【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
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新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
黒蔵谷は下の廊下、中の廊下、上の廊下と呼ばれる3つの廊下を配し、下流部はほとんどがゴルジュ内の泳ぎと大滝の突破の連続である。michiさんから31日に休みが取れたので2泊3日の予定で黒蔵谷遡行、高山谷下降に挑戦しませんかとのお誘い。正直言って私は泳ぎ沢が苦手である。泊まり装備で行って溺れかけたトラウマがある。しかし、ライフジャケットを持っていけば大丈夫とのmichiさんの言葉に乗せられて行くことにした。まあ、今の私の能力でどれだけ泳ぎ沢に通用するのか試してみるのもいいだろう。
しかし、現実は甘くなかった。ラバーソールの天敵である錆色の藻が生えたツルツルの石と苦手の泳ぎと大滝のきわどい突破に体力気力共使い果たし、1日目にして敗退決定。まあ、その一部始終を報告します。
【 日 付 】2017年7月29日(土)〜30日(日)
【 山 域 】南紀 熊野川水系大塔川支流 黒蔵谷
【メンバー】michi、シュークリーム
【 天 候 】両日とも曇り一時雨
【 ルート 】
1日目:駐車地 6:00 --- 6:18 鮎返滝 --- 下の廊下 --- 8:57 出谷出会い --- 中の廊下 --- 11:18 6m滝--- 12:30 高山谷出会い(泊)
2日目:泊地 7:38 --- 10:35 出谷出会い --- 12:31鮎返滝 --- 13:25 大塔川 --- 13:45 駐車地
1日目:
1日目朝5時に駐車地に集合とのこと。michiさん張り切っているなあと思いながら、深夜2時半に自宅を出る。それにしても自宅から2時間半で川湯温泉の奧の林道までたどり着けるなんて、ちょっと前までは考えられなかったことだ。
6時に出発。駐車地から杣道をたどると黒蔵谷出会いのすぐ下流に降りる。右折して黒蔵谷。水温が高いせいか流れの中の石のほとんどに赤錆色の藻がつき、ほとんど摩擦を感じずにツルッと滑る。滑って捻挫をしないように気をつけないといけないなと思いがながら、腰が引けてしまう。 しばらく行くと最初の関門、鮎返滝。いかにも南紀の滝らしく、水量豊富で立派な滝だ。ここは釜を泳いで滝の左に取り付き、登るコースだ。突撃隊長で泳いで行くが、ザックに外付けしていたロープが横向きになって、体全体が横になってしまい、コントロールがつかなくなる。這々の体で引き返し、michiさんにバトンタッチ。ロープで引っ張ってもらう。
滝左のテラスに上がり、さらに垂壁を4mほど登らなくてはならない。ホールドが細かく、厳しそう。カムが使えるようなスリットはなく、ハーケンを打つようなリスもない。意を決してフリーで登る。下が岩なので落ちることはできない。なんとか登りきり、michiさんを引き上げる。久しぶりに怖い思いをした。
滝を越えるとすぐに下の廊下。ロープをザックの中に無理やり押し込み、泳ぎ始めるが、やはり体が横になってコントロールがきかなくなる。しょうがないので、この後はずっとmichiさんにロープで引っ張ってもらうことにする。 この時点ですでに気分は下降モード。michiさんが気を使って「シュークリームさんと一緒に来ることができてよかった」と言ってくれるし、確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。 下の廊下を越え、出谷出会いを過ぎるとすぐに中の廊下が始まる。ここもmichiさんにロープで引っ張ってもらう。 中の廊下の中に立派な6m滝。滝の左を登るのだが、取り付きが垂直でとても登れそうには見えない。michiさんが泳いで取り付く。2回ほど落ち、3回目に見事に上がる。この人の登攀能力はすごい。ロープで引っ張ってもらって私も上がろうとするが、ホールドもなく、岩はツルツルでとても登れない。michiさんはこんなところをどうやって登ったのだろうか。 何度か試みるがとても登れない。水中に長いこと浸かっているうちに、体が冷えてきて力が抜けて行くのがわかる。michiさんに敗退の意思を伝えるが、許してくれない。なんとか試み、最後はmichiさんに無理やり引き上げてもらう。この時点ですでに戦意喪失。この状態でこれ以上進んで、事故でも起こすと取り返しのつかないことになる。まだ体力が残っているうちに撤退を決めるべきだろう。michiさんにもうこれ以上は進めないことを伝える。
時間は早いが、この先の高山谷出会いで沢泊することにする。高山谷出会いには沢泊に最適な平坦な場所があり、前住人が残していったものであろう薪がたくさん残されている。michiさんは今晩の食料の調達に、私は焚き火をしてのんびりする。まだ明るいうちからバーボンを飲み、焚き火の横で酔っ払って居眠りする。そのうち、michiさんがテントに引き上げたので、私もタープにくるまって寝る。虫もいなくて、寒くもなく、熟睡できた。
2日目:
今日はもうのんびりなので、ゆっくりめに6時に起きる。ゆっくりと朝食をすませる。michiさんから今日中に下山しましょうかとの提案。私ももうこれ以上突っ込む気はないので賛成する。
昨日たどったルートをそのまま下降するので気が楽だ。6m滝を懸垂で降りた後だろうか、michiさんが顔をしかめている。左足をひねったらしい。歩けるかと聞くと歩けるということなので、ゆっくりとでも歩いてもらうことにする。どうせ食料はあと二日分残っているので、歩けなくなったらもう一晩山中で過ごせばいい。 私が先行し、michiさんが後をゆっくりとついてくる。下降は水の流れに乗って泳げばいいし、昨日の経験でバランスをとって泳ぐコツも掴めたので、ゆっくりとではあるが自分で泳げるようになった。今回の一番の収穫だろう。余裕が出てきたので、周りの風景を見ることができる。よく見ると本当に美しい渓谷だ。 それでも、ほとんど水に浸かりっぱなしなのと、ぬるぬるの石に悩まされて疲れが蓄積してくる。時々派手に転ぶので、身体中アザだらけになっていることだろう。最後の鮎返滝を懸垂で下降するともうすぐそこが大塔川の出会いだ。ただ下降しただけなのに、いつもの倍疲れたような気がする。おそらく、ずっと水に浸かっていて、体が冷えたせいだろう。最後の気力を振り絞って林道まで上がる。生きて帰ってこれてよかった。 二日間で遡行に6時間半、下降に6時間かかった沢旅だった。これでも黒蔵谷の下半分しか遡行できていない。結果的に敗退したとはいえ、私なりに力を使い果たしたので、反省点は特別ない。まあ、自分のような老人が行くべき谷ではなかったということだろう。足を引っ張ってしまったmichiさんには申し訳ないと思っている。
今回の教訓:老人に冷えは禁物
なお、休日が1日残っていたので、michiさんと二人で湯峰温泉に泊まってのんびりしてきました。私向きの沢旅で、いい時間を過ごすことができました。終わり。
しかし、現実は甘くなかった。ラバーソールの天敵である錆色の藻が生えたツルツルの石と苦手の泳ぎと大滝のきわどい突破に体力気力共使い果たし、1日目にして敗退決定。まあ、その一部始終を報告します。
【 日 付 】2017年7月29日(土)〜30日(日)
【 山 域 】南紀 熊野川水系大塔川支流 黒蔵谷
【メンバー】michi、シュークリーム
【 天 候 】両日とも曇り一時雨
【 ルート 】
1日目:駐車地 6:00 --- 6:18 鮎返滝 --- 下の廊下 --- 8:57 出谷出会い --- 中の廊下 --- 11:18 6m滝--- 12:30 高山谷出会い(泊)
2日目:泊地 7:38 --- 10:35 出谷出会い --- 12:31鮎返滝 --- 13:25 大塔川 --- 13:45 駐車地
1日目:
1日目朝5時に駐車地に集合とのこと。michiさん張り切っているなあと思いながら、深夜2時半に自宅を出る。それにしても自宅から2時間半で川湯温泉の奧の林道までたどり着けるなんて、ちょっと前までは考えられなかったことだ。
6時に出発。駐車地から杣道をたどると黒蔵谷出会いのすぐ下流に降りる。右折して黒蔵谷。水温が高いせいか流れの中の石のほとんどに赤錆色の藻がつき、ほとんど摩擦を感じずにツルッと滑る。滑って捻挫をしないように気をつけないといけないなと思いがながら、腰が引けてしまう。 しばらく行くと最初の関門、鮎返滝。いかにも南紀の滝らしく、水量豊富で立派な滝だ。ここは釜を泳いで滝の左に取り付き、登るコースだ。突撃隊長で泳いで行くが、ザックに外付けしていたロープが横向きになって、体全体が横になってしまい、コントロールがつかなくなる。這々の体で引き返し、michiさんにバトンタッチ。ロープで引っ張ってもらう。
滝左のテラスに上がり、さらに垂壁を4mほど登らなくてはならない。ホールドが細かく、厳しそう。カムが使えるようなスリットはなく、ハーケンを打つようなリスもない。意を決してフリーで登る。下が岩なので落ちることはできない。なんとか登りきり、michiさんを引き上げる。久しぶりに怖い思いをした。
滝を越えるとすぐに下の廊下。ロープをザックの中に無理やり押し込み、泳ぎ始めるが、やはり体が横になってコントロールがきかなくなる。しょうがないので、この後はずっとmichiさんにロープで引っ張ってもらうことにする。 この時点ですでに気分は下降モード。michiさんが気を使って「シュークリームさんと一緒に来ることができてよかった」と言ってくれるし、確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。 下の廊下を越え、出谷出会いを過ぎるとすぐに中の廊下が始まる。ここもmichiさんにロープで引っ張ってもらう。 中の廊下の中に立派な6m滝。滝の左を登るのだが、取り付きが垂直でとても登れそうには見えない。michiさんが泳いで取り付く。2回ほど落ち、3回目に見事に上がる。この人の登攀能力はすごい。ロープで引っ張ってもらって私も上がろうとするが、ホールドもなく、岩はツルツルでとても登れない。michiさんはこんなところをどうやって登ったのだろうか。 何度か試みるがとても登れない。水中に長いこと浸かっているうちに、体が冷えてきて力が抜けて行くのがわかる。michiさんに敗退の意思を伝えるが、許してくれない。なんとか試み、最後はmichiさんに無理やり引き上げてもらう。この時点ですでに戦意喪失。この状態でこれ以上進んで、事故でも起こすと取り返しのつかないことになる。まだ体力が残っているうちに撤退を決めるべきだろう。michiさんにもうこれ以上は進めないことを伝える。
時間は早いが、この先の高山谷出会いで沢泊することにする。高山谷出会いには沢泊に最適な平坦な場所があり、前住人が残していったものであろう薪がたくさん残されている。michiさんは今晩の食料の調達に、私は焚き火をしてのんびりする。まだ明るいうちからバーボンを飲み、焚き火の横で酔っ払って居眠りする。そのうち、michiさんがテントに引き上げたので、私もタープにくるまって寝る。虫もいなくて、寒くもなく、熟睡できた。
2日目:
今日はもうのんびりなので、ゆっくりめに6時に起きる。ゆっくりと朝食をすませる。michiさんから今日中に下山しましょうかとの提案。私ももうこれ以上突っ込む気はないので賛成する。
昨日たどったルートをそのまま下降するので気が楽だ。6m滝を懸垂で降りた後だろうか、michiさんが顔をしかめている。左足をひねったらしい。歩けるかと聞くと歩けるということなので、ゆっくりとでも歩いてもらうことにする。どうせ食料はあと二日分残っているので、歩けなくなったらもう一晩山中で過ごせばいい。 私が先行し、michiさんが後をゆっくりとついてくる。下降は水の流れに乗って泳げばいいし、昨日の経験でバランスをとって泳ぐコツも掴めたので、ゆっくりとではあるが自分で泳げるようになった。今回の一番の収穫だろう。余裕が出てきたので、周りの風景を見ることができる。よく見ると本当に美しい渓谷だ。 それでも、ほとんど水に浸かりっぱなしなのと、ぬるぬるの石に悩まされて疲れが蓄積してくる。時々派手に転ぶので、身体中アザだらけになっていることだろう。最後の鮎返滝を懸垂で下降するともうすぐそこが大塔川の出会いだ。ただ下降しただけなのに、いつもの倍疲れたような気がする。おそらく、ずっと水に浸かっていて、体が冷えたせいだろう。最後の気力を振り絞って林道まで上がる。生きて帰ってこれてよかった。 二日間で遡行に6時間半、下降に6時間かかった沢旅だった。これでも黒蔵谷の下半分しか遡行できていない。結果的に敗退したとはいえ、私なりに力を使い果たしたので、反省点は特別ない。まあ、自分のような老人が行くべき谷ではなかったということだろう。足を引っ張ってしまったmichiさんには申し訳ないと思っている。
今回の教訓:老人に冷えは禁物
なお、休日が1日残っていたので、michiさんと二人で湯峰温泉に泊まってのんびりしてきました。私向きの沢旅で、いい時間を過ごすことができました。終わり。
@シュークリーム@
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
シュークリームさん、こんばんは
黒蔵谷お疲れ様でした。
我々(鈴ハイ)も1週間前に5人で黒蔵谷に行っていました。
大きなザックを背負っての泳ぎは慣れないと厳しいですね。
我々の場合も次郎さんが新調大型ザックのお蔭で全く泳げず、
前半はずっとロープで引っ張っていた為、腕がパンプしてしまいました。
高山谷出合着が16:00、早い時間に諦めちゃったんですね。
(高山谷出合の薪は我々が集めたものです)
翌日はカンタロウ滝の巻きに手こずって時間切れ、
周回はあきらめて2泊で黒蔵谷を抜けました。
泳ぎが苦手な人には厳しい谷ですが、美しさは南紀一だと思います。
今度はのんびり泳ぎ下るってにはどうですか?
たろー
黒蔵谷お疲れ様でした。
我々(鈴ハイ)も1週間前に5人で黒蔵谷に行っていました。
大きなザックを背負っての泳ぎは慣れないと厳しいですね。
我々の場合も次郎さんが新調大型ザックのお蔭で全く泳げず、
前半はずっとロープで引っ張っていた為、腕がパンプしてしまいました。
高山谷出合着が16:00、早い時間に諦めちゃったんですね。
(高山谷出合の薪は我々が集めたものです)
翌日はカンタロウ滝の巻きに手こずって時間切れ、
周回はあきらめて2泊で黒蔵谷を抜けました。
泳ぎが苦手な人には厳しい谷ですが、美しさは南紀一だと思います。
今度はのんびり泳ぎ下るってにはどうですか?
たろー
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
たろーさん、おはようございます。
大きなザックを背負っての泳ぎは慣れないと厳しいですね。
我々の場合も次郎さんが新調大型ザックのお蔭で全く泳げず、
前半はずっとロープで引っ張っていた為、腕がパンプしてしまいました。
大型ザックとライフジャケットの組み合わせで泳ぐのが難しいことを初めて知りました。自分にとっては初めての経験だったので、最初全くコントロールできませんでした。そのためにザックの小型化に取り組んでいるんですが、それでも戸惑いましたね。次郎さんも私と同じように泳ぎに苦手意識があるので、よくわかります。
高山谷出合着が16:00、早い時間に諦めちゃったんですね。
(高山谷出合の薪は我々が集めたものです)
撤退の決断は早いほどいいと常々思っていますので、michiさんには申し訳なかったのですが、早めに決断させていただきました。登山は無事に下山してなんぼのもんですので。再挑戦は何度でもできますが、死んでしまってはそれでおしまいですから。
あの薪はもしかしたらたろーさんたちが残したのかなあと言っていたんですが、やっぱりそうだったんですねえ。
ずいぶんたくさん残していただいてありがとうございました。あれだけで十分一晩もちました。
翌日はカンタロウ滝の巻きに手こずって時間切れ、
周回はあきらめて2泊で黒蔵谷を抜けました。
そうみたいですね。最終日の林道歩きは大変だったでしょう。
私たちは帰りも沢だったので、渓谷美を楽しみながら降りました。そういう意味ではよかったかも。
泳ぎが苦手な人には厳しい谷ですが、美しさは南紀一だと思います。
今度はのんびり泳ぎ下るってにはどうですか?
いやあ、もう十分に堪能しましたんで、今後は自分の身の丈にあった谷で遊びますわ。
大きなザックを背負っての泳ぎは慣れないと厳しいですね。
我々の場合も次郎さんが新調大型ザックのお蔭で全く泳げず、
前半はずっとロープで引っ張っていた為、腕がパンプしてしまいました。
大型ザックとライフジャケットの組み合わせで泳ぐのが難しいことを初めて知りました。自分にとっては初めての経験だったので、最初全くコントロールできませんでした。そのためにザックの小型化に取り組んでいるんですが、それでも戸惑いましたね。次郎さんも私と同じように泳ぎに苦手意識があるので、よくわかります。
高山谷出合着が16:00、早い時間に諦めちゃったんですね。
(高山谷出合の薪は我々が集めたものです)
撤退の決断は早いほどいいと常々思っていますので、michiさんには申し訳なかったのですが、早めに決断させていただきました。登山は無事に下山してなんぼのもんですので。再挑戦は何度でもできますが、死んでしまってはそれでおしまいですから。
あの薪はもしかしたらたろーさんたちが残したのかなあと言っていたんですが、やっぱりそうだったんですねえ。
ずいぶんたくさん残していただいてありがとうございました。あれだけで十分一晩もちました。
翌日はカンタロウ滝の巻きに手こずって時間切れ、
周回はあきらめて2泊で黒蔵谷を抜けました。
そうみたいですね。最終日の林道歩きは大変だったでしょう。
私たちは帰りも沢だったので、渓谷美を楽しみながら降りました。そういう意味ではよかったかも。
泳ぎが苦手な人には厳しい谷ですが、美しさは南紀一だと思います。
今度はのんびり泳ぎ下るってにはどうですか?
いやあ、もう十分に堪能しましたんで、今後は自分の身の丈にあった谷で遊びますわ。
@シュークリーム@
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
おはようございます、シュークリームさん。
しかし、現実は甘くなかった。ラバーソールの天敵である錆色の藻が生えたツルツルの石と苦手の泳ぎと大滝のきわどい突破に体力気力共使い果たし、1日目にして敗退決定。
フェルトなら違う感じですか?
しばらく行くと最初の関門、鮎返滝。いかにも南紀の滝らしく、水量豊富で立派な滝だ。ここは釜を泳いで滝の左に取り付き、登るコースだ。突撃隊長で泳いで行くが、ザックに外付けしていたロープが横向きになって、体全体が横になってしまい、コントロールがつかなくなる。這々の体で引き返し、michiさんにバトンタッチ。ロープで引っ張ってもらう。
ライフジャケットの量を減らして浮力を抑えるみたいなことが高桑さんの本に書いてありましたが
ライフジャケットの浮力の関係ですか?
この時点ですでに気分は下降モード。michiさんが気を使って「シュークリームさんと一緒に来ることができてよかった」と言ってくれるし、確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。
私も同じような事になっていそうだなあ・・
時間は早いが、この先の高山谷出会いで沢泊することにする。高山谷出会いには沢泊に最適な平坦な場所があり、前住人が残していったものであろう薪がたくさん残されている。michiさんは今晩の食料の調達に、私は焚き火をしてのんびりする。まだ明るいうちからバーボンを飲み、焚き火の横で酔っ払って居眠りする。そのうち、michiさんがテントに引き上げたので、私もタープにくるまって寝る。虫もいなくて、寒くもなく、熟睡できた。
豊かな晩餐になりましたか?
それでも、ほとんど水に浸かりっぱなしなのと、ぬるぬるの石に悩まされて疲れが蓄積してくる。時々派手に転ぶので、身体中アザだらけになっていることだろう。最後の鮎返滝を懸垂で下降するともうすぐそこが大塔川の出会いだ。ただ下降しただけなのに、いつもの倍疲れたような気がする。おそらく、ずっと水に浸かっていて、体が冷えたせいだろう。最後の気力を振り絞って林道まで上がる。生きて帰ってこれてよかった。
michiさんもハードな沢旅が続くなあ。
なお、休日が1日残っていたので、michiさんと二人で湯峰温泉に泊まってのんびりしてきました。私向きの沢旅で、いい時間を過ごすことができました。終わり。
無事でなによりです。
わりばし
しかし、現実は甘くなかった。ラバーソールの天敵である錆色の藻が生えたツルツルの石と苦手の泳ぎと大滝のきわどい突破に体力気力共使い果たし、1日目にして敗退決定。
フェルトなら違う感じですか?
しばらく行くと最初の関門、鮎返滝。いかにも南紀の滝らしく、水量豊富で立派な滝だ。ここは釜を泳いで滝の左に取り付き、登るコースだ。突撃隊長で泳いで行くが、ザックに外付けしていたロープが横向きになって、体全体が横になってしまい、コントロールがつかなくなる。這々の体で引き返し、michiさんにバトンタッチ。ロープで引っ張ってもらう。
ライフジャケットの量を減らして浮力を抑えるみたいなことが高桑さんの本に書いてありましたが
ライフジャケットの浮力の関係ですか?
この時点ですでに気分は下降モード。michiさんが気を使って「シュークリームさんと一緒に来ることができてよかった」と言ってくれるし、確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。
私も同じような事になっていそうだなあ・・
時間は早いが、この先の高山谷出会いで沢泊することにする。高山谷出会いには沢泊に最適な平坦な場所があり、前住人が残していったものであろう薪がたくさん残されている。michiさんは今晩の食料の調達に、私は焚き火をしてのんびりする。まだ明るいうちからバーボンを飲み、焚き火の横で酔っ払って居眠りする。そのうち、michiさんがテントに引き上げたので、私もタープにくるまって寝る。虫もいなくて、寒くもなく、熟睡できた。
豊かな晩餐になりましたか?
それでも、ほとんど水に浸かりっぱなしなのと、ぬるぬるの石に悩まされて疲れが蓄積してくる。時々派手に転ぶので、身体中アザだらけになっていることだろう。最後の鮎返滝を懸垂で下降するともうすぐそこが大塔川の出会いだ。ただ下降しただけなのに、いつもの倍疲れたような気がする。おそらく、ずっと水に浸かっていて、体が冷えたせいだろう。最後の気力を振り絞って林道まで上がる。生きて帰ってこれてよかった。
michiさんもハードな沢旅が続くなあ。
なお、休日が1日残っていたので、michiさんと二人で湯峰温泉に泊まってのんびりしてきました。私向きの沢旅で、いい時間を過ごすことができました。終わり。
無事でなによりです。
わりばし
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- 記事: 2223
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
- 連絡する:
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
シュークリームさん、おはよう。昨晩は涼しく寝られました。
黒蔵谷は下の廊下、中の廊下、上の廊下と呼ばれる3つの廊下を配し、
ドコにある谷なのかな? レポを読んでみるとグーには縁のない谷なので探すのはパス。
正直言って私は泳ぎ沢が苦手である。
まあ、今の私の能力でどれだけ泳ぎ沢に通用するのか試してみるのもいいだろう。
フムフム。シューさんの弱点を見つけたぞ。
流れの中の石のほとんどに赤錆色の藻がつき、ほとんど摩擦を感じずにツルッと滑る。
ラバー底の天敵の谷ですね。michiさんはフェルト底?
カムが使えるようなスリットはなく、ハーケンを打つようなリスもない。意を決してフリーで登る。
下が岩なので落ちることはできない。久しぶりに怖い思いをした。
う~む。登り切れる確信があったから取り付いたのでしょうが、
全国的に有名な沢屋さんも滑落死をしています。安全には万全をお願いします。
確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。
生きて帰ってこれてよかった。
うん。沢大好きなシューさんであっても厳しい渓だったのですね。
生きて帰ってこれてよかった。
自分の身の丈にあった谷で遊びますわ。
この言葉にグーも同感です。
グー(伊勢山上住人)
黒蔵谷は下の廊下、中の廊下、上の廊下と呼ばれる3つの廊下を配し、
ドコにある谷なのかな? レポを読んでみるとグーには縁のない谷なので探すのはパス。
正直言って私は泳ぎ沢が苦手である。
まあ、今の私の能力でどれだけ泳ぎ沢に通用するのか試してみるのもいいだろう。
フムフム。シューさんの弱点を見つけたぞ。
流れの中の石のほとんどに赤錆色の藻がつき、ほとんど摩擦を感じずにツルッと滑る。
ラバー底の天敵の谷ですね。michiさんはフェルト底?
カムが使えるようなスリットはなく、ハーケンを打つようなリスもない。意を決してフリーで登る。
下が岩なので落ちることはできない。久しぶりに怖い思いをした。
う~む。登り切れる確信があったから取り付いたのでしょうが、
全国的に有名な沢屋さんも滑落死をしています。安全には万全をお願いします。
確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。
生きて帰ってこれてよかった。
うん。沢大好きなシューさんであっても厳しい渓だったのですね。
生きて帰ってこれてよかった。
自分の身の丈にあった谷で遊びますわ。
この言葉にグーも同感です。
グー(伊勢山上住人)
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
シュークリさん、こんにちは。
黒蔵谷は下の廊下、中の廊下、上の廊下と呼ばれる3つの廊下を配し、下流部はほとんどがゴルジュ内の泳ぎと大滝の突破の連続である。
黒蔵谷は沢登りを始めた頃、バイブルだった「関西の谷」に載っていて興味を惹かれました。ただ、泳ぎの連続ってのが・・・
水温が高いせいか流れの中の石のほとんどに赤錆色の藻がつき、ほとんど摩擦を感じずにツルッと滑る。滑って捻挫をしないように気をつけないといけないなと思いがながら、腰が引けてしまう。
ラバーソールでしたか?南紀の谷はフェルトの方がいいみたいですね。
滝を越えるとすぐに下の廊下。ロープをザックの中に無理やり押し込み、泳ぎ始めるが、やはり体が横になってコントロールがきかなくなる。
この泳ぎではモチベーション低下必至ですね。
何度か試みるがとても登れない。水中に長いこと浸かっているうちに、体が冷えてきて力が抜けて行くのがわかる。michiさんに敗退の意思を伝えるが、許してくれない。なんとか試み、最後はmichiさんに無理やり引き上げてもらう。この時点ですでに戦意喪失。この状態でこれ以上進んで、事故でも起こすと取り返しのつかないことになる。まだ体力が残っているうちに撤退を決めるべきだろう。michiさんにもうこれ以上は進めないことを伝える。
いい判断だったんじゃないでしょうか? モチが下がった状態で無理してもロクなことはありません。
michiさんは今晩の食料の調達に、私は焚き火をしてのんびりする。まだ明るいうちからバーボンを飲み、焚き火の横で酔っ払って居眠りする。そのうち、michiさんがテントに引き上げたので、私もタープにくるまって寝る。虫もいなくて、寒くもなく、熟睡できた。
これだけでも来た甲斐があったというもの。でもこれだけのためにしては苦労し過ぎ?
昨日たどったルートをそのまま下降するので気が楽だ。6m滝を懸垂で降りた後だろうか、michiさんが顔をしかめている。左足をひねったらしい。歩けるかと聞くと歩けるということなので、ゆっくりとでも歩いてもらうことにする。
ありゃー、アクシデント発生ですね。骨折でなくてよかった。
それでも、ほとんど水に浸かりっぱなしなのと、ぬるぬるの石に悩まされて疲れが蓄積してくる。時々派手に転ぶので、身体中アザだらけになっていることだろう。最後の鮎返滝を懸垂で下降するともうすぐそこが大塔川の出会いだ。ただ下降しただけなのに、いつもの倍疲れたような気がする。おそらく、ずっと水に浸かっていて、体が冷えたせいだろう。最後の気力を振り絞って林道まで上がる。生きて帰ってこれてよかった。
冷えで体力を消耗するのと、脳の血流が悪くなって反射神経や判断力が鈍っているのもあったんでしょう。低体温症の2~3歩ぐらい手前だったのかもしれませんね。
やはり冷えは大敵です。その点、私は泳が(げ)ないのでその心配がない分有利?
今回の教訓:老人に冷えは禁物
これは老人に限らずですね。お疲れさまでした。
山日和
黒蔵谷は下の廊下、中の廊下、上の廊下と呼ばれる3つの廊下を配し、下流部はほとんどがゴルジュ内の泳ぎと大滝の突破の連続である。
黒蔵谷は沢登りを始めた頃、バイブルだった「関西の谷」に載っていて興味を惹かれました。ただ、泳ぎの連続ってのが・・・
水温が高いせいか流れの中の石のほとんどに赤錆色の藻がつき、ほとんど摩擦を感じずにツルッと滑る。滑って捻挫をしないように気をつけないといけないなと思いがながら、腰が引けてしまう。
ラバーソールでしたか?南紀の谷はフェルトの方がいいみたいですね。
滝を越えるとすぐに下の廊下。ロープをザックの中に無理やり押し込み、泳ぎ始めるが、やはり体が横になってコントロールがきかなくなる。
この泳ぎではモチベーション低下必至ですね。
何度か試みるがとても登れない。水中に長いこと浸かっているうちに、体が冷えてきて力が抜けて行くのがわかる。michiさんに敗退の意思を伝えるが、許してくれない。なんとか試み、最後はmichiさんに無理やり引き上げてもらう。この時点ですでに戦意喪失。この状態でこれ以上進んで、事故でも起こすと取り返しのつかないことになる。まだ体力が残っているうちに撤退を決めるべきだろう。michiさんにもうこれ以上は進めないことを伝える。
いい判断だったんじゃないでしょうか? モチが下がった状態で無理してもロクなことはありません。
michiさんは今晩の食料の調達に、私は焚き火をしてのんびりする。まだ明るいうちからバーボンを飲み、焚き火の横で酔っ払って居眠りする。そのうち、michiさんがテントに引き上げたので、私もタープにくるまって寝る。虫もいなくて、寒くもなく、熟睡できた。
これだけでも来た甲斐があったというもの。でもこれだけのためにしては苦労し過ぎ?
昨日たどったルートをそのまま下降するので気が楽だ。6m滝を懸垂で降りた後だろうか、michiさんが顔をしかめている。左足をひねったらしい。歩けるかと聞くと歩けるということなので、ゆっくりとでも歩いてもらうことにする。
ありゃー、アクシデント発生ですね。骨折でなくてよかった。
それでも、ほとんど水に浸かりっぱなしなのと、ぬるぬるの石に悩まされて疲れが蓄積してくる。時々派手に転ぶので、身体中アザだらけになっていることだろう。最後の鮎返滝を懸垂で下降するともうすぐそこが大塔川の出会いだ。ただ下降しただけなのに、いつもの倍疲れたような気がする。おそらく、ずっと水に浸かっていて、体が冷えたせいだろう。最後の気力を振り絞って林道まで上がる。生きて帰ってこれてよかった。
冷えで体力を消耗するのと、脳の血流が悪くなって反射神経や判断力が鈍っているのもあったんでしょう。低体温症の2~3歩ぐらい手前だったのかもしれませんね。
やはり冷えは大敵です。その点、私は泳が(げ)ないのでその心配がない分有利?
今回の教訓:老人に冷えは禁物
これは老人に限らずですね。お疲れさまでした。
山日和
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
わりばしさん、おはようございます。
フェルトなら違う感じですか?
フェルトだったら多少はねばると思うんですけど。ラバーだとほとんど氷の上を歩くような感覚でした。
ライフジャケットの量を減らして浮力を抑えるみたいなことが高桑さんの本に書いてありましたが
ライフジャケットの浮力の関係ですか?
ライフジャケットの浮力で大きなザックが持ち上げられているので、どうしてもバランスが取りにくいですね。
豊かな晩餐になりましたか?
なかなかいい夕食になりました
michiさんもハードな沢旅が続くなあ。
まだ若いので無理が効きます。
私の年齢だともう無理ができません。
無事でなによりです。
無事に下山してなんぼのもんですからね。
かっこ悪くても安全第一です。
フェルトなら違う感じですか?
フェルトだったら多少はねばると思うんですけど。ラバーだとほとんど氷の上を歩くような感覚でした。
ライフジャケットの量を減らして浮力を抑えるみたいなことが高桑さんの本に書いてありましたが
ライフジャケットの浮力の関係ですか?
ライフジャケットの浮力で大きなザックが持ち上げられているので、どうしてもバランスが取りにくいですね。
豊かな晩餐になりましたか?
なかなかいい夕食になりました
michiさんもハードな沢旅が続くなあ。
まだ若いので無理が効きます。
私の年齢だともう無理ができません。
無事でなによりです。
無事に下山してなんぼのもんですからね。
かっこ悪くても安全第一です。
@シュークリーム@
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
グーさん、おはようございます。涼しい夜が続いていますね。
ラバー底の天敵の谷ですね。michiさんはフェルト底?
michiさんもラバー派ですね。それで滑って捻挫しました。
う~む。登り切れる確信があったから取り付いたのでしょうが、
全国的に有名な沢屋さんも滑落死をしています。安全には万全をお願いします。
下が水だと落ちてもドボンですみますからいいんですけど、下が岩だと怖いですね。
エイやで行ってしまいました。無事に登りきれてよかったです。
うん。沢大好きなシューさんであっても厳しい渓だったのですね。
生きて帰ってこれてよかった。
泳ぎが好きな人ならルンルンで行くかもしれませんけど、泳ぎの苦手な自分にはストレスが溜まりました。
ラバー底の天敵の谷ですね。michiさんはフェルト底?
michiさんもラバー派ですね。それで滑って捻挫しました。
う~む。登り切れる確信があったから取り付いたのでしょうが、
全国的に有名な沢屋さんも滑落死をしています。安全には万全をお願いします。
下が水だと落ちてもドボンですみますからいいんですけど、下が岩だと怖いですね。
エイやで行ってしまいました。無事に登りきれてよかったです。
うん。沢大好きなシューさんであっても厳しい渓だったのですね。
生きて帰ってこれてよかった。
泳ぎが好きな人ならルンルンで行くかもしれませんけど、泳ぎの苦手な自分にはストレスが溜まりました。
@シュークリーム@
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
山日和さん、おはようございます。
黒蔵谷は沢登りを始めた頃、バイブルだった「関西の谷」に載っていて興味を惹かれました。ただ、泳ぎの連続ってのが・・・
山日和さんには一生縁のないところかな?
私もそう思っていたんですが、michiさんのおかげで行く機会に恵まれました。
確かに美しい谷で、茗渓だと思います。下半分だけでしたが、堪能させてもらいました。
ラバーソールでしたか?南紀の谷はフェルトの方がいいみたいですね。
これまで台高や南紀の谷をずいぶん歩きましたが、あんなにぬめったのは初めてでした。ああいうところではフェルトの方がいいのかもしれないけど、もうすっかりラバーに馴染んでしまったのでフェルトを履くと違和感があるかも。
この泳ぎではモチベーション低下必至ですね。
やっぱ泳ぎの訓練をしておくべきでした。
2日目はなんとか泳げましたからね。これも慣れですね。
いい判断だったんじゃないでしょうか? モチが下がった状態で無理してもロクなことはありません。
単独の時はダメだと思ったらスタコラサッサと逃げ出しますから。
仲間がいるとなかなかそうもいかないので、そういう意味では単独の方が安全な場合もありますね。
これだけでも来た甲斐があったというもの。でもこれだけのためにしては苦労し過ぎ?
いや、一人では絶対に来ることができない渓に来ることができて、のんびり沢泊と温泉を堪能できて、いい沢旅でした。michiさんには申し訳なかったですけど。
ありゃー、アクシデント発生ですね。骨折でなくてよかった。
そうですね、あのゴルジュの中だとヘリも来れないので、骨折していても開けたところまでは歩いてもらわなければならない状況でした。軽い捻挫でラッキーでした。
冷えで体力を消耗するのと、脳の血流が悪くなって反射神経や判断力が鈍っているのもあったんでしょう。低体温症の2~3歩ぐらい手前だったのかもしれませんね。
やはり冷えは大敵です。その点、私は泳が(げ)ないのでその心配がない分有利?
あれだけ長い間水に浸かっていたのは初めての経験でした。何もしなくても体力が奪われていきますね。
今でもまだ疲れが残っています。
これは老人に限らずですね。お疲れさまでした。
ありがとうございます。
黒蔵谷は沢登りを始めた頃、バイブルだった「関西の谷」に載っていて興味を惹かれました。ただ、泳ぎの連続ってのが・・・
山日和さんには一生縁のないところかな?
私もそう思っていたんですが、michiさんのおかげで行く機会に恵まれました。
確かに美しい谷で、茗渓だと思います。下半分だけでしたが、堪能させてもらいました。
ラバーソールでしたか?南紀の谷はフェルトの方がいいみたいですね。
これまで台高や南紀の谷をずいぶん歩きましたが、あんなにぬめったのは初めてでした。ああいうところではフェルトの方がいいのかもしれないけど、もうすっかりラバーに馴染んでしまったのでフェルトを履くと違和感があるかも。
この泳ぎではモチベーション低下必至ですね。
やっぱ泳ぎの訓練をしておくべきでした。
2日目はなんとか泳げましたからね。これも慣れですね。
いい判断だったんじゃないでしょうか? モチが下がった状態で無理してもロクなことはありません。
単独の時はダメだと思ったらスタコラサッサと逃げ出しますから。
仲間がいるとなかなかそうもいかないので、そういう意味では単独の方が安全な場合もありますね。
これだけでも来た甲斐があったというもの。でもこれだけのためにしては苦労し過ぎ?
いや、一人では絶対に来ることができない渓に来ることができて、のんびり沢泊と温泉を堪能できて、いい沢旅でした。michiさんには申し訳なかったですけど。
ありゃー、アクシデント発生ですね。骨折でなくてよかった。
そうですね、あのゴルジュの中だとヘリも来れないので、骨折していても開けたところまでは歩いてもらわなければならない状況でした。軽い捻挫でラッキーでした。
冷えで体力を消耗するのと、脳の血流が悪くなって反射神経や判断力が鈍っているのもあったんでしょう。低体温症の2~3歩ぐらい手前だったのかもしれませんね。
やはり冷えは大敵です。その点、私は泳が(げ)ないのでその心配がない分有利?
あれだけ長い間水に浸かっていたのは初めての経験でした。何もしなくても体力が奪われていきますね。
今でもまだ疲れが残っています。
これは老人に限らずですね。お疲れさまでした。
ありがとうございます。
@シュークリーム@
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
シューさん オヒサです
あめちゃんです
おおっ、黒蔵谷!
いいなぁ、いいなぁ!
白山書房の『日本百名谷』を読んでワクワクして、行きたい谷の一つでした。同じころ(ネット情報未発達のころ)黒蔵谷&高山谷の遡行記録をコピーで手に入れて、(ここからは記憶の世界ですが)『山火事注意』の看板から入山する、とか、作業道をこう歩き谷に出るとか、八丁涸鹿?概念図を舐めるように見てイメージトレーニングに励んでました。・・・この記録誰か今手元に持ってませんか?もう一度読んでみたいのです。
・・・これから数年後、私は休みが合わなかったけど仲間が入渓しました。
『どうだった?』と聞いたら
『それがさぁ、トレペを忘れて、水洗トイレだったよ』
俺が聞きたいのはそんなことではなぁい!
今もって行きそびれている谷です・・・。
この時点ですでに気分は下降モード。michiさんが気を使って「シュークリームさんと一緒に来ることができてよかった」と言ってくれるし、確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。
ああ、なんというモチベーションの低下。
余裕が出てきたので、周りの風景を見ることができる。よく見ると本当に美しい渓谷だ。
風景はそこで五感で感じるのが大事ですよね
今回の教訓:老人に冷えは禁物
ガチガチしてくると、自分の歯の音しか聞こえなくなります・・。
湯峰温泉に泊まってのんびりしてきました。私向きの沢旅で、いい時間を過ごすことができました。
アッ、またうらやましい。
あめちゃん
あめちゃんです
おおっ、黒蔵谷!
いいなぁ、いいなぁ!
白山書房の『日本百名谷』を読んでワクワクして、行きたい谷の一つでした。同じころ(ネット情報未発達のころ)黒蔵谷&高山谷の遡行記録をコピーで手に入れて、(ここからは記憶の世界ですが)『山火事注意』の看板から入山する、とか、作業道をこう歩き谷に出るとか、八丁涸鹿?概念図を舐めるように見てイメージトレーニングに励んでました。・・・この記録誰か今手元に持ってませんか?もう一度読んでみたいのです。
・・・これから数年後、私は休みが合わなかったけど仲間が入渓しました。
『どうだった?』と聞いたら
『それがさぁ、トレペを忘れて、水洗トイレだったよ』
俺が聞きたいのはそんなことではなぁい!
今もって行きそびれている谷です・・・。
この時点ですでに気分は下降モード。michiさんが気を使って「シュークリームさんと一緒に来ることができてよかった」と言ってくれるし、確かに美しい谷だとは思うが、自分が来るべき場所ではないように思えた。
ああ、なんというモチベーションの低下。
余裕が出てきたので、周りの風景を見ることができる。よく見ると本当に美しい渓谷だ。
風景はそこで五感で感じるのが大事ですよね
今回の教訓:老人に冷えは禁物
ガチガチしてくると、自分の歯の音しか聞こえなくなります・・。
湯峰温泉に泊まってのんびりしてきました。私向きの沢旅で、いい時間を過ごすことができました。
アッ、またうらやましい。
あめちゃん
Re: 【南紀・沢登り】激闘黒蔵谷 敗退するも渓谷美を堪能できました
シューさん オヒサです
あめちゃんです
常におひさのあめちゃん、おはようございます。
おおっ、黒蔵谷!
いいなぁ、いいなぁ!
白山書房の『日本百名谷』を読んでワクワクして、行きたい谷の一つでした。同じころ(ネット情報未発達のころ)黒蔵谷&高山谷の遡行記録をコピーで手に入れて、(ここからは記憶の世界ですが)『山火事注意』の看板から入山する、とか、作業道をこう歩き谷に出るとか、八丁涸鹿?概念図を舐めるように見てイメージトレーニングに励んでました。・・・この記録誰か今手元に持ってませんか?もう一度読んでみたいのです。
・・・これから数年後、私は休みが合わなかったけど仲間が入渓しました。
『どうだった?』と聞いたら
『それがさぁ、トレペを忘れて、水洗トイレだったよ』
俺が聞きたいのはそんなことではなぁい!
今もって行きそびれている谷です・・・。
ふ〜ん、そうなんだ。
いい谷というのは風景の美しさ以外に、攻略の難しさというのがあるんだろうね。攻略が難しいからこそ皆があこがれる。
今回michiさんのおかげで下半分を経験できましたけど、本当に美しい谷でした。あのゴルジュの美しさは天下一品でした。
今回、二つの滝を登りましたけど、鮎返滝は黒蔵谷の関門の役割を果たしていますね。ここを登れないような奴は黒蔵谷には入れないぞと言っているような感じ。
第二ゴルジュの中の滝は私にはやっぱり登れそうにありません。
道具が必要だと思います。
もう少し若ければ再挑戦ということもあるけど、もう体力が落ちる一方なんで、再挑戦はないでしょうね。
いい谷に連れて行っていただいたmichiさんに感謝です。
風景はそこで五感で感じるのが大事ですよね
ああいう美しい景色というのは関門を通らないと眺められないんだよねえ。
ガチガチしてくると、自分の歯の音しか聞こえなくなります・・。
さすがに南紀で水温は高かったけど、水に浸かりっぱなしだとやっぱり体が冷えてきますね。
アッ、またうらやましい。
湯ノ峰温泉は久しぶりだったけど、だんだん寂れてきているようですね。
昔の湯治場の雰囲気をそのまま残したいい温泉なんだけどねえ。
お湯の質は一級品ですね。
みなさん、ぜひ湯ノ峰温泉においでください。
あめちゃんです
常におひさのあめちゃん、おはようございます。
おおっ、黒蔵谷!
いいなぁ、いいなぁ!
白山書房の『日本百名谷』を読んでワクワクして、行きたい谷の一つでした。同じころ(ネット情報未発達のころ)黒蔵谷&高山谷の遡行記録をコピーで手に入れて、(ここからは記憶の世界ですが)『山火事注意』の看板から入山する、とか、作業道をこう歩き谷に出るとか、八丁涸鹿?概念図を舐めるように見てイメージトレーニングに励んでました。・・・この記録誰か今手元に持ってませんか?もう一度読んでみたいのです。
・・・これから数年後、私は休みが合わなかったけど仲間が入渓しました。
『どうだった?』と聞いたら
『それがさぁ、トレペを忘れて、水洗トイレだったよ』
俺が聞きたいのはそんなことではなぁい!
今もって行きそびれている谷です・・・。
ふ〜ん、そうなんだ。
いい谷というのは風景の美しさ以外に、攻略の難しさというのがあるんだろうね。攻略が難しいからこそ皆があこがれる。
今回michiさんのおかげで下半分を経験できましたけど、本当に美しい谷でした。あのゴルジュの美しさは天下一品でした。
今回、二つの滝を登りましたけど、鮎返滝は黒蔵谷の関門の役割を果たしていますね。ここを登れないような奴は黒蔵谷には入れないぞと言っているような感じ。
第二ゴルジュの中の滝は私にはやっぱり登れそうにありません。
道具が必要だと思います。
もう少し若ければ再挑戦ということもあるけど、もう体力が落ちる一方なんで、再挑戦はないでしょうね。
いい谷に連れて行っていただいたmichiさんに感謝です。
風景はそこで五感で感じるのが大事ですよね
ああいう美しい景色というのは関門を通らないと眺められないんだよねえ。
ガチガチしてくると、自分の歯の音しか聞こえなくなります・・。
さすがに南紀で水温は高かったけど、水に浸かりっぱなしだとやっぱり体が冷えてきますね。
アッ、またうらやましい。
湯ノ峰温泉は久しぶりだったけど、だんだん寂れてきているようですね。
昔の湯治場の雰囲気をそのまま残したいい温泉なんだけどねえ。
お湯の質は一級品ですね。
みなさん、ぜひ湯ノ峰温泉においでください。
@シュークリーム@