【 鳥羽 】神島 灯明山

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seiichi
記事: 191
登録日時: 2022年9月14日(水) 21:12
お住まい: 津市高茶屋

【 鳥羽 】神島 灯明山

投稿記事 by seiichi »

【 日 付 】2023年11月4日
【 山 域 】 神島 灯明山
【メンバー】k子 山友6名、自分 計8名
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】鳥羽港(市営定期船)ー神島漁港ー八代神社ー神島灯台ー監的哨ー灯明山ーカルスト地形ーニワの浜ー漁港ー鳥羽

神島は草川啓三さん著の「海を眺める山歩き」にも紹介されている。
伊勢湾から外海へ出ていく伊良湖水道の中央に位置する小さい島です。

完成した大型船の試運転で伊勢湾から駿河湾に向けて航海する際にいつもブリッジから眺めていた。
ブリッジから眺める島は、全体を木におおわれた緑色の山で、中腹にポツンと白亜の灯台が見える。
たくさんの船が往来する狭い水道を通過中に、神島の写真を家内に送っては試運転が無事に終わって家に帰る報告をしていた。

神島は三島文学の島で有名で、小説「潮騒」の映画は5本撮られている。
吉永小百合がすぐ頭に浮かび、次に山口百恵、堀ちえみちと続く。

40分の船旅後、神島に上陸するとすぐに「潮騒」の文学碑が出迎えてくれる。
島で唯一食事の出来る山海荘で昼ご飯。
昼ご飯は予約が必要、前日の漁の具合で海の幸が手に入らない時もあるとのこと。
いつもは山の中で食べる昼ご飯も今日は旅館のなかでの豪華海鮮料理、大人の遠足である。
旅館の中は訪れた有名人の写真があちこちに飾られている。
三島由紀夫、吉永小百合、山口百恵、堀ちえみなど。
圧巻は片岡鶴太郎で、鶴太郎が描いて旅館に贈った洒落た絵が一番気に入った。

食事を終え、神島周回はまずは長い階段の上に建つ八代神社。
海の神様である綿津見命(わたつみのみこと)、拝殿には宝船に乗った七福神や鯛を持った恵比寿様の絵馬が揚げられている。 島に住む人々の海上での漁をする安全航海と豊漁を見守っているのだ。
神島灯台の前では食後のコーヒータイムで島から見える景色を楽しむ。
今日は休日なので団体さんが同じコースを歩いているので時間調整も兼ねての小休止だ。
団体客はどこかのツアーで25名もいる、帰りの船で聞いたらノースフェイスのツアーの人達。
山岳写真で有名な石川直樹もいて、エベレスト方面もほとんど制覇したとか言っていた。

灯明山は灯台のすぐ上にあり、標高171mの山頂には2等三角点がある。
残念ながら山頂は木に覆われて展望は全く効かない。

監的哨は戦争当時の陸軍の建物で、伊良湖から大砲を打ち、砲弾の着地点がどこに落ちたかを見てモールス信号で連絡していた場所。 戦争当時は物資も豊かではないのでさぞ大砲の精度も悪かったと想像する。
潮騒の映画では有名なクライマックスシーンが撮られた場所で、ここで撮影されたと思うと感慨深い。

散策コースも終盤で山道を下るとカルスト地形が現れる。
風雨や海からの波で先端が尖っているみたいで、青い海と緑の木々、そこに白い石灰岩が良いバランスだ。
波打ち際は「ニワの浜」の砂浜、団体客が砂浜を楽しそうに歩いている。

神島中学校跡地を通過すると地元のおじさんが話しかけてくる。
潮騒などの昔話も聞けたが、「この島には猿も鹿もいない、夏に菅島からイノシシが泳いで上陸したので大騒ぎした」との話が聞けて面白かった。

鳥羽を10時45発、11時30分神島上陸、帰りの船は15時45分発。
周囲4kmほどの小さい島には、三島由紀夫の潮騒の島であり、伊良湖水道を往来する船舶を守る灯台や珍しいカルスト地形など見どころ満載の島だった。

  seiichi
添付ファイル
神島に上陸すると出迎えてくれる
神島に上陸すると出迎えてくれる
カルスト地形
カルスト地形
伊良湖水道を通過する船から撮る神島灯台
伊良湖水道を通過する船から撮る神島灯台
伊良湖水道を通過する船からs.JPG (10 KiB) 閲覧された回数 1582 回
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【 鳥羽 】神島 灯明山

投稿記事 by 宮指路 »

seiichiさん、こんばんは

神島といえば山口百恵と三浦友和の潮騒ですね。
この共演がきっかけで二人が結婚したと言われていますね。
山口百恵は21歳で人気も絶頂期だったのに結婚を機会に急に芸能界を引退しましたね。
神島は草川啓三さん著の「海を眺める山歩き」にも紹介されている。
伊勢湾から外海へ出ていく伊良湖水道の中央に位置する小さい島です。
神島は目立った山がない上に船を使わないと渡れないので山が目的だとなかなか足が向かないです。
完成した大型船の試運転で伊勢湾から駿河湾に向けて航海する際にいつもブリッジから眺めていた。
ブリッジから眺める島は、全体を木におおわれた緑色の山で、中腹にポツンと白亜の灯台が見える。
たくさんの船が往来する狭い水道を通過中に、神島の写真を家内に送っては試運転が無事に終わって家に帰る報告をしていた。
船から見る神島は美しいですね。
圧巻は片岡鶴太郎で、鶴太郎が描いて旅館に贈った洒落た絵が一番気に入った。
鶴太郎の絵画の才能は大したものです。
灯明山は灯台のすぐ上にあり、標高171mの山頂には2等三角点がある。
残念ながら山頂は木に覆われて展望は全く効かない。
観光目的の人がほとんどだから山に登る人は稀でしょう
監的哨は戦争当時の陸軍の建物で、伊良湖から大砲を打ち、砲弾の着地点がどこに落ちたかを見てモールス信号で連絡していた場所。 戦争当時は物資も豊かではないのでさぞ大砲の精度も悪かったと想像する。
戦争の遺産はほとんど処分され残っていないですが、ここは離島なので残ったのでしょうか?
潮騒の映画では有名なクライマックスシーンが撮られた場所で、ここで撮影されたと思うと感慨深い。
映画を見ていないんですよ( ;∀;)
山口百恵と三浦友和が出会った場所なのかな?

                                 宮指路
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seiichi
記事: 191
登録日時: 2022年9月14日(水) 21:12
お住まい: 津市高茶屋

Re: 【 鳥羽 】神島 灯明山

投稿記事 by seiichi »

宮指路さん、おはようございます。

神島はほとんど観光、遠足でした。
やぶの皆さんは余り興味ないかと思います。
私の場合は、仕事の現役時代に船の仕事で伊良湖水道から神島を通過するたびに、
無事に仕事を終え家に帰るのだ、という感じで眺めていました。
船乗りからみると灯台と言うのは特別な存在だと思います。

また時間に余裕出来た際には鳥羽の離島巡りも面白いかと思います。
これから冬になると海の色が一層キレイで遠くまで輝いています。

  seiichi
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