜線である。しかし今日はここで悲劇的な光景を目
>にすることになってしまった。3mオーバークラスのブナの大木があっちにもこっちにも横たわり、無残な姿を晒
>していた。ブナ林も自然なら台風も自然。ちっぽけな人間の感傷など大自然の中では何の意味もないだろう。
>これも自然の摂理である以上しょうがないのだが、何とも言えないやるせなさを感じる。
これってP806から南への下りですよね。
雪が積もる前に見に行ってみようかな、、、
> P661mからは新庄乗越へ向かわず、ダイレクトに茶屋谷へ伸びる尾根を選択した。本日最後の新規開拓だった
>のだが大失敗。まったくつまらない尾根の上に、最後にまたアトラクションを追加してしまった。
西方向に下りたのでしょうか?
P661の北西側の沢からでしたら、も少し雰囲気よかったと思います。
> 天気のせいもあり、夕闇が迫るのが思ったより早い。あのパーティーは無事下山できているだろうか。
>心配しながら新庄へ向かって走っていると、道の真ん中に車が止まっている。どうやら車のライトで照らしなが
>ら道端の湧き水を汲んでいるようだ。
>クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
素敵な出合いありの一日、お疲れさまでした。
oku
コースよりも
>【日 付】2018年11月18日(日)
>折戸谷林道駐車地8:21
これに一番食いついてしまいました。
能登又谷林道あたり 08:00 ← かなりニアミスしていましたね。
> 折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。
この界隈も繁盛してくれているのでしょうか。
> 折戸谷奥の二俣はいいところだ。
個人的には、かなりお気に入りです。この界隈で指折り数えるぐらいのいいところです。
> この尾根は初見だ。下る予定の尾根も初めてで、甲森谷へ入るルートの新規開拓というわけだ。
出合いからほぼ真北に進んだのですか?
> 登り着いたCa830m台地はブナ林が広がるお気に入りの場所。しかしここでも台風の被害が爪痕を残していた。
倒れたブナを継いでくれるブナがあるのかなと少し心配になります。
> 台地の北東端から北西に伸びる尾根に乗った。緩やかでブナもそれなりにあり、なぜ今まで使わなかったのか、
>甲森谷から稜線に上がるベストコースじゃないかなどと思いながら歩いていると様子がおかしくなってきた。
だんだんどこの尾根もいっしょに見えてしまいます(^^;;
> トチとカツラのワンダーランドでも何本かの木が倒れていたが、カツラの巨木群が無事だったのは救いだ。
よかった、よかった。
> 美浜・敦賀市町境の稜線は延々とブナ林が続く素晴らしい稜線である。しかし今日はここで悲劇的な光景を目
>にすることになってしまった。3mオーバークラスのブナの大木があっちにもこっちにも横たわり、無残な姿を晒
>していた。ブナ林も自然なら台風も自然。ちっぽけな人間の感傷など大自然の中では何の意味もないだろう。
>これも自然の摂理である以上しょうがないのだが、何とも言えないやるせなさを感じる。
これってP806から南への下りですよね。
雪が積もる前に見に行ってみようかな、、、
> P661mからは新庄乗越へ向かわず、ダイレクトに茶屋谷へ伸びる尾根を選択した。本日最後の新規開拓だった
>のだが大失敗。まったくつまらない尾根の上に、最後にまたアトラクションを追加してしまった。
西方向に下りたのでしょうか?
P661の北西側の沢からでしたら、も少し雰囲気よかったと思います。
> 天気のせいもあり、夕闇が迫るのが思ったより早い。あのパーティーは無事下山できているだろうか。
>心配しながら新庄へ向かって走っていると、道の真ん中に車が止まっている。どうやら車のライトで照らしなが
>ら道端の湧き水を汲んでいるようだ。
>クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
素敵な出合いありの一日、お疲れさまでした。
oku
Re: 【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
SHIGEKIさん、どうもです。
いや、山日和さんは当たり前なので、人のことは言うに値しますわ
ありゃー
茶屋谷 エエですね~ も一つの茶屋谷もええですね~
どっちも登山靴で歩けるのが特徴ですね。
牛谷(後で行ったのだが)の右俣を広く明るくした感じ。
で、何かいい感じで人の気配がする懐かしみのある谷でした。
牛谷の右俣もなかなかええとこでした。これはSHIGEKIさんに先を越されましたが。
ただし、トタテへは降りていないので、楽しみが残っているんです。
ここは最後にアトラクション的楽しみがあります。
もう一つの茶屋谷も、イヤ谷?との合流台地が暗い目ですが、落ち着くところですよね。
当時、何度もランチ場にさせて頂きました。
こっちの二俣も実にいいと思いますねえ。しかしここでランチって、林道から5分だけど
不肖Sもここで思案しました。
その通り左岸のバンドは如何にも踏み跡風ですが、登りも危険で下りはなおさらですね。
不肖Sは山日和さんとは反対の左岸の斜面から岩屋谷へ降りてワンダーに出ました。
おー、そうでしたか。あまりにも嫌らし過ぎますよね。
左岸は結構追い上げられそうに見えましたが、そうでもなかったのかな?
>晴れた秋の日に再訪したいと思っていたのだが、実際に
来てみると明る過ぎて、この森の持つ厳かな空気が失われているような気がした。昨年のしっとりとした雰囲気
の方がこの森には合っている。人間とは勝手なものである。
そうなんです。
昨年、小雨交じりで今ひとつと思ってましたが、いい感じだったんですわ
でしょー。落ち葉の色がしっとりくっきり出てキレイですよね。
薄暗いのに色鮮やかに見えました。
ここ!!登りまっか~
登らんと帰れないんで。
でも傾斜は去年の尾根よりは若干マシでした。
ここならちーたろーさんのお尻を押さなくても済むかも。
>クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
無事でよかった!!なかなか渋いお人でんなぁ~
思ったより健脚かつ山慣れしたパーティーだったようです。
では また 薄雪の桂の森で (行ってみたいな~)
それな。私も雪のワンダーランドは未踏です。
山日和
いや、山日和さんは当たり前なので、人のことは言うに値しますわ
ありゃー
茶屋谷 エエですね~ も一つの茶屋谷もええですね~
どっちも登山靴で歩けるのが特徴ですね。
牛谷(後で行ったのだが)の右俣を広く明るくした感じ。
で、何かいい感じで人の気配がする懐かしみのある谷でした。
牛谷の右俣もなかなかええとこでした。これはSHIGEKIさんに先を越されましたが。
ただし、トタテへは降りていないので、楽しみが残っているんです。
ここは最後にアトラクション的楽しみがあります。
もう一つの茶屋谷も、イヤ谷?との合流台地が暗い目ですが、落ち着くところですよね。
当時、何度もランチ場にさせて頂きました。
こっちの二俣も実にいいと思いますねえ。しかしここでランチって、林道から5分だけど
不肖Sもここで思案しました。
その通り左岸のバンドは如何にも踏み跡風ですが、登りも危険で下りはなおさらですね。
不肖Sは山日和さんとは反対の左岸の斜面から岩屋谷へ降りてワンダーに出ました。
おー、そうでしたか。あまりにも嫌らし過ぎますよね。
左岸は結構追い上げられそうに見えましたが、そうでもなかったのかな?
>晴れた秋の日に再訪したいと思っていたのだが、実際に
来てみると明る過ぎて、この森の持つ厳かな空気が失われているような気がした。昨年のしっとりとした雰囲気
の方がこの森には合っている。人間とは勝手なものである。
そうなんです。
昨年、小雨交じりで今ひとつと思ってましたが、いい感じだったんですわ
でしょー。落ち葉の色がしっとりくっきり出てキレイですよね。
薄暗いのに色鮮やかに見えました。
ここ!!登りまっか~
登らんと帰れないんで。
でも傾斜は去年の尾根よりは若干マシでした。
ここならちーたろーさんのお尻を押さなくても済むかも。
>クラクションを鳴らして合図をすると、振り返って手を上げたのはあのパーティーの人だった。
無事でよかった!!なかなか渋いお人でんなぁ~
思ったより健脚かつ山慣れしたパーティーだったようです。
では また 薄雪の桂の森で (行ってみたいな~)
それな。私も雪のワンダーランドは未踏です。
山日和
Re: 【若狭】晩秋のワンダーランドとブナ林の悲哀
oku ちゃん、どうもです。
コースよりも
>【日 付】2018年11月18日(日)
>折戸谷林道駐車地8:21
これに一番食いついてしまいました。
能登又谷林道あたり 08:00 ← かなりニアミスしていましたね。
おー、と言うことは松屋に8時前ぐらい?惜しかったね~。
> 折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。
この界隈も繁盛してくれているのでしょうか。
2組で繁盛ってことも・・・
> 折戸谷奥の二俣はいいところだ。
個人的には、かなりお気に入りです。この界隈で指折り数えるぐらいのいいところです。
さすがにちゃんと目を付けてましたか。牛谷右俣もいいけどね。
出合いからほぼ真北に進んだのですか?
そうです。
倒れたブナを継いでくれるブナがあるのかなと少し心配になります。
生きてるうちは無理だろうけど、自然はそんなにヤワじゃないと思っています。
>台地の北東端から北西に伸びる尾根に乗った。緩やかでブナもそれなりにあり、なぜ今まで使わなかったのか、
>甲森谷から稜線に上がるベストコースじゃないかなどと思いながら歩いていると様子がおかしくなってきた。
だんだんどこの尾根もいっしょに見えてしまいます(^^;;
まあ、そういうこってすね(;^ω^)
> トチとカツラのワンダーランドでも何本かの木が倒れていたが、カツラの巨木群が無事だったのは救いだ。
よかった、よかった。
多少の枝折れはあったけど、倒れてる木がないのが救いでした。
>これも自然の摂理である以上しょうがないのだが、何とも言えないやるせなさを感じる。
これってP806から南への下りですよね。
雪が積もる前に見に行ってみようかな、、、
そうそう。目を覆いたくなりました。
西方向に下りたのでしょうか?
P661の北西側の沢からでしたら、も少し雰囲気よかったと思います。
見るからにそうだったんだけど、一度は歩いておかねばと・・・・失敗でした。
素敵な出合いありの一日、お疲れさまでした。
なかなか人に会わない山での出会いはいいですね。
山日和
コースよりも
>【日 付】2018年11月18日(日)
>折戸谷林道駐車地8:21
これに一番食いついてしまいました。
能登又谷林道あたり 08:00 ← かなりニアミスしていましたね。
おー、と言うことは松屋に8時前ぐらい?惜しかったね~。
> 折戸谷林道で準備をしていると、3人パーティーが歩いてきた。
この界隈も繁盛してくれているのでしょうか。
2組で繁盛ってことも・・・
> 折戸谷奥の二俣はいいところだ。
個人的には、かなりお気に入りです。この界隈で指折り数えるぐらいのいいところです。
さすがにちゃんと目を付けてましたか。牛谷右俣もいいけどね。
出合いからほぼ真北に進んだのですか?
そうです。
倒れたブナを継いでくれるブナがあるのかなと少し心配になります。
生きてるうちは無理だろうけど、自然はそんなにヤワじゃないと思っています。
>台地の北東端から北西に伸びる尾根に乗った。緩やかでブナもそれなりにあり、なぜ今まで使わなかったのか、
>甲森谷から稜線に上がるベストコースじゃないかなどと思いながら歩いていると様子がおかしくなってきた。
だんだんどこの尾根もいっしょに見えてしまいます(^^;;
まあ、そういうこってすね(;^ω^)
> トチとカツラのワンダーランドでも何本かの木が倒れていたが、カツラの巨木群が無事だったのは救いだ。
よかった、よかった。
多少の枝折れはあったけど、倒れてる木がないのが救いでした。
>これも自然の摂理である以上しょうがないのだが、何とも言えないやるせなさを感じる。
これってP806から南への下りですよね。
雪が積もる前に見に行ってみようかな、、、
そうそう。目を覆いたくなりました。
西方向に下りたのでしょうか?
P661の北西側の沢からでしたら、も少し雰囲気よかったと思います。
見るからにそうだったんだけど、一度は歩いておかねばと・・・・失敗でした。
素敵な出合いありの一日、お疲れさまでした。
なかなか人に会わない山での出会いはいいですね。
山日和