【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

山行記、山の思い出、限定
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
返信する
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2023年7月16日~17日
【 山 域 】 両白山地
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】石徹白登山口>銚子が峰>三ノ峰避難小屋宿泊>別山>石徹白登山口

梅雨も明けようとする7月の3連休に別山に登ってきました。
目的はもちろん夏山の花見ですが、中でも見たいのは銚子が峰のササユリです。銚子が峰では7月半ばにはササユリとニッコウキスゲを同時に見られる有難い場所なのです。
 連休初日は天気が悪かったので7月16日の朝5時に自宅を出発し9時前に石徹白の登山口に着きました。連休ですから駐車地はすでに満車なので少し広めの前の道路に車を止め装備を整えて出発しました。
 登山口から4百段ほどの石段を登ると石徹白大杉が出迎えてくれます。枯れた枝があっても生き続ける生命力に驚きつつもそのパワーを分けてもらって登山道を進みます。
 登山口付近ではコアジサイやクサイチゴみたいな白い花が咲いています。
黄色い星形はコナスビです。
途中にある雄たけり坂は、それほど距離はありませんが、暑さにバテないようにセーブして登ります。
足元には4枚花弁の小さな花が沢山咲いています。ツルアリドオシというらしいですが、二つの花が対になっているのが特徴です
出発してから1時間45分で神鳩宮避難小屋に着きました。ここで中に入って横になり一休み。一日目は3合目の避難小屋まで行くだけですから急ぐ必要はありませんん。
一休みして息を整えたら母御石に向け登っていきます。
ゴゼンタチバナなども出てきました。
母御石は登山道を開いた開祖の母が「自分も登りたい」とここまでついてきて女人禁制を理由にここで帰されたとか。ここを過ぎると高木は姿を消し夏の日差しに炙られます。薄曇りなのが救いでした。
アザミにも色々種類はあるでしょうが、細かいところは分かりません。
母御石の小ピークから銚子が峰まで笹原を抜けていきます。
ニッコウキスゲは出てきましたが、ササユリはどうでしょう。
DSCF1795.JPG
DSCF1795.JPG (70.96 KiB) 閲覧された回数 578 回
3時間弱で銚子が峰に着きました。
銚子が峰の北斜面を下り始めると、お目当てのササユリも出てきました。
DSCF1799.JPG
DSCF1799.JPG (74.44 KiB) 閲覧された回数 578 回
ニッコウキスゲとツーショットで見られるところなんて他にもあるのでしょうか。
DSCF1801.JPG
ササユリにも色の濃いもの薄いものと色々ありますが、淡い色合いがどれも素敵です。
ニガナは至る所で咲いていましたが、それに混じってミヤマコウゾリナも咲いていました。
一ノ峰を登っていくと可憐なナデシコも出てきました。これもお目当てのひとつです。数は多くないですが、少し増えたように思います。少々きつめの登り返しに耐えた甲斐があります。
DSCF1805.JPG
標柱が立つだけの素っ気ない山頂を後にするとハクサンフウロも沢山咲いています。
花弁の先が三列しているのは、イブキフウロか?単なる個体変異でしょうか。
クルマユリも数は少ないですが、やはり増えてきた感じです。
一ノ峰を下って、また二ノ峰へと登り返していきます。
白いホタルブクロやハクサンチドリも咲き、もう何でもありです。
二ノ峰頂上手前のお花畑にはウスユキソウやテガタチドリも咲いています。
二ノ峰頂上も素っ気ない標柱が立つだけですが、ここまで来ればきついところは残ってないので一安心です。
水吞釈迦堂で下の水場に降りて給水しました。笹に覆われた急斜面を下るので足が滑りますが、冷たい湧き水が出ていて苦労を癒してくれるでしょう。尾根に戻ったところでストックがないのに気づきました。また急斜面を下り取りに戻りました。貴重な水になりました。
三ノ峰手前の浅いコルにはマツムシソウも咲いています。
三ノ峰全体がお花畑のようなものですが、ミヤマキンポウゲの群落に混じってキスミレも咲いていました。キバナノコマノツメより花が大きくて見栄えします。
花見しながらのゆったりペースでしたが、6時間強で三ノ峰避難小屋に着きました。先着の二人がシュラフに潜って休んでいました。その後もう一人到着して4人での宿泊となりました。
先ずはビールを冷やそうと小屋の下の雪渓に降りると雪渓を囲む斜面にハクサンコザクラと花が大きくてゴージャスなシナノキンバイが咲いていました。南縦走路では南竜馬場まで行かないと殆んど見られない花なので貴重なスポットと言えるでしょう。
とにかく三ノ峰まで来れば殆んどの夏の花を見られるので単なる花見登山なら十分に目的を果たせます。
夕方7時に夕日が沈むのを見送ったらすることもないので皆静かにシュラフに潜りました。
DSCF1829.JPG
明日もいい天気になるはずなので期待できそうです。(続く)
他の花も見たい方はこちらで
http://skywalk3.livedoor.blog/archives/20890955.html
(二日目)
7月17日、避難小屋の夜が明けてきました。今日は3連休でも一番の好天が予想されています。
朝4時前から周りの人は起きだして朝食準備などしています。私も最後に起きて湯を沸かしカップ麺で朝食にしました。麺類を朝食にすると胃の中で麺が水分を吸収するので2時間くらい水補給なしで行動できるし塩分の補給もできます。
朝食を済ませたらシュラフは広げたままにして必要なものだけザックに詰めて5時前に出発しました。同宿の京都さんと土岐さんも同時に出発しましたが、東京のカメラマン氏は後から来るようです。
三ノ峰山頂にはすぐに着きました。空には雲一つなく絶好の天気です。
ニッコウキスゲに見送られて斜面を下って行きます。
振り返ると三ノ峰は結構大きな塊です。
今日のハイライトは別山平です。コルから登り返して高原に出ると一面ニッコウキスゲに覆われた別山平が広がりました。私の後から着いた二人も感嘆の声を上げます。
左の方には御前峰も見えていて申し分のないロケーションです。
DSCF1837.JPG
平原の奥の鏡池に進むと予想通り別山が水面に写っていました。ただ別山は逆光になって黒っぽいシルエットになり画面の端には太陽光が入ってハレーション気味の写真になってしまいました。帰りにもう一度撮り直しましょう。
山頂が近づき多少登りもきつくなりますが、あと少し頑張りましょう。
ハクサンシャクナゲも出てきて山頂が近いことを教えてくれます。
丸い葉っぱのミヤマダイコンソウも出てきました。
7時前に別山頂上に達しました。しばし展望を楽しんだら下山にかかりました。
DSCF1841.JPG
別山平に戻ったら鏡池に寄りました。今度はばっちり別山の山肌も写すことができました。
DSCF1845.JPG
ニッコウキスゲの平原ともお別れです。
帰りもお花見は続きます。切絵細工のようなセンジュガンピ。
青い花穂を付けているのはクガイソウ。葉っぱが丸く輪っかのように九層に付いているかな?
小屋の手前ではウツボグサも出迎えてくれました。
小屋に戻ったらシュラフを丸め荷物をまとめて往路を引き返しました。
前方に見える二ノ峰、一ノ峰は問題なく進めますが、その先の銚子が峰の登り返しは大変です。一ノ峰まで戻ると二人の若い人が笹刈をしていました。近くに営業小屋などないのでボランティアさんなのでしょう。
銚子が峰が近づくころには日も高くなってきたので、じっくり登り返していきました。
最後の力を振り絞って銚子が峰に着けばこちらのもの。後は惰性で下って行けばいい。カメラのバッテリーが切れて時間は分かりませんが、まだ陽の高い登山口に降り立ちました。
花の種類が多い白山ですが、南縦走路でもその大半を見ることができササユリまで見ることができるのでお勧めのルートと言えるでしょう。人出もずっと少ないのでゆっくり楽しめます。
最後に編集したユーザー skywalk [ 2023年7月28日(金) 11:25 ], 累計 1 回
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、skywalkeさん。

梅雨も明けようとする7月の3連休に別山に登ってきました。
目的はもちろん夏山の花見ですが、中でも見たいのは銚子が峰のササユリです。銚子が峰では7月半ばにはササユリとニッコウキスゲを同時に見られる有難い場所なのです。

今年の冬に周回しようとして銚子が峰で撤退しました。
花のコースとは知らなかった。


 連休初日は天気が悪かったので7月16日の朝5時に自宅を出発し9時前に石徹白の登山口に着きました。連休ですから駐車地はすでに満車なので少し広めの前の道路に車を止め装備を整えて出発しました。

白山神社からここまでが遠かった・・

 出発してから1時間45分で神鳩宮避難小屋に着きました。ここで中に入って横になり一休み。一日目は3合目の避難小屋まで行くだけですから急ぐ必要はありませんん。

ここの小屋でフキノトウをたくさん採って帰りました。

一休みして息を整えたら母御石に向け登っていきます。
ゴゼンタチバナなども出てきました。
母御石は登山道を開いた開祖の母が「自分も登りたい」とここまでついてきて女人禁制を理由にここで帰されたとか。ここを過ぎると高木は姿を消し夏の日差しに炙られます。薄曇りなのが救いでした。
アザミにも色々種類はあるでしょうが、細かいところは分かりません。
母御石の小ピークから銚子が峰まで笹原を抜けていきます。
ニッコウキスゲは出てきましたが、ササユリはどうでしょう。

雪がゆるゆるで苦労した所ですが
花の園とはねえ。


標柱が立つだけの素っ気ない山頂を後にするとハクサンフウロも沢山咲いています。
花弁の先が三列しているのは、イブキフウロか?単なる個体変異でしょうか。
クルマユリも数は少ないですが、やはり増えてきた感じです。

ズタズタ・グダグダの雪で撤退をした所だ・・
skywalkeさんって花に詳しかったんだ。
:mrgreen:

花見しながらのゆったりペースでしたが、6時間強で三ノ峰避難小屋に着きました。先着の二人がシュラフに潜って休んでいました。その後もう一人到着して4人での宿泊となりました。
先ずはビールを冷やそうと小屋の下の雪渓に降りると雪渓を囲む斜面にハクサンコザクラと花が大きくてゴージャスなシナノキンバイが咲いていました。南縦走路では南竜馬場まで行かないと殆んど見られない花なので貴重なスポットと言えるでしょう。
とにかく三ノ峰まで来れば殆んどの夏の花を見られるので単なる花見登山なら十分に目的を果たせます。
夕方7時に夕日が沈むのを見送ったらすることもないので皆静かにシュラフに潜りました。

静かでいい感じの小屋ですね。
このあたりの避難小屋は狙い目かも。
続編も期待してます。


                                わりばし




tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by tsubo »

おはようございます。

白山、大好きな山です。
美濃禅定道は以前4月末の林道開通前にsatoさんと、そのお友達の3人で神鳩ノ宮避難小屋に泊まり、一ノ峰まで往復しました。
三ノ峰まで行く予定でしたが、雪が多く、雪に慣れない私は遅れがちで、一ノ峰の登りがやっとでした。その先の二ノ峰の登りの雪の斜面を見て、私には無理だと思い引き返したのです。
三ノ峰から白山まではつながっていました。
それで去年、上小池から三ノ峰に行って、三ノ峰から一ノ峰を往復して、美濃禅定道を繋げました。
でも、また改めて石徹白から別山までちゃんと歩き通したいと思っています。
水のことを考えると雪渓のある7月がいいと思うのですが、三ノ峰避難小屋下の雪渓がネックでした。去年はそこを下るためにアイゼンを持っていきました。
雪渓が消えて、かつ水が得られる時期がいいですね。
水呑釈迦堂の水場は去年確認しましたが、今年の7月初めのヤマレコでは出てなかったと書いてあるレコがありました。
今回は十分水が出ていたんですね。

 登山口から4百段ほどの石段を登ると石徹白大杉が出迎えてくれます。枯れた枝があっても生き続ける生命力に驚きつつもそのパワーを分けてもらって登山道を進みます。

あの大杉は枯れそうで枯れていない不思議なパワーのある木ですね。
いままで何人の登山者を見てきたのかなあと思います。多くの登山者を見守り、パワーを与えてくれているんですね。

出発してから1時間45分で神鳩宮避難小屋に着きました。ここで中に入って横になり一休み。一日目は3合目の避難小屋まで行くだけですから急ぐ必要はありませんん。

ここの小屋はガスコンロやいろいろなものが備えてありました。
地元の方たちがよく利用されるのかも知れませんね。

銚子が峰の北斜面を下り始めると、お目当てのササユリも出てきました。
DSCF1799.JPGニッコウキスゲとツーショットで見られるところなんて他にもあるのでしょうか。


ツーショットになったかどうかはわからないけど、チブリ尾根もニッコウキスゲとササユリが同時に咲いていました。

水吞釈迦堂で下の水場に降りて給水しました。笹に覆われた急斜面を下るので足が滑りますが、冷たい湧き水が出ていて苦労を癒してくれるでしょう。尾根に戻ったところでストックがないのに気づきました。また急斜面を下り取りに戻りました。貴重な水になりました。

ここの水はいつごろまで出ているんでしょうね。
去年美濃禅定道を登って三ノ峰避難小屋に泊まったという人は5リットルの水を担いだと言っていました。ここの水場、あまり知られていないのでしょうか。

三ノ峰手前の浅いコルにはマツムシソウも咲いています。
三ノ峰全体がお花畑のようなものですが、ミヤマキンポウゲの群落に混じってキスミレも咲いていました。キバナノコマノツメより花が大きくて見栄えします。
花見しながらのゆったりペースでしたが、6時間強で三ノ峰避難小屋に着きました。先着の二人がシュラフに潜って休んでいました。その後もう一人到着して4人での宿泊となりました。
先ずはビールを冷やそうと小屋の下の雪渓に降りると雪渓を囲む斜面にハクサンコザクラと花が大きくてゴージャスなシナノキンバイが咲いていました。南縦走路では南竜馬場まで行かないと殆んど見られない花なので貴重なスポットと言えるでしょう。
とにかく三ノ峰まで来れば殆んどの夏の花を見られるので単なる花見登山なら十分に目的を果たせます。


まだビールを冷やすくらいの雪渓は残っていたのですね。
今年は雪がとても少ないそうですね。私はここに泊まった時は水は雪渓を使いました。
私が行った時は少し早かったのでそんなに花は咲いていませんでした。7月半ばが花の見ごろでしょうか。
今度この時期に行きたいです。

夕方7時に夕日が沈むのを見送ったらすることもないので皆静かにシュラフに潜りました。
DSCF1829.JPG明日もいい天気になるはずなので期待できそうです。(続く)
他の花も見たい方はこちらで


なぜか、ここの投稿では写真を見ることができません。
ブログで写真を見せていただきました。
後半も楽しみにしていますね。

tsubo
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by skywalk »

わりばしさん、こんばんは。
今年の冬に周回しようとして銚子が峰で撤退しました。
花のコースとは知らなかった。

7月の半ばであれば、調子が峰、三ノ峰そして別山平であふれる花々を見られます。

白山神社からここまでが遠かった・・
車の運転でも結構長く感じますから歩いたら大変ですね。

ここの小屋でフキノトウをたくさん採って帰りました。
野生のフキノトウはエグミが強いといいますけど、それも春の味わいですかね。

雪がゆるゆるで苦労した所ですが
花の園とはねえ。

私は4月末の連休にツボ足で歩き切りました。

ズタズタ・グダグダの雪で撤退をした所だ・・
skywalkeさんって花に詳しかったんだ。 :mrgreen:yu

南向き斜面で傾斜が強ければ雪は解けちゃいますね。
伊吹山ではハクサンフウロとイブキフウロが同じ場所に生えていて伊吹山の花を紹介するサイトに見分け方など書いてありました。
高山植物のメインプレイヤーは限られていますから何度も通ううちに見分けられるようになりました。低山の花はいまだにわかりません。

静かでいい感じの小屋ですね。
このあたりの避難小屋は狙い目かも。
続編も期待してます。

避難小屋はあまり込んでいたこともなく別山に登る時はいつもお世話になってます。
レポ書いているときに画面が飛んでしまい下書き保存したのですが、画像データは保存できなかったようなので続編と一緒に直さないとね。
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by skywalk »

tsuboさん、こんばんは。
三ノ峰まで行く予定でしたが、雪が多く、雪に慣れない私は遅れがちで、一ノ峰の登りがやっとでした。その先の二ノ峰の登りの雪の斜面を見て、私には無理だと思い引き返したのです。
4月だと雪質は色々で難しい時もありますね。

それで去年、上小池から三ノ峰に行って、三ノ峰から一ノ峰を往復して、美濃禅定道を繋げました。
目標達成おめでとうございます。

も、また改めて石徹白から別山までちゃんと歩き通したいと思っています。
水のことを考えると雪渓のある7月がいいと思うのですが、三ノ峰避難小屋下の雪渓がネックでした。去年はそこを下るためにアイゼンを持っていきました。
雪渓が消えて、かつ水が得られる時期がいいですね。
水呑釈迦堂の水場は去年確認しましたが、今年の7月初めのヤマレコでは出てなかったと書いてあるレコがありました。
今回は十分水が出ていたんですね。

7月中なら何とか給水できると思いますが、異常気象もあって予測できないところもあります。私も水吞釈迦堂を下って水が枯れていたこともあります。その時はさらに下に下って給水できるところまでいきました。

いままで何人の登山者を見てきたのかなあと思います。多くの登山者を見守り、パワーを与えてくれているんですね
杉の生命力は凄いものがあります。本当にパワーを分けてもらいたいものです。

地元の方たちがよく利用されるのかも知れませんね。
帰る時に一ノ峰で笹刈をしている人たちがいました。そういう人たちも利用するのだと思います。

ツーショットになったかどうかはわからないけど、チブリ尾根もニッコウキスゲとササユリが同時に咲いていました。
チブリ尾根は歩いたことがないのですが、御前峰から周回できるので狙っています。

ここの水はいつごろまで出ているんでしょうね。
梅雨が明けてから一週刊程度は大丈夫じゃないですか。
まだビールを冷やすくらいの雪渓は残っていたのですね。
避難小屋の方も7月半ばなら大丈夫だと思います。

私が行った時は少し早かったのでそんなに花は咲いていませんでした。7月半ばが花の見ごろでしょうか
ササユリ以外の花は7月いっぱい楽しめますよ。8月になっても何かしらの花は咲いているし。

なぜか、ここの投稿では写真を見ることができません。
ブログで写真を見せていただきました。
後半も楽しみにしていますね。

書いている途中に画面が飛んでしまって下書き保存したのですが、画像データは保存されなかったようです。後半分を追加投稿するときに上げ直します。お楽しみに。
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by skywalk »

縦走二日目の記録と画像を追記しました。残りもご高覧ください。
tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by tsubo »

こんにちは。後半楽しみにしていました。

7月17日、避難小屋の夜が明けてきました。今日は3連休でも一番の好天が予想されています。
朝4時前から周りの人は起きだして朝食準備などしています。私も最後に起きて湯を沸かしカップ麺で朝食にしました。麺類を朝食にすると胃の中で麺が水分を吸収するので2時間くらい水補給なしで行動できるし塩分の補給もできます。
朝食を済ませたらシュラフは広げたままにして必要なものだけザックに詰めて5時前に出発しました。同宿の京都さんと土岐さんも同時に出発しましたが、東京のカメラマン氏は後から来るようです。
三ノ峰山頂にはすぐに着きました。空には雲一つなく絶好の天気です。


ご来光好きの私はいつも暗いうちに小屋を出て、三ノ峰でご来光を拝みます。去年7月初めに行った時は北アルプスから上がるご来光を拝むことができました。

ニッコウキスゲに見送られて斜面を下って行きます。
振り返ると三ノ峰は結構大きな塊です。
今日のハイライトは別山平です。コルから登り返して高原に出ると一面ニッコウキスゲに覆われた別山平が広がりました。私の後から着いた二人も感嘆の声を上げます。
左の方には御前峰も見えていて申し分のないロケーションです。


去年はニッコウキスゲの当たり年と聞きましたが、今年もすごいんですね。
今度はニッコウキスゲの時期に三ノ峰から別山に行きたいです。私は上小池から三ノ峰、別山と2回行きましたが、ニッコウキスゲには早すぎました。

平原の奥の鏡池に進むと予想通り別山が水面に写っていました。ただ別山は逆光になって黒っぽいシルエットになり画面の端には太陽光が入ってハレーション気味の写真になってしまいました。帰りにもう一度撮り直しましょう。
山頂が近づき多少登りもきつくなりますが、あと少し頑張りましょう。
ハクサンシャクナゲも出てきて山頂が近いことを教えてくれます。
丸い葉っぱのミヤマダイコンソウも出てきました。
7時前に別山頂上に達しました。しばし展望を楽しんだら下山にかかりました。
別山平に戻ったら鏡池に寄りました。今度はばっちり別山の山肌も写すことができました。

波が立たないできれいな別山を写すのはタイミングが難しいですね。
うまく撮れてよかったです。

ニッコウキスゲの平原ともお別れです。
帰りもお花見は続きます。切絵細工のようなセンジュガンピ。
青い花穂を付けているのはクガイソウ。葉っぱが丸く輪っかのように九層に付いているかな?
小屋の手前ではウツボグサも出迎えてくれました。
小屋に戻ったらシュラフを丸め荷物をまとめて往路を引き返しました。
前方に見える二ノ峰、一ノ峰は問題なく進めますが、その先の銚子が峰の登り返しは大変です。一ノ峰まで戻ると二人の若い人が笹刈をしていました。近くに営業小屋などないのでボランティアさんなのでしょう。
銚子が峰が近づくころには日も高くなってきたので、じっくり登り返していきました。
最後の力を振り絞って銚子が峰に着けばこちらのもの。後は惰性で下って行けばいい。カメラのバッテリーが切れて時間は分かりませんが、まだ陽の高い登山口に降り立ちました。
花の種類が多い白山ですが、南縦走路でもその大半を見ることができササユリまで見ることができるのでお勧めのルートと言えるでしょう。人出もずっと少ないのでゆっくり楽しめます。

私もまた石徹白からちゃんと別山まで歩き通したいです。でも、行きはいいけど、帰りが大変そうだなあとか、水はあるだろうかと思っていました。
私が7月初めに小屋で会った石徹白から登った人の話では笹刈がされていなくて大変だったとか、虫が多かったとか。
7月後半なら笹りされていて歩きやすくなっているかしら。まだ水もあるかしら。
以前鈴鹿でお話した方は毎年残雪のある7月に石徹白から登ると言っていました。
今年は上小池から登れないので、三ノ峰避難小屋はすいているでしょうね。
小屋の夜は暑くはなかったですか。

ブログもまた見せていただきました。
ありがとうございました。

tsubo
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【白山】ササユリの銚子ヶ峰から花の縦走路で別山へ

投稿記事 by skywalk »

tsuboさん、おはようございます。
ご来光好きの私はいつも暗いうちに小屋を出て、三ノ峰でご来光を拝みます。去年7月初めに行った時は北アルプスから上がるご来光を拝むことができました。
私はあまり気にしない方で小屋から朝陽を望めればそれでよしの口です。素人がカメラで撮っても綺麗に残せないことが多いですしね。それでも見事な朝焼けの時もありますね。

去年はニッコウキスゲの当たり年と聞きましたが、今年もすごいんですね。
今度はニッコウキスゲの時期に三ノ峰から別山に行きたいです。私は上小池から三ノ峰、別山と2回行きましたが、ニッコウキスゲには早すぎました。

ニッコウキスゲも年によって見頃が違いますし難しいですね。ぴったり嵌ればもっとすごい景色が見られるそうです。

波が立たないできれいな別山を写すのはタイミングが難しいですね。
うまく撮れてよかったです。

天気予報どおり風が弱くて綺麗な逆さ別山を写せました。しかし微風ということは銚子が峰に戻る頃には地獄の登り返しが待っているということで憂鬱なところもあります。

私もまた石徹白からちゃんと別山まで歩き通したいです。でも、行きはいいけど、帰りが大変そうだなあとか、水はあるだろうかと思っていました。
私が7月初めに小屋で会った石徹白から登った人の話では笹刈がされていなくて大変だったとか、虫が多かったとか。
7月後半なら笹りされていて歩きやすくなっているかしら。まだ水もあるかしら。
以前鈴鹿でお話した方は毎年残雪のある7月に石徹白から登ると言っていました。
今年は上小池から登れないので、三ノ峰避難小屋はすいているでしょうね。
小屋の夜は暑くはなかったですか。

前に来た時も行きか帰りに笹刈してましたから7月半ばに刈ってくれるようです。虫は赤とんぼが沢山飛んでいて皆食べてくれたようです。
今年は梅雨明けが早かったし雪渓も残り少なかったので水はあまり期待できないかもです。
三ノ峰小屋では日が暮れたらすぐに気温が下がってきました。小屋の中は適温で快適でした。
拙いレポですが、参考になれば幸いです。
返信する