【鈴鹿】樹氷輝く御池岳からフカフカ斜面をダウンヒル
Posted: 2024年1月25日(木) 17:18
【 日 付 】2024年1月14日(日)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】R306ゲート7:40>コグルミ谷右岸尾根>県境稜線P1148>御池岳北小尾根>往路>R306ゲート15:46
鈴鹿で山スキー第2弾のチャンスは早くもやってきた。しかも、その週末は絶好のスキー日和だ。
1月14日(日)朝7時40分、R306の冬ゲートを出発。ゲート前の駐車地には他に2台止められていた。ゲート付近には路肩に雪が残っている程度で若干不安なものが残る。山頂の積雪は十分あるだろうか。
一時間ほど国道を歩いて冬の定番ルートであるコグルミ谷右岸尾根の取り付き点に来た。国道に残されていた大小の足跡もそこから取り付いていた。
雪は相変わらず少な目だが、登るにつれ徐々に増えてきた。
コグルミ谷ルート6合目のカタクリ峠に着くと積雪は十分な量があった。先行者はここからスノーシューなどを付けていた。私はそのトレースを使わせていただく。スキーやブーツでザックは一杯でワカンなど持ってくる余裕はなく、このトレースは有難かった。
7合目からの稜線乗り越しの斜面は夏道より少し高いところにトレースは付けられていた。もちろん、ここも忠実に跡を辿る。
トレースは稜線乗り越しから真ノ谷に下りずに稜線のP1148mに向かっていた。いつもならドリーネの辺りから1148mをトラバースして真ノ谷の源頭広場に向かうのだが、今回はやはり先行者の後を追った。
1148mの小ピークは小広場になっていて気持ちの良いところだ。 おまけに樹氷も綺麗に付いていて歓迎してくれた。青空に真っ白な樹氷が美しく映えていた。先行者はここから源頭広場に降りて御池山頂に向かうのかと思っていたが、そちらには向かわず真っすぐに鈴北岳の方に向かっていた。たぶん、そのまま鞍掛峠に降りて国道でゲートまで戻るのだろうが、私にはそんな退屈なことは耐えられそうにない。 私はここでブーツを履き替えスキー板を付け源頭広場に滑り降りた。そこで板に滑り止めシールを貼り夏道の小谷を進んだ。
小谷の終わりから山頂に向かう斜面は登らず反対側の斜面を登って小尾根の方に乗って尾根を少し進んでからランチにした。白銀と青空そして落葉樹は枝一本動くことなく静寂に包まれている。人の声はおろかトレース一本見当たらない禁断の聖域に足を踏み入れた闖入者のように私は只周りの美しさに惚けに取られる他なかった。テーブルランドのドリーネが生み出す嫋やかな風景もいいけど私はこちらの風景が一番好きだ。
御池山頂はすぐ目の前だが、スキー滑降には向いていないので山頂には寄らずここから引き返すことにした。 ランチを終えたら小尾根を戻って真の谷に滑り降り1148mに登り返した。手前の浅いコルからは伊吹山と白山がくっきりと見渡せた。 1148mに着いたら残りは下る一方なのでシールを剥がして滑降を始めた。
県境尾根の左側は朝日しか当たらないので新雪のフカフカ状態。根雪はちゃんと固まっているから前週みたいにスキーが潜ってしまうこともなく最高のダウンヒルを楽しめた。 県境稜線を斜めに滑り降りて7合目に戻った。ここからはゆるゆる滑ってカタクリ峠に戻った。
右岸尾根は最初の急な斜面こそまともに滑れたが、そこからは尾根芯の地肌が見えていて脇の斜面を滑っていく。しかし雪は薄く岩の角や小石がガリガリとソールに当たる。スキーはソールが命なので普通こんなところを滑ったりしないが、山スキーも終活だから構わずそのまま滑った。
途中の痩せ尾根のところは登りになっているので一旦板を外したが、再び板を付け直して犬帰り谷左岸尾根分岐まで滑って行った。分岐で板を外しブーツも履き替えて往路を下り取り付き点に戻った。
15時46分、R306ゲートに戻った。
今日の雪は少なめだったが、何とか昨年と同じところを滑り降りることができた。降ったばかりの雪は昨年よりも状態が好くて楽しめたくらいだ。タイミングさえ合えば暖冬の鈴鹿でも楽しめるものだ。
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】R306ゲート7:40>コグルミ谷右岸尾根>県境稜線P1148>御池岳北小尾根>往路>R306ゲート15:46
鈴鹿で山スキー第2弾のチャンスは早くもやってきた。しかも、その週末は絶好のスキー日和だ。
1月14日(日)朝7時40分、R306の冬ゲートを出発。ゲート前の駐車地には他に2台止められていた。ゲート付近には路肩に雪が残っている程度で若干不安なものが残る。山頂の積雪は十分あるだろうか。
一時間ほど国道を歩いて冬の定番ルートであるコグルミ谷右岸尾根の取り付き点に来た。国道に残されていた大小の足跡もそこから取り付いていた。
雪は相変わらず少な目だが、登るにつれ徐々に増えてきた。
コグルミ谷ルート6合目のカタクリ峠に着くと積雪は十分な量があった。先行者はここからスノーシューなどを付けていた。私はそのトレースを使わせていただく。スキーやブーツでザックは一杯でワカンなど持ってくる余裕はなく、このトレースは有難かった。
7合目からの稜線乗り越しの斜面は夏道より少し高いところにトレースは付けられていた。もちろん、ここも忠実に跡を辿る。
トレースは稜線乗り越しから真ノ谷に下りずに稜線のP1148mに向かっていた。いつもならドリーネの辺りから1148mをトラバースして真ノ谷の源頭広場に向かうのだが、今回はやはり先行者の後を追った。
1148mの小ピークは小広場になっていて気持ちの良いところだ。 おまけに樹氷も綺麗に付いていて歓迎してくれた。青空に真っ白な樹氷が美しく映えていた。先行者はここから源頭広場に降りて御池山頂に向かうのかと思っていたが、そちらには向かわず真っすぐに鈴北岳の方に向かっていた。たぶん、そのまま鞍掛峠に降りて国道でゲートまで戻るのだろうが、私にはそんな退屈なことは耐えられそうにない。 私はここでブーツを履き替えスキー板を付け源頭広場に滑り降りた。そこで板に滑り止めシールを貼り夏道の小谷を進んだ。
小谷の終わりから山頂に向かう斜面は登らず反対側の斜面を登って小尾根の方に乗って尾根を少し進んでからランチにした。白銀と青空そして落葉樹は枝一本動くことなく静寂に包まれている。人の声はおろかトレース一本見当たらない禁断の聖域に足を踏み入れた闖入者のように私は只周りの美しさに惚けに取られる他なかった。テーブルランドのドリーネが生み出す嫋やかな風景もいいけど私はこちらの風景が一番好きだ。
御池山頂はすぐ目の前だが、スキー滑降には向いていないので山頂には寄らずここから引き返すことにした。 ランチを終えたら小尾根を戻って真の谷に滑り降り1148mに登り返した。手前の浅いコルからは伊吹山と白山がくっきりと見渡せた。 1148mに着いたら残りは下る一方なのでシールを剥がして滑降を始めた。
県境尾根の左側は朝日しか当たらないので新雪のフカフカ状態。根雪はちゃんと固まっているから前週みたいにスキーが潜ってしまうこともなく最高のダウンヒルを楽しめた。 県境稜線を斜めに滑り降りて7合目に戻った。ここからはゆるゆる滑ってカタクリ峠に戻った。
右岸尾根は最初の急な斜面こそまともに滑れたが、そこからは尾根芯の地肌が見えていて脇の斜面を滑っていく。しかし雪は薄く岩の角や小石がガリガリとソールに当たる。スキーはソールが命なので普通こんなところを滑ったりしないが、山スキーも終活だから構わずそのまま滑った。
途中の痩せ尾根のところは登りになっているので一旦板を外したが、再び板を付け直して犬帰り谷左岸尾根分岐まで滑って行った。分岐で板を外しブーツも履き替えて往路を下り取り付き点に戻った。
15時46分、R306ゲートに戻った。
今日の雪は少なめだったが、何とか昨年と同じところを滑り降りることができた。降ったばかりの雪は昨年よりも状態が好くて楽しめたくらいだ。タイミングさえ合えば暖冬の鈴鹿でも楽しめるものだ。