秋の月夜を北穂池で過ごす

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バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by バーチャリ »

たんぽぽさん 今日は

レースがたんぽぽの綿毛のように何処か
ふぁ~ふぁ~飛んでいきました。

【日時】2011年10月9~10日

この日やつと2,5時間のブナ林を散歩していましたが

>連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。

若い山屋さんを見て元気をもらいましたか。

退職をしたら涸沢の紅葉をと考えていましたがいまだに行けてません
来年は行こうかな?

>ガラガラと岩だらけの谷を1時間ほど歩くと大きな雪渓が現れた。
残雪歩きは8月のゾロ谷で終わらせたつもりだったが、こんなところでまた雪渓歩きができて嬉しくなる。


にやけて歩いているたんぽぽさんを想像しちゃうね、


>チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。

画像を拝見しますと稜線から想像もつかない
カールですね


>ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。

霞沢に行かれた方も今年の紅葉は駄目だよと
聞いていましたが


>しかし、この眺めは紅葉の不味さを差し引いても余りあるすばらしさだ。

そうですか
目の肥えたたんぽぽさんが絶賛するだから
来年訪れる人が増えるかも


>キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。

静かな池の畔の宿 
いいな~


>満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。
夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。


今日のお酒はビール それとワイン 熱燗

>北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。[/quote]

おめでとうございます。
お疲れ様でした。

    バーチャリ
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by SHIGEKI »

たんぽぽさん こんばんは。

ホンマ 美しい画像ですなぁ。


【コース】
   10月9日
   上高地 6:20---横尾山荘 8:50 ---横尾本谷出合 11:00--- 二俣 12:10--- 北穂の滝 13:45
    --- 左俣カール 14:20 --- 北穂池 15:50
   10月10日
   北穂池 8:45--- 左俣カール 9:50 --- 北穂の滝 10:15 --- 二俣 11:10---横尾山荘 13:20---
   14:40 嘉門次小屋 15:15 ---上高地 16:00


なるほど、この時期注目のスポットですね。

またいつか遠出出来る時のためにしっかりこのrep 記憶しておきますわ。

たぶん、すぐ忘れるやろけど・・・・・


昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。
そして今年も紅葉シーズン突入、体育の日の連休はピーカン天気となり絶好の山日和が訪れた。
連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。


そうでしたね 昨年のrepも併せて穂高の紅葉 テン泊 ルートとして 記憶にとどめたい。

涸沢は溢れかえってるでしょう あぶれた人はどうしてるんでしょうね?。


キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。
目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。
夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。
身の毛もよだつ恐ろしい音だ、どうか寝てる間に大崩落が起きませんように・・・


エエとこでんなぁ 最高のテン場 と思いきや 怖いですね。

周囲は誰もいないんですよね 独り占め やけど 崩落受けたら 孤独死 でんがなぁ。



左俣へ戻るには凍ったルンゼから下って北穂の滝へ出るのが手っ取り早いのだが、もう一度左俣カールの感動を味わいたくて遠回りのトラバースルートをとった。
カールまで戻ると南岳の獅子鼻針峰群がすばらしい、とても日本の山とは思えない眺めだ。
左俣カールの展望を瞳に焼き付けて暗い左俣に入ることにした。
雪渓の上で南岳へ向かうという初老のご夫婦とすれ違った。
左俣は南岳へのワンデイルートとして利用する人が時々いるようだ。
横尾まで戻ると再び喧騒の観光地となる。
静かな裏道を嘉門次小屋まで飛ばして歩き、塩焼きとアワワでひとり祝杯を挙げた。
北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。
今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。[/quote]



目標達成 おめでとさんでした。

当方も目標頂きました かなり 遙か ですが。

     SHIGEKI
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

946さん、おはようございます。
朝日輝くいい朝です、今日はおでかけですか。

私もこの連休は上高地辺りに出没していましたが決して山ガ目当てではありません。
おおっ、上高地でバッタリしたかったですね。
鈴鹿で山ガ研究の日々ですから北アに来たときくらいはお休みでしょうか。
それにしても山ガブームで入山者の若年化が進んでますね。
山ガにくっ付いてる草食系男子も多かったです。

氷河公園のカールも素晴らしかったです。
あそこもいいビバークポイントですね。

槍沢の紅葉もサッパリでした。
では、昨年の鮮やか画像でもペッタンコいたしましょう。
昨年はいい紅葉でした
昨年はいい紅葉でした
テント場にはない静けさが楽しめますね
シーズンの北アのテン場は賑やか過ぎますますからね。
ここは誰もいませんでしたが、北穂小屋から人声が届くのが不思議な感覚。
はじめはハイマツの向こうに人がいるのだろうかとキョロキョロと探しましたわ。

テント場も一杯でしょう。まして山小屋は悲惨なことに・・・
就寝時間までは満員電車状態でしょうね。
ゴロリと横になって休むなら白い目で見られるカモ。

今年の紅葉はどこもダメのようです。
紅葉がダメなら新雪に期待しましょうか。

10年くらい前に涸沢ですばらしいモルゲンロードを見ました。この時は奥穂~前穂~岳沢を下りました。
それはラッキーでしたね~

天狗池ではきれいな逆さ槍が撮れましたがここでデジカメの電池が切れてやむなく携帯で撮りました。
うわ~っ、カワイソウ。
北穂池から見上げる北穂小屋、ゴミ落とさないでね~
北穂池から見上げる北穂小屋、ゴミ落とさないでね~
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

バーチャリさん、おはようございます。

この日やつと2,5時間のブナ林を散歩していましたが
よかったですね、どこ行かれたのでしょう。
ぽぽんたも今回は2ヶ月ぶりの山でしたよ。

若い山屋さんを見て元気をもらいましたか。
若者からパワーもらわにゃあいかんですからね。
ふ~さんを見ていてそう思いますわ。

退職をしたら涸沢の紅葉をと考えていましたがいまだに行けてません
来年は行こうかな?

ぜひどうぞ、年々混んでいくようですので、覚悟だけは必要ですよ。

霞沢に行かれた方も今年の紅葉は駄目だよと
聞いていましたが

どこも全滅のようです、来年のお楽しみにしましょう。

そうですか
目の肥えたたんぽぽさんが絶賛するだから
来年訪れる人が増えるかも

どうせ目が肥えるなら、山なんぞではなくて女性にしたいですね~

静かな池の畔の宿 
いいな~

静かないい月夜でした。

今日のお酒はビール それとワイン 熱燗
熱燗がピッタシでしょうが、軽量化のためにノンアルコールでした。
このごろはテン泊でも超軽量化しないとヒザが泣いちゃうんですよ~

おめでとうございます。
お疲れ様でした。

ありがとうございます。
今年はもう一回穂高へ行きたくなりました。
北穂と長谷川ピーク
北穂と長谷川ピーク
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

SHIGEKIさん、おはようございます。

ホンマ 美しい画像ですなぁ。
枯れ葉色ばっかしでんがな~

なるほど、この時期注目のスポットですね。
注目スポット!そうと知ってれば避けましたけどね。
でも誰もいなくてよかったなあ。

またいつか遠出出来る時のためにしっかりこのrep 記憶しておきますわ。
たぶん、すぐ忘れるやろけど・・・・・

やっぱそうやろなあ。
つぎつぎといい娘が現れて目移りしちゃうもんね。

そうでしたね 昨年のrepも併せて穂高の紅葉 テン泊 ルートとして 記憶にとどめたい。
アルツで忘れないないようにお気をつけあそばせ。
北穂北壁
北穂北壁
涸沢は溢れかえってるでしょう あぶれた人はどうしてるんでしょうね?。
天井裏にでも逃げれば快適かもね。
テントは1,200張り、約2,000人だったそうですよ。
テン泊代だけでも100万円!!

エエとこでんなぁ 最高のテン場 と思いきや 怖いですね。
周囲は誰もいないんですよね 独り占め やけど 崩落受けたら 孤独死 でんがなぁ。

崩落音が怖いだけで、池まではまず落ちてきませんよ。
でも池の中に岩が転々としてることからして絶対安全とはいえないだろうなあ。

当方も目標頂きました かなり 遙か ですが。
目標は遥かなほどやり甲斐が湧いてくるというもんですよ。
お互いにがんばりましょう!
おわんの底にて
おわんの底にて
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 宮指路 »

そう言や、天狗池に向かう途中の雪渓を越えたところでTちゃんに似た人を見たけどTちゃんだったんだろうか?
オフ会で会ったら聞いてみよっと
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

946さん、こんばんは~

姫はぽぽんたより1日早く上高地に入られたようでございます。
そして、昨年のたんぽぽレポ「槍穂をかすめる錦秋トレッキング」 と同じルートを歩かれたようですよ。

山ガを見つけると下方に回り込み禁止角度で狙う946さんじゃあないですか。
山〇さんにも接近してくださいね。
山ガはいないよ大キレットカール
山ガはいないよ大キレットカール
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by 宮指路 »

氷河公園の雪渓を渡ったのが9日の朝7時頃の話だけど、時間的には合っているニャ~

それから天狗池を越えて、南岳に向かう尾根の岩場で東京の単独山ガールさんに遭遇。
そこから約30分くらいの間、南岳手前の分岐までご一緒させていただきました。
若い山ガールさんだったけどテント装備でこれから槍ヶ岳に向かうとのこと
私の一生の不覚は彼女の写真を撮らなかったこと
何度もチャンスがあったのに (ノд-。)クスン
もう「山ガ評論家」の名は返上させて頂きます。ε=ε=ε=(ノTдT)ノ ワアァァ・・!!


                           宮指路
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by とっちゃん »

ぽぽんたちゃん、こんばんは~。

予定が、一週間延びたのが、幸いしたのか幸いしなかったのか分からないけど、いい方に解釈しておきましょう。

幸せを数えた方が、幸せになれそうな気がするからって、それは、つい、悲しいことばかり数えてしまう、私の発想だったりしてね。

もちろん、ぽぽんたちゃんには、充実の山旅!でしたね。  


[quote]【日時】2011年10月9~10日
【山域】北ア南部
【天候】晴れ


まさに快晴の二日間で、満足度は高かったですね。

一週間前なら、同じ日に右又、左又には分かれるけど、そこまでは同じルート歩きでしたが、お互いに一週間延びて、日も一日ずれてしまいましたね。


昨年、黄金平へ訪れた際に今回の北穂池山行を決めていた。
そして今年も紅葉シーズン突入、体育の日の連休はピーカン天気となり絶好の山日和が訪れた。

あら、去年から、決めていたの?。こちらは、何年か前からの課題でしたが、山仲間の計画があり、ご一緒できて目標達成でした。


連休とあって上高地の人出は半端ではない、山ガスタイルも順調に増殖してる模様だ。
横尾までは周囲の山屋さんウオッチングをしながらのウォーキングとなる。
横尾を過ぎると行き交う人が多くて渋滞気味、涸沢はいったいどんなことになっているだろう。

横尾のトイレも大渋滞、長蛇の列でしたよ。連休初日。


本谷橋を過ぎると一般道とは別世界の静かなゴーロ歩きがはじまる。
横尾本谷も二度目の今年は要領がわかっているので歩きやすい。
背後に聳える屏風の頭が立派に見えるようになると、いよいよ横尾本谷左俣の入り口だ。
岩石に埋め尽くされた左俣は深く暗く静まり返っていて、なんだか嫌な雰囲気が漂っている。
白出沢も似た形容ができる谷だが、こちらの方が暗く汚い感じがする。


う~ん。まさにそんな感じだったね。私達が、分岐まで来た時も、左又にお二人登っていかれるのが見えました。
行きたい気分には、ならない谷の様相だったわ。



ガラガラと岩だらけの谷を1時間ほど歩くと大きな雪渓が現れた。
残雪歩きは8月のゾロ谷で終わらせたつもりだったが、こんなところでまた雪渓歩きができて嬉しくなる。

雪渓が出てたね。やっぱり、ぽぽんたちゃんんは、嬉しくなったんだね。

雪渓を過ぎるとすぐに北穂の滝が見えてきた。
100mの落差があるというその滝は、気温が低いので半凍結状態。
滝から落ちてくるのは水しぶきではなくて、氷粒なので周囲は真っ白となっている。

ほ~。半凍結状態なんだ。ちょっと想像しなかった光景ね。


滝のすぐ上で谷は二俣となり、左俣へ進めば北穂池へのショートができる。
しかし、ネット情報によれば敗退した山行レポも見てるので安全とされる右俣へ入ることにする。
8月の南ア福川源頭のルートミスで痛い目にあっているので、今回はなるべく無理はしたくない。
北穂池へは左俣カールから北穂北壁直下2,700mを経由して入るというのが今日の計画なのだ。

は~。敗退した人の、その要因はどんなん?

チョロチョロと流れる水流が途絶えると突然目の前が開け、左俣カールの大パノラマが飛び込んできた。
北穂北壁と南岳南壁その間に広がるカールは想像以上のすばらしい眺めだ。

そんな素晴らしい眺めなんだ。谷の暗さやガレガレの状態を、一気に払拭するんだろうか。それほどのギャップがあるの?


昨年の右俣カールの眺めでは失望したので、あまり期待はしていなかっただけにその感動は大きい。
しかしなんだかおかしいぞ、どこにも赤や黄の色づきがない。
ここまで登る間にも鮮やかな紅葉はどこにもなかった、先日の寒気で紅葉がダメになってしまったのに違いない。
こんなにひどい紅葉は見たことがない。
しかし、この眺めは紅葉の不味さを差し引いても余りあるすばらしさだ。

右又のカールは、癒し系だから、ぽぽんたちゃんのお好みのような、険しさはないね。どんな状態を想像&期待していたのかな?
しかし、紅葉は、全くあきませんでしたね。私も、あんなのは、初めて見ました。


北穂池へ一番安全に行けるという北壁直下2,700m地点まではまだ200mも登らなくてはいけない。
よたよたと登っていると北穂池の方へ延びる踏み跡が目に入った。
ネット情報ではひどいヤブで相当厳しいというトラバースは、見たところそれほど難しそうには思えない。
疲れた体は楽なトラバースの誘惑に勝つことができず、当初の予定を変更してトラバースルートに入ってしまった。


ぽぽんたちゃんも、ヤブコギには慣れているしね。それほど、構えることもなかったでしょう。

次の問題は氷でコーティングされた小さなルンゼの通過となる。
履き古してソールがツルツルの山靴で歩くのは辛い、慎重に進んでいこう。
無事にルンゼを通過すれば岩場の端の踏み跡をたどっていく。
日当たりが悪いので、氷や新雪を踏みしめながらの前進だ。
最後にもう一度ナナカマド帯を抜けると、枯れ果てたキイチゴ畑の下に北穂池が現れた。
頭上に聳える北壁には氷結した白い筋が何本も走り、落石でガラガラと不気味な音をたてている。

ぽぽんたちゃん、お気に入りらしい様相ね。右又カールでも、二日目登ってる途中に、小さな落石の音は何度かしていたから、たえず落石があるんでしょうね。
特に左又は。


キイチゴ畑を下りきると雪田の下にきれいな水が流れていて、ここで水の補給も可能なようだ。
雪田から少し登り返して二ノ池の畔にテントを設営する。

南岳のテント場まで、ワンデイで行ける健脚さがあればいいのだけれど、よほどでないと、目指しても、しかたなくここでビバークですね。私も、きっとそんな根性はないなぁ。


目の前に大きな北穂北壁、カールを挟んで南岳、東には常念岳というすばらしいロケーションを今夜は独り占めだ。
すぐ下の涸沢は大混雑というのになんという贅沢なことだろう。
満月間近のお月さまはもう蝶ヶ岳の上に高く昇っている。

前日が、十三夜だったから、この日は、十四夜?十五夜の前日だったでしょ。


夕食の準備を始めると北壁でパーンと大きな音がした、と思ったら大規模な崩落が発生した。
身の毛もよだつ恐ろしい音だ、どうか寝てる間に大崩落が起きませんように・・・

なんだか、気持ちが落ち着かないね。私なら、心配で、眠れないかも・・・。

朝は北壁が真っ赤に染まるのを期待していたが、残念ながら雲が多くてモルゲンロートは見られなかった。
紅葉といいモルゲンロートといい赤色とはとことん縁がない今回の山行だ。

前日なら、モルゲンロートが見られましたよ。朝も快晴でした。一日違いで残念やったね。


二ノ池から草地を下って一ノ池をぐるっと朝のお散歩。
撮影ポイントを見つけるが、水面が凍っていて山の影がうまく池に写ってくれない。
紅葉にモルゲンロートに逆さ景色も自然は思うようにはならないものだ。
湖畔遊びを楽しんで気がつけばもう8時半だ、急いで左俣へ戻るとしよう。

そうだったんだ。凍ってたんだ。

左俣へ戻るには凍ったルンゼから下って北穂の滝へ出るのが手っ取り早いのだが、もう一度左俣カールの感動を味わいたくて遠回りのトラバースルートをとった。
カールまで戻ると南岳の獅子鼻針峰群がすばらしい、とても日本の山とは思えない眺めだ。
左俣カールの展望を瞳に焼き付けて暗い左俣に入ることにした。

立ち去りがたし・・・ですね。


雪渓の上で南岳へ向かうという初老のご夫婦とすれ違った。
左俣は南岳へのワンデイルートとして利用する人が時々いるようだ。

彼らは、途中横尾とかで前日テントやったのかな?上高地・明神・横尾までにも、沢山のテントだったしね。
のそれとも、朝一番のバスで、ここまで?



横尾まで戻ると再び喧騒の観光地となる。
静かな裏道を嘉門次小屋まで飛ばして歩き、塩焼きとアワワでひとり祝杯を挙げた。

そちら側を歩きましたか。
連休二日目も帰路では、上高地は、長蛇のバス待ち・タクシー待ちの列でした。かっぱ橋まで、届きそうな勢いで。
三日目は、どうでしたか?もちろん、時間帯にもよるだろうけど。



北面台地からの火打、南白山、福川からの赤石、そして今回の北穂池が今年の目標とした山々だった。今は無事に全てをクリアできて最高の気分だ、さあ急いで上高地に向おう。


火打は、ふ~・たんコンビ、はからずも南白山には、たなぼた状態で同行させてもらいましたが、赤石・北穂池は、単独の達成でしたね。

目標達成、おめでとうございました。

祝~!

もう次なる目標が、きっと浮上してるんでしょうね。

楽しみだね。

☆~~とっちゃん~☆
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by とっちゃん »

宮指路さん、こんばんは。

ぽぽんたちゃんに、書き込みがあったことをお聞きして、登場しました。


そう言や、天狗池に向かう途中の雪渓を越えたところでTちゃんに似た人を見たけどTちゃんだったんだろうか?
オフ会で会ったら聞いてみよっと
天狗池に向かって降りてこられたのですか?
雪渓の模様も綺麗でしたね。

私は、横尾本谷右又からカールを稜線まで登り、天狗池に向かって下りましたが、その途中でお出会いしていたのですね。

気がつかずに、失礼しました。

快晴無風で、天狗池に写る空はどこまでも青く・槍もくっきりと浮かび上がっていましたね。

☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

もう「山ガ評論家」の名は返上させて頂きます。ε=ε=ε=(ノTдT)ノ ワアァァ・・!!
何をおっしゃいますか。
946センセイにはもっと頑張ってもらわにゃあならんですたい!
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 秋の月夜を北穂池で過ごす

投稿記事 by たんぽぽ »

とっちゃん姫さま、おこんばんは~

予定が、一週間延びたのが、幸いしたのか幸いしなかったのか分からないけど、いい方に解釈しておきましょう。
何ごともよき方向に考えましょう、さすればシアワセになれまするゾ!

もちろん、ぽぽんたちゃんには、充実の山旅!でしたね。 
横尾までは山ガで満腹、左俣カールでは絶景に満腹でした。
ただいまはダイエット中でごわす。 

あら、去年から、決めていたの?。こちらは、何年か前からの課題でしたが、山仲間の計画があり、ご一緒できて目標達成でした。
右俣カールのテントの中で決めましたわ。

横尾のトイレも大渋滞、長蛇の列でしたよ。連休初日。
ご婦人は大半やなあ~
とっちゃんは叢の中やろ・・・

う~ん。まさにそんな感じだったね。私達が、分岐まで来た時も、左又にお二人登っていかれるのが見えました。
行きたい気分には、ならない谷の様相だったわ。

お化けが出そうで怖かったの?

雪渓が出てたね。やっぱり、ぽぽんたちゃんんは、嬉しくなったんだね。
雪が出てくればタンポポワールドだわい。

ほ~。半凍結状態なんだ。ちょっと想像しなかった光景ね。
あの暖かさからは想像できないよね。

は~。敗退した人の、その要因はどんなん?
やはりルーファイミスでしょう。
そしてヤブコギ経験不足かな、でもガスるとルーファイは厳しくなるね~
というか前進できないでしょう。
北穂と一ノ池
北穂と一ノ池
そんな素晴らしい眺めなんだ。谷の暗さやガレガレの状態を、一気に払拭するんだろうか。それほどのギャップがあるの?
陰鬱な谷から飛び出す大キレットカール、これはズバリ大ギャップでしょう!

右又のカールは、癒し系だから、ぽぽんたちゃんのお好みのような、険しさはないね。
いやいや癒し系も好きですよ。
山も女性と一緒で好みは多岐に渡ってますので。

ぽぽんたちゃんも、ヤブコギには慣れているしね。それほど、構えることもなかったでしょう。
慣れてなんかいませんよ~ん。
ヤブコギのような人の道を外れたことは好みではありません。
ん??今回のルートはず~っと外れぱなしやないかって?

ぽぽんたちゃん、お気に入りらしい様相ね。右又カールでも、二日目登ってる途中に、小さな落石の音は何度かしていたから、たえず落石があるんでしょうね。
特に左又は。

ワテはヘンタイと違いまんねん。
でもちょっと緊張感があった方が楽しいな~♪

南岳のテント場まで、ワンデイで行ける健脚さがあればいいのだけれど、よほどでないと、目指しても、しかたなくここでビバークですね。私も、きっとそんな根性はないなぁ。
ぽぽんたは根性じゃあなくて体力がありません。
きっと南岳へ上がる鉄ハシゴで頭がガンガン(高山病)してくるだろうなあ。

前日なら、モルゲンロートが見られましたよ。朝も快晴でした。一日違いで残念やったね。
悔しいなあ~
9日の朝は横尾でも霜が降りてましたが、10日の朝は暖かかったです、雲が多かったんだなあ。

立ち去りがたし・・・ですね。
あまりのんびりしてると上高地のバスがなくなっちゃうからね。

彼らは、途中横尾とかで前日テントやったのかな?上高地・明神・横尾までにも、沢山のテントだったしね。
のそれとも、朝一番のバスで、ここまで?

朝一番のバスのようです。
沢渡からの方が一番バスは時間が早いみたい。

そちら側を歩きましたか。
いつも徳沢はパスしますんで。

連休二日目も帰路では、上高地は、長蛇のバス待ち・タクシー待ちの列でした。かっぱ橋まで、届きそうな勢いで。
三日目は、どうでしたか?もちろん、時間帯にもよるだろうけど。

河童橋まで???信じれまへん。
3日目は普通に乗れましたよ。

目標達成、おめでとうございました。
ありがとうございます、南白山はとっちゃん姫のおかげでございます。
池が凍って影が映りまへん
池が凍って影が映りまへん
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