【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

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たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

日頃はみなさんのレポを読むだけの会員です。
歩く道はほとんどが一般登山道で、ヤブコギは追い込まれたときだけ。
歩きに少し変化をつけようとここの過去ログを参考にしました。
今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。

山歩き:晩秋の宮指路・入道が岳

先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。
この時季、二週間の変化は大きくて、もう晩秋。
日だまりハイク感覚で鈴鹿南部へ、小岐須ハーフラウンド。

【山行日】2011年11月27日(日)
【山 域】鈴鹿:小岐須周辺、宮指路岳・入道が岳
【天 候】曇り時々晴れ
【形 態】周回 軽装準急
【コース】小岐須、大石橋近くの駐車地起点
登山口8:00--ヤケギ谷右岸尾根--9:46宮指路岳--10:05大峠--県境尾根--
--11:08露岩11:23--11:27分岐--磐座尾根--12:20奥院--池が谷道--13:26下山口

鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
最初はガイドブックを参考にして一般登山道で山にのぼり、そして下っていた。
鈴鹿にはたくさんの山とコースがあり、それらをすべて歩くのはとても無理だった。
そのうち、山や道にも好き嫌いができ、それらを組み合わせて歩くようになった。
そんな尾根周回歩きはここ五年ぐらい。

小岐須周辺を周回する稜線尾根歩きはとても気持ちよく歩けるので好きな山域である。
ガイドブックにも掲載されていなかった県境尾根を初めて歩いたとき、
その遊歩道のような稜線漫歩感覚と、道形がとても気に入った。
当時でも、その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。
世間を知らないと言うか、井の中の蛙だったんですね、今でもそうですが。

数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。

小岐須の駐車場にはまだ数台、だったらせめて大石橋まで入ろうと車を進める。
ところが大石橋で通行止め、バックすることになる。
道路情報に疎いミス、でも周回コースの起点としては好位置に駐車できた。
ただあとでわかるが、多くの人はきちんと駐車場から歩いていた。
なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。

宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。
なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。
尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。
展望だけは樹間越しでもぱっとせず、野登・仙の見事な姿はおあずけ。
どんづまりで右へ90度折れる所で、左の支尾根へ寄ってみる。
緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
三体仏岩を拝観する
三体仏岩を拝観する
うーむ、木が邪魔しているし少し遠い、三体仏岩も東海展望もなんだかなあ。
でもこんな角度から見上げられるのも何かの縁、ということで。
三体仏岩はモハンリン峠近くのピークから望遠するのが一番いいのかな。

戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
正面から突破だと勢いこんだが、急斜面は立木にも条件が悪いのか、
つかんだ木がぽきっと折れる枯れ木だったり、足場にも苦慮する。
岩越えで力任せに身体を上げたら、腕の筋肉が悲鳴をあげた。
でも越えたらすぐにぽんと、ヤケギ谷道に飛び出した。

ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。
東海展望から支尾根を見下ろす
東海展望から支尾根を見下ろす
明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。
かのY川さんだと頂上周辺はスルーなのだが、スノブとしては外せない。

一巡したらいよいよ慣れた周回コースに入る。
大峠こと小岐須峠を通り、明るく温かい道を上がっていく。
ひとやま越えると下りになり、目印のように枝に草鞋がかけられている。
沢を詰めてくるとこんな感じに終わるのか、いいなあ、うらまやしい。

その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
二重山稜とも船底とも
二重山稜とも船底とも
Y川さんだと、1時間以上かけて、食べて寝て文庫読んでの場所らしい。
滋賀・三重県両側から沢が数本上がってきて纏まる部位、仏谷峠。
あらあら倒木だ。
見たまんま倒木
見たまんま倒木
山の木は決して大地にしっかり根を張っていない、いや張れない。
上っ面だけ根を張り、必死に風雪に耐えたのに、台風にやられた感じ。
船底地形は二重だけでなく、三重とも三段重ねにもなっている。
うろうろしていたらいつの間にか道からかなり離れていた。
こんな地形ができるのだから、稜線道には支尾根の派生も多い。
それが道迷いの元にもなるから、入り込みやすい所は枯れ枝で塞がれている。
右手に入道を見ながら稜線漫歩は続く。
・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、
人が数人、いる。
大岩に人の影
大岩に人の影
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。
大岩は途中で二手に分かれ、左が高みで、右はお座敷。
先ほどの連中は今まさにお座敷で宴会を開催するところだった。
若いの、よくわかってるなあ、じゃあ失礼してモデルに。

結局、自分の昼食休憩場所はいつもの露岩になった。
入道と鳩が峰が見られ、風もあたらない日だまり場所だ。
朝方は寒かったが、この時間だとまだまだ暖かい。
ずっと九月から服を変えていないし、上着も羽織らない。
いいのかな、秋が長い、本当に長い。

分岐を過ぎればイワクラ尾根、はじめはがんがん下る。
奧の谷を左に分けると上り下りになる。
ここでもすれ違う人がある。
県境やこの尾根を歩いているというのは当然、周回組ということだ。
自分と同じように尾根周回歩きの人が今日は本当に多い。
先ほどの単独女性はバスで椿社から二本松道へ、で宮指路へと向かった。
宮指から下りてからバス停までの車道が長いから結構なコースだ。
なんか仲間が増えているようでうれしいような・・・。
磐座に参り、奥の院に寄り、入道庭園の雰囲気を少し味わい、
池が谷道で下りる。

南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
だいたい池が谷道でも楽に下れない緊張する道だからヤブだとやばいだろう。
ここは一般登山道で表示もあるが、自然と赤テープを追うことが多い。
降り積もった落葉が道を覆っているし、谷道は渡渉がとにかく多い。
岩屑の多い道は歩き辛いし、ずぼっとはまらない注意も必要だ。
ただ晩秋の黄紅葉と落葉のたまった沢の流れは心がやすまった。
それにしても時折続くへつり道とか、沢への急勾配の高度感はきつい。
でも、なんやかや見所もあるから文句は言えない。
総じて、たらたら楽をしながら歩くということだけは全く望めない道だ。

この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
ありがとうごぜえますだ。
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by Kasaya »

たそがれさん こんばんは
今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。
なんだか随分謙虚な感じです。
先日御池岳で会ったときはバリルートを歩いていたではないですか・

日だまりハイク感覚で鈴鹿南部へ、小岐須ハーフラウンド。
面白い命名。ワンダーランドかと思いました。

小岐須周辺を周回する稜線尾根歩きはとても気持ちよく歩けるので好きな山域である。
中南部へはなかなか行かず、鈴鹿でもどうもなじみが薄い山域です。

その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。
世間を知らないと言うか、井の中の蛙だったんですね、今でもそうですが。

趣味の世界です。自分が好きならそれでいいのでは

今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。

地形図を見ると一直線に登ってますね。面白そう。

なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。
尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。

いいですね。行きたくなります。

ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。

私この辺りの名所を全然知りません。色々あるんですねえ。

その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
これも見逃せない場所

・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、
人が数人、いる。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。

そんなところもありますか。

方は寒かったが、この時間だとまだ朝まだ暖かい。
ずっと九月から服を変えていないし、上着も羽織らない。
いいのかな、秋が長い、本当に長い。

土曜日は朝型ちょっと寒かったですが、日曜は暖かくなったようですね。

この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。

Y川さんがどなたか分かりませんが、たそがれさんのこのレポでまたこの山域を歩く人が
出るでしょう。

ハーフラウンドの意味が分かりました。是非行ってみたいと思いました。
Kasaya
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

傘屋さん こんにちは ご無沙汰しております。
もう帰国されたのですか。


なんだか随分謙虚な感じです。
先日御池岳で会ったときはバリルートを歩いていたではないですか・

そんなことも偶にあります。

小岐須周辺を周回する稜線尾根歩きはとても気持ちよく歩けるので好きな山域である。
中南部へはなかなか行かず、鈴鹿でもどうもなじみが薄い山域です。

鈴専の傘屋さんでもそんなことがあるのですか。
なんか特段の理由でも。


その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。
世間を知らないと言うか、井の中の蛙だったんですね、今でもそうですが。

趣味の世界です。自分が好きならそれでいいのでは

もちろん、そういうことですね。
世の中には、知らないでいるほうが幸せなことが結構ありますから。


今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。

地形図を見ると一直線に登ってますね。面白そう。

自分のようなヤブコギ初心者が入っても外しようがないルートとも言えます。

なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。
尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。

いいですね。行きたくなります。

岩の合間を抜けていく所は、鈴鹿の他の山とよく似ている。
当然といえばそうなのですが、面白いというか、既視感というか。


ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。

私この辺りの名所を全然知りません。色々あるんですねえ。

この傘屋さんの返答にもふたたびびっくり。
鈴鹿のことなら何でも知ってる傘屋さん、とは言いませんが、鈴鹿のレポへの的確なレスもあるし。
ヤブ、バリルートもよろしいが、たまには一般道を歩くのもいいものですよ。
宮指路岳頂上付近の有名な岩さんたち
宮指路岳頂上付近の有名な岩さんたち
その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
これも見逃せない場所

これは絶対、気に入ります。沢やさんなんかは、おそらく御存知と。

・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、
人が数人、いる。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。

そんなところもありますか。

ここも沢やさんが、登り詰めて最後にランチする場、らしいです。

color=#FF0000]この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。[/color]
Y川さんがどなたか分かりませんが、たそがれさんのこのレポでまたこの山域を歩く人が
出るでしょう。

ハーフラウンドの意味が分かりました。是非行ってみたいと思いました。
Kasaya[/quote]

鈴鹿はラウンドというか周回できる所が多いのでいいですね、と釈迦に説法してどうするの、です。
また、どこかでグッドラック。
外国のレポも待っています。
                 たそがれ
Trail Walker
記事: 488
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:48

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by Trail Walker »

紅葉さんこんばんは~
IMG_5987.jpg
 日頃はみなさんのレポを読むだけの会員です。
歩く道はほとんどが一般登山道で、ヤブコギは追い込まれたときだけ。
歩きに少し変化をつけようとここの過去ログを参考にしました。
今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。
 
これはヤブコギネットの為に書いたのかな思ったらブログも同じですがな :D

  先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。
この時季、二週間の変化は大きくて、もう晩秋。
半月の違いは大きいですよね、特に木々の変化は。
  鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
最初はガイドブックを参考にして一般登山道で山にのぼり、そして下っていた。
鈴鹿にはたくさんの山とコースがあり、それらをすべて歩くのはとても無理だった。
そのうち、山や道にも好き嫌いができ、それらを組み合わせて歩くようになった。
そんな尾根周回歩きはここ五年ぐらい。
私も同じくらいです、振り返ると自分の歩きの変化が判りますねぇ。

  ガイドブックにも掲載されていなかった県境尾根を初めて歩いたとき、
その遊歩道のような稜線漫歩感覚と、道形がとても気に入った。
当時でも、その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。
世間を知らないと言うか、井の中の蛙だったんですね、今でもそうですが。
確かにありますねぇ、イワクラ尾根とか歩いた時には私もそうおもいました。
 数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。 
初めてヤブ見た時は凄い人たちがいるなぁと思いました、なんせ何十年ものキャリアの方がいますから。

 宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。
なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。
尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。 
私ヤケギ谷道はおろか、三体仏岩も東海展望も行った事がないです。
中々いい感じ、面白そうな尾根ですね。

 戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
正面から突破だと勢いこんだが、急斜面は立木にも条件が悪いのか、
つかんだ木がぽきっと折れる枯れ木だったり、足場にも苦慮する。
岩越えで力任せに身体を上げたら、腕の筋肉が悲鳴をあげた。
ちょっと上がりにくいのですか?

でも越えたらすぐにぽんと、ヤケギ谷道に飛び出した。


 その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
Y川さんだと、1時間以上かけて、食べて寝て文庫読んでの場所らしい。
ここはカワラコバでしょうか?
山の木は決して大地にしっかり根を張っていない、いや張れない。
上っ面だけ根を張り、必死に風雪に耐えたのに、台風にやられた感じ。
今年の台風で倒された木多いですね、杉やヒノキなら根が浅いの判りますが、倒れてるの見てるとブナなんかも意外と直根入ってないのに驚きます。
 毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、
人が数人、いる。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。
 
ここネットで見て行きたいな思ってました。
  若いの、よくわかってるなあ、じゃあ失礼してモデルに。
ブログ見てこの文の意味が判りました、画像が有るんですね :lol:

 ずっと九月から服を変えていないし、上着も羽織らない。
いいのかな、秋が長い、本当に長い。
えっ!洗ってないの :mrgreen:
私は体脂肪少ないんで上着がいる様になりましたけど、そのうちいきなり寒くなりますよ!
  宮指から下りてからバス停までの車道が長いから結構なコースだ。
なんか仲間が増えているようでうれしいような・・・。
磐座に参り、奥の院に寄り、入道庭園の雰囲気を少し味わい、
池が谷道で下りる。
確かに増えてるよね、地元の山でもそれは感じられます。
 南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。 
もう存分展望は見ただろうけど、駄目押しに南尾根の展望コース下るのもいいな。

 この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
ありがとうごぜえますだ。
 

いいなぁこのコース面白そうだ、食指が動きそうになってますよ、鈴鹿も南部だと近いしね。これはいい情報ありがとうごぜえますだ。=TW=
Trail Walker 
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by 山日和 »

たそがれさん、こんばんは。

先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。

私も同じでしたわ。10日も空くと禁断症状が出ますね。

そのうち、山や道にも好き嫌いができ、それらを組み合わせて歩くようになった。

鈴鹿はそういう歩き方をするには持ってこいの山域です。谷も含めれば無限の組み合わせ(オーバー?^^;)ができます。

その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、

Y川さんって誰かと思ったら洞吹さんですね。彼は椎名誠のファンですから。

ただあとでわかるが、多くの人はきちんと駐車場から歩いていた。
なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。


別にいいんじゃないですか?人に迷惑をかける場所じゃなければ。

今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。


今では鈴鹿のほとんど尾根が歩かれて、登山道と呼んでもいいぐらいの状態になってますね。

明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。
かのY川さんだと頂上周辺はスルーなのだが、スノブとしては外せない。


私もスルーしちゃいますが。落ち着ける頂上じゃないですしね。

その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
滋賀・三重県両側から沢が数本上がってきて纏まる部位、仏谷峠。


ここは私も大好きな場所です。ランチには最適ですね。


forum/275.html
南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
だいたい池が谷道でも楽に下れない緊張する道だからヤブだとやばいだろう。
ここは一般登山道で表示もあるが、自然と赤テープを追うことが多い。
降り積もった落葉が道を覆っているし、谷道は渡渉がとにかく多い。


大岩谷を下るのもいいと思いますよ。入道まで行ってしまうとかなり戻らないといけませんが。
松ノ木谷もいいですね。

                     山日和

P6040021_1.JPG
P6040045_1.JPG
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

TWさん こんにちは。臼杵の下りではお世話になりました。
あの時も、いつも、まるでレスできず申し訳ありません。
生の文を目にすると、言葉というか返答が出てきませんのです。

 日頃はみなさんのレポを読むだけの会員です。
歩きに少し変化をつけようとここの過去ログを参考にしました。
今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。
 
これはヤブコギネットの為に書いたのかな思ったらブログも同じですがな :D

二重投稿ではいかんと思い、これでも多少変えていますが・・・、もうTWさんのいけず~。
  先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。
この時季、二週間の変化は大きくて、もう晩秋。
半月の違いは大きいですよね、特に木々の変化は。

本来はそうですね、お言葉ですが今年はそれがちっとも変わっていないようでもある、というか。
  鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
最初はガイドブックを参考にして一般登山道で山にのぼり、そして下っていた。
そんな尾根周回歩きはここ五年ぐらい。
私も同じくらいです、振り返ると自分の歩きの変化が判りますねぇ。

えっ(少し動揺し、激しく驚く)、そうなんですか。
それまでは漁師とか山師とかされていたんでしょうか。それともクロカンやってたとか。

  ガイドブックにも掲載されていなかった県境尾根を初めて歩いたとき、
その遊歩道のような稜線漫歩感覚と、道形がとても気に入った。
当時でも、その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。
世間を知らないと言うか、井の中の蛙だったんですね、今でもそうですが。
確かにありますねぇ、イワクラ尾根とか歩いた時には私もそうおもいました。

ガイドブックでイワクラ尾根が一般道に昇格したのは最近なんですね。
 数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。 
初めてヤブ見た時は凄い人たちがいるなぁと思いました、なんせ何十年ものキャリアの方がいますから。

まあ、世の中には本当にとてつもない人がいます。知れば知るほどそう思います。
キャリアがある人ほど、ますます山に入っているから全然追いつきません。例えば、緑水さんなんか。
最初はみなさんのレポを読んでいても地名や場所が全然分からずチンプンカンプンでした。
滋賀県側など行ったことも入ったこともないから、一体どこのことかと。
今年になって石ぐれトンネル開通で、ようやく少しずつ分かってきました。先人の影が見えてきました。

 宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。
なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。
尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。 
私ヤケギ谷道はおろか、三体仏岩も東海展望も行った事がないです。
中々いい感じ、面白そうな尾根ですね。

TWさん、傘屋さんに続いてあなたもそうですか。
じゃあ、繰り返します。
ハリマオさんのガイドブックを購入して、たまには一般登山道も歩いてみて下さい。

 戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
正面から突破だと勢いこんだが、急斜面は立木にも条件が悪いのか、
つかんだ木がぽきっと折れる枯れ木だったり、足場にも苦慮する。
岩越えで力任せに身体を上げたら、腕の筋肉が悲鳴をあげた。
ちょっと上がりにくいのですか?

アニオ、少し大袈裟に書かないと、わんさか人が来て責任問題になっても困ります。
 その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
Y川さんだと、1時間以上かけて、食べて寝て文庫読んでの場所らしい。
ここはカワラコバでしょうか?

違いますね。カワラコバは大峠から下った谷です。ハイマオさんのガイドブックを参照、是非。
山の木は決して大地にしっかり根を張っていない、いや張れない。
上っ面だけ根を張り、必死に風雪に耐えたのに、台風にやられた感じ。
今年の台風で倒された木多いですね、杉やヒノキなら根が浅いの判りますが、倒れてるの見てるとブナなんかも意外と直根入ってないのに驚きます。

根っこの下をみると、岩クズごろごろでとてもじゃない土壌ですね。
 毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、
人が数人、いる。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。
 
ここネットで見て行きたいな思ってました。
  若いの、よくわかってるなあ、じゃあ失礼してモデルに。
ブログ見てこの文の意味が判りました、画像が有るんですね :lol:

分かりました。貼っていいのかな。
顔が判別できないし、美しい風景として。
大岩の上の美しい若人
大岩の上の美しい若人
 ずっと九月から服を変えていないし、上着も羽織らない。
いいのかな、秋が長い、本当に長い。
えっ!洗ってないの :mrgreen:
私は体脂肪少ないんで上着がいる様になりましたけど、そのうちいきなり寒くなりますよ!

もう、またあ。
毎回、洗濯しつつ、ずっと同じもので通してます。ユニクロのポリドライメッシュの二枚重ね。
上着もまず着ません、って持っていきません。合羽だけ入れてます。

  宮指から下りてからバス停までの車道が長いから結構なコースだ。
なんか仲間が増えているようでうれしいような・・・。
磐座に参り、奥の院に寄り、入道庭園の雰囲気を少し味わい、
池が谷道で下りる。
確かに増えてるよね、地元の山でもそれは感じられます。
 南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。 
もう存分展望は見ただろうけど、駄目押しに南尾根の展望コース下るのもいいな。

正確には池が谷右岸尾根、南尾根だと左岸尾根ですか。
以前、ここのレポで通さんが、だーっと下りたと書いていたので少し惹かれましたが。

 この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
ありがとうごぜえますだ。
 

いいなぁこのコース面白そうだ、食指が動きそうになってますよ、鈴鹿も南部だと近いしね。これはいい情報ありがとうごぜえますだ。=TW=[/quote]
TWさんだと、野登から仙、宮指、入道の小岐須フルラウンドでしょうか。
よい目回しを。
             たそがれ
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

山日和さん こんにちは。
貴殿のこのレスの速さ、的確さ。これがヤブコギネットの一番の驚異です。
いつもびっくり、唖然。山のキャリアもすごいけど、それじゃないから・・・。


先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。

私も同じでしたわ。10日も空くと禁断症状が出ますね。

山日和さんは何十年もそんな生活だからでしょうね。
山に入れる時、歩ける時はそうしたい。歩けば体調がよくなりますもんね。


そのうち、山や道にも好き嫌いができ、それらを組み合わせて歩くようになった。

鈴鹿はそういう歩き方をするには持ってこいの山域です。谷も含めれば無限の組み合わせ(オーバー?^^;)ができます。

そうですね、(と言いながら、沢に入らないので)、そんなこともできますか、うんうん。
水に濡れると身体がとけちゃうんです。水に入るとかっぱに足を引っ張られそうで。
どろどろの道で靴が汚れるのも好かん、好かん。


その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、

Y川さんって誰かと思ったら洞吹さんですね。彼は椎名誠のファンですから。

おお、あの方だったんですか。やな川さん。
ただはっきりと名前を書いても、昔のことを覚えておられるかどうかそれが不安で。


ただあとでわかるが、多くの人はきちんと駐車場から歩いていた。
なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。


別にいいんじゃないですか?人に迷惑をかける場所じゃなければ。

そうですか。こういうの、結構気にするたちで。だったら戻ればいいのだけど、それも・・・。

今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。


今では鈴鹿のほとんど尾根が歩かれて、登山道と呼んでもいいぐらいの状態になってますね。

まったくその通りですね。
ちょうど緑水さんのレポのように、団体さんがマイナーな所にどっと入る。
となると、すぐに道ができてしまう。


明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。
かのY川さんだと頂上周辺はスルーなのだが、スノブとしては外せない。


私もスルーしちゃいますが。落ち着ける頂上じゃないですしね。

なるほど、ここの方はそうですね。
どうでもいいですが、こんな所での人間観察がなぜか好きなんです、自分は。


その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
滋賀・三重県両側から沢が数本上がってきて纏まる部位、仏谷峠。


ここは私も大好きな場所です。ランチには最適ですね。

その昔の柳川さんのレポへのレスにそんな記述があったような。

forum/275.html
南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
だいたい池が谷道でも楽に下れない緊張する道だからヤブだとやばいだろう。
ここは一般登山道で表示もあるが、自然と赤テープを追うことが多い。
降り積もった落葉が道を覆っているし、谷道は渡渉がとにかく多い。


大岩谷を下るのもいいと思いますよ。入道まで行ってしまうとかなり戻らないといけませんが。
松ノ木谷もいいですね。

確かにそうですね。
信仰心が強いので、磐座本尊とか奥の院とか寄るとこのコースだったんです。

ところでどんなに歩いても、山日和さんの影すらまだ見えませんわ。
             たそがれ
                   
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by biwaco »

たそがれさん、こんばんは~
biwa爺も皆さんのレポを読むだけのダメ会員です。(--〆)
黄昏さんのように感謝レポも上げないから、いっそうたちが悪い!
でも、仲良くお付き合いをm(__)m
鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
最初はガイドブックを参考にして一般登山道で山にのぼり、そして下っていた。
私も初めて鈴鹿へ出掛けてから10年くらいかな?
しかし、一回目でいきなりヒルの洗礼を受けて、引いてしまいました。
まあ、真夏の雨あがりに、よりにもよって谷筋からヒルコバへ上ったんですから、やむを得んのですが…
数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
へー、そうだったんですか…。山の奥深さ…ですか。
私も新参者ですけど、山の奥深さというよりもヤブの深さに泣かされました。
でも、こんな山歩きがあるんやー!って新鮮な感動を覚えましたで、マジで。
(××さん、●●さん、あんたのことだよ~)
すいません、勉強足らずでY川さんのこと知りません。
宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
爺の宮指路参りは近江側からです。だから田村川林道からのアプローチばかりです。
と言いながら、実はまだ宮指路岳は未踏の峰なんです。
犬返しの険から眺めただけで西の尾根を下りました。
この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
小岐須ハーフランド、いつか歩いてみたいです。
Y川さんのレポも探してみますね~

            ~biwaco
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by 緑水 »

たそがれさぁ~ん、おはようサン。お天気いいみたいだからお山にイコウだな。
たそがれさぁ~んって呼ぶよりも、れがそたさぁ~んって呼ぶ方がゴロ調がいいね。音階調でネ :D

たそがれ さんが書きました:日頃はみなさんのレポを読むだけの会員です。
今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。
緑ちゃんね、たまに凹んだ時にカコ帳読みますよ。人のじゃなく自分のをね。
ホン少し前にこんなことしてたんだ、いまのこのテイタラクはドウだってね。
10日間の自宅謹慎では禁酒と供に全部読みました、力が湧きます、大旦さんに感謝です。

山歩き:晩秋の宮指路・入道が岳
日だまりハイク感覚で鈴鹿南部へ、小岐須ハーフラウンド。
ようこそわが市お越しへです、レポはサッと目を通したんだけどね。
本来は一番槍、一番馬とせなア歓談ですけど、他のガ気になっちゃって遅れ竹槍ですワン

鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
そんな尾根周回歩きはここ五年ぐらい。
そうなんですか、いま楽しいでしょ。
仕事一途で暇ができての山歩きする人、沢山みてきましたよ。
中にはあまりにも楽しくて、谷尻谷でのキャンプに泣き出す人もいましたよ。こんな世界があったんだってね。

あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。
世間を知らないと言うか、井の中の蛙だったんですね、今でもそうですが。
子どもとか、職場仲間とか同好会とかの山あるきは苦手ですか。
また新しいものが見えてきますよ。
山の想い出は人との絡みで新鮮に心に残りますよね、過ぎたものは追わないほうが好いっていまは思います。
ボケるし体力は衰えが目に見えますよ、ごまかしはききませんね。

その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。

でしょ!、緑ちゃんヤブでの師匠はこの方だと出合ったときから思ってる。
オフでお会いするの楽しみなんですよ、気のきいた返事はないですけど。チョッとハニカミ気味でね。
だからちゃんと御挨拶しますワン。
僕も今年で燗暦なんです言われたとき、お若い雰囲気だなあって思いました。毛がふさふさだからかなあ。
見た目が大事でもて方がチャウ。


今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
どんづまりで右へ90度折れる所で、左の支尾根へ寄ってみる。
緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
ああ緑ちゃんの名前がでてきたよ、ちゃんと読んでるんですね。
本を沢山読む人は知識人ですよね、それに積み重ねるんだから上達はスグですな。
緑ちゃんのサブをしてた方は、優秀な人でね、3年も山に歩けばもうマスターですがな。
でも、コレやれには強いけど、コレどうするには弱いなああああ思うワン。

戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
岩越えで力任せに身体を上げたら、腕の筋肉が悲鳴をあげた。
● 水腺が高いから奥座敷は好いランチ場ですね。
● 水腺が高いから奥座敷は好いランチ場ですね。
これ登っちゃったデスか、右にトラバースかけていくと福岩があります。ランチ場だ
ひとやま越えると下りになり、目印のように枝に草鞋がかけられている。
沢を詰めてくるとこんな感じに終わるのか、いいなあ、うらまやしい。
仏谷の乗り越しですね、昔ココに琵琶湖からの川の流れが有つたんですよ。学者と出合いウンチクききました。
Y川さんだと、1時間以上かけて、食べて寝て文庫読んでの場所らしい。
船底地形は二重だけでなく、三重とも三段重ねにもなっている。
好いところでしょう、緑ちゃんのお気に入りランチ場。シャラノキ木庭といいます。
シャラの花が地面を白く色がえします。高木だから花は見えないけどね。
この褶曲の地形は、ブナ清水に似てますよね。タヌちゃんに言わせれば鈴鹿山が出来た名残かな、ムリやくたいに押されてシワが出来た??

・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
若いの、よくわかってるなあ、じゃあ失礼してモデルに。
絶壁にはイヌワシの巣作りもされてたとかのところ。この壁登ったとかも聞きます。
お若いのは優しいよ、お仲間に入れてもらえばよかったのに。
私レガソタって言いますなんてね。 :lol:


● どんな風の強いときでも日向ぼっこに好いところある、クシロ邇だな。近くが好いのさ
● どんな風の強いときでも日向ぼっこに好いところある、クシロ邇だな。近くが好いのさ
池が谷道で下りる。
南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
コースはいろいろ取れますよね、鈴鹿山は安全な山域詰まっても逃げ道は幾らでも取れますよね。
奥社から車置いた所への尾根なら100点だったかな 8-)

この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
もっと時間を掛けてね、おんべがわ流域は味深いです。
ながいレスなってしまったワン

                       緑水   
   
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、たそがれさん。

数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。

山登り界の秘境のような所ですからね。

Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。

オフ会の帰りに私たちの前を歩いていた御仁ですね。

宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。

なるほど。

私は、鈴鹿のヤブの薄い今しか歩けないと思って歩いています。


緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
うーむ、木が邪魔しているし少し遠い、三体仏岩も東海展望もなんだかなあ。
でもこんな角度から見上げられるのも何かの縁、ということで。
三体仏岩はモハンリン峠近くのピークから望遠するのが一番いいのかな。

緑水さんがレポ上げていた所ですね。

ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。
明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。

そんなに名所があるんだ。

宮指路岳は、946mから名前をつけた事ぐらいしか知らなかった。
:oops:

その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。

二重山稜は、守られているというイメージからか落ち着きますね。

結局、自分の昼食休憩場所はいつもの露岩になった。
入道と鳩が峰が見られ、風もあたらない日だまり場所だ。

ヤブメンですね。シャイなんだから・・ :lol:

分岐を過ぎればイワクラ尾根、はじめはがんがん下る。

速度違反で捕まりますよ。 :o

この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。

鈴鹿南部も面白そうですね。

いいきっかけになりそうです。

ありがとうございました。

                                              わりばし
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by ハリマオ »

清兵衛さん お久しぶりです

今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。

素晴らしい。私には一生言えないセリフです。
感謝は心が平穏になり、ストレスが減り、長生きできるそうです。
よく考えれば、生きていることだけでも感謝せねばなりますまい。

【コース】小岐須、大石橋近くの駐車地起点
登山口8:00--ヤケギ谷右岸尾根--9:46宮指路岳--10:05大峠--県境尾根--
--11:08露岩11:23--11:27分岐--磐座尾根--12:20奥院--池が谷道--13:26下山口


大岩の尾根は確かに穴場ですね。私も元越谷遡行以来行っていません。
ツツジの季節なんかよろしいんじゃないでしょうか。

その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、

シーナって誰やろ。シーナ・イーストン・・・な訳ないし。昔シーナアンドロケッツというバンドがあったけど。

道路情報に疎いミス、でも周回コースの起点としては好位置に駐車できた。

私もとことん奥までクルマで行きたいタイプですが、
下山地点のことを考慮する程度の知恵はあって、猿よりはマシかと思っています。

ただあとでわかるが、多くの人はきちんと駐車場から歩いていた。
なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。


たそがれさんは小市民ですね。いい人です。天国へ行けるタイプと思います。

宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。


ここは試してないです。いかにも歩きよさそうな等高線ですね。
鈴鹿では地形図見て思いついたルートは誰かが歩いていますね。
あるいは炭焼き道があったり、境界杭があったりします。

尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。


鎌の馬の背は白砂青松ですよ。本来は海岸を形容する言葉ですが。

三体仏岩はモハンリン峠近くのピークから望遠するのが一番いいのかな。

名付けた人はあれが何で仏様に見えたのでしょうね。
東海展望などまったく的外れな名前だし。

ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。


馬乗り岩はSMに使えるとか・・・


見たまんま倒木

銚子ヶ口のフナクボみたいですね。

毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、人が数人、いる。


大岩は人がオオイワ・・・あー、すっきりした。

いいのかな、秋が長い、本当に長い。

下界では桜が咲き、御池では春の花が数種咲いていました。
お祭り騒ぎです。

県境やこの尾根を歩いているというのは当然、周回組ということだ。
自分と同じように尾根周回歩きの人が今日は本当に多い。


私は小岐須一の谷から野登山、仙ヶ岳、宮指路岳と周回したことがあります。
健脚ならこれに入道を加えてもやれますね。ヤブレポでもあったような気がする。
でも清兵衛さんは健脚じゃなくて剣客だからどうなんでしょう。

                        ハリマオ
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by 宮指路 »

たそがれさん、こんばんは

小岐須周辺を周回する稜線尾根歩きはとても気持ちよく歩けるので好きな山域である。
ガイドブックにも掲載されていなかった県境尾根を初めて歩いたとき、
その遊歩道のような稜線漫歩感覚と、道形がとても気に入った。
当時でも、その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。


私も奥深い山の中で昔の牛道のような道型を見つけると嬉しくなります

宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。
なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。


以前、ここを登ったことがありますヨ

どんづまりで右へ90度折れる所で、左の支尾根へ寄ってみる。
緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
うーむ、木が邪魔しているし少し遠い、三体仏岩も東海展望もなんだかなあ。
戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
正面から突破だと勢いこんだが、急斜面は立木にも条件が悪いのか、
つかんだ木がぽきっと折れる枯れ木だったり、足場にも苦慮する。


私はこんな怖いところは登っていません。多分もう少し手前から右に曲がって、谷を渡って、登山道に入りました。


ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。
明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。


ここは良い場所ですね。子供を連れて来たい場所です

一巡したらいよいよ慣れた周回コースに入る。
大峠こと小岐須峠を通り、明るく温かい道を上がっていく。
ひとやま越えると下りになり、目印のように枝に草鞋がかけられている。
沢を詰めてくるとこんな感じに終わるのか、いいなあ、うらまやしい。
その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。

舟窪のような良いところですね


滋賀・三重県両側から沢が数本上がってきて纏まる部位、仏谷峠。
あらあら倒木だ。


舟窪にそっくりです

船底地形は二重だけでなく、三重とも三段重ねにもなっている。
うろうろしていたらいつの間にか道からかなり離れていた。
こんな地形ができるのだから、稜線道には支尾根の派生も多い。
それが道迷いの元にもなるから、入り込みやすい所は枯れ枝で塞がれている。

結構、登山者が入っている証拠ですね

右手に入道を見ながら稜線漫歩は続く。
・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。
大岩は途中で二手に分かれ、左が高みで、右はお座敷。
先ほどの連中は今まさにお座敷で宴会を開催するところだった。

イイ場所ですね~、一度は行って見たいです。

磐座に参り、奥の院に寄り、入道庭園の雰囲気を少し味わい、
池が谷道で下りる。

イワクラ尾根の磐座にも行って見たいです。尾根上にあるのでしょうか?

南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
だいたい池が谷道でも楽に下れない緊張する道だからヤブだとやばいだろう。
ここは一般登山道で表示もあるが、自然と赤テープを追うことが多い。

赤テープも信用しすぎると後で裏切られることもありますよ

降り積もった落葉が道を覆っているし、谷道は渡渉がとにかく多い。
岩屑の多い道は歩き辛いし、ずぼっとはまらない注意も必要だ。
ただ晩秋の黄紅葉と落葉のたまった沢の流れは心がやすまった。
それにしても時折続くへつり道とか、沢への急勾配の高度感はきつい。

やっぱり道を外したんだ

                                              宮指路
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by 柳川洞吹 »

たそがれさん こんばんは

 数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。


ワイがそのY川です。
って、やぶこぎネットの連中には、まるわかりやがな。
どうせ本名じゃないんだし、洞吹(どうすい)を露出していただいても差し支えなかったですよ。
それと、ワシはシーナさんのファンですから、気にいった文体をまねたりなんかして、遊んでしまいました。

昔、昨日は北部で今日南部、明日は三重側、あさって滋賀側と、鈴鹿の山に入り浸っていた時期がありまして、
あっちこっちほんとによく歩きました。
当時はまだ笹の勢いもあった頃ですが、それでもほとんどどこでも歩けるし、
それがまたいいとこだらけの素晴らしい山域だと思います。

 先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。

たそがれさんも、毎週、何が何でも山に行かないと……という強迫観念にかられるタイプですか。

 なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。

このあたりはどう考えるか、考え方しだいですね。
ワシの場合は、まず入れるところまでは入ろうと思いますが、
「歩きに来たんだからね。」と、あえて手前に止めることもありますし。
そこは、そのときの気分次第というところでしょうか。

宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。


山に入るのに、道しか歩いてはいけない……ということはないですから、
固定観念を脱却し、登山の原点に回帰して、
単純に「登れるところを登っていく」というのが基本のスタイルでしょうかね。

 明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。
かのY川さんだと頂上周辺はスルーなのだが、スノブとしては外せない。


いや、ワシは何度も行ってるので、わざわざ毎回寄ることもない……というだけの話です。

 その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
Y川さんだと、1時間以上かけて、食べて寝て文庫読んでの場所らしい。


ワシとしては、ゆっくりと、どっぷりと、思いっきりその場所の雰囲気に浸ることで、
なんとも言えない満足感を味わえるのです。

 ・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、人が数人、いる。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。


この大岩は、このあたりの人気スポットですね。
仏谷源頭部も渋くて好きですけどね。

 この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
ありがとうごぜえますだ。


こちらこそ、ありがとうごぜえますだ。
おかげさまで、当時のことを鮮明に思い出しては、懐かしさに浸ることができました。
宮指路岳周辺では、ヤケギ谷のこんどは左岸尾根や、
近江側で元越谷から仏谷源頭へなども、なかなか味がありますよ。
気が向いたら、どうぞ歩いてみてください。

よい山旅を!
                               洞吹(どうすい)
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

琵琶子さん こんにちは  
木曽殿越の番人に爺の面影を見て以来です。ご無沙汰しております


biwa爺も皆さんのレポを読むだけのダメ会員です。(--〆)
黄昏さんのように感謝レポも上げないから、いっそうたちが悪い!
でも、仲良くお付き合いをm(__)m

琵琶子さんはいつも営業宣伝活動をきちんと行ってられるじゃないですか。
追う未承認、もとい、近江商人の血がほとばしってますわ。
また、ひとつの山行でもネタが豊富にあって、うらまやしい限り。
自分のレポは真面目なだけでつまらんですから、ねえ。

鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
最初はガイドブックを参考にして一般登山道で山にのぼり、そして下っていた。
私も初めて鈴鹿へ出掛けてから10年くらいかな?
しかし、一回目でいきなりヒルの洗礼を受けて、引いてしまいました。
まあ、真夏の雨あがりに、よりにもよって谷筋からヒルコバへ上ったんですから、やむを得んのですが…

この自然体というか、天然自虐は天性、それとも演出?
でも、うまいよなあ。

数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
へー、そうだったんですか…。山の奥深さ…ですか。
私も新参者ですけど、山の奥深さというよりもヤブの深さに泣かされました。

そうきた、やっぱり、うまいなあ。

でも、こんな山歩きがあるんやー!って新鮮な感動を覚えましたで、マジで。
(××さん、●●さん、あんたのことだよ~)

いわゆる孫子、導師というお方ですね。
あのお方のレポを読んでそのまま後追いされてましたねえ、すごい。
自分はまだまだ歩き足りないので何ともいえませんが、未だに彼の影さえ見えませんわ。
最近、ようやく地名とかなんとかで、Y川さんこと柳川さんの十年前の若い姿を見つけつつあります。


すいません、勉強足らずでY川さんのこと知りません。

琵琶子さま、その回答は許せませんぞ、自分でおしりぺんぺんしてください。
宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
爺の宮指路参りは近江側からです。だから田村川林道からのアプローチばかりです。
と言いながら、実はまだ宮指路岳は未踏の峰なんです。
犬返しの険から眺めただけで西の尾根を下りました。

もうこれだからヤブの住人は困る。
ハリマオさんのガイドブックをすぐに購入され、たまには一般登山道も歩き、
一度、宮指路さんの顔でも見て下さいな。
いやや。
わかるなあ、その気持ちだけは。

この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
小岐須ハーフランド、いつか歩いてみたいです。
Y川さんのレポも探してみますね~

琵琶子さんにハードトレーニングメニューを。
             たそがれ       
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

緑水さん こんにちは。 くれないです。 丁寧なレスをありがとうございます。
すっかりご無沙汰しております。


緑ちゃんね、たまに凹んだ時にカコ帳読みますよ。人のじゃなく自分のをね。
ホン少し前にこんなことしてたんだ、いまのこのテイタラクはドウだってね。
10日間の自宅謹慎では禁酒と供に全部読みました、力が湧きます、大旦さんに感謝です。


少し曲解して、歴史に学ばない奴に未来はない、でしょうか。
山歩き:晩秋の宮指路・入道が岳
日だまりハイク感覚で鈴鹿南部へ、小岐須ハーフラウンド。
ようこそわが市お越しへです、レポはサッと目を通したんだけどね。
本来は一番槍、一番馬とせなア歓談ですけど、他のガ気になっちゃって遅れ竹槍ですワン


とんでもありません。ぐさっときますわ。なぜかって?
緑水さんのレポを読んでるだけで、レスしたことないですから。
あああ、と思ってると、次のがあがり、へえと納得してると、もう違うのきてますから。

鈴鹿の山歩きを始めて約十年。
そんな尾根周回歩きはここ五年ぐらい。
そうなんですか、いま楽しいでしょ。
仕事一途で暇ができての山歩きする人、沢山みてきましたよ。
中にはあまりにも楽しくて、谷尻谷でのキャンプに泣き出す人もいましたよ。こんな世界があったんだってね。


仕事一筋ではないですので、それはちょっとなんですが、
仕事もしっかりやらん奴に何ができるか、と以前、緑水さんが書かれていたのには、動揺しました。


子どもとか、職場仲間とか同好会とかの山あるきは苦手ですか。
また新しいものが見えてきますよ。
山の想い出は人との絡みで新鮮に心に残りますよね、過ぎたものは追わないほうが好いっていまは思います。
ボケるし体力は衰えが目に見えますよ、ごまかしはききませんね。


そうですね。頭ではわかるのですが。
勝手に、苦手にしているだけかも知れません。ぐさっとくる、きつい言葉やな。

その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。
でしょ!、緑ちゃんヤブでの師匠はこの方だと出合ったときから思ってる。
オフでお会いするの楽しみなんですよ、気のきいた返事はないですけど。チョッとハニカミ気味でね。
だからちゃんと御挨拶しますワン。
僕も今年で燗暦なんです言われたとき、お若い雰囲気だなあって思いました。毛がふさふさだからかなあ。
見た目が大事でもて方がチャウ。


そう思います。まったく。
でも、とてもあんな風にどこでも泰然自若にはなれないから高嶺の花かなあ。
これは緑水さんに対しても同じですが。

今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
どんづまりで右へ90度折れる所で、左の支尾根へ寄ってみる。
緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
ああ緑ちゃんの名前がでてきたよ、ちゃんと読んでるんですね。
本を沢山読む人は知識人ですよね、それに積み重ねるんだから上達はスグですな。
緑ちゃんのサブをしてた方は、優秀な人でね、3年も山に歩けばもうマスターですがな。
でも、コレやれには強いけど、コレどうするには弱いなああああ思うワン。


たまたま覚えていただけです。
努力はしますが。

戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
岩越えで力任せに身体を上げたら、腕の筋肉が悲鳴をあげた。
これ登っちゃったデスか、右にトラバースかけていくと福岩があります。ランチ場だ

あちゃ、そうでしたか。何も見てませんでした。
コレどうするには、弱いまんまです

ひとやま越えると下りになり、目印のように枝に草鞋がかけられている。
沢を詰めてくるとこんな感じに終わるのか、いいなあ、うらまやしい。
仏谷の乗り越しですね、昔ココに琵琶湖からの川の流れが有つたんですよ。学者と出合いウンチクききました。

好いところでしょう、緑ちゃんのお気に入りランチ場。シャラノキ木庭といいます。
シャラの花が地面を白く色がえします。高木だから花は見えないけどね。
この褶曲の地形は、ブナ清水に似てますよね。タヌちゃんに言わせれば鈴鹿山が出来た名残かな、ムリやくたいに押されてシワが出来た??


こんな講釈がいっぱい聞けるとは、やっぱりちがいますね。
またそれが、このヤブコギネットのすごいところだと感じます。

・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
若いの、よくわかってるなあ、じゃあ失礼してモデルに。
絶壁にはイヌワシの巣作りもされてたとかのところ。この壁登ったとかも聞きます。
お若いのは優しいよ、お仲間に入れてもらえばよかったのに。
私レガソタって言いますなんてね。 :lol:
美しく優しい若いの
美しく優しい若いの
この世界ですから、ちょっと入れませんでした。
池が谷道で下りる。
南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
コースはいろいろ取れますよね、鈴鹿山は安全な山域詰まっても逃げ道は幾らでも取れますよね。
奥社から車置いた所への尾根なら100点だったかな 8-)


この池が谷右岸尾根は少し考えましたから、うーむ、痛いところを突かれました。
池が谷道から谷底への急傾斜を見てしまうと、足がすくんで、無理しなくてよかったと。
まだまだ、甘いです。


もっと時間を掛けてね、おんべがわ流域は味深いです。
ながいレスなってしまったワン

指摘されたことを今一度ゆっくり考えてみます。
重ね重ねありがとうございます。
               たそがれ
                       
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by 緑水 »

たそがれさん、おはようございます。今日は雨かなでも、しわすと成ればなんとなく気ぜわしい。
緑ちゃんの感覚でいいますと、レポにコメント入れてヘンレスが来る。それに対してホッタラカシは出来ない性分ですのでお許しを。

たそがれ さんが書きました:緑ちゃんね、たまに凹んだ時にカコ帳読みますよ。人のじゃなく自分のをね。
ホン少し前にこんなことしてたんだ、いまのこのテイタラクはドウだってね。


少し曲解して、歴史に学ばない奴に未来はない、でしょうか。

歴史ネエ、日本という国の指導者は・・・と話しは飛躍しますが。ちゃんと教えて学ばな未来はアカンおもうなあ。
気がつくのはどん底に落ち込んでからだろう思う。

1千兆円の借金に原発人災を誰も責任いわない国民、この尻拭きは孫ひ孫まで続く。
大阪維新の会、活躍を期待したいですワン

とんでもありません。ぐさっときますわ。なぜかって?
緑水さんのレポを読んでるだけで、レスしたことないですから。
あああ、と思ってると、次のがあがり、へえと納得してると、もう違うのきてますから。

緑ちゃんへのレス、ゼンゼン気にしないで下さいね。ドウでも好いこと書いてるんだし。
過去帖に集積してもらえる、自分元気の覚えみたいなものですから。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
若いの、よくわかってるなあ、じゃあ失礼してモデルに。
お若いのは優しいよ、お仲間に入れてもらえばよかったのに。
私レガソタって言いますなんてね。 :lol:


この世界ですから、ちょっと入れませんでした。
ワンペアなら遠慮セナあかんけど、入ってツーペアになるんだから好いじゃないの。
緑ちゃん昨日は御在所山でしたけど、孫ずれのジイバア様と、二人連れの女性には声かけますたよ。

いまの若い子は、枯れ齢者と話す機会を欲してると感じるんだよな。
撮るよいえば、ハイピースでニッコリ。若い子に話しかけが出来なくなればオシマイだよ。


● 帰ろうとする娘さんに、成就のドラがあるからぶっ叩いてでおいでってね。(^^)
● 帰ろうとする娘さんに、成就のドラがあるからぶっ叩いてでおいでってね。(^^)
コースはいろいろ取れますよね、鈴鹿山は安全な山域詰まっても逃げ道は幾らでも取れますよね。
奥社から車置いた所への尾根なら100点だったかな 8-)


この池が谷右岸尾根は少し考えましたから、うーむ、痛いところを突かれました。


尾根歩きハーフラウンドって書かれてたから。つい余分なこと言いました。ペコ

                           緑水


                   
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

鈴鹿のわりばしさん、こんにちは。
臼杵の帰りにはお世話になりました。その後も日頃もレスできませんですみませんです。


数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。

山登り界の秘境のような所ですからね。

やっぱりそうですかね。都会の中にこそ孤独と秘境があるのでしょうか。

Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。

オフ会の帰りに私たちの前を歩いていた御仁ですね。

しっかりレポ読みをされているわりばしさんだから、ばればれですね。
あの御方、あの時も、悠然と歩かれてました。


宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。

なるほど。

私は、鈴鹿のヤブの薄い今しか歩けないと思って歩いています。


この今は、落葉の時季?それとも鈴鹿の賞味期限が迫っているから?

緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
うーむ、木が邪魔しているし少し遠い、三体仏岩も東海展望もなんだかなあ。
でもこんな角度から見上げられるのも何かの縁、ということで。
三体仏岩はモハンリン峠近くのピークから望遠するのが一番いいのかな。

緑水さんがレポ上げていた所ですね。

御意、貴殿にはなんの説明も必要ありませんわ。

ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。
明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。

そんなに名所があるんだ。

宮指路岳は、946mから名前をつけた事ぐらいしか知らなかった。
:oops:

これは有名な話ですね。でも今となっては「チャツボ」の方が愛嬌があってよかったと思います。
まさか、わりばしさんもここは未踏とか。


その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。

二重山稜は、守られているというイメージからか落ち着きますね。

ああ、そういうことですか。
いわゆる胎内回帰、ということは男の発想ですか。


結局、自分の昼食休憩場所はいつもの露岩になった。
入道と鳩が峰が見られ、風もあたらない日だまり場所だ。

ヤブメンですね。シャイなんだから・・ :lol:

ひとりものにはふさわしい広さの場所でした。

分岐を過ぎればイワクラ尾根、はじめはがんがん下る。

速度違反で捕まりますよ。 :o

ひとりものはやることもないので、どうしても先を急ぎます。気を付けます。

この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。

鈴鹿南部も面白そうですね。

いいきっかけになりそうです。

わりばしさんがここを歩くと、面白い歴史話がどんどん湧いてきそうです。
それは、期待しています。鈴鹿のわりばしさんへ。
                 たそがれ
                                              
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

ハリマオさん、こんにちは。御機嫌麗しゅうございます。

[quote="ハリマオ"]清兵衛さん お久しぶりです

痛っ。似てるのは勤務時間が終了したらいそいそと帰るところだけ。
一日十数時間、週60時間以上のお方の前では・・・。
でもだれもが清兵衛したらワークシェアリングになって、世の中もう少しましになると思います。


今回のレポは言わばヤブコギネットへの感謝レポです。

素晴らしい。私には一生言えないセリフです。
感謝は心が平穏になり、ストレスが減り、長生きできるそうです。
よく考えれば、生きていることだけでも感謝せねばなりますまい。

そのお言葉の方が重みがあり、軽々しく感謝と書いてきりきりと身が痛みます。
生かされている、とも言いますが、それもまるで自覚できてません。


【コース】小岐須、大石橋近くの駐車地起点
登山口8:00--ヤケギ谷右岸尾根--9:46宮指路岳--10:05大峠--県境尾根--
--11:08露岩11:23--11:27分岐--磐座尾根--12:20奥院--池が谷道--13:26下山口


大岩の尾根は確かに穴場ですね。私も元越谷遡行以来行っていません。
ツツジの季節なんかよろしいんじゃないでしょうか。

沢やさんは、ここら辺によく出没するとか。
ヤブ人のレポも数本見ましたし、あの若い人もそうらしいです。


その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、

シーナって誰やろ。シーナ・イーストン・・・な訳ないし。昔シーナアンドロケッツというバンドがあったけど。

ロケットさんは博多のバンドやったっけ。
でシーナさんには、沢野ひとしさんというお仲間もいたような。


道路情報に疎いミス、でも周回コースの起点としては好位置に駐車できた。

私もとことん奥までクルマで行きたいタイプですが、
下山地点のことを考慮する程度の知恵はあって、猿よりはマシかと思っています。

ある意味、これは大事なことですね。
このコースで宮妻峡に下りたら笑われるし、なんのためにそこに停めたかまるで考えとらんということです。


ただあとでわかるが、多くの人はきちんと駐車場から歩いていた。
なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。


たそがれさんは小市民ですね。いい人です。天国へ行けるタイプと思います。

統計調査なんかで分類していってさいご、その他少数というのがあります。
その他少数市民です。この社会では無視していいどうでもいい人。


宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。


ここは試してないです。いかにも歩きよさそうな等高線ですね。
鈴鹿では地形図見て思いついたルートは誰かが歩いていますね。
あるいは炭焼き道があったり、境界杭があったりします。

昔からそういう思いつきで行動する人がいっぱいいるということですね。
ナマコを最初に食べた人がいて、ナメコのために山歩きする人がいる。


尾根は基本的にヤセていて、時折、赤松と黒松で盆栽風になる。
まあまあ立派な岩も表れ、白砂青松一歩手前という感じ。


鎌の馬の背は白砂青松ですよ。本来は海岸を形容する言葉ですが。

初めてあそこを見たときから、なるほどと思いました。
鎌の馬の背の白砂青松、いいですねえ。
山歩き中、ほとんど休憩しませんが、あそこでだけは茶菓子を食べます。
そっとしておきたかった所ですが、皆様に開放する度量のあるガイドブックがあるそうです。


三体仏岩はモハンリン峠近くのピークから望遠するのが一番いいのかな。

名付けた人はあれが何で仏様に見えたのでしょうね。
東海展望などまったく的外れな名前だし。

前述、あのガイドブックでは別の名称だったのでしょうか。
三振神様とか経済展望とか。


ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。


馬乗り岩はSMに使えるとか・・・

サスペンス・ミステリーの仕掛けになりそうな場所ですか。
まさか鬼六さんを吊すなんて。


見たまんま倒木

銚子ヶ口のフナクボみたいですね。

倒木が加わりましたからますます似てきました。しかも舟窪より数が多い。

毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、人が数人、いる。


大岩は人がオオイワ・・・あー、すっきりした。

お、お祝、いの言葉、で世間を盛り上げれば、幸せな市民生活が送れます。

いいのかな、秋が長い、本当に長い。

下界では桜が咲き、御池では春の花が数種咲いていました。
お祭り騒ぎです。

どうでも、ええじゃないか、がまたまた起こりそうで。

県境やこの尾根を歩いているというのは当然、周回組ということだ。
自分と同じように尾根周回歩きの人が今日は本当に多い。


私は小岐須一の谷から野登山、仙ヶ岳、宮指路岳と周回したことがあります。
健脚ならこれに入道を加えてもやれますね。ヤブレポでもあったような気がする。
でも清兵衛さんは健脚じゃなくて剣客だからどうなんでしょう。

その折りは、おのぼりレポに返信を戴き、ありがとうございました。
あれが、ここでの初レポでした。
真っ赤な太陽 燃えている 怪傑ハリマオ様 へ
                              たそがれ
        

                        
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

宮指路さん こんにちは
この山の御本尊様ですね。この山にはいつもお世話になっとります。


小岐須周辺を周回する稜線尾根歩きはとても気持ちよく歩けるので好きな山域である。
ガイドブックにも掲載されていなかった県境尾根を初めて歩いたとき、
その遊歩道のような稜線漫歩感覚と、道形がとても気に入った。
当時でも、その踏みあとから一般登山道並に歩かれているのは分かったが、
あまり人に会うこともなかったので、ひとり悦に入っていた。


私も奥深い山の中で昔の牛道のような道型を見つけると嬉しくなります

宮指路さんのレポでは、その前後のドタバタに力点が置かれているような。
そんな宮指路さんを見ると、とても嬉しくなります。


宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。
なるほど、植林と自然林の合間を尾根芯は通り、まっすぐだ。
少しの起伏がかえってアクセントになりルンルンに上がっていく。


以前、ここを登ったことがありますヨ

さすが宮指路さん、そうですよね。ほっとしました。
レスを戴いたここの住人のたくさんが未踏だということで、
御本尊様の広告塔としての働きが悪いのではないか、つまり人気、任期切れかと。
でも、地道にあらゆる尾根も整備されていた。


どんづまりで右へ90度折れる所で、左の支尾根へ寄ってみる。
緑水さんが拝観尾根と名付けるぐらいだからせめて仏の展望ぐらいはいいのだろう。
うーむ、木が邪魔しているし少し遠い、三体仏岩も東海展望もなんだかなあ。
戻って、最後だけ壁になっている所を仰ぎ見る。
岩がごろごろだけど、立木も随所にあるからなんとかなるだろう。
正面から突破だと勢いこんだが、急斜面は立木にも条件が悪いのか、
つかんだ木がぽきっと折れる枯れ木だったり、足場にも苦慮する。


私はこんな怖いところは登っていません。多分もう少し手前から右に曲がって、谷を渡って、登山道に入りました。

あら、宮指路さんらしくない。
何かネタを隠してませんか。


ここからは、いわゆる一般の名所の連続になる。
東海展望、三体仏岩、頂上、馬乗り岩、その他。
明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。


ここは良い場所ですね。子供を連れて来たい場所です

未来を託すお子さま達にこそ、この山の慈愛を。
さらなる布教活動をお願いします。


一巡したらいよいよ慣れた周回コースに入る。
大峠こと小岐須峠を通り、明るく温かい道を上がっていく。
ひとやま越えると下りになり、目印のように枝に草鞋がかけられている。
沢を詰めてくるとこんな感じに終わるのか、いいなあ、うらまやしい。
その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。


舟窪のような良いところですね

そう、舟窪ですね。倒木も同じです。
しかも、広く、舟窪の数も多い。


滋賀・三重県両側から沢が数本上がってきて纏まる部位、仏谷峠。
あらあら倒木だ。


舟窪にそっくりです

船底地形は二重だけでなく、三重とも三段重ねにもなっている。
うろうろしていたらいつの間にか道からかなり離れていた。
こんな地形ができるのだから、稜線道には支尾根の派生も多い。
それが道迷いの元にもなるから、入り込みやすい所は枯れ枝で塞がれている。


結構、登山者が入っている証拠ですね

かなりの人気コースだと思います。

右手に入道を見ながら稜線漫歩は続く。
・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。
その気になればすぐに道はみつかり、お節介にも赤テープもつけてある。
大岩は途中で二手に分かれ、左が高みで、右はお座敷。
先ほどの連中は今まさにお座敷で宴会を開催するところだった。

イイ場所ですね~、一度は行って見たいです。

貴殿の視線の先がどこに向かっているか分かりませんが、ふだんはだれもいません。
今回、初めて人を見ました。


磐座に参り、奥の院に寄り、入道庭園の雰囲気を少し味わい、
池が谷道で下りる。

イワクラ尾根の磐座にも行って見たいです。尾根上にあるのでしょうか?

出たあ、やっと出た。これを待ってました。
宮指路さん、たまには一般登山道も歩いてみてください。そりゃあもう歩きやすいですよ。
手には是非、ハリマオさんのガイドブックを。
そこにはちゃんと写真も載ってますから、見逃すこともないと思います。少し、心配ですが。


南尾根を下ることも考えたが、後半の激下りを畏れた。
だいたい池が谷道でも楽に下れない緊張する道だからヤブだとやばいだろう。
ここは一般登山道で表示もあるが、自然と赤テープを追うことが多い。

赤テープも信用しすぎると後で裏切られることもありますよ

ここはつい先日、協会の方々が手をいれて頂けました。
ここの赤テープや赤ペンキは必然性がありそうです。


降り積もった落葉が道を覆っているし、谷道は渡渉がとにかく多い。
岩屑の多い道は歩き辛いし、ずぼっとはまらない注意も必要だ。
ただ晩秋の黄紅葉と落葉のたまった沢の流れは心がやすまった。
それにしても時折続くへつり道とか、沢への急勾配の高度感はきつい。

やっぱり道を外したんだ

これが一番、宮指路さんらしい回答ですね。
ありがとうごぜえました。  たそがれ
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】晩秋の宮指路・入道が岳

投稿記事 by たそがれ »

柳川さん こんにちは。
今回は貴殿の在りし日のレポのお陰で充実の山歩きができました。
日頃はなんの挨拶もしませんで申し訳ない上、許可無しの引用多数、お見逃しのほどを。


 数年前、ヤブコギネットの存在を知り、山への奥深さを教えられた。
その過去ログを読んでいたら、いろんな名所を彼らは十年以上前から歩いている。
自分の気に入った所が、まるで見透かされたように記述されている、
そんなところが、ヤブコギネットとその人々が好きな理由かも知れない。
その達人のひとり、Y川さんというシーナ風の味のある文を書く御方のレポから、
大いに興味関心を起こされ、後追いすべく今日のコースを選ぶ。
Y川さんのレポは2005年のもので、彼はその6年前にすでに歩いていた。


ワイがそのY川です。

えっ、そうだったんですか。わかりませんでした。

って、やぶこぎネットの連中には、まるわかりやがな。

洞水さんとか雑炊さんが普及してますので、見ての通りばれてませんでした。

どうせ本名じゃないんだし、洞吹(どうすい)を露出していただいても差し支えなかったですよ。

柳川さん、やな川さんのほうが、やさしい感じの人に思えます。

それと、ワシはシーナさんのファンですから、気にいった文体をまねたりなんかして、遊んでしまいました。

椎名さんは生き方も含めて好きです。沢野ひとしさんは屈折してるのでもっと好きです。

昔、昨日は北部で今日南部、明日は三重側、あさって滋賀側と、鈴鹿の山に入り浸っていた時期がありまして、
あっちこっちほんとによく歩きました。
当時はまだ笹の勢いもあった頃ですが、それでもほとんどどこでも歩けるし、
それがまたいいとこだらけの素晴らしい山域だと思います。

そんな昔に歩き回られてたのだから、それがうらまやしい。

 先週と休日、山へ入らず悶々と過ごす。

たそがれさんも、毎週、何が何でも山に行かないと……という強迫観念にかられるタイプですか。

確かに、そうですね。こればっかりは。

 なんか、歩きに来たのにインチキしたみたいで肩身が狭い。

このあたりはどう考えるか、考え方しだいですね。
ワシの場合は、まず入れるところまでは入ろうと思いますが、
「歩きに来たんだからね。」と、あえて手前に止めることもありますし。
そこは、そのときの気分次第というところでしょうか。

一週間以上、置き車したことがありますが、そうなると考えますね。

宮指路岳ヤケギ谷道の登山口から入る。
このヤケギ谷道は道形や歩き易さで鈴鹿で最も好きな道のひとつだ。
だからこの道にこだわるあまり今まで歩くコースが限定されていた。
今日はそれを外して、地形図だと真っ直ぐにのびるヤケギ谷右岸尾根を行く。
Y川さんによればそれがそれこそ登山道のようだ、とも。


山に入るのに、道しか歩いてはいけない……ということはないですから、
固定観念を脱却し、登山の原点に回帰して、
単純に「登れるところを登っていく」というのが基本のスタイルでしょうかね。

ごもっともです、きちんと拝聴しておきます。

 明るく広い頂上広場と展望こそ、宮指路岳がかなり人気のある理由だろう。
かのY川さんだと頂上周辺はスルーなのだが、スノブとしては外せない。


いや、ワシは何度も行ってるので、わざわざ毎回寄ることもない……というだけの話です。

あら、肩すかし。

 その先には、核心というか二重山稜というより船底地形ともいう場所がある。
Y川さんだと、1時間以上かけて、食べて寝て文庫読んでの場所らしい。


ワシとしては、ゆっくりと、どっぷりと、思いっきりその場所の雰囲気に浸ることで、
なんとも言えない満足感を味わえるのです。

ワシが昼飯を食べたいところベスト5、とかいうのありましたね。
あのシリーズ、今頃、自分のなかで盛り上がってます。
今ならどうか、と一番聞きたいことですが、他人様には聞かせたくない。
内緒でと、問えば、柳川さんはいい人ですから教えてくれそう。
でも、地形図をしっかり読んで自分で見つける大切さ、というのが本心なんでしょうね。


 ・919を過ぎると大岩が入道の手前に見えてくる。
毎回、そこに入る道を探すこともせずいい加減にしていたので寄ったことがない。
一度ぐらいは行ってみたい、と見ると、人が数人、いる。
あんな見晴らしの良いところはだれもが行ってみたいのだろう、実行している。


この大岩は、このあたりの人気スポットですね。
仏谷源頭部も渋くて好きですけどね。

やっぱり、そうですわね。

 この、小岐須ハーフラウンドと勝手に名付けているコース。
距離や時間は短くてそこそこだが、中味そのものが濃いのでいつ歩いても満足度は高い。
特に今日は、Y川さんの味をブレンドしてさらに充実したものになった。
ありがとうごぜえますだ。


こちらこそ、ありがとうごぜえますだ。
おかげさまで、当時のことを鮮明に思い出しては、懐かしさに浸ることができました。
宮指路岳周辺では、ヤケギ谷のこんどは左岸尾根や、
近江側で元越谷から仏谷源頭へなども、なかなか味がありますよ。
気が向いたら、どうぞ歩いてみてください。

もちろんです。
これはもうしっかり読んで密かに次の楽しみにしておりました。
ばらしちゃ駄目やないですか。
でもそこが柳川さんのやさしさなのかなあ。


よい山旅を!

ありがとうございます。  たそがれ                               
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