【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい

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副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい

投稿記事 by 副館長 »

【 日 付 】2018年7月14~16日
【 山 域 】北アルプス後立山連峰
【メンバー】NK氏、副館長
【 天 候 】全部快晴
【 ルート 】14日:9:30扇沢(路駐)→9:50柏原新道入口→13:15~14:00種池山荘→14:40爺ヶ岳南峰→15:00爺ヶ岳中峰→15:40種池山荘(テン泊)
15日:4:10種池山荘→5:45岩小屋沢岳→6:30新越山荘→7:25鳴沢岳→8:40赤沢岳→10:45スバリ岳→12:25針ノ木岳→14:00針ノ木小屋(テン泊)
16日:4:45針ノ木小屋→5:40蓮華岳→6:55~7:15針ノ木小屋→10:10扇沢駅→10:45路駐場所

海の日の3連休、扇沢を起点に、2泊3日で爺ヶ岳から蓮華岳まで縦走した。

14日、梅雨明け直後の3連休の初日ということで、扇沢の無料駐車場は満車。かなり手前に路駐した。
種池山荘までの柏原新道はコースタイム3時間50分の登りだが、樹間から後立の主稜線が見えたり花が咲いていたりで、気がまぎれる。いつものことながらNK氏はゆっくりだ。途中で待つと、40分も遅れてきた。そしてまた一緒に出発するが、「先に登って爺ヶ岳に行ってくる」と言い残してもう待つのはやめた。彼を待った40分を入れて3時間25分で種池に着いた。
種池のテント場を見てびっくり。テントがぎっちり。こんなの見たことない。小屋にどうしたら良いか聞くと「あそこに張れないなら小屋泊まりしてもらうしかない」という。それは困る。私と同時に到着した人はあきらめて小屋に泊まると言っていたが、私は無理やり張った。隣のテントとはくっついている。テントの中にいると外のことは忘れがちだが、隣のテント側に寝返りを打つと、隣の人の感触が伝わる。私の隣は20歳代と思われる朗らかな女性だった。
種池山荘のテント場
種池山荘のテント場
テントを張ってから小屋でビールを飲んだ。実は今年私の職場に入ってきた新規採用の女性が、2年前に種池山荘で働いていたと聞いていたので、そのことを小屋の女性に言うと「本当ですか?〇〇さん、すごく面白い人でした。サービスさせてください!」とビールをサービスしてくれた。ありがたい。
爺ヶ岳ピストンは軽装でラクラク。立山剱が見えて、南峰を過ぎるとコマクサが咲いていて、最高だ。あまり印象にないがこんなに良い山だったのか。中峰の頂上手前には雷鳥の親子が。鹿島槍や剱をバックにポーズをとってくれる。そして、登山道を中峰頂上まで誘導してくれた。
爺ヶ岳のコマクサ
爺ヶ岳のコマクサ
雷鳥さんが「鹿島槍です」と言っていました
雷鳥さんが「鹿島槍です」と言っていました
種池山荘に戻るとNK氏が着いていた。15時半に着いたそうだ。なんと、私が到着して1時間15分後。待っていなくて良かった。
ところで、NK氏はとんでもないところに無理やりテントを張った。隣のテントの入口が完全にふさぎ、しかもNK氏はフライをかぶせることすらできない。しかし、非常事態なので、隣の人から文句を言われなかったそうだ。

15日は針ノ木岳方向への縦走。途中、さして有名な山があるわけではなく期待していなかったが、展望が良く、いい尾根だった。ちなみに、種池にいた登山客の大半は鹿島槍の方に行っており、針ノ木方向は比較的すいている。
相変わらずNK氏はゆっくりで、1時間歩くと30分待つ感じだ。なかなか来ないので、他の登山者に「私の連れ、いませんでしたか?」と聞くと、「だいぶバテているみたいでしたよ」と言われた。マイペースなのかと思っていたが。彼は私の前にはいつも元気に表れる。
岩小屋沢岳なんて初めて聞いたけど、展望良いです
岩小屋沢岳なんて初めて聞いたけど、展望良いです
赤沢岳まではプロムナード的。スバリ岳の登りから岩肌の風合いだが、危ないところはない。種池山荘で働いていた新規職員からは「尾根の細いところがあるので気を付けてくださいね」と言われていたが、そこも見た目ほど怖くはない。富士山まで見える好天であった。
針ノ木小屋のサイト地は、混んではいたものの、種池とは全く違い、普通に快適だった。
鳴沢岳に来ると黒部湖が見えます
鳴沢岳に来ると黒部湖が見えます
16日は、まず蓮華岳へピストン。実は、蓮華岳は、私が小学校高学年の時に、初めて登った日本アルプスの山。家族全員で針ノ雪渓を往復した。あの時、針ノ木峠で「何で針ノ木に登らず蓮華なんだ!?」と思ったが、両方登ってみて、蓮華の方がいいなあと思った。なにせ、なだらかで雰囲気が良く、コマクサが咲き乱れている。本当に気持ちがいい。寒かったが。
針ノ木小屋からすぐのところで葛飾北斎のような世界が
針ノ木小屋からすぐのところで葛飾北斎のような世界が
頂上のコマクサです
頂上のコマクサです
下山は針ノ木雪渓。案外急で、小学生の時に土踏まずだけの4本爪アイゼンで登り下りしたが、よく滑らなかったなと思う。今回は6本爪を持って行ったが、12本を使っている人も多い。雪渓を終えると、灼熱の世界に突入した。
針ノ木雪渓
針ノ木雪渓
下山後翌日から3日仕事をして、また北アルプスに行ったので、レポをあげるのが遅れました<(_ _)>

副館長
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、副館長さん。

【 ルート 】14日:9:30扇沢(路駐)→9:50柏原新道入口→13:15~14:00種池山荘→14:40爺ヶ岳南峰→15:00爺ヶ岳中峰→15:40種池山荘(テン泊)
15日:4:10種池山荘→5:45岩小屋沢岳→6:30新越山荘→7:25鳴沢岳→8:40赤沢岳→10:45スバリ岳→12:25針ノ木岳→14:00針ノ木小屋(テン泊)
16日:4:45針ノ木小屋→5:40蓮華岳→6:55~7:15針ノ木小屋→10:10扇沢駅→10:45路駐場所

新採のころ同じコースを歩きましたが静かなもんでした。


種池のテント場を見てびっくり。テントがぎっちり。こんなの見たことない。小屋にどうしたら良いか聞くと「あそこに張れないなら小屋泊まりしてもらうしかない」という。それは困る。私と同時に到着した人はあきらめて小屋に泊まると言っていたが、私は無理やり張った。隣のテントとはくっついている。テントの中にいると外のことは忘れがちだが、隣のテント側に寝返りを打つと、隣の人の感触が伝わる。私の隣は20歳代と思われる朗らかな女性だった。

一人一張りの時代はすごい事になりますね。 :shock:

隣の女性の感触といえば・・
ワンゲルで最初にメッチェンとくっつく形でシュラフで寝たことを思い出しました。
純粋な私は、こんなことしてもいいのだろうかとドギマギしました。


テントを張ってから小屋でビールを飲んだ。実は今年私の職場に入ってきた新規採用の女性が、2年前に種池山荘で働いていたと聞いていたので、そのことを小屋の女性に言うと「本当ですか?〇〇さん、すごく面白い人でした。サービスさせてください!」とビールをサービスしてくれた。ありがたい。

それは良かったですね。
小屋主をしていたツレに個室をサービスしてもらったことがあったけど・・
このあたり結構ドンブリなのかな?


15日は針ノ木岳方向への縦走。途中、さして有名な山があるわけではなく期待していなかったが、展望が良く、いい尾根だった。ちなみに、種池にいた登山客の大半は鹿島槍の方に行っており、針ノ木方向は比較的すいている。


昔はガラガラで、こんなに静かな北アがあるんだという感じでした。


下山は針ノ木雪渓。案外急で、小学生の時に土踏まずだけの4本爪アイゼンで登り下りしたが、よく滑らなかったなと思う。今回は6本爪を持って行ったが、12本を使っている人も多い。雪渓を終えると、灼熱の世界に突入した。

お疲れさまでした。
天候に恵まれて良かったです。
登山ブーム恐るべしです。

キックステップで降りたなあ。


下山後翌日から3日仕事をして、また北アルプスに行ったので、レポをあげるのが遅れました<(_ _)>

メチャクチャ元気ですね。
私は8月に中央アルプスの沢に入る準備をしています。

                       わりばし
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい

投稿記事 by biwaco »

お仕事に山にとフル回転のアツイ夏ですね~(^^♪
ダラダラ生活のびわ爺は反省の夏です。ボケーっとしてるんじゃないよ!と叱られそうや。
海の日の3連休、扇沢を起点に、2泊3日で爺ヶ岳から蓮華岳まで縦走した。
扇沢からのグルリンポンか、びわ爺も行ってきたなあ…
いつだったか記憶を辿っても出てこないんで、記録を辿ると、まだ4年前のことでしたわ(゜o゜)
びわ爺たちは逆回りでした。
扇沢の駐車場は超満員で、下のほうの臨時駐車場に誘導されました。
いつものことながらNK氏はゆっくりだ。途中で待つと、40分も遅れてきた。そしてまた一緒に出発するが、「先に登って爺ヶ岳に行ってくる」と言い残してもう待つのはやめた。彼を待った40分を入れて3時間25分で種池に着いた。
NK氏って、びわ爺といい勝負かも(^_-)
いつかご一緒したいもんです。
種池のテント場を見てびっくり。テントがぎっちり。こんなの見たことない。小屋にどうしたら良いか聞くと「あそこに張れないなら小屋泊まりしてもらうしかない」という。それは困る。私と同時に到着した人はあきらめて小屋に泊まると言っていたが、私は無理やり張った。隣のテントとはくっついている。テントの中にいると外のことは忘れがちだが、隣のテント側に寝返りを打つと、隣の人の感触が伝わる。私の隣は20歳代と思われる朗らかな女性だった。
やはりjctは混みあいますね。小屋泊でも種池小屋は混みますけど、隣りの新越山荘は比較的すいてて「普通に快適」でした。
超満員テン場の密接お隣さん…気になりますねえ~(^_-)
種池山荘に戻るとNK氏が着いていた。15時半に着いたそうだ。なんと、私が到着して1時間15分後。待っていなくて良かった。
ところで、NK氏はとんでもないところに無理やりテントを張った。隣のテントの入口が完全にふさぎ、しかもNK氏はフライをかぶせることすらできない。しかし、非常事態なので、隣の人から文句を言われなかったそうだ。
NKさん、ますます親近感を覚えます(^_-)

15日は針ノ木岳方向への縦走。途中、さして有名な山があるわけではなく期待していなかったが、展望が良く、いい尾根だった。ちなみに、種池にいた登山客の大半は鹿島槍の方に行っており、針ノ木方向は比較的すいている。

赤沢岳まではプロムナード的。スバリ岳の登りから岩肌の風合いだが、危ないところはない。種池山荘で働いていた新規職員からは「尾根の細いところがあるので気を付けてくださいね」と言われていたが、そこも見た目ほど怖くはない。富士山まで見える好天であった。
剱岳や後立山など眺望抜群の稜線ですね♪
針ノ木小屋のサイト地は、混んではいたものの、種池とは全く違い、普通に快適だった。
テン場は狭いのにね。
「普通に快適」って?分かったような、やっぱりわからんような…(゜o゜)
下山は針ノ木雪渓。案外急で、小学生の時に土踏まずだけの4本爪アイゼンで登り下りしたが、よく滑らなかったなと思う。今回は6本爪を持って行ったが、12本を使っている人も多い。雪渓を終えると、灼熱の世界に突入した


やはり針ノ木雪渓は下るほうが楽かも。
登りに使ったので、最後の急斜面で息が切れました。

台風12号が通り過ぎたら、思い切って山に出かけようかなあ(゜o゜)

                 ~biwa爺
副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい

投稿記事 by 副館長 »

わりばしさん、こんばんは。レスありがとうございます。
新採のころ同じコースを歩きましたが静かなもんでした。
30年以上前の話ですか。登山が下火の頃かな。
一人一張りの時代はすごい事になりますね。 :shock:
料金を一人幾らではなく、一張り幾らにすべき時がきたと思います。
隣の女性の感触といえば・・
ワンゲルで最初にメッチェンとくっつく形でシュラフで寝たことを思い出しました。
純粋な私は、こんなことしてもいいのだろうかとドギマギしました。
ドギマギするメッチェンもいましたね。何も感じない人もいましたが。
それは良かったですね。
小屋主をしていたツレに個室をサービスしてもらったことがあったけど・・
このあたり結構ドンブリなのかな?
良い新人さんが入りました。いつか一緒に山登りを楽しみたいです。
彼女、暇があれば一人でテントを担いで登るそうです。
他の新人さんが「私はディズニーが好きです。ディズニーランドは夢の国です」と自己紹介した後で、
彼女は「私のディズニーランドは山です」と言っておりました。
昔はガラガラで、こんなに静かな北アがあるんだという感じでした。
今は、車で行く人には便利な、数少ない周遊コースです。
とはいえ、このルートにはさほどの魅力はないのかなと思いましたが、そんなことありませんでした。
登山ブーム恐るべしです。
キックステップで降りたなあ。
登りはツボ足の人もいましたが、下りはいませんでしたね。
子どもの頃、親父がピッケルを使ってグリセードで下りているのを見て格好いいなと思いましたが、
今や、グリセードは死語ですね。
メチャクチャ元気ですね。
私は8月に中央アルプスの沢に入る準備をしています。
8月が仕事で土日もほぼ全滅なので、意地になってまた北アルプスに行きました。
今回は単独だったので、速かったです。

             副館長
副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【北ア】爺ヶ岳~蓮華岳縦走 梅雨明け3連休のテント場は恐ろしい

投稿記事 by 副館長 »

biwacoさん、こんばんは。レスありがとうございます。
扇沢からのグルリンポンか、びわ爺も行ってきたなあ…
いつだったか記憶を辿っても出てこないんで、記録を辿ると、まだ4年前のことでしたわ(゜o゜)
びわ爺たちは逆回りでした。
扇沢の駐車場は超満員で、下のほうの臨時駐車場に誘導されました。
おそらくその臨時駐車場が満車で、路駐しました。
上手に路肩に収めましたが、下山するまで少し心配しました。
NK氏って、びわ爺といい勝負かも(^_-)
いつかご一緒したいもんです。
おば(あ)ちゃんグループに抜かされますからね。まだ60歳そこそこなのに。
やはりjctは混みあいますね。小屋泊でも種池小屋は混みますけど、隣りの新越山荘は比較的すいてて「普通に快適」でした。
超満員テン場の密接お隣さん…気になりますねえ~(^_-)
新越はテン場がありません。隣のメッチェン、朗らかで笑顔が素敵な方でした。
剱岳や後立山など眺望抜群の稜線ですね♪
本当、剱も鹿島槍も素晴らしいです。南側は、針ノ木に登るとすんごいです。
テン場は狭いのにね。
「普通に快適」って?分かったような、やっぱりわからんような…(゜o゜)
一張ずつ離れて張れるので、快適です。大体満杯でしたけど、無理する必要はありませんでした。
やはり針ノ木雪渓は下るほうが楽かも。
登りに使ったので、最後の急斜面で息が切れました。
雪渓はサクサク下りたいなと思って反時計回りにしました。
台風12号が通り過ぎたら、思い切って山に出かけようかなあ(゜o゜)
今年は今のところ、山のあたり年ですね。どんどん行きましょう。私は仕事でなかなか行けませんが。

                 副館長
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