【湖北】金糞岳・白倉岳-花房尾を登り、中津尾を下る

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kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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【湖北】金糞岳・白倉岳-花房尾を登り、中津尾を下る

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2012年4月28日(土曜)
【天 候】 晴れ
【山 域】 湖北
【メンバー】 F田氏、kitayama-walk
【コース】 7:55高山キャンプ場-9:30滝谷頭-10:15奥山-10:55ゴロウの頭-11:20八草出合(県境出合)-11:45白倉岳12:45
      -13:25金糞岳13:40-14:10大朝の頭-14:30小朝の頭-14:55連状口-15:25小森口-(自転車)-15:40高山キャンプ場


 滋賀県の第2峰である金糞岳(1317m)は、湖北では伊吹山、横山岳と並んで存在感のあるスケールの大きな山である。この山に一度
登ったことがあるので調べてみたら2005/10/30のことであった。昨年のGW(4/30)には横山岳に登っているので今年は7年ぶりに金糞
岳に登ってみることにした。本当は3月ないし4月初旬の残雪期に北尾根から登ってみたかったのであるが、今年は天候不順であったこ
とから機会を失ってしまった。さすがにGWにもなると、残雪も少なくなり相当ヤブが出ていることから北尾根は断念せざるを得なかった。

 金糞岳の一般登山ルートは、中津尾と呼ばれる尾根であり、高山キャンプ場から1時間半の長い林道歩きをして連状口と呼ばれる登山
口から2時間足らずで登ることができた。それも今はさらに林道が延びていて、小朝の頭のすぐ下から取り付くことができて、1時間ほどで
登れるつまらないコースになってしまっている。そこで、今回は中津尾の西側にある尾根-花房尾と呼ばれる尾根から登り、
奥山(1056.5m)-ゴロウの頭-八草出合(県境尾根)-白倉岳(1270.7m)を経て、金糞岳山頂に達し、中津尾を下るという周回コース
とした。帰りの長い林道歩きを避けるため、下山口の小森口に自転車をデポすることにした。
金糞岳登山地図
金糞岳登山地図
 再び車を高山キャンプ場に回し、キャンプ場の駐車場に駐めさせてもらった(料金300円)。受付のおじさんから熊が出るかも知れないの
で気をつけるように忠告を受け、金糞岳登山案内図をもらった。キャンプ場に裏手に登山口があり、ちゃんと標識も出ている。すぐに送電
線の鉄塔があり、登山道はその左手についているが、最初は山腹を登っているようなので、最初から尾根を直登することにした。少々ヤブ
っぽかったが、急登だったので、最初からたっぷり汗をかいてしまった。20分ほどで本来の登山道が尾根に合流してきた。ここからは、P464、
P587と尾根伝いに登っていくが、登山道が堀状になっていて、歩きやすい反面、所々に倒木があって、これを越えて行かなければならない。
最近登山道が整備されたと聞いていたが、実際にもヤブっぽくなく、テープがかなりつけてあるので迷うようなことはない。

 やがてやや平っぽいところが目の前に見えたが、そこが滝谷平、そしてその手前のピークが滝谷頭であった(標識があった)。一旦滝谷平
に下ると残雪があった。そこから緩やかに登っていくと、ブナ林が出てきて雰囲気もよくなり、主稜線に出て、これから花房尾の本格的な歩き
になった。登山道には所々残雪があったが、気になるほどではなく、天気がよかったこともあって、快適に登っていくことができる。やがて三等
三角点のある奥山に着いた。ここは深谷側が切り開かれていて、残雪を抱いた白倉岳と金糞岳の姿が明瞭に見えており、またこれから歩く
花房尾の稜線も確認することができた。
奥山の三等三角点と金糞岳
奥山の三等三角点と金糞岳
 奥山からは、小さなアップダウンを繰り返しながら次第に高度を上げて行く。ブナの木が次第に少なくなり、小さな灌木が増えてきた。右手は
まだ灌木に遮られて眺望が得られないが、2箇所ほど切れ落ちたガレ場があり、ここからは金糞岳に突き上げる中津尾がよく見える。やがて
残雪がかなり出てきて、歩きやすくなってきた。所々ズボるが、度々ではないので、結構快適に登っていくことができる。あっという間に次のピ
ークであるゴロウ(五郎)の頭(1130m)に着いた。樹間越しに上谷山や左千方が見える。またびわ湖に浮かぶ竹生島も肉眼で確認できる。
上谷山と左千方?
上谷山と左千方?
びわ湖と竹生島
びわ湖と竹生島
 ゴロウの頭からは、尾根がやや右に曲がっているが、稜線伝いに残雪があり、その上を歩くと気持ちよい。左に本来の登山道があるが、こん
なときは残雪の上に歩く方が楽である。間もなく、県境稜線に出合った。ここが八草出合いである。八草峠から南下してきた県境稜線は、ここ
でクランク状に曲がって行くことになり、その途中に白倉岳、金糞岳がある。県境出合では、八草峠の方向に行かないように、方向を確認して、
右手方向に下りながら、再び登っていくことになる。相変わらず残雪の道が続いているので快適である。やがて急登になってくると、残雪がなく
なりササの中の小径を行くことになる。少々のしんどさをこらえると、残雪のある平坦な所に出てきた。ここが白倉岳であった。三角点のある場
所は雪がなく、二等三角点の確認ができた。時刻も正午前になっており、ここでランチタイムにした。
白倉岳から金糞岳を眺望している
白倉岳から金糞岳を眺望している
 白倉岳からは稜線伝いに金糞岳をめざす。多少のアップダウンがあったものの、途中で北方の眺望が開け、横山岳、上谷山、左千方、美濃
俣丸、蕎麦粒山、能郷白山などを望むことができ、30分ほどで金糞岳山頂に到達した。金糞岳山頂では数人の登山者がいたが、ここでは小休
止しただけで、中津尾を下ることにした。一気に大朝の頭に下り、鳥越峠に下る鞍部から小朝の頭に登り返して、再び下る。この下りは残雪が
溶け出していて、一部小川になっていたが、連状口まで一気に下った。ここから舗装された林道歩きをせずに、小森口まで登山道を下ったが、
再び堀状の道になっており、倒木もかなりある割には眺望は全くなかった。これでは林道を下った方がよかったと後悔した。小森口にデポして
おいた自転車で疾走すれば、10分で高山キャンプ場に到着した。
written by kitayama-walk
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: 【湖北】金糞岳・白倉岳-花房尾を登り、中津尾を下る

投稿記事 by カッチャン »

こんばんは、kitayamaさん。 :D
この長大なコースは、帰路が若干残念な趣になってしまいましたが、標高差1000m以上あるkitayamaさん好みの豪快な周遊ですね。
このコースでトレイルランの小規模な大会に出くわしたことがありますが、参加者は人並み外れた心肺能力をお持ちなんでしょうネ。
私は奥山経由で高山~金糞をピストンすることが多いですが、パワーが十分ある時は、帰路にゴロウ(五郎)の頭(1130m)から西へ稜線伝いにヤブを漕ぎ、己高山経由で高山キャンプ場に戻ってきたりすることもあります。獣道やルートファインディングが楽しめますよ。 :lol:
カッチャン
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【湖北】金糞岳・白倉岳-花房尾を登り、中津尾を下る

投稿記事 by 宮指路 »

kitayama-walkさん、はじめまして こんばんは

 本当は3月ないし4月初旬の残雪期に北尾根から登ってみたかったのであるが、今年は天候不順であったことから機会を失ってしまった。さすがにGWにもなると、残雪も少なくなり相当ヤブが出ていることから北尾根は断念せざるを得なかった。

今年の3月初旬に行きましたが悔しいけど金糞岳直前で敗退してしまいました。

 金糞岳の一般登山ルートは、中津尾と呼ばれる尾根であり、高山キャンプ場から1時間半の長い林道歩きをして連状口と呼ばれる登山口から2時間足らずで登ることができた。

このコースもこの冬に検討していましたが結局行けませんでした

 再び車を高山キャンプ場に回し、キャンプ場の駐車場に駐めさせてもらった(料金300円)。受付のおじさんから熊が出るかも知れないので気をつけるように忠告を受け、金糞岳登山案内図をもらった。キャンプ場に裏手に登山口があり、ちゃんと標識も出ている。すぐに送電線の鉄塔があり、登山道はその左手についているが、最初は山腹を登っているようなので、最初から尾根を直登することにした。少々ヤブっぽかったが、急登だったので、最初からたっぷり汗をかいてしまった。

かなり手前から登ったのですね

 ゴロウの頭からは、尾根がやや右に曲がっているが、稜線伝いに残雪があり、その上を歩くと気持ちよい。左に本来の登山道があるが、こんなときは残雪の上に歩く方が楽である。間もなく、県境稜線に出合った。ここが八草出合いである。八草峠から南下してきた県境稜線は、ここでクランク状に曲がって行くことになり、その途中に白倉岳、金糞岳がある。県境出合では、八草峠の方向に行かないように、方向を確認して、
右手方向に下りながら、再び登っていくことになる。相変わらず残雪の道が続いているので快適である。やがて急登になってくると、残雪がなく
なりササの中の小径を行くことになる。少々のしんどさをこらえると、残雪のある平坦な所に出てきた。ここが白倉岳であった。三角点のある場所は雪がなく、二等三角点の確認ができた。時刻も正午前になっており、ここでランチタイムにした


私は北尾根から登った時に金糞岳と白倉岳を間違えてしまいました
P3100068.JPG
 白倉岳からは稜線伝いに金糞岳をめざす。多少のアップダウンがあったものの、途中で北方の眺望が開け、横山岳、上谷山、左千方、美濃俣丸、蕎麦粒山、能郷白山などを望むことができ、30分ほどで金糞岳山頂に到達した。金糞岳山頂では数人の登山者がいたが、

さすが有名な山ですね。 他の皆さんはキャンプ場から林道を活用して登って来たのかな

      宮指路
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【湖北】金糞岳・白倉岳-花房尾を登り、中津尾を下る

投稿記事 by kitayama-walk »

 カッチャン、こんばんは :lol:

> この長大なコースは、帰路が若干残念な趣になってしまいましたが、標高差1000m以上あるkitayamaさん好み
> の豪快な周遊ですね。


 そうですね。できるだけピストンをしなくて済むようなコース取りを考えています。花房尾は、地形図で見ても、長大
な尾根に見えるので、歩いてみたくなりますね。それに、最近整備もされているという情報も入ってきたので、今回
チャレンジしてみることにしました。周回するならば、時計回りのコースがよいと思います。
花房尾とその向こうに見えるびわ湖
花房尾とその向こうに見えるびわ湖
> 私は奥山経由で高山~金糞をピストンすることが多いですが、パワーが十分ある時は、帰路にゴロウ(五郎)の頭
> (1130m)から西へ稜線伝いにヤブを漕ぎ、己高山経由で高山キャンプ場に戻ってきたりすることもあります。獣道
> やルートファインディングが楽しめますよ。


 なるほど、ゴロウの頭はジャンクションピークになっていますね。ここから西へ回ると己高山へと行ける尾根がありま
すね。P778からP672へと下って、高山キャンプ場に戻るというコースですね。
蕎麦粒山と能郷白山
蕎麦粒山と能郷白山
written by kitayama-walk
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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Re: 【湖北】金糞岳・白倉岳-花房尾を登り、中津尾を下る

投稿記事 by kitayama-walk »

 宮指路さん、初めまして。というか、以前から知っているような気がしています。
今回のルート軌跡
今回のルート軌跡
> 今年の3月初旬に行きましたが、悔しいけど金糞岳直前で敗退してしまいました。

 3月初旬はまだ雪もたっぷりあった時期でしたが、天候がイマイチでした。私も、biwacoさんや矢問さんが北尾根から登って
いるのを知って、チャレンジしてみようと思っていましたが、とうとう果たせず、来シーズンへの宿題となってしまいました。
高山キャンプ場の登山案内図
高山キャンプ場の登山案内図
> このコースもこの冬に検討していましたが、結局行けませんでした。

 今回登ってみて、これなら積雪期でも十分歩けるなと思いました。いや、雪が適度にあった方が登りやすいかなと思いまし
たよ。でも、次回はやはり北尾根からのアプローチですね。

> かなり手前から登ったのですね。

 そうなんですね。わざわざしんどいことをしなくてよいものの、尾根直登の方が簡単じゃないかと思ってのことでしたが、これ
が結構汗をかいてしまいました。まあ、おとなしく通常のルートで登った方がよいでしょう。
八草出合い(県境出合)
八草出合い(県境出合)
> さすが有名な山ですね。 他の皆さんはキャンプ場から林道を活用して登って来たのかな。

 多分そうだと思います。この日、花房尾を登ったのは私たちだけだったと思います。ただ、白倉岳山頂で出会った単独行の
男性は中津尾から登ってきて、花房尾を下ると言っておられましたね。金糞岳山頂で出会ったメンバーは高山キャンプ場から
中津尾から登ってきたのだと思います。まだ、岐阜県側からは鳥越林道が通過できないようでしたから。
本日のランチメニュー
本日のランチメニュー
written by kitayama-walk
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