【 伊勢 】チャボを求めて猛暑の朝熊ヶ岳

[seiichi]

【 日 付 】２０２３年９月６日
【 山 域 】　伊勢　朝熊ヶ岳　555m
【メンバー】ｋ氏　ｋ子　私の３名
【 天 候 】曇りのち晴れ
【 ルート 】10:00であいの広場ー11:50朝熊峠ー12:30朝熊ヶ岳（昼ご飯）ー14:30西登山口分岐ー15:40であいの広場

朝熊山に黄色の小さい花が咲くと言うので見に行ってきた。
チャボホトトギス、小さいのでチャボと言う名前が付いたらしい。
（にわとりの小さいのを「チャボ」というのと同じ意味）

花は日差しを受けて開花するのでのんびりした出発、９時に家を出て１０時出会いの広場登山口。
ここは地元の人達に愛されている山なので駐車場は平日なのにほぼ満車だ。
掘割状の広い道は昨夜の雨で濡れて歩きづらいが、１町ごとに町石と地蔵さんが現れる、
昔の巡礼者や参拝客を励ましているとのこと。

今日の目的のチャボは中々出てこない、朝熊峠到着後鳥羽の海を眺めながら一休み。
蒸し暑くて風も吹かないので滝のような汗をかいた。
元気取り戻して朝熊ヶ岳に向けて歩くと、突然チャボの黄色い花が待っていてくれた。
初めて見る花は、葉っぱがまだら模様の特徴があり薄い黄色の花だ。
一日花らしいので今日の花は今日で散ってしまうのかな？
あちこち探すが結局３輪しか見つけられない、見頃はもう少し先のようだ。

下山ルートは宇治岳道を下り、三角点を通り過ぎてしばらくすると、出会いの広場に行ける分岐がある。
春には無かった新しい看板には＜西登山道ーであいの広場＞と案内されている。
内宮経由で帰るよりは相当に時間短縮可能だ。
谷筋を歩くので湿度が高い、渡渉もありヒルのすみかを歩くという感じである。
案の定、駐車場に着いて着替えていると３人とも数か所流血している。

朝熊山一等三角点は朝熊峠より４５０ｍ程離れた西に設置されている。
三角点の周囲は木々が伸びて展望はほとんど得られないのが残念。
ちかくに「天測点」が設置されていて、石柱は緑の苔がたっぷり育っていて歴史を感じる。

　　seiichi

[sato]

seiichiさま

こんにちは。9月も半ばを過ぎたのに暑いですね。明日から、やっと最高気温が３０度を切ってくれそうですが。
チャボホトトギスを求めて、猛暑の中、朝熊ケ岳に登られてきたのですね。
朝熊ケ岳は伊勢神宮の鬼門を守るお寺が建つ歴史の詰まったお山で、数々の珍しいお花にも出会える素敵な山、
駅からも近く、多くの登山者に親しまれているお山と聞きます。
朝熊ケ岳には、朝熊七草として大切にされているお花があり、チャボホトトギスも、そのひとつなのですね。
私は、ヤマジノホトトギスが大好きで、夏の暑い時期、うっそうとした山の中で、
ふっと、白い花びらに赤紫色のお星さまを散りばめたようなお花に出会うと、
すうっと爽やかな風がからだの中を通り抜けるようなうれしさに包まれます。
ホトトギスには、黄色いキバナホトトギスとチャボホトトギスがあると知り、いつか出会えたらなぁと思ったのですが、
キバナノホトトギスは宮崎県にしか分布していないそうで無理だなぁと。
チャボホトトギスも、私が好んで歩いている山域には分布していないようです。
東海地方から紀伊半島、四国、九州に分布するお花なのですね。
そして、一日しか咲かないお花なのですね。seiichiさんたちが出会われたのは３輪だけと書かれていますが、
見頃に出かけたら群落に出会えるのでしょうか。でも、一日しか咲かないお花に出会えたと思うとうれしいですね。

朝熊ケ岳の岳道、興味を引かれます。町石とお地蔵さまが置かれた堀割の道なのですね。
朝熊峠からは海が見えるのですね。
歴史とお花と海を楽しむ山旅・・いいですね。私もいつか出かけたいです。

奥様やご友人と和やかにお山の時間を楽しんでいらっしゃるseiichiさん。
感動や楽しみを分かちあえるというのは素敵なことですね。
この秋は、どんなお山にお出かけになるのでしょう。
お互い、ちいさな煌めく思い出を重ねていきたいですね。

sato

[seiichi]

satoさん、こんばんわ。

本当にいつまでも暑い夏が続いている毎日ですね。
元気に過ごされていることと思います。

チャボホトトギスは、今の時期（９月１９日）なら多分群生で咲いていると思います。
が、確認はしていないのでなんとも言えません。
我々が行った時（９月５日）には３輪しか花を見つけられなかったけど、
つぼみをつけたチャボはたくさんありました。

朝熊ヶ岳は伊勢神宮同様に歴史もあり、大正時代にはケーブルカーも走っていました。
今でも当時のケーブルカーの残骸を見ることが出来ます。
山頂に建つ金剛證寺も一度は訪れる価値はあるかと思います。
歴史探訪や花好きな人には楽しい山かと思いますので機会あれば来てください、お供しますよ。

　　seiichi