【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
【日 付】2011年10月2日(日)
【山 域】鈴鹿中部 佐目子谷川周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】佐目子谷橋7:01---8:12ハチノス谷出合8:30---9:32青淵9:50---11:33クチクマ谷出合---12:08熊ノ戸平入口13:22---
13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車ス
ペースに車を止める。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
佐目子谷左岸の道を辿って入渓、すぐに広河原に出る。広大な「河原」の入口の岩には遭難死した登山者の慰霊プレートが埋め
込まれていた。
坦々とした河原歩きの後やや川幅が狭まり、左岸の岩壁には古い桟道のアングルの残骸が残されていた。
先が長いのでなるべく水を避けて歩く。今日は久し振りにヘルメットもスパッツも無しだ。水温は低そうなのでネオプレーンのソックス
だけは履いている。
崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
[attachment=3]_1030066_1.JPG[/attachment]
本流に戻って遡行を続ける。この谷の特徴は「平凡」と「長い」のふた言で言い表すことができる。谷筋は時折小さな落差やナメが
見られるものの、感心するぐらい何ごとも起こらない。沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
珍しくゴルジュっぽい地形が現れた。通称青淵と呼ばれているところだ。5mほどの小滝が不似合いなほど大きく深い釜に落ち込
み、その水流は煮えたぎるように白く泡立っている。小ぶりながらも気持ちが引き締まる雰囲気の場所である。ここは右手の岩棚か
ら簡単に巻いて滝の上に抜けた。
[attachment=0]_1030093_1.JPG[/attachment]
ほとんど高度を上げる感のなかった谷もようやく傾斜が出だした。少しは沢登りの気分も出るというものだ。
右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
10年以上前の冬だったろうか、洞吹氏とフジキリ谷の登山口でバッタリ出会ったことがあった。
お互い目的地はタイジョウ。それぞれ予定していたルートで上り、山頂で合流することにして別れた。
タイジョウで再会後、私のプランに乗ってもらい、一旦佐目子谷へ下り、この谷をイブネへ上がろうとしたのだが、いかんせん冬の谷
に登山靴では辛く、途中で左岸の尾根に乗ってイブネへ到達したのだった。
出発してしばらくはどんよりとした空模様だったが、予報通り日が差してきた。ほんの少し前まで夏の暑さが続いていたのがウソ
のように涼しい。あっという間に日差しが恋しい季節に移り変わってしまったようだ。
クチクマ谷はさすがに傾斜が強く、本流よりは沢登りらしい。小滝をいくつかこなして行けば忽ち源流の装いとなった。
岩が堆積した流れの向うに、明らかにここまでと違う匂いがした。あの先にはもう傾斜がない。熊ノ戸平の入口なのだろう。
逸る心を抑えて岩塊を踏み越えて行くと、そこには想像もしなかった風景が待っていた。正確に言えば人の記録で情報を仕入れて
いたので、想像もしなかったというのはウソかもしれない。しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りる
なんて考えもしなかったのである。
平の入口は広々としており、あたりはブナ林が広がっていた。銚子の山頂はすぐ左上だ。銚子ヶ口への縦走路に入るにはここか
ら上がるのだが、しばらくこの源流を楽しんでみよう。
まったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めな
いが、いいところであることには変わりがない。
適当なところで引き返して入口のブナ林に戻った。ここはランチ場としては申し分のないロケーションだ。谷間でありながら周りの山
との標高差がほとんどないので底抜けに明るい。
予定より30分ばかり時間が掛かり過ぎたがまずは腰を降ろそう。ビールも程よく冷えている。もう暖かい麺類が恋しい季節になった。
[attachment=2]_1030177_1.JPG[/attachment]
靴を履き替えて5分も登れば銚子の山頂だ。谷を挟んでイブネとクラシのダイナミックな高原状の台地が目の前に広がる。かつて
イブネ劇場と名付けられた通りのワイドな眺めを見るのも久し振りだ。
北へ向かう縦走路に入る。2人パーティーがやって来た。ひとりはウィンドブレーカーを着て、もうひとりは半袖短パンという出で立
ちである。体感温度には個人差があるものだが、これはまた極端な2人組だ。
シャレではないが、今日は調子がいいのか銚子ヶ口もそう遠くに感じない。快調に縦走路を歩く。舟窪付近のブナ林はなかなか
いい。舟窪の倒れたブナの古木はあたり前だが相変わらず寝そべっていた。
大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキ
ングのないさわやかな踏み跡に変わった。
Ca1050mピークあたりから、霊仙、御池、藤原、竜、釈迦と続く鈴鹿主脈の山々がダイナミックな展望を見せてくれた。
ここも10年以上前、須谷川からの下山路として一度使った尾根であるが、その時の記憶は疎林のプロムナードがあったことだけ
だ。黒尾山までハイペースで距離を稼ごうと目論んでいたが、やがて記憶にない岩場と崩壊寸前のやせ尾根が行く手を阻んだ。
そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
やせ尾根と急下降・急登の繰り返しでいい加減うんざりしたところで971mピークに到達。プロムナードはここからだった。これまでの
悪路から一転して樹林の散歩道。まさに地獄から天国である。
[attachment=1]_1030248_1.JPG[/attachment]
気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
前回は北東尾根から腰越谷へ下りたので、ここから先は未知のルートである。なんとか闇下を回避できる時間だろう。
861mピークで左折、次のポイントはCa750mの尾根分岐だ。ここは直進方向にやたらいい道が続いており、テープも花盛りだった。
これが大滝神社から黒尾山へのメインルートなのだろう。向かうべき西方向はプチ岩稜となっており、踏み跡も直進方向より格段に
薄い。確実性を選ぶなら多少遠回りでも大滝神社へ下りるという選択肢はあった。それを選べないのが悲しいところ。ふたつ続いた
岩場を過ぎるとまずまずの道に変わってホッとする。
最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の
標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)
ここまで来れば距離も標高差も微々たるものだ。勇躍左への道へ踏み出した。やがて尾根のど真ん中にシカ除けネットが現れた。
巡視路としてあまりいい道とは言えない。それでも標識は確実に下山できることを示唆している。
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下
りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下
っていたのだ。
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10m
の場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。あたりにはまだ工事の人影があちこちにあり、エンジン音も
響いている。
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで
沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
悪いことに足が攣りかけてきた。早速秘薬を飲もうとするが、水分がほとんどない。残り少ないお茶をひと口含んで流し込む。
口の中が乾いてカラカラになり気持ちが悪い。ザックからBCCAのアメを取り出して、唾液の強制分泌を計った。ほどよい酸味が唾液
を誘って作戦成功だ。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り
着いた。これで帰れる。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。
佐目子谷橋を渡って車に戻った時には工事の人影もなく、あたりはひっそりと静まり返っていた。
考えてみれば、13年前の佐目子谷も同じような下山時間だった。あの時と今も同じく、最大にして唯一の関心事は温泉の時間に
間に合うかどうかだけだ。
山日和
【山 域】鈴鹿中部 佐目子谷川周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】佐目子谷橋7:01---8:12ハチノス谷出合8:30---9:32青淵9:50---11:33クチクマ谷出合---12:08熊ノ戸平入口13:22---
13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車ス
ペースに車を止める。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
佐目子谷左岸の道を辿って入渓、すぐに広河原に出る。広大な「河原」の入口の岩には遭難死した登山者の慰霊プレートが埋め
込まれていた。
坦々とした河原歩きの後やや川幅が狭まり、左岸の岩壁には古い桟道のアングルの残骸が残されていた。
先が長いのでなるべく水を避けて歩く。今日は久し振りにヘルメットもスパッツも無しだ。水温は低そうなのでネオプレーンのソックス
だけは履いている。
崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
[attachment=3]_1030066_1.JPG[/attachment]
本流に戻って遡行を続ける。この谷の特徴は「平凡」と「長い」のふた言で言い表すことができる。谷筋は時折小さな落差やナメが
見られるものの、感心するぐらい何ごとも起こらない。沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
珍しくゴルジュっぽい地形が現れた。通称青淵と呼ばれているところだ。5mほどの小滝が不似合いなほど大きく深い釜に落ち込
み、その水流は煮えたぎるように白く泡立っている。小ぶりながらも気持ちが引き締まる雰囲気の場所である。ここは右手の岩棚か
ら簡単に巻いて滝の上に抜けた。
[attachment=0]_1030093_1.JPG[/attachment]
ほとんど高度を上げる感のなかった谷もようやく傾斜が出だした。少しは沢登りの気分も出るというものだ。
右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
10年以上前の冬だったろうか、洞吹氏とフジキリ谷の登山口でバッタリ出会ったことがあった。
お互い目的地はタイジョウ。それぞれ予定していたルートで上り、山頂で合流することにして別れた。
タイジョウで再会後、私のプランに乗ってもらい、一旦佐目子谷へ下り、この谷をイブネへ上がろうとしたのだが、いかんせん冬の谷
に登山靴では辛く、途中で左岸の尾根に乗ってイブネへ到達したのだった。
出発してしばらくはどんよりとした空模様だったが、予報通り日が差してきた。ほんの少し前まで夏の暑さが続いていたのがウソ
のように涼しい。あっという間に日差しが恋しい季節に移り変わってしまったようだ。
クチクマ谷はさすがに傾斜が強く、本流よりは沢登りらしい。小滝をいくつかこなして行けば忽ち源流の装いとなった。
岩が堆積した流れの向うに、明らかにここまでと違う匂いがした。あの先にはもう傾斜がない。熊ノ戸平の入口なのだろう。
逸る心を抑えて岩塊を踏み越えて行くと、そこには想像もしなかった風景が待っていた。正確に言えば人の記録で情報を仕入れて
いたので、想像もしなかったというのはウソかもしれない。しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りる
なんて考えもしなかったのである。
平の入口は広々としており、あたりはブナ林が広がっていた。銚子の山頂はすぐ左上だ。銚子ヶ口への縦走路に入るにはここか
ら上がるのだが、しばらくこの源流を楽しんでみよう。
まったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めな
いが、いいところであることには変わりがない。
適当なところで引き返して入口のブナ林に戻った。ここはランチ場としては申し分のないロケーションだ。谷間でありながら周りの山
との標高差がほとんどないので底抜けに明るい。
予定より30分ばかり時間が掛かり過ぎたがまずは腰を降ろそう。ビールも程よく冷えている。もう暖かい麺類が恋しい季節になった。
[attachment=2]_1030177_1.JPG[/attachment]
靴を履き替えて5分も登れば銚子の山頂だ。谷を挟んでイブネとクラシのダイナミックな高原状の台地が目の前に広がる。かつて
イブネ劇場と名付けられた通りのワイドな眺めを見るのも久し振りだ。
北へ向かう縦走路に入る。2人パーティーがやって来た。ひとりはウィンドブレーカーを着て、もうひとりは半袖短パンという出で立
ちである。体感温度には個人差があるものだが、これはまた極端な2人組だ。
シャレではないが、今日は調子がいいのか銚子ヶ口もそう遠くに感じない。快調に縦走路を歩く。舟窪付近のブナ林はなかなか
いい。舟窪の倒れたブナの古木はあたり前だが相変わらず寝そべっていた。
大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキ
ングのないさわやかな踏み跡に変わった。
Ca1050mピークあたりから、霊仙、御池、藤原、竜、釈迦と続く鈴鹿主脈の山々がダイナミックな展望を見せてくれた。
ここも10年以上前、須谷川からの下山路として一度使った尾根であるが、その時の記憶は疎林のプロムナードがあったことだけ
だ。黒尾山までハイペースで距離を稼ごうと目論んでいたが、やがて記憶にない岩場と崩壊寸前のやせ尾根が行く手を阻んだ。
そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
やせ尾根と急下降・急登の繰り返しでいい加減うんざりしたところで971mピークに到達。プロムナードはここからだった。これまでの
悪路から一転して樹林の散歩道。まさに地獄から天国である。
[attachment=1]_1030248_1.JPG[/attachment]
気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
前回は北東尾根から腰越谷へ下りたので、ここから先は未知のルートである。なんとか闇下を回避できる時間だろう。
861mピークで左折、次のポイントはCa750mの尾根分岐だ。ここは直進方向にやたらいい道が続いており、テープも花盛りだった。
これが大滝神社から黒尾山へのメインルートなのだろう。向かうべき西方向はプチ岩稜となっており、踏み跡も直進方向より格段に
薄い。確実性を選ぶなら多少遠回りでも大滝神社へ下りるという選択肢はあった。それを選べないのが悲しいところ。ふたつ続いた
岩場を過ぎるとまずまずの道に変わってホッとする。
最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の
標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)
ここまで来れば距離も標高差も微々たるものだ。勇躍左への道へ踏み出した。やがて尾根のど真ん中にシカ除けネットが現れた。
巡視路としてあまりいい道とは言えない。それでも標識は確実に下山できることを示唆している。
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下
りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下
っていたのだ。
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10m
の場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。あたりにはまだ工事の人影があちこちにあり、エンジン音も
響いている。
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで
沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
悪いことに足が攣りかけてきた。早速秘薬を飲もうとするが、水分がほとんどない。残り少ないお茶をひと口含んで流し込む。
口の中が乾いてカラカラになり気持ちが悪い。ザックからBCCAのアメを取り出して、唾液の強制分泌を計った。ほどよい酸味が唾液
を誘って作戦成功だ。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り
着いた。これで帰れる。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。
佐目子谷橋を渡って車に戻った時には工事の人影もなく、あたりはひっそりと静まり返っていた。
考えてみれば、13年前の佐目子谷も同じような下山時間だった。あの時と今も同じく、最大にして唯一の関心事は温泉の時間に
間に合うかどうかだけだ。
山日和
-
- 記事: 488
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 19:48
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
山日和さんこんばんは。
宮指路さんがカクレグラに行ったときに、佐目子谷をぐるっと周回なんて面白そうと地形図を眺めましたが、黒尾山からの下りは難しそうなので黒尾山をスタートにする方がいいかなと、登れそうなルートを見ててこの橋の袂からP616に上がればよさそうと思っておりました。
良い所ですね、オフ会の候補場所になりましたか?
それとも工事でつぶされたのでしょうか、もしかして崩落?。湖面まで降りても道にあがれないんだ
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車ス
ペースに車を止める。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
宮指路さんがカクレグラに行ったときに、佐目子谷をぐるっと周回なんて面白そうと地形図を眺めましたが、黒尾山からの下りは難しそうなので黒尾山をスタートにする方がいいかなと、登れそうなルートを見ててこの橋の袂からP616に上がればよさそうと思っておりました。
綺麗なたきですね、滝下にもいけるのでしょうか?崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
ここはzippさんがイブネオフの時に登ったルートかな?、かなり苦労してたのかなと思いましたが、長靴程度でも浸水せずに辿ることができますか?本流に戻って遡行を続ける。この谷の特徴は「平凡」と「長い」のふた言で言い表すことができる。谷筋は時折小さな落差やナメが
見られるものの、感心するぐらい何ごとも起こらない。沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
急激な変化でしたね、何着て行ったらいいのか迷います。出発してしばらくはどんよりとした空模様だったが、予報通り日が差してきた。ほんの少し前まで夏の暑さが続いていたのがウソ
のように涼しい。あっという間に日差しが恋しい季節に移り変わってしまったようだ。
クチクマ谷はさすがに傾斜が強く、本流よりは沢登りらしい。小滝をいくつかこなして行けば忽ち源流の装いとなった。
エ~山日和さんここ初めてでしたか?その事の方が驚きですが この辺りも過去は笹原だったのですか?何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りる
なんて考えもしなかったのである。
適当なところで引き返して入口のブナ林に戻った。ここはランチ場としては申し分のないロケーションだ。谷間でありながら周りの山
との標高差がほとんどないので底抜けに明るい。
良い所ですね、オフ会の候補場所になりましたか?
やだまだ余裕ですね、かなり遅い目の時間だと思いますけど。靴を履き替えて5分も登れば銚子の山頂だ。谷を挟んでイブネとクラシのダイナミックな高原状の台地が目の前に広がる。かつて
イブネ劇場と名付けられた通りのワイドな眺めを見るのも久し振りだ。
結構厳しい所がありそうですね。ここも10年以上前、須谷川からの下山路として一度使った尾根であるが、その時の記憶は疎林のプロムナードがあったことだけ
だ。黒尾山までハイペースで距離を稼ごうと目論んでいたが、やがて記憶にない岩場と崩壊寸前のやせ尾根が行く手を阻んだ。
そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
ここまでは予定通りでしたか。気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
前回は北東尾根から腰越谷へ下りたので、ここから先は未知のルートである。なんとか闇下を回避できる時間だろう。
ヤブコギのサガみたいなもんでしょうか?、綺麗な周回をめざしてました?。確実性を選ぶなら多少遠回りでも大滝神社へ下りるという選択肢はあった。それを選べないのが悲しいところ。ふたつ続いた
岩場を過ぎるとまずまずの道に変わってホッとする。
順視路が有ると安心ですよね。最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の
標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)
ここまで来れば距離も標高差も微々たるものだ。勇躍左への道へ踏み出した。やがて尾根のど真ん中にシカ除けネットが現れた。
巡視路としてあまりいい道とは言えない。それでも標識は確実に下山できることを示唆している。
ありゃりゃ、やっちゃいましたね。この尾根上がれないのですか?上がれないから巡視路は手前の鉄塔から下って来る行き止まりルートになってるのかな?次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下
りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下
っていたのだ。
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10m
の場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。あたりにはまだ工事の人影があちこちにあり、エンジン音も
響いている。
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで
沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
それとも工事でつぶされたのでしょうか、もしかして崩落?。湖面まで降りても道にあがれないんだ
勇気ある決断というか、この場合それしかないかな明るいうちならなんとかなるかもしれないけど。腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
こうなると焦りますよね、闇下歩き豊富な山日和さんだからそんなことないか 日ごろから夜の山も歩いておくのもいいですね。悪いことに足が攣りかけてきた。早速秘薬を飲もうとするが、水分がほとんどない。残り少ないお茶をひと口含んで流し込む。
口の中が乾いてカラカラになり気持ちが悪い。ザックからBCCAのアメを取り出して、唾液の強制分泌を計った。ほどよい酸味が唾液
を誘って作戦成功だ。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り
着いた。これで帰れる。
遭難者かと思ったことでしょう 通報されずによかった~最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。
宮指路さんは待ってくれてなかったのですね ロングコースお疲れ様でした。参考になりました。=TW=佐目子谷橋を渡って車に戻った時には工事の人影もなく、あたりはひっそりと静まり返っていた。
Trail Walker
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
山日和さん こんばんは。
【山 域】鈴鹿中部 佐目子谷川周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】佐目子谷橋7:01---8:12ハチノス谷出合8:30---9:32青淵9:50---11:33クチクマ谷出合---12:08熊ノ戸平入口13:22---
13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
ん~ 銚子からそのまま右岸を・・行きましたか。
で、黒尾山 。 長そうでんなぁ。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
そうそう ここ いつか マヨさんが書いてましたね ずっと 狙ってましたが、まだでした。
源流の桃源郷。
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
この辺が山さんさすがの長さを気にしない イヤ 敢えて 挑んでいる?!ルート取りですね。
イブネ経由、藤切り谷か、銚子から尾根降ってサメコ 登ってタイジョウ でしょうかね。
佐目子谷左岸の道を辿って入渓、すぐに広河原に出る。広大な「河原」の入口の岩には遭難死した登山者の慰霊プレートが埋め
込まれていた。
M氏 鈴鹿を歩かれていました 何でもない 巻き道で滑落されたそうです。
この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
ですね 姫 ですから。
しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りる
なんて考えもしなかったのである。
平の入口は広々としており、あたりはブナ林が広がっていた。銚子の山頂はすぐ左上だ。銚子ヶ口への縦走路に入るにはここか
ら上がるのだが、しばらくこの源流を楽しんでみよう。
まったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めな
いが、いいところであることには変わりがない。
よろしなぁ。
鈴鹿 回帰の炎がメラメラと燃えてきたで~。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り
着いた。これで帰れる。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。
最後は、温泉前のエエ運動しはりましたね。
では また 薄雪紅葉の鈴鹿の稜線で
SHIGEKI
【山 域】鈴鹿中部 佐目子谷川周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】佐目子谷橋7:01---8:12ハチノス谷出合8:30---9:32青淵9:50---11:33クチクマ谷出合---12:08熊ノ戸平入口13:22---
13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
ん~ 銚子からそのまま右岸を・・行きましたか。
で、黒尾山 。 長そうでんなぁ。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
そうそう ここ いつか マヨさんが書いてましたね ずっと 狙ってましたが、まだでした。
源流の桃源郷。
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
この辺が山さんさすがの長さを気にしない イヤ 敢えて 挑んでいる?!ルート取りですね。
イブネ経由、藤切り谷か、銚子から尾根降ってサメコ 登ってタイジョウ でしょうかね。
佐目子谷左岸の道を辿って入渓、すぐに広河原に出る。広大な「河原」の入口の岩には遭難死した登山者の慰霊プレートが埋め
込まれていた。
M氏 鈴鹿を歩かれていました 何でもない 巻き道で滑落されたそうです。
この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
ですね 姫 ですから。
しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りる
なんて考えもしなかったのである。
平の入口は広々としており、あたりはブナ林が広がっていた。銚子の山頂はすぐ左上だ。銚子ヶ口への縦走路に入るにはここか
ら上がるのだが、しばらくこの源流を楽しんでみよう。
まったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めな
いが、いいところであることには変わりがない。
よろしなぁ。
鈴鹿 回帰の炎がメラメラと燃えてきたで~。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り
着いた。これで帰れる。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。
最後は、温泉前のエエ運動しはりましたね。
では また 薄雪紅葉の鈴鹿の稜線で
SHIGEKI
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
山日和さん おはようございます、雨上がりの好い朝ですね。連休はお天気だとかですよ。
シッカリと読みました、印象は完全復調ですね、一時期どこが痛いの痺れるのって言ってたのはナンだったんやろナア。
緑ちゃんこのルートも、切れ切れながら9割がた歩いてるからよく判りますよ。
長いコース日も短いモミジは未だなのに、ナニが突き動かしたのかなと思いました。
シッカリと読みました、印象は完全復調ですね、一時期どこが痛いの痺れるのって言ってたのはナンだったんやろナア。
緑ちゃんこのルートも、切れ切れながら9割がた歩いてるからよく判りますよ。
長いコース日も短いモミジは未だなのに、ナニが突き動かしたのかなと思いました。
佐目子谷は長いモンナア、要領よく歩かないと時間オーバーになります。山日和 さんが書きました:【日 付】2011年10月2日(日)
【山 域】鈴鹿中部 佐目子谷川周辺
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13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
口熊谷は覗いただけでコレは登ってない、上から降りようとしたときは滝が険しくてやめた思いがあるよ。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
コレ最近降りた尾根、レポ読みましたか。好いコースでしたね萱尾の上流側にスコって下りれたよ。
名瀑ですね、女滝の最たるモンです。男滝はというと矢原大滝かな、登ってくださいな。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
コレだこれだ、ふじきり谷の北谷から乗り越して口熊谷を登ればイ.ク.チョに最短とトライしてようやらナンだんだ。右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
クチクマ谷はさすがに傾斜が強く、本流よりは沢登りらしい。小滝をいくつかこなして行けば忽ち源流の装いとなった。
山日和さんの原野商法キャッチコピーは定評があるからなあ、この熊の戸高原に別荘をですよね。熊ノ戸平の入口なのだろう。
そこには想像もしなかった風景が待っていた。
しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
緑ちゃんはね十代の頃原風景を見てるんですよ。忘れられませんよ
銚子ケ口から渡ってきてね、この緩やかな扇の様な広がりは足首ほどの短い笹原、潅木は何もない緑一色でしたね。
獣道が幾何学的な模様をつけていました、足元からキジが飛び立ちそこには玉子が有りましたよ。
その後一気に槍襖の様なササヤブに変身ダモンネ。今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りる
なんて考えもしなかったのである。
冬場に雪に押し倒されたササ雪原、サンデーと雪ソリ遊びの思いでも有る所だワン
イ.ク.チョ・・・好い響きでしょ、どこえイクチョなんてねまったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
中ほどに杉三本ある窯跡が有りますよね、今は雑木の林に変わってるけど、ここまでかな源流は。
気温もあるんだけど快調ですね、なにがそうさすのかなあ、人の身体って気が支配してるんだろうね。ナにか好いこと有ったんでしょシャレではないが、今日は調子がいいのか銚子ヶ口もそう遠くに感じない。快調に縦走路を歩く。
この尾根もユズリヲから公開で歩いた道、尾根分れのところでリングワンデリングしたよな。大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキ
ングのないさわやかな踏み跡に変わった。
空が高くて空中回廊の様でした。Ca1050mピークあたりから、霊仙、御池、藤原、竜、釈迦と続く鈴鹿主脈の山々がダイナミックな展望を見せてくれた。
やがて記憶にない岩場と崩壊寸前のやせ尾根が行く手を阻んだ。
痩せ尾根は崩壊が進んだのか、オバチャマたち何人も連れてたけどスムーズに通過できたけど、今は地獄の渡りですか。
惑わされましたね、緑ちゃんたちは大滝神社に車とめてたから、真っ直ぐに降りて着地でしたが。最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の
標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)
山日和さんは道路歩きを嫌がったおかげでお釣払いましたね
道路際はガケッチョに気をつけるですね。
暗いと気も焦るですね百戦錬磨の山日和さんだからの技ですね。こうなりゃ腹くくって美獏はよぎりませんでしたか。どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
いた。これで帰れる。
とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ
参考までに、佐目子谷水道設備から左岸に巡視路が上がってた。岩野山行で辿った思いが有ります。
どちらにしても険しい道ですね。
山は変わらねど わが身は変わっていくね、 お気をつけて←要らぬお節介ですた
緑水
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
山日和さん こんばんは
【コース】---20:17駐車地
まいど。
やってますね、闇下大王。
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車スペースに車を止める。
あそこは工事現場になっているみたいだったけど、クルマ、ちゃんと置けましたか。
右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
10年以上前の冬だったろうか、洞吹氏とフジキリ谷の登山口でバッタリ出会ったことがあった。
お互い目的地はタイジョウ。それぞれ予定していたルートで上り、山頂で合流することにして別れた。
タイジョウで再会後、私のプランに乗ってもらい、一旦佐目子谷へ下り、この谷をイブネへ上がろうとしたのだが、いかんせん冬の谷に登山靴では辛く、途中で左岸の尾根に乗ってイブネへ到達したのだった。
そうでしたね。よく覚えていますよ。
あのときは、佐目子谷の寒い河原の岩陰で昼メシ食べました。
逸る心を抑えて岩塊を踏み越えて行くと、そこには想像もしなかった風景が待っていた。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りるなんて考えもしなかったのである。
平の入口は広々としており、あたりはブナ林が広がっていた。銚子の山頂はすぐ左上だ。
銚子の南西尾根が水流に近接するあたりの、平になったところですね。
まったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めないが、いいところであることには変わりがない。
銚子から真下に降りたときに渡る舗装の溝みたいなナメを、源流のほうへ行ったんですね。
861mピークで左折、次のポイントはCa750mの尾根分岐だ。ここは直進方向にやたらいい道が続いており、テープも花盛りだった。
これが大滝神社から黒尾山へのメインルートなのだろう。
メインルートは明瞭ですね。
最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の
標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)
むむ、何が起こるのか。
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。
巡視路としては行き止まりだったのですか。
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10mの場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。
うわあ、えらいこっちゃ。
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
これはたいへん、袋のねずみだあ。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り着いた。これで帰れる。
1時間以上もの登り返しだ。
でも、これしかないとなったら、疲れているひまもありませんね。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。
無事帰還ですね。
お疲れさま。
考えてみれば、13年前の佐目子谷も同じような下山時間だった。あの時と今も同じく、最大にして唯一の関心事は温泉の時間に間に合うかどうかだけだ。
湖東温泉の無い現在、さてどこの温泉へ?
まさか高い永源寺じゃないでしょ。
竜王のとこかな。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
【コース】---20:17駐車地
まいど。
やってますね、闇下大王。
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車スペースに車を止める。
あそこは工事現場になっているみたいだったけど、クルマ、ちゃんと置けましたか。
右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
10年以上前の冬だったろうか、洞吹氏とフジキリ谷の登山口でバッタリ出会ったことがあった。
お互い目的地はタイジョウ。それぞれ予定していたルートで上り、山頂で合流することにして別れた。
タイジョウで再会後、私のプランに乗ってもらい、一旦佐目子谷へ下り、この谷をイブネへ上がろうとしたのだが、いかんせん冬の谷に登山靴では辛く、途中で左岸の尾根に乗ってイブネへ到達したのだった。
そうでしたね。よく覚えていますよ。
あのときは、佐目子谷の寒い河原の岩陰で昼メシ食べました。
逸る心を抑えて岩塊を踏み越えて行くと、そこには想像もしなかった風景が待っていた。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りるなんて考えもしなかったのである。
平の入口は広々としており、あたりはブナ林が広がっていた。銚子の山頂はすぐ左上だ。
銚子の南西尾根が水流に近接するあたりの、平になったところですね。
まったくの平流となった谷は、激しく蛇行を繰り返しながら「イ・ク・チョ」トライアングルの中を進む。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めないが、いいところであることには変わりがない。
銚子から真下に降りたときに渡る舗装の溝みたいなナメを、源流のほうへ行ったんですね。
861mピークで左折、次のポイントはCa750mの尾根分岐だ。ここは直進方向にやたらいい道が続いており、テープも花盛りだった。
これが大滝神社から黒尾山へのメインルートなのだろう。
メインルートは明瞭ですね。
最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の
標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)
むむ、何が起こるのか。
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。
巡視路としては行き止まりだったのですか。
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10mの場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。
うわあ、えらいこっちゃ。
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
これはたいへん、袋のねずみだあ。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り着いた。これで帰れる。
1時間以上もの登り返しだ。
でも、これしかないとなったら、疲れているひまもありませんね。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。
無事帰還ですね。
お疲れさま。
考えてみれば、13年前の佐目子谷も同じような下山時間だった。あの時と今も同じく、最大にして唯一の関心事は温泉の時間に間に合うかどうかだけだ。
湖東温泉の無い現在、さてどこの温泉へ?
まさか高い永源寺じゃないでしょ。
竜王のとこかな。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
山日和さん、こんばんは
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。熊ノ戸平は誰が名付けたのでしょうか?
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
私もそんなプランがあって、巡視路のことは考えていました。
坦々とした河原歩きの後やや川幅が狭まり、左岸の岩壁には古い桟道のアングルの残骸が残されていた。
昔の木材運搬用らしいです。
崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
あ~あ、ここに行きたかったなぁ~
今度来るなら長靴ですね。
10年以上前の冬だったろうか、洞吹氏とフジキリ谷の登山口でバッタリ出会ったことがあった。
お互い目的地はタイジョウ。それぞれ予定していたルートで上り、山頂で合流することにして別れた。
タイジョウで再会後、私のプランに乗ってもらい、一旦佐目子谷へ下り、この谷をイブネへ上がろうとしたのだが、いかんせん冬の谷に登山靴では辛く、途中で左岸の尾根に乗ってイブネへ到達したのだった。
二人とも絶好調の頃、ですね。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
そうでしたか?
私もここはお気に入りの場所です。まるで日本庭園のような佇まいがありますね。
ここに茶室でもあれば最高です。
適当なところで引き返して入口のブナ林に戻った。ここはランチ場としては申し分のないロケーションだ。谷間でありながら周りの山との標高差がほとんどないので底抜けに明るい。
大きなブナは目に入りませんでしたか?
舟窪の倒れたブナの古木はあたり前だが相変わらず寝そべっていた。
ここは以前より憧れの場所でしたが朝明からだと遠いので、今年になって石榑峠が開通して、やっと行けることが出来ました。
大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキングのないさわやかな踏み跡に変わった。
Ca1050mピークあたりから、霊仙、御池、藤原、竜、釈迦と続く鈴鹿主脈の山々がダイナミックな展望を見せてくれた。
この日はお天気もよかったので私も尾根上に登りたかったです。
ここも10年以上前、須谷川からの下山路として一度使った尾根であるが、その時の記憶は疎林のプロムナードがあったことだけだ。黒尾山までハイペースで距離を稼ごうと目論んでいたが、やがて記憶にない岩場と崩壊寸前のやせ尾根が行く手を阻んだ。
そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
地形図を拡大してみると尾根上の等高線が入り組んでいるので楽ではないと思いました。
気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
そうなんですね。私もこのコースを考えていましたが止めた方がよさそうですね。
前回は北東尾根から腰越谷へ下りたので、ここから先は未知のルートである。なんとか闇下を回避できる時間だろう。まだ17時前ですからね
これが大滝神社から黒尾山へのメインルートなのだろう。向かうべき西方向はプチ岩稜となっており、踏み跡も直進方向より格段に薄い。確実性を選ぶなら多少遠回りでも大滝神社へ下りるという選択肢はあった。それを選べないのが悲しいところ。ふたつ続いた
岩場を過ぎるとまずまずの道に変わってホッとする。夕暮れも近づいていますし、私なら多分、安全な道を選びます。
最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)標識があれば一安心ですね
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下っていたのだ。
巡視路を外してしまいましたか?
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10mの場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。あたりにはまだ工事の人影があちこちにあり、エンジン音も響いている。
まさか工事の人に助けを呼ぶわけには行きませんよね
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
そのまま進んで泥の蟻地獄にハマってしまったらそれこそ新聞沙汰になったかもしれません
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
普通の人ならここでビバークですね。
でもヤブコギの面子に掛けてそれは出来ませんね
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。
この階段は帰りに確認しました。
ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。私もここを歩くのは歩道もないので危ないなと思いました。
佐目子谷橋を渡って車に戻った時には工事の人影もなく、あたりはひっそりと静まり返っていた。
考えてみれば、13年前の佐目子谷も同じような下山時間だった。あの時と今も同じく、最大にして唯一の関心事は温泉の時間に間に合うかどうかだけだ。
この間の南駒ケ岳で遅くなった時に、もう地元の温泉は諦めて春日井の温泉に入りました。
宮指路
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。熊ノ戸平は誰が名付けたのでしょうか?
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
私もそんなプランがあって、巡視路のことは考えていました。
坦々とした河原歩きの後やや川幅が狭まり、左岸の岩壁には古い桟道のアングルの残骸が残されていた。
昔の木材運搬用らしいです。
崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
あ~あ、ここに行きたかったなぁ~
今度来るなら長靴ですね。
10年以上前の冬だったろうか、洞吹氏とフジキリ谷の登山口でバッタリ出会ったことがあった。
お互い目的地はタイジョウ。それぞれ予定していたルートで上り、山頂で合流することにして別れた。
タイジョウで再会後、私のプランに乗ってもらい、一旦佐目子谷へ下り、この谷をイブネへ上がろうとしたのだが、いかんせん冬の谷に登山靴では辛く、途中で左岸の尾根に乗ってイブネへ到達したのだった。
二人とも絶好調の頃、ですね。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
そうでしたか?
私もここはお気に入りの場所です。まるで日本庭園のような佇まいがありますね。
ここに茶室でもあれば最高です。
適当なところで引き返して入口のブナ林に戻った。ここはランチ場としては申し分のないロケーションだ。谷間でありながら周りの山との標高差がほとんどないので底抜けに明るい。
大きなブナは目に入りませんでしたか?
舟窪の倒れたブナの古木はあたり前だが相変わらず寝そべっていた。
ここは以前より憧れの場所でしたが朝明からだと遠いので、今年になって石榑峠が開通して、やっと行けることが出来ました。
大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキングのないさわやかな踏み跡に変わった。
Ca1050mピークあたりから、霊仙、御池、藤原、竜、釈迦と続く鈴鹿主脈の山々がダイナミックな展望を見せてくれた。
この日はお天気もよかったので私も尾根上に登りたかったです。
ここも10年以上前、須谷川からの下山路として一度使った尾根であるが、その時の記憶は疎林のプロムナードがあったことだけだ。黒尾山までハイペースで距離を稼ごうと目論んでいたが、やがて記憶にない岩場と崩壊寸前のやせ尾根が行く手を阻んだ。
そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
地形図を拡大してみると尾根上の等高線が入り組んでいるので楽ではないと思いました。
気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
そうなんですね。私もこのコースを考えていましたが止めた方がよさそうですね。
前回は北東尾根から腰越谷へ下りたので、ここから先は未知のルートである。なんとか闇下を回避できる時間だろう。まだ17時前ですからね
これが大滝神社から黒尾山へのメインルートなのだろう。向かうべき西方向はプチ岩稜となっており、踏み跡も直進方向より格段に薄い。確実性を選ぶなら多少遠回りでも大滝神社へ下りるという選択肢はあった。それを選べないのが悲しいところ。ふたつ続いた
岩場を過ぎるとまずまずの道に変わってホッとする。夕暮れも近づいていますし、私なら多分、安全な道を選びます。
最大のポイントは送電線が尾根とクロスするところである。ひとつ目の鉄塔を過ぎ、ふたつ目の鉄塔の手前に見慣れた巡視路の標識があり、左を指し示していた。「よしっ」ひとりで小さくガッツポーズ。これでもらったも同然だ。(と、その時は確信していた。)標識があれば一安心ですね
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下っていたのだ。
巡視路を外してしまいましたか?
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。国道まで10mの場所だが、どう考えても出られそうもないトラップに捕まってしまった。あたりにはまだ工事の人影があちこちにあり、エンジン音も響いている。
まさか工事の人に助けを呼ぶわけには行きませんよね
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
そのまま進んで泥の蟻地獄にハマってしまったらそれこそ新聞沙汰になったかもしれません
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
普通の人ならここでビバークですね。
でもヤブコギの面子に掛けてそれは出来ませんね
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
途中で少し迷走したが、とにかく西へ西へ。よく手入れされた植林帯の杣道が出てきた時にはホッとした。
最後はコンクリートの階段を下りて萱尾の集落へ。
この階段は帰りに確認しました。
ヘッドライトを光らせてトボトボと歩く人の姿を見て、対向車のドライバーはさぞ驚
いたことだろう。私もここを歩くのは歩道もないので危ないなと思いました。
佐目子谷橋を渡って車に戻った時には工事の人影もなく、あたりはひっそりと静まり返っていた。
考えてみれば、13年前の佐目子谷も同じような下山時間だった。あの時と今も同じく、最大にして唯一の関心事は温泉の時間に間に合うかどうかだけだ。
この間の南駒ケ岳で遅くなった時に、もう地元の温泉は諦めて春日井の温泉に入りました。
宮指路
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
山日和さん こんばんは
長いコースですねえ。
【コース】佐目子谷橋7:01---8:12ハチノス谷出合8:30---9:32青淵9:50---11:33クチクマ谷出合---12:08熊ノ戸平入口13:22---
13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
宮指路さんのレポで前振りがありましたが、えらい遅いご帰還。びっくりです。
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車ス
ペースに車を止める。今
トンネルができて通りやすくはなりましたが、この辺りはなんだかずっと工事していますね。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
過去の経験から十分な勝算ありという感じですねえ。
先が長いのでなるべく水を避けて歩く。今日は久し振りにヘルメットもスパッツも無しだ。水温は低そうなのでネオプレーンのソックス
だけは履いている。
ここはそんなに何もない沢ですか。私でも行けそうですね。
崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
写真の滝はきれいですね。うーん。見たくなりました。
沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
地図に道はないのですが、ここはやはり佐目峠に向かう道が合った訳ですね。古道を辿るのは面白そう。
ほとんど高度を上げる感のなかった谷もようやく傾斜が出だした。少しは沢登りの気分も出るというものだ。
右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
このクチクマ谷がどこかと思い西尾本をめくってみたのですが見つけられませんでした。佐目峠に向かわず銚子に向かっている
谷の一つですね
そこには想像もしなかった風景が待っていた。正確に言えば人の記録で情報を仕入れて
いたので、想像もしなかったというのはウソかもしれない。しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
ここはいいですねえ。mayonekoさんのレポにあって訪れて以来、イブネに行ったら必ず寄ってます。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りるなんて考えもしなかったのである。
今でも上から見たら単なる藪にしか見えず知らなかったら降りようとは思いません。背丈を越す藪があったときにここを訪れた
緑水さんのレスがありましたが、すごくうらやましい。苦労した人だけが見られる風景ですね。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めな
いが、いいところであることには変わりがない。
稜線からいくらも下がっていないのにこれだけの水が流れていることが不思議。水があって癒されるところです。
大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキ
ングのないさわやかな踏み跡に変わった。
銚子ヶ口の延長線上に黒尾山があると思ってました。ちょっと違いました。
気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
黒尾山は未踏です。行ってみたいけど遠いですねえ。
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下
りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下
っていたのだ。
標識はどこかで見落としたのか、それともなくなってしまっただけなんでしょうか
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで
沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
目的地に殆ど到達していながら前にいけない。こんなこともあるんだ。普通の人なら大声で助けを求めたでしょう。でもあえて困難な
ルートを自己責任で歩いているのでそんなことはやっぱできませんね。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り着いた。これで帰れる。
350m良くぞのぼりましたねえ
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
普通の人には無理なのでは
闇下の下山はある程度折込済みでしょうがお疲れ様でした。
行ってみたいけどちょっと躊躇します。
kasaya
長いコースですねえ。
【コース】佐目子谷橋7:01---8:12ハチノス谷出合8:30---9:32青淵9:50---11:33クチクマ谷出合---12:08熊ノ戸平入口13:22---
13:29銚子---15:00銚子ヶ口西端---16:39黒尾山---17:15 P616m---18:00ダム湖畔---19:14 P616m---20:05萱尾
---20:17駐車地
宮指路さんのレポで前振りがありましたが、えらい遅いご帰還。びっくりです。
佐目子谷橋の付近ではなにやら大掛かりな工事が行われていた。時間が早いのでまだ人影はない。わずかに残された駐車ス
ペースに車を止める。今
トンネルができて通りやすくはなりましたが、この辺りはなんだかずっと工事していますね。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
過去の経験から十分な勝算ありという感じですねえ。
先が長いのでなるべく水を避けて歩く。今日は久し振りにヘルメットもスパッツも無しだ。水温は低そうなのでネオプレーンのソックス
だけは履いている。
ここはそんなに何もない沢ですか。私でも行けそうですね。
崩落した岩塊を過ぎると左からハチノス谷が合流する。この入口の狭い谷の少し奥に姫ヶ滝がある。ザックを降ろして滝見物に向
かった。50mばかり進んだところで急激に左折した谷の頭上遥かから姫ヶ滝は落ちていた。繊細にして優美。鈴鹿でもトップクラス
の美しい滝だろう。
写真の滝はきれいですね。うーん。見たくなりました。
沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
地図に道はないのですが、ここはやはり佐目峠に向かう道が合った訳ですね。古道を辿るのは面白そう。
ほとんど高度を上げる感のなかった谷もようやく傾斜が出だした。少しは沢登りの気分も出るというものだ。
右から左から次々と支谷が流れ込む。そして目的の熊ノ戸平へ向かうクチクマ谷が右岸から合流した。
このクチクマ谷がどこかと思い西尾本をめくってみたのですが見つけられませんでした。佐目峠に向かわず銚子に向かっている
谷の一つですね
そこには想像もしなかった風景が待っていた。正確に言えば人の記録で情報を仕入れて
いたので、想像もしなかったというのはウソかもしれない。しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
何度も訪れているイブネ・クラシ・銚子のど真ん中にこんな桃源郷があるとはずっと知らなかった。
ここはいいですねえ。mayonekoさんのレポにあって訪れて以来、イブネに行ったら必ず寄ってます。
今でこそ自由に歩けるが、昔は背丈を遥かに越すササ薮の中、微かな踏み跡を追ってルートを外さないように必死でここへ下りるなんて考えもしなかったのである。
今でも上から見たら単なる藪にしか見えず知らなかったら降りようとは思いません。背丈を越す藪があったときにここを訪れた
緑水さんのレスがありましたが、すごくうらやましい。苦労した人だけが見られる風景ですね。
足元はまるで簡易舗装のようなナメ床が続き、さらさらと水が流れている。進むにつれ杉の木が増えて入口のような林相は望めな
いが、いいところであることには変わりがない。
稜線からいくらも下がっていないのにこれだけの水が流れていることが不思議。水があって癒されるところです。
大峠を過ぎて銚子ヶ口山頂への道と別れ、黒尾山への尾根に乗ると、これまでのテープ満載の道から一転して、ほとんどマーキ
ングのないさわやかな踏み跡に変わった。
銚子ヶ口の延長線上に黒尾山があると思ってました。ちょっと違いました。
気持ち良く到着した黒尾山は、下から見上げる雄姿とは違って、半分植林の魅力のない山頂だ。
黒尾山は未踏です。行ってみたいけど遠いですねえ。
次の鉄塔に着いた。ところが進行方向には次の鉄塔を示す標識がない。とにかくこのまま進めば大丈夫だろうと気に留めずに下
りて行くと、見えるはずのない国道とその脇の工事現場が目に飛び込んできた。いつの間にか佐目子谷橋の袂へ落ちる尾根を下
っていたのだ。
標識はどこかで見落としたのか、それともなくなってしまっただけなんでしょうか
左の急斜面を下りてダム湖畔に立つ。対岸が駐車地だ。水はなく、泥田のような地面が続いていた。少し近付いたが、くるぶしまで
沈むような泥で覆われている。既に完全に日は暮れた。巡視路があるはずの東側へは完全なガケで遮られて進みようがない。
目的地に殆ど到達していながら前にいけない。こんなこともあるんだ。普通の人なら大声で助けを求めたでしょう。でもあえて困難な
ルートを自己責任で歩いているのでそんなことはやっぱできませんね。
アドレナリンが出まくっているせいかさほど疲れは感じない。350mの標高差を登り切って、萱尾への尾根が分岐するP616mに辿り着いた。これで帰れる。
350m良くぞのぼりましたねえ
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
普通の人には無理なのでは
闇下の下山はある程度折込済みでしょうがお疲れ様でした。
行ってみたいけどちょっと躊躇します。
kasaya
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
TWさん、どうもです。
宮指路さんがカクレグラに行ったときに、佐目子谷をぐるっと周回なんて面白そうと地形図を眺めましたが、黒尾山からの下りは難しそうなので黒尾山をスタートにする方がいいかなと、登れそうなルートを見ててこの橋の袂からP616に上がればよさそうと思っておりました。
ロングコースの最後に谷下りというのももうひとつでしょう。それに谷は遡る方が楽しいしね。
佐目子谷を少し入ったところから巡視路があります。
綺麗なたきですね、滝下にもいけるのでしょうか?
もちろん、滝壺まで行けますよ。
ここはzippさんがイブネオフの時に登ったルートかな?、かなり苦労してたのかなと思いましたが、長靴程度でも浸水せずに辿ることができますか?
増水さえしていなければ長靴で十分歩けます。ただ長い!!
[attachment=1]#1030077_1_1.JPG[/attachment]
急激な変化でしたね、何着て行ったらいいのか迷います。
重ね着で小まめに脱いだり着たりすればいいでしょう。
エ~山日和さんここ初めてでしたか?その事の方が驚きですが この辺りも過去は笹原だったのですか?
周りはよく歩いてましたけど、真ん中は初めてでした。(^_^;)
御池もそうですが、昔は踏み跡を外さないよう必死で歩くようなササ原でしたよ。
良い所ですね、オフ会の候補場所になりましたか?
ちょっと定員が少ないですわ。
やだまだ余裕ですね、かなり遅い目の時間だと思いますけど。
時間の読みからすればまあまあという感じでした。その時は。(^^ゞ
[attachment=0]パノラマ2_2_1.JPG[/attachment]
> そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
結構厳しい所がありそうですね。
TWさんなら問題にならないでしょう。
ヤブコギのサガみたいなもんでしょうか?、綺麗な周回をめざしてました?
まさにその通り!! スタート地点にズドンと下りてくるのが理想です。(*^^)v
順視路が有ると安心ですよね。
そうだったんですが・・・
ありゃりゃ、やっちゃいましたね。この尾根上がれないのですか?上がれないから巡視路は手前の鉄塔から下って来る行き止まりルートになってるのかな?
それとも工事でつぶされたのでしょうか、もしかして崩落?。湖面まで降りても道にあがれないんだ
いやいや、ただ見落としてしまっただけです。あと1時間早ければ正規のルートを見つけて下りられたと思います。
勇気ある決断というか、この場合それしかないかな明るいうちならなんとかなるかもしれないけど。
暗くなってしまうと道を探してジタバタするより確実ですからね。
こうなると焦りますよね、闇下歩き豊富な山日和さんだからそんなことないか 日ごろから夜の山も歩いておくのもいいですね。
焦りはなかったですけど、目と鼻の先に車があるのにというガックリ感は満載でしたね。(^^ゞ
ヘッデンで歩くことに抵抗ないのは強みだと思いますが。慣れてないとそれだけでビビってしまいますからね。
遭難者かと思ったことでしょう 通報されずによかった~
実は湖畔まで下りた時にちょいとヤバそうな状況があったんですが・・・
山日和
宮指路さんがカクレグラに行ったときに、佐目子谷をぐるっと周回なんて面白そうと地形図を眺めましたが、黒尾山からの下りは難しそうなので黒尾山をスタートにする方がいいかなと、登れそうなルートを見ててこの橋の袂からP616に上がればよさそうと思っておりました。
ロングコースの最後に谷下りというのももうひとつでしょう。それに谷は遡る方が楽しいしね。
佐目子谷を少し入ったところから巡視路があります。
綺麗なたきですね、滝下にもいけるのでしょうか?
もちろん、滝壺まで行けますよ。
ここはzippさんがイブネオフの時に登ったルートかな?、かなり苦労してたのかなと思いましたが、長靴程度でも浸水せずに辿ることができますか?
増水さえしていなければ長靴で十分歩けます。ただ長い!!
[attachment=1]#1030077_1_1.JPG[/attachment]
急激な変化でしたね、何着て行ったらいいのか迷います。
重ね着で小まめに脱いだり着たりすればいいでしょう。
エ~山日和さんここ初めてでしたか?その事の方が驚きですが この辺りも過去は笹原だったのですか?
周りはよく歩いてましたけど、真ん中は初めてでした。(^_^;)
御池もそうですが、昔は踏み跡を外さないよう必死で歩くようなササ原でしたよ。
良い所ですね、オフ会の候補場所になりましたか?
ちょっと定員が少ないですわ。
やだまだ余裕ですね、かなり遅い目の時間だと思いますけど。
時間の読みからすればまあまあという感じでした。その時は。(^^ゞ
[attachment=0]パノラマ2_2_1.JPG[/attachment]
> そう言えば鈴鹿屈指のバリ尾根だと思ったような気もする。
結構厳しい所がありそうですね。
TWさんなら問題にならないでしょう。
ヤブコギのサガみたいなもんでしょうか?、綺麗な周回をめざしてました?
まさにその通り!! スタート地点にズドンと下りてくるのが理想です。(*^^)v
順視路が有ると安心ですよね。
そうだったんですが・・・
ありゃりゃ、やっちゃいましたね。この尾根上がれないのですか?上がれないから巡視路は手前の鉄塔から下って来る行き止まりルートになってるのかな?
それとも工事でつぶされたのでしょうか、もしかして崩落?。湖面まで降りても道にあがれないんだ
いやいや、ただ見落としてしまっただけです。あと1時間早ければ正規のルートを見つけて下りられたと思います。
勇気ある決断というか、この場合それしかないかな明るいうちならなんとかなるかもしれないけど。
暗くなってしまうと道を探してジタバタするより確実ですからね。
こうなると焦りますよね、闇下歩き豊富な山日和さんだからそんなことないか 日ごろから夜の山も歩いておくのもいいですね。
焦りはなかったですけど、目と鼻の先に車があるのにというガックリ感は満載でしたね。(^^ゞ
ヘッデンで歩くことに抵抗ないのは強みだと思いますが。慣れてないとそれだけでビビってしまいますからね。
遭難者かと思ったことでしょう 通報されずによかった~
実は湖畔まで下りた時にちょいとヤバそうな状況があったんですが・・・
山日和
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
SHIGEKIさん、どうもです。
ん~ 銚子からそのまま右岸を・・行きましたか。
で、黒尾山 。 長そうでんなぁ。
前回は左岸を行きましたからね。こっちも長かったですわ。当然闇下。
そうそう ここ いつか マヨさんが書いてましたね ずっと 狙ってましたが、まだでした。
源流の桃源郷。
そうなんです。あれから皆さん行ってるみたいですね。出遅れました。(^^ゞ
[attachment=0]#1030184_1_1.JPG[/attachment]
この辺が山さんさすがの長さを気にしない イヤ 敢えて 挑んでいる?!ルート取りですね。
イブネ経由、藤切り谷か、銚子から尾根降ってサメコ 登ってタイジョウ でしょうかね。
車2台か、さもなくばチャリを用意すればルートは短くできますが、それじゃ面白くないでしょう。
M氏 鈴鹿を歩かれていました 何でもない 巻き道で滑落されたそうです。
山人さんHPで読みましたが、こんなところでと思うような場所だったみたいですね。
ですね 姫 ですから。
そうですよね。姥ヶ滝ならどうなんでしょ。
よろしなぁ。
鈴鹿 回帰の炎がメラメラと燃えてきたで~。
Shigeki's Suzuka&Starですもんね。(^^♪
最後は、温泉前のエエ運動しはりましたね。
お湯が全身に沁みわたりましたわ。(^^)
山日和
ん~ 銚子からそのまま右岸を・・行きましたか。
で、黒尾山 。 長そうでんなぁ。
前回は左岸を行きましたからね。こっちも長かったですわ。当然闇下。
そうそう ここ いつか マヨさんが書いてましたね ずっと 狙ってましたが、まだでした。
源流の桃源郷。
そうなんです。あれから皆さん行ってるみたいですね。出遅れました。(^^ゞ
[attachment=0]#1030184_1_1.JPG[/attachment]
この辺が山さんさすがの長さを気にしない イヤ 敢えて 挑んでいる?!ルート取りですね。
イブネ経由、藤切り谷か、銚子から尾根降ってサメコ 登ってタイジョウ でしょうかね。
車2台か、さもなくばチャリを用意すればルートは短くできますが、それじゃ面白くないでしょう。
M氏 鈴鹿を歩かれていました 何でもない 巻き道で滑落されたそうです。
山人さんHPで読みましたが、こんなところでと思うような場所だったみたいですね。
ですね 姫 ですから。
そうですよね。姥ヶ滝ならどうなんでしょ。
よろしなぁ。
鈴鹿 回帰の炎がメラメラと燃えてきたで~。
Shigeki's Suzuka&Starですもんね。(^^♪
最後は、温泉前のエエ運動しはりましたね。
お湯が全身に沁みわたりましたわ。(^^)
山日和
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
緑水さん、どうもです。
シッカリと読みました、印象は完全復調ですね、一時期どこが痛いの痺れるのって言ってたのはナンだったんやろナア。
夏も終わって体調もよくなったようです。やっぱり涼しい方がエエですね。
長いコース日も短いモミジは未だなのに、ナニが突き動かしたのかなと思いました。
単に貧乏性なだけですよ。(^^)
佐目子谷は長いモンナア、要領よく歩かないと時間オーバーになります。
口熊谷は覗いただけでコレは登ってない、上から降りようとしたときは滝が険しくてやめた思いがあるよ。
そうなんですよね。もっとのんびり歩きたい気もしますが、そうはさせてくれません。泊まりならね。
クチクマ谷は小滝はありますが、下降も問題ない谷です。
[attachment=1]#1030163_1.JPG[/attachment]
コレ最近降りた尾根、レポ読みましたか。好いコースでしたね萱尾の上流側にスコって下りれたよ。
不動谷の下りで一部歩きましたが、こちらは明瞭な道のようですね。
名瀑ですね、女滝の最たるモンです。男滝はというと矢原大滝かな、登ってくださいな。
ホントに美しい滝です。矢原大滝を登るなんて自殺行為ですよ。(^_^;)
コレだこれだ、ふじきり谷の北谷から乗り越して口熊谷を登ればイ.ク.チョに最短とトライしてようやらナンだんだ。
そのコースなら楽勝でしょう。いいコースだと思います。
山日和さんの原野商法キャッチコピーは定評があるからなあ、この熊の戸高原に別荘をですよね。
原野商法って、人を詐欺師みたいに・・・・(^_^;)
緑ちゃんはね十代の頃原風景を見てるんですよ。忘れられませんよ
銚子ケ口から渡ってきてね、この緩やかな扇の様な広がりは足首ほどの短い笹原、潅木は何もない緑一色でしたね。
獣道が幾何学的な模様をつけていました、足元からキジが飛び立ちそこには玉子が有りましたよ。
その後一気に槍襖の様なササヤブに変身ダモンネ。
この何10年だけでもこんなに変化してるんですから、地球の営みからすれば一瞬のことなんでしょうね。
たまたまその時代に居合わせた人間だけが一喜一憂しているだけかも。
イ.ク.チョ・・・好い響きでしょ、どこえイクチョなんてね
中ほどに杉三本ある窯跡が有りますよね、今は雑木の林に変わってるけど、ここまでかな源流は。
緑水さんの造語でしたね。(^^ゞ 最源流へ近付くほど平凡になります。
気温もあるんだけど快調ですね、なにがそうさすのかなあ、人の身体って気が支配してるんだろうね。ナにか好いこと有ったんでしょ
なんにもないですよ。(^^) 最近めっきり暑さに弱くなったので、涼しくなると快調です。
この尾根もユズリヲから公開で歩いた道、尾根分れのところでリングワンデリングしたよな。
緑水さんが書いたSハイの文章持ってますよ。(*^_^*)
[attachment=0]#1030250_1.JPG[/attachment]
空が高くて空中回廊の様でした。
痩せ尾根は崩壊が進んだのか、オバチャマたち何人も連れてたけどスムーズに通過できたけど、今は地獄の渡りですか。
もう15年ほど前ですね。私も13年前だったけど、それほどだった記憶がないので今はかなり悪くなってるのかもしれませんね。
それよりあの時は沢嫌いの人もいるのに須谷川下りたんですね。(^_^;)
山日和さんは道路歩きを嫌がったおかげでお釣払いましたね
道路際はガケッチョに気をつけるですね。
と言うより真っすぐ下りたかっただけで・・・
あの辺はガケ続きなのはわかってましたが、ひょっとしたら弱点があるかもと甘い期待を抱いてしまいました。
暗いと気も焦るですね百戦錬磨の山日和さんだからの技ですね。こうなりゃ腹くくって美獏はよぎりませんでしたか。
姫ヶ滝みたいな美瀑は好きですが、ビバークはねえ。戻れる自信がなければビバークするしかないですが、時間的にも距離的にも十分だと
思ってましたからね。
参考までに、佐目子谷水道設備から左岸に巡視路が上がってた。岩野山行で辿った思いが有ります。
どちらにしても険しい道ですね。
そうなんです。これを下りる予定だったんですよ。暗くなってからでは下り出しのポイントを見つけるのは至難の業ですね。
山日和
シッカリと読みました、印象は完全復調ですね、一時期どこが痛いの痺れるのって言ってたのはナンだったんやろナア。
夏も終わって体調もよくなったようです。やっぱり涼しい方がエエですね。
長いコース日も短いモミジは未だなのに、ナニが突き動かしたのかなと思いました。
単に貧乏性なだけですよ。(^^)
佐目子谷は長いモンナア、要領よく歩かないと時間オーバーになります。
口熊谷は覗いただけでコレは登ってない、上から降りようとしたときは滝が険しくてやめた思いがあるよ。
そうなんですよね。もっとのんびり歩きたい気もしますが、そうはさせてくれません。泊まりならね。
クチクマ谷は小滝はありますが、下降も問題ない谷です。
[attachment=1]#1030163_1.JPG[/attachment]
コレ最近降りた尾根、レポ読みましたか。好いコースでしたね萱尾の上流側にスコって下りれたよ。
不動谷の下りで一部歩きましたが、こちらは明瞭な道のようですね。
名瀑ですね、女滝の最たるモンです。男滝はというと矢原大滝かな、登ってくださいな。
ホントに美しい滝です。矢原大滝を登るなんて自殺行為ですよ。(^_^;)
コレだこれだ、ふじきり谷の北谷から乗り越して口熊谷を登ればイ.ク.チョに最短とトライしてようやらナンだんだ。
そのコースなら楽勝でしょう。いいコースだと思います。
山日和さんの原野商法キャッチコピーは定評があるからなあ、この熊の戸高原に別荘をですよね。
原野商法って、人を詐欺師みたいに・・・・(^_^;)
緑ちゃんはね十代の頃原風景を見てるんですよ。忘れられませんよ
銚子ケ口から渡ってきてね、この緩やかな扇の様な広がりは足首ほどの短い笹原、潅木は何もない緑一色でしたね。
獣道が幾何学的な模様をつけていました、足元からキジが飛び立ちそこには玉子が有りましたよ。
その後一気に槍襖の様なササヤブに変身ダモンネ。
この何10年だけでもこんなに変化してるんですから、地球の営みからすれば一瞬のことなんでしょうね。
たまたまその時代に居合わせた人間だけが一喜一憂しているだけかも。
イ.ク.チョ・・・好い響きでしょ、どこえイクチョなんてね
中ほどに杉三本ある窯跡が有りますよね、今は雑木の林に変わってるけど、ここまでかな源流は。
緑水さんの造語でしたね。(^^ゞ 最源流へ近付くほど平凡になります。
気温もあるんだけど快調ですね、なにがそうさすのかなあ、人の身体って気が支配してるんだろうね。ナにか好いこと有ったんでしょ
なんにもないですよ。(^^) 最近めっきり暑さに弱くなったので、涼しくなると快調です。
この尾根もユズリヲから公開で歩いた道、尾根分れのところでリングワンデリングしたよな。
緑水さんが書いたSハイの文章持ってますよ。(*^_^*)
[attachment=0]#1030250_1.JPG[/attachment]
空が高くて空中回廊の様でした。
痩せ尾根は崩壊が進んだのか、オバチャマたち何人も連れてたけどスムーズに通過できたけど、今は地獄の渡りですか。
もう15年ほど前ですね。私も13年前だったけど、それほどだった記憶がないので今はかなり悪くなってるのかもしれませんね。
それよりあの時は沢嫌いの人もいるのに須谷川下りたんですね。(^_^;)
山日和さんは道路歩きを嫌がったおかげでお釣払いましたね
道路際はガケッチョに気をつけるですね。
と言うより真っすぐ下りたかっただけで・・・
あの辺はガケ続きなのはわかってましたが、ひょっとしたら弱点があるかもと甘い期待を抱いてしまいました。
暗いと気も焦るですね百戦錬磨の山日和さんだからの技ですね。こうなりゃ腹くくって美獏はよぎりませんでしたか。
姫ヶ滝みたいな美瀑は好きですが、ビバークはねえ。戻れる自信がなければビバークするしかないですが、時間的にも距離的にも十分だと
思ってましたからね。
参考までに、佐目子谷水道設備から左岸に巡視路が上がってた。岩野山行で辿った思いが有ります。
どちらにしても険しい道ですね。
そうなんです。これを下りる予定だったんですよ。暗くなってからでは下り出しのポイントを見つけるのは至難の業ですね。
山日和
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
洞吹さん、どうもです。
まいど。
やってますね、闇下大王。
好きでやってるわけじゃないんですが・・・
あそこは工事現場になっているみたいだったけど、クルマ、ちゃんと置けましたか。
現場の奥に2台分のスペースがありました。あと1台は宮指路さんだったようで。(^^ゞ
そうでしたね。よく覚えていますよ。
あのときは、佐目子谷の寒い河原の岩陰で昼メシ食べました。
面白いコース取りでしたね。帰りはアゲンギョから北谷でしたか。
[attachment=1]#1030130_1.JPG[/attachment]
銚子の南西尾根が水流に近接するあたりの、平になったところですね。
その通りです。
銚子から真下に降りたときに渡る舗装の溝みたいなナメを、源流のほうへ行ったんですね。
その通りです。
[attachment=0]#1030182_1.JPG[/attachment]
むむ、何が起こるのか。
ジャジャーン!! 乞うご期待!!
巡視路としては行き止まりだったのですか。
ここでちょっと勘違いしてしまいました。進むべき方向は別にあったんですが・・・
うわあ、えらいこっちゃ。
えらいこってす。まさに檻の中。
これはたいへん、袋のねずみだあ。
ネズミの気持ちがわかりました。
1時間以上もの登り返しだ。
でも、これしかないとなったら、疲れているひまもありませんね。
ただひたすら足を動かすだけ(手も動員してますが)の単純作業です。真っ暗な中、神経が研ぎ澄まされて行きました。
無事帰還ですね。
お疲れさま。
パチパチパチ。\(^o^)/
湖東温泉の無い現在、さてどこの温泉へ?
まさか高い永源寺じゃないでしょ。
その「まさか」ですわ。この日は値打ちありましたよ。「ゆらん」の会員になったので100円引きです。(*^^)v
山日和
まいど。
やってますね、闇下大王。
好きでやってるわけじゃないんですが・・・
あそこは工事現場になっているみたいだったけど、クルマ、ちゃんと置けましたか。
現場の奥に2台分のスペースがありました。あと1台は宮指路さんだったようで。(^^ゞ
そうでしたね。よく覚えていますよ。
あのときは、佐目子谷の寒い河原の岩陰で昼メシ食べました。
面白いコース取りでしたね。帰りはアゲンギョから北谷でしたか。
[attachment=1]#1030130_1.JPG[/attachment]
銚子の南西尾根が水流に近接するあたりの、平になったところですね。
その通りです。
銚子から真下に降りたときに渡る舗装の溝みたいなナメを、源流のほうへ行ったんですね。
その通りです。
[attachment=0]#1030182_1.JPG[/attachment]
むむ、何が起こるのか。
ジャジャーン!! 乞うご期待!!
巡視路としては行き止まりだったのですか。
ここでちょっと勘違いしてしまいました。進むべき方向は別にあったんですが・・・
うわあ、えらいこっちゃ。
えらいこってす。まさに檻の中。
これはたいへん、袋のねずみだあ。
ネズミの気持ちがわかりました。
1時間以上もの登り返しだ。
でも、これしかないとなったら、疲れているひまもありませんね。
ただひたすら足を動かすだけ(手も動員してますが)の単純作業です。真っ暗な中、神経が研ぎ澄まされて行きました。
無事帰還ですね。
お疲れさま。
パチパチパチ。\(^o^)/
湖東温泉の無い現在、さてどこの温泉へ?
まさか高い永源寺じゃないでしょ。
その「まさか」ですわ。この日は値打ちありましたよ。「ゆらん」の会員になったので100円引きです。(*^^)v
山日和
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
宮指路さん、どうもです。
熊ノ戸平は誰が名付けたのでしょうか?
昔からの名前ではないでしょうか。西尾本ではイブネの別称になっていますが。
私もそんなプランがあって、巡視路のことは考えていました。
この近辺では巡視路の使い方がポイントになりますね。
あ~あ、ここに行きたかったなぁ~
今度来るなら長靴ですね。
登山靴で歩くのは不自由でしょう。渓流シューズが一番だと思います。長靴もいいけど、ヒザ下までのルートに限定されます。
二人とも絶好調の頃、ですね。
ニフティバリ西の最盛期でした。(^^)
そうでしたか?
私もここはお気に入りの場所です。まるで日本庭園のような佇まいがありますね。
ここに茶室でもあれば最高です。
宮指路さんはそんな趣味をお持ちでしたか。
茶室はともかくいいところですね。
大きなブナは目に入りませんでしたか?
わかりませんでした。いつも大きいのを見慣れてるので、少々のブナでは大きいと感じないもんで。
ここは以前より憧れの場所でしたが朝明からだと遠いので、今年になって石榑峠が開通して、やっと行けることが出来ました。
朝明からだと、中峠からお金明神~上谷尻谷経由が最短ルートでしょうか。上がったり下がったり大変ですよね。
この日はお天気もよかったので私も尾根上に登りたかったです。
尾根上は結構風がありました。
[attachment=0]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
地形図を拡大してみると尾根上の等高線が入り組んでいるので楽ではないと思いました。
以前と比べてかなり浸食・崩壊が進んでいるようです。
そうなんですね。私もこのコースを考えていましたが止めた方がよさそうですね。
黒尾山そのものは登って面白い山ではないですね。
夕暮れも近づいていますし、私なら多分、安全な道を選びます。
選べないのが悲しいところ。(^_^;)
標識があれば一安心ですね
これは心強い味方です。
巡視路を外してしまいましたか?
外しちゃいましたねえ。ここの巡視路ははっきりした道になってないところが多いです。明るければ探せたと思いますが。
まさか工事の人に助けを呼ぶわけには行きませんよね
そりゃ遭難者じゃないですか。(@_@;)
そのまま進んで泥の蟻地獄にハマってしまったらそれこそ新聞沙汰になったかもしれません
そうそう。それだけはご勘弁です。
普通の人ならここでビバークですね。
でもヤブコギの面子に掛けてそれは出来ませんね
メンツと言うより、ビバークはこれ以上動けば危険という時の判断ですね。
動いて安全に戻れる確信があれば、ビバークなんかしない方がいいに決まってます。
私もここを歩くのは歩道もないので危ないなと思いました。
町中じゃないから歩道は普通ないでしょう。
この間の南駒ケ岳で遅くなった時に、もう地元の温泉は諦めて春日井の温泉に入りました。
フォレスパ木曽なら間に合ったんでは?
山日和
熊ノ戸平は誰が名付けたのでしょうか?
昔からの名前ではないでしょうか。西尾本ではイブネの別称になっていますが。
私もそんなプランがあって、巡視路のことは考えていました。
この近辺では巡視路の使い方がポイントになりますね。
あ~あ、ここに行きたかったなぁ~
今度来るなら長靴ですね。
登山靴で歩くのは不自由でしょう。渓流シューズが一番だと思います。長靴もいいけど、ヒザ下までのルートに限定されます。
二人とも絶好調の頃、ですね。
ニフティバリ西の最盛期でした。(^^)
そうでしたか?
私もここはお気に入りの場所です。まるで日本庭園のような佇まいがありますね。
ここに茶室でもあれば最高です。
宮指路さんはそんな趣味をお持ちでしたか。
茶室はともかくいいところですね。
大きなブナは目に入りませんでしたか?
わかりませんでした。いつも大きいのを見慣れてるので、少々のブナでは大きいと感じないもんで。
ここは以前より憧れの場所でしたが朝明からだと遠いので、今年になって石榑峠が開通して、やっと行けることが出来ました。
朝明からだと、中峠からお金明神~上谷尻谷経由が最短ルートでしょうか。上がったり下がったり大変ですよね。
この日はお天気もよかったので私も尾根上に登りたかったです。
尾根上は結構風がありました。
[attachment=0]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
地形図を拡大してみると尾根上の等高線が入り組んでいるので楽ではないと思いました。
以前と比べてかなり浸食・崩壊が進んでいるようです。
そうなんですね。私もこのコースを考えていましたが止めた方がよさそうですね。
黒尾山そのものは登って面白い山ではないですね。
夕暮れも近づいていますし、私なら多分、安全な道を選びます。
選べないのが悲しいところ。(^_^;)
標識があれば一安心ですね
これは心強い味方です。
巡視路を外してしまいましたか?
外しちゃいましたねえ。ここの巡視路ははっきりした道になってないところが多いです。明るければ探せたと思いますが。
まさか工事の人に助けを呼ぶわけには行きませんよね
そりゃ遭難者じゃないですか。(@_@;)
そのまま進んで泥の蟻地獄にハマってしまったらそれこそ新聞沙汰になったかもしれません
そうそう。それだけはご勘弁です。
普通の人ならここでビバークですね。
でもヤブコギの面子に掛けてそれは出来ませんね
メンツと言うより、ビバークはこれ以上動けば危険という時の判断ですね。
動いて安全に戻れる確信があれば、ビバークなんかしない方がいいに決まってます。
私もここを歩くのは歩道もないので危ないなと思いました。
町中じゃないから歩道は普通ないでしょう。
この間の南駒ケ岳で遅くなった時に、もう地元の温泉は諦めて春日井の温泉に入りました。
フォレスパ木曽なら間に合ったんでは?
山日和
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
Kasayaさん、どうもです。昨夜レス書いたのですが、突然ネットが繋がらくなって消えてしまいました。(*_*)
宮指路さんのレポで前振りがありましたが、えらい遅いご帰還。びっくりです。
ホントなら「18:00駐車地」のはずでしたが・・・
トンネルができて通りやすくはなりましたが、この辺りはなんだかずっと工事していますね。
地域経済の発展のためでしょうか。
過去の経験から十分な勝算ありという感じですねえ。
このあたりは巡視路の使い方が大きなポイントになりますね。
ここはそんなに何もない沢ですか。私でも行けそうですね。
危険なところはまったくない沢です。ただ長い~。
写真の滝はきれいですね。うーん。見たくなりました。
鈴鹿随一の美瀑です。ぜひご覧あれ。
地図に道はないのですが、ここはやはり佐目峠に向かう道が合った訳ですね。古道を辿るのは面白そう。
峠というのは人為的なものですから道はあったんでしょうね。
このクチクマ谷がどこかと思い西尾本をめくってみたのですが見つけられませんでした。佐目峠に向かわず銚子に向かっている
谷の一つですね
「イ・ク・チョ」トライアングルの真ん中から流れ出る谷ですね。
ここはいいですねえ。mayonekoさんのレポにあって訪れて以来、イブネに行ったら必ず寄ってます。
Kasayaさんも何度も行ってるんですか?出遅れたなあ。
今でも上から見たら単なる藪にしか見えず知らなかったら降りようとは思いません。背丈を越す藪があったときにここを訪れた
緑水さんのレスがありましたが、すごくうらやましい。苦労した人だけが見られる風景ですね。
ここへ下から到達したかったんですよね。谷を詰めて「あそこを越えれば到着か」というドキドキ感を味いたかったんです。
その意味では十分目的を達成できました。
[attachment=0]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
稜線からいくらも下がっていないのにこれだけの水が流れていることが不思議。水があって癒されるところです。
イブネでテン泊する時でも水を担ぎ上げなくて済みますね。
銚子ヶ口の延長線上に黒尾山があると思ってました。ちょっと違いました。
言わば北西尾根ですね。
黒尾山は未踏です。行ってみたいけど遠いですねえ。
ここだけを目的に登ってもあまり面白くないと思います。三角点マニアなら別ですが。コースの途中に組み込むのがいいんじゃないでしょうか。
標識はどこかで見落としたのか、それともなくなってしまっただけなんでしょうか
わかりにくかったですね。最後の方は薄暗かったので見落としたかもしれません。
ただ標識に書いてある「L170」とか「R169」とかいう表示の位置関係を把握してないとダメですね。
目的地に殆ど到達していながら前にいけない。こんなこともあるんだ。普通の人なら大声で助けを求めたでしょう。でもあえて困難なルートを自己責任で歩いているのでそんなことはやっぱできませんね。
遭難者じゃないんだから助けを求めるわけにはいかんでしょう。
350m良くぞのぼりましたねえ
暗闇で登りだけに神経を集中してたら意外に疲れなかったですね。
普通の人には無理なのでは
闇下の下山はある程度折込済みでしょうがお疲れ様でした。
行ってみたいけどちょっと躊躇します。
もう少し日の長い時期なら余裕があっていいですね。暑いけど。前後2時間半ぐらい余分に使えれば大きいです。
山日和
宮指路さんのレポで前振りがありましたが、えらい遅いご帰還。びっくりです。
ホントなら「18:00駐車地」のはずでしたが・・・
トンネルができて通りやすくはなりましたが、この辺りはなんだかずっと工事していますね。
地域経済の発展のためでしょうか。
過去の経験から十分な勝算ありという感じですねえ。
このあたりは巡視路の使い方が大きなポイントになりますね。
ここはそんなに何もない沢ですか。私でも行けそうですね。
危険なところはまったくない沢です。ただ長い~。
写真の滝はきれいですね。うーん。見たくなりました。
鈴鹿随一の美瀑です。ぜひご覧あれ。
地図に道はないのですが、ここはやはり佐目峠に向かう道が合った訳ですね。古道を辿るのは面白そう。
峠というのは人為的なものですから道はあったんでしょうね。
このクチクマ谷がどこかと思い西尾本をめくってみたのですが見つけられませんでした。佐目峠に向かわず銚子に向かっている
谷の一つですね
「イ・ク・チョ」トライアングルの真ん中から流れ出る谷ですね。
ここはいいですねえ。mayonekoさんのレポにあって訪れて以来、イブネに行ったら必ず寄ってます。
Kasayaさんも何度も行ってるんですか?出遅れたなあ。
今でも上から見たら単なる藪にしか見えず知らなかったら降りようとは思いません。背丈を越す藪があったときにここを訪れた
緑水さんのレスがありましたが、すごくうらやましい。苦労した人だけが見られる風景ですね。
ここへ下から到達したかったんですよね。谷を詰めて「あそこを越えれば到着か」というドキドキ感を味いたかったんです。
その意味では十分目的を達成できました。
[attachment=0]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
稜線からいくらも下がっていないのにこれだけの水が流れていることが不思議。水があって癒されるところです。
イブネでテン泊する時でも水を担ぎ上げなくて済みますね。
銚子ヶ口の延長線上に黒尾山があると思ってました。ちょっと違いました。
言わば北西尾根ですね。
黒尾山は未踏です。行ってみたいけど遠いですねえ。
ここだけを目的に登ってもあまり面白くないと思います。三角点マニアなら別ですが。コースの途中に組み込むのがいいんじゃないでしょうか。
標識はどこかで見落としたのか、それともなくなってしまっただけなんでしょうか
わかりにくかったですね。最後の方は薄暗かったので見落としたかもしれません。
ただ標識に書いてある「L170」とか「R169」とかいう表示の位置関係を把握してないとダメですね。
目的地に殆ど到達していながら前にいけない。こんなこともあるんだ。普通の人なら大声で助けを求めたでしょう。でもあえて困難なルートを自己責任で歩いているのでそんなことはやっぱできませんね。
遭難者じゃないんだから助けを求めるわけにはいかんでしょう。
350m良くぞのぼりましたねえ
暗闇で登りだけに神経を集中してたら意外に疲れなかったですね。
普通の人には無理なのでは
闇下の下山はある程度折込済みでしょうがお疲れ様でした。
行ってみたいけどちょっと躊躇します。
もう少し日の長い時期なら余裕があっていいですね。暑いけど。前後2時間半ぐらい余分に使えれば大きいです。
山日和
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
週回遅れでこんばんは、山日和さん。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
あれは、2年前の初夏でしったっけ?イブネでオフ会があったのは。
あの時のわたしのプランは、佐目子谷熊ノ戸平ーイブネ、復路の第一候補は拝坂道でした。
ただし、復路はオフ会であった鈴鹿の重鎮たちに聞いてからの判断で、黒尾山経由も考えていた(はずだったと思う)。
そしてもう一つ、銚子ヶ口経由のオフ参加者が必ずいるはず!だと思ってもいたなぁ。実際は誰一人いなかったんだけど…。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
読みだけですかい?ネットで確認を怠りますたか?
巡視路ルート以外も、その手前でなんとか降りれそうな尾根がありそうですよね。
本流に戻って遡行を続ける。この谷の特徴は「平凡」と「長い」のふた言で言い表すことができる。谷筋は時折小さな落差やナメが
見られるものの、感心するぐらい何ごとも起こらない。沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
沢遡り!するには、まぁ長閑な谷ですね。けど人臭さや自然を感じながら歩く分にはなかなか面白い谷という印象。鈴鹿らしい谷というか。
珍しくゴルジュっぽい地形が現れた。通称青淵と呼ばれているところだ。5mほどの小滝が不似合いなほど大きく深い釜に落ち込
み、その水流は煮えたぎるように白く泡立っている。小ぶりながらも気持ちが引き締まる雰囲気の場所である。
画像を見ると、わたしが行ったときは土砂で随分埋まっていた淵が復活したようですね! クチクマ谷はさすがに傾斜が強く、本流よりは沢登りらしい。小滝をいくつかこなして行けば忽ち源流の装いとなった。
わたしは、時間切れで傾斜が強くなる前に渓からはなれ尾根に登り、イブネを目指したのでした…。
逸る心を抑えて岩塊を踏み越えて行くと、そこには想像もしなかった風景が待っていた。正確に言えば人の記録で情報を仕入れて
いたので、想像もしなかったというのはウソかもしれない。しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
そこまで云いますか…、あぁ、心残りの場所だよなぁ。
稜線からではなく、谷を詰めて再訪を誓おう!
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。
2年前のあの日、登山口をわざわざ通り過ごして、国道脇の尾根末端を事前に見に行きましたよ(^^)。
抜け出すのは到底無理だと判断しますた。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
しゃぁないわなぁ。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
わたしはそんなに闇シタ歩きはしておりませんが、てぇへんですよね、感覚を研ぎ澄まさないと。闇シタでヤブコギならビバーグですよね。
お疲れ様ですた。
青淵の復活は嬉しいニュースです(^^)。
今日は13年振りの佐目子谷。イブネ・クラシ・銚子のトライアングルの真ん中の熊ノ戸平(西尾本ではイブネを指すと書かれている)
から銚子ヶ口、黒尾山へ長駆縦走してここへ戻ってくるというプランだ。
あれは、2年前の初夏でしったっけ?イブネでオフ会があったのは。
あの時のわたしのプランは、佐目子谷熊ノ戸平ーイブネ、復路の第一候補は拝坂道でした。
ただし、復路はオフ会であった鈴鹿の重鎮たちに聞いてからの判断で、黒尾山経由も考えていた(はずだったと思う)。
そしてもう一つ、銚子ヶ口経由のオフ参加者が必ずいるはず!だと思ってもいたなぁ。実際は誰一人いなかったんだけど…。
最後の下山ルートがポイントだが、伊勢幹線の送電線が走っているので巡視路が必ずあるだろうという読みである。
読みだけですかい?ネットで確認を怠りますたか?
巡視路ルート以外も、その手前でなんとか降りれそうな尾根がありそうですよね。
本流に戻って遡行を続ける。この谷の特徴は「平凡」と「長い」のふた言で言い表すことができる。谷筋は時折小さな落差やナメが
見られるものの、感心するぐらい何ごとも起こらない。沢屋ならあくびが出てしまいそうな谷だが、佐目峠へ抜ける道として捉えれば
歩き甲斐のあるルートだと言える。
沢遡り!するには、まぁ長閑な谷ですね。けど人臭さや自然を感じながら歩く分にはなかなか面白い谷という印象。鈴鹿らしい谷というか。
珍しくゴルジュっぽい地形が現れた。通称青淵と呼ばれているところだ。5mほどの小滝が不似合いなほど大きく深い釜に落ち込
み、その水流は煮えたぎるように白く泡立っている。小ぶりながらも気持ちが引き締まる雰囲気の場所である。
画像を見ると、わたしが行ったときは土砂で随分埋まっていた淵が復活したようですね! クチクマ谷はさすがに傾斜が強く、本流よりは沢登りらしい。小滝をいくつかこなして行けば忽ち源流の装いとなった。
わたしは、時間切れで傾斜が強くなる前に渓からはなれ尾根に登り、イブネを目指したのでした…。
逸る心を抑えて岩塊を踏み越えて行くと、そこには想像もしなかった風景が待っていた。正確に言えば人の記録で情報を仕入れて
いたので、想像もしなかったというのはウソかもしれない。しかし実際に見た現実は想像を凌駕していたとは言えるだろう。
そこまで云いますか…、あぁ、心残りの場所だよなぁ。
稜線からではなく、谷を詰めて再訪を誓おう!
もう国道まで50mほどの標高差しかない。なんとかなるだろうと立ち木を頼りに急傾斜の尾根を辿ると目の前に現れたのは・・・・
絶望的なコンクリートのガケとネットフェンス。尾根の末端は橋の際のダム湖に落ち込んで下を窺うことすらできない。
2年前のあの日、登山口をわざわざ通り過ごして、国道脇の尾根末端を事前に見に行きましたよ(^^)。
抜け出すのは到底無理だと判断しますた。
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
しゃぁないわなぁ。
しかしこの尾根も完璧な道があるわけではない。ヘッドランプの限られた視界の中で正しいルートを辿るのはそう簡単ではない。
わたしはそんなに闇シタ歩きはしておりませんが、てぇへんですよね、感覚を研ぎ澄まさないと。闇シタでヤブコギならビバーグですよね。
お疲れ様ですた。
青淵の復活は嬉しいニュースです(^^)。
zipp
Re: 【鈴鹿】核心部は闇の中 佐目子谷から黒尾山周回
zippさん、どうもです。
あれは、2年前の初夏でしったっけ?イブネでオフ会があったのは。
そうそう、忘れもしないzippさんの大遅刻大会。(^^ゞ
そしてもう一つ、銚子ヶ口経由のオフ参加者が必ずいるはず!だと思ってもいたなぁ。実際は誰一人いなかったんだけど…。
zippさんぐらいでしょう。そんなこと考えるのは。確実に間に合うルート選びますよ、ふつう。(^_^;)
読みだけですかい?ネットで確認を怠りますたか?
巡視路ルート以外も、その手前でなんとか降りれそうな尾根がありそうですよね。
帰ってから見ましたわ。「あそこからあっちかい~」とガックリ。
沢遡り!するには、まぁ長閑な谷ですね。けど人臭さや自然を感じながら歩く分にはなかなか面白い谷という印象。鈴鹿らしい谷というか。
「沢登り!!」と意気込んで行く谷ではないですが、「沢旅」というには持って来いですね。
画像を見ると、わたしが行ったときは土砂で随分埋まっていた淵が復活したようですね!
おーっ、こんなに釜が小さくなってたのね。天狗滝も屏風淵も復活したみたいだし、自然の力って偉大ですなあ。
[attachment=1]_1030097_1.JPG[/attachment]
わたしは、時間切れで傾斜が強くなる前に渓からはなれ尾根に登り、イブネを目指したのでした…。
そこまで云いますか…、あぁ、心残りの場所だよなぁ。
稜線からではなく、谷を詰めて再訪を誓おう!
ぜひぜひです。上から下りたのでは味わえない感動がありますよ。
2年前のあの日、登山口をわざわざ通り過ごして、国道脇の尾根末端を事前に見に行きましたよ(^^)。
抜け出すのは到底無理だと判断しますた。
ちゃんと見とけばよかったなあ。ついでに林道を入ったところの取水施設みたいな場所の横にかかる橋も偵察しとけばよかったですわ。
たぶんここに下りてくるんだろうと思ってましたから。
[attachment=2]_1030029_1.JPG[/attachment]
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
しゃぁないわなぁ。
これはホンマにしゃあないです。(^_^;)
わたしはそんなに闇シタ歩きはしておりませんが、てぇへんですよね、感覚を研ぎ澄まさないと。闇シタでヤブコギならビバーグですよね。
里から近いので安心でした。人家があるってのは大きいです。ところで「闇下」は「ヤミゲ」ですよ。「暗闇の中の下山」(^^ゞ
お疲れ様ですた。
青淵の復活は嬉しいニュースです(^^)。
自然の力は偉大ですね~。(^^♪
山日和
あれは、2年前の初夏でしったっけ?イブネでオフ会があったのは。
そうそう、忘れもしないzippさんの大遅刻大会。(^^ゞ
そしてもう一つ、銚子ヶ口経由のオフ参加者が必ずいるはず!だと思ってもいたなぁ。実際は誰一人いなかったんだけど…。
zippさんぐらいでしょう。そんなこと考えるのは。確実に間に合うルート選びますよ、ふつう。(^_^;)
読みだけですかい?ネットで確認を怠りますたか?
巡視路ルート以外も、その手前でなんとか降りれそうな尾根がありそうですよね。
帰ってから見ましたわ。「あそこからあっちかい~」とガックリ。
沢遡り!するには、まぁ長閑な谷ですね。けど人臭さや自然を感じながら歩く分にはなかなか面白い谷という印象。鈴鹿らしい谷というか。
「沢登り!!」と意気込んで行く谷ではないですが、「沢旅」というには持って来いですね。
画像を見ると、わたしが行ったときは土砂で随分埋まっていた淵が復活したようですね!
おーっ、こんなに釜が小さくなってたのね。天狗滝も屏風淵も復活したみたいだし、自然の力って偉大ですなあ。
[attachment=1]_1030097_1.JPG[/attachment]
わたしは、時間切れで傾斜が強くなる前に渓からはなれ尾根に登り、イブネを目指したのでした…。
そこまで云いますか…、あぁ、心残りの場所だよなぁ。
稜線からではなく、谷を詰めて再訪を誓おう!
ぜひぜひです。上から下りたのでは味わえない感動がありますよ。
2年前のあの日、登山口をわざわざ通り過ごして、国道脇の尾根末端を事前に見に行きましたよ(^^)。
抜け出すのは到底無理だと判断しますた。
ちゃんと見とけばよかったなあ。ついでに林道を入ったところの取水施設みたいな場所の横にかかる橋も偵察しとけばよかったですわ。
たぶんここに下りてくるんだろうと思ってましたから。
[attachment=2]_1030029_1.JPG[/attachment]
腹をくくって登り返すことを決意した。ヘッドランプを付けて4つん這い状態で下りてきた急斜面を戻る。
しゃぁないわなぁ。
これはホンマにしゃあないです。(^_^;)
わたしはそんなに闇シタ歩きはしておりませんが、てぇへんですよね、感覚を研ぎ澄まさないと。闇シタでヤブコギならビバーグですよね。
里から近いので安心でした。人家があるってのは大きいです。ところで「闇下」は「ヤミゲ」ですよ。「暗闇の中の下山」(^^ゞ
お疲れ様ですた。
青淵の復活は嬉しいニュースです(^^)。
自然の力は偉大ですね~。(^^♪
山日和