【江美国境】横山岳〜神又峰〜三国岳〜安蔵山☆霧氷の煌めく江美国境稜線へ

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yamaneko0922
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登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
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【江美国境】横山岳〜神又峰〜三国岳〜安蔵山☆霧氷の煌めく江美国境稜線へ

投稿記事 by yamaneko0922 »

「いつか辿る日」は探し求めるものではないような気がします。ふっと、その時がやって来るような。〜sato〜

【 日 付 】2021年2月24日(水曜日)
【 山 域 】江美国境
【メンバー】山猫単独
【 天 候 】曇りのち晴れ
【 ルート 】菅並六所神社5:14〜7:15横山岳〜7:32横山岳東峰〜8:50JCTピーク〜10:59左千方〜11:16三国岳11:28〜11:46左千方〜12:48谷山〜13:39安蔵山〜14:30安蔵山登山口梯子〜15:00田戸〜15:48菅並

確かにその日は意外にも早くふっとやって来たような気がした。この日、北西から高気圧が張り出し、前日までの冬型の気圧配置が解消されるにも関わらず寒気が居残り、日中でも気温が上がらない予報となる。次週からの緊急事態宣言の解除により最後のテレワークの予定ではあったが、横山岳から江美国境に伸びる東尾根を訪れる格好の機会であるように思われ、急遽、有給を取得する。同時に頭の中に思い浮かんだルートは前回の逆周回ではなく、いつか辿りたいと思っていた江美国境を縦走するコース、以前おど+さんがスノーシューの新調記念に歩かれた長大な周回ルートだ。

未明に菅並に到着すると夜空には雲はなく、星が美しく瞬いているのを見て、朝からの好天を確信する。六所神社の駐車場に車を停めると、菅並集落の大ケヤキの裏手から横山岳の西尾根に取り付く。尾根の取付きには雪が少なく、多少の藪もあったが、微かな踏み跡を辿ると、間も無く林道との交差地点に出た。

ここからは明瞭な登山道があるのだが、なかなか雪がつながらない。昨年と同様、稜線の積雪が少ければ・・・という心配が脳裏をよぎる。次第に尾根は樹木の少ない好展望の尾根となる。早朝のblue hourの薄明の中から右手には墓谷山、背後の七々頭ヶ岳、妙理山のシルエットが綺麗に浮かび上がる。しかし、先ほどまで星が瞬いていた筈の空には重苦しく雲が広がっており、金糞岳の山頂部は完全に雲の中だ。

やがて尾根上には登る者を威圧するような巨大な雪庇が現れる。前回、訪れた時は膝の骨折後、始めての山行ではあったが、ラッセル巧者の友人の夫妻の先導により何とか通過することが出来たがこの日は雪庇はガチガチに固まっており、正面突破は到底無理だ。雪庇の右側から回り込みよじ登る。結果的には何とか通過出来たものの、安全を考えるならば左側の藪の斜面から登るべきであったと反省する。

西峰に至ると見事な霧氷の山毛欅の樹林が現れる。どうやら上空の雲がすぐ上まで降りてきたようだ。雲の下からはこれから辿る北東尾根がわずかに見えている。やがて稜線には猛烈な暴風が吹き始めたかと思うとあたり一面はみるみるうちに濃い霧に包まれる。風と共に吹き付ける氷の粒が頰に突き刺さる。慌てて手袋を二重にする。

北尾根から下山するという選択肢が一瞬、頭をよぎるがとりあえず目指す北東尾根の分岐となる東峰まで行ってみることにしよう。山頂から雪庇の張り出した尾根を東に向かう、強風は徐々に収まり、目の前で急速に雲が上がってゆく。

途端に両側に遮るもののない尾根からは右手には金糞岳、左手には江美国境尾根の好展望が広がり始めた。そして東峰にたどり着く頃になると雲の中から朝陽が差し込み始める。これから辿る予定の壮大な周回ルートの幕開けに相応しい感動的な光景だ。朝陽に輝く霧氷をカメラに撮るのに夢中になり、なかなか尾根に踏みだすことが出来ない。
横山岳東尾根へ.jpg

ついに北東尾根へと足を踏み入れる。最初は急下降ではあるが、雪が程よくしまっているお陰で足元の雪にスノーシューが沈みすぎることもなく快適に下降する。正面に眺めるモノトーンの雪稜に前回の山行時に眺めた夕暮れのラベンダー色を重ねてみる。その美しさに感動しながらも日没の時を過ぎても東峰までの稜線を絶望的な気持ちで仰ぎ見ていたのだった。振り返ると決して忘れ得ぬ尾根の姿がそこにあった。黄昏の青藍色に染まっていった尾根はこの日は朝陽を浴びて純白に輝いていた。
東尾根を振り返って.jpg

下降するにつれ霧氷はすぐにも消えてしまうが、雪が少ない西尾根と異なり、こちらの尾根は雪が相当に多いようだ。前回、あれほど通過に苦労した藪はすべからく雪が覆い尽くしてくれている。

やがて広い尾根が二重尾根になると、前回は膝上までのラッセルに苦しんだところではあるが、この日は雪も程よく締まっており、足元の雪はスノーシューの必要がないのではないかと思うほどにほとんど沈みこみが少ない。高度が下がっても一向に藪が現れる気配がない。

いつしか上空の雲は徐々に上がり、南の金糞岳の山頂から雲が取れる。左千方と上谷山の山頂部のみは雲に覆われていたが、ジャンクション・ピークが近づく頃になって、やがて雲の中から左千方が姿を現すと、思わず内心で歓喜の声をあげた。というのも遠目にもわかるほど見事な霧氷がついていたからだ。

ジャンクション・ピークとなるca1000mの手前でこの南尾根の下降点へと立ち寄る。ここは眼前に金糞岳の雄大な山容が広がる格好の展望地だ。金糞岳の眺望を前にしばし休憩する。ここまで1時間程で到着してしまったが、半ば期待はしていたものの、こんなに容易に尾根を通過してしまって良いのだろうかと思う。雪と藪のコンディションの違いを改めて痛感する。

ジャンクション・ピークの見覚えのある山毛欅の林は山日和導師の仰る通り、確かに素晴らしいところだ。前回も尾根から北へ続いていく壮麗な山毛欅の回廊を眺め、この先はどうなっているのだろうと好奇心が掻き立てられたことを思い出す。迷路のような叢林の中を樹々を見上げてはしばし徘徊したが、いよいよ左千方に向かって濃密な山毛欅の樹林の中へと足を踏み出す。

最初の小ピークの西側には樹木のない好展望地となっており、横山岳の眺望が大きく広がった。そのすぐ右手に見える妙理山も朝陽を浴びて白く輝いている。樹々の間隔の広々とした山毛欅の樹林の中を神又峰を目指して緩やかに登ってゆく。

神又峰の山頂が近づくと尾根筋一帯は伐採されたかのように山毛欅の樹がなく、帯状の雪原が広がっている。まるでゴルフ場のような印象だ。山頂にはkitayama-walkさんの手になる小さな山名標が掛けられていた。

神又峰からは正面に高丸を望みながら東側に大きく雪庇の張り出した尾根を北に辿る。当然ながら尾根からは東側の奥美濃の好展望が続く。すぐ次の小ピークca1010mには東の神又谷の左岸を長い尾根が登ってきているが、この尾根を少し下ると正面に蕎麦粒、トガスの好展望が広がった。

尾根を北上するとどころどころに山毛欅の疎林となり、随所に樹木のない小さな雪原が現れる。広々としたca1010mピークも山毛欅の大樹が疎らに生える好展望の雪原となっており、快適なところだ。

p1048を過ぎてca1130mへと登るとついに霧氷地帯へと入ってゆく。それまで曇り空が続いていたが、折しも雲からサーチライトのごとく陽光が差したかと思うと、一瞬、霧氷の樹々を白銀に輝かせる。
霧氷の江美国境稜線.jpg
上空では雲が勢いよく流れているために光の筋は高速で去ってゆく。次々と光が到来しては過ぎ去ってゆく感覚はまるで光の波に揺られつつ雪稜に漂っているかのような感覚に捕らわれる。
左千方への尾根を振り返って.jpg

あまりにも霧氷の景色が素晴らしいので、この左千方への登りはなかなか先へに進めない。上空の雲の流れは早いが、幸い、風はそれほどきつくない。左千方への最後の登りに差し掛かるとその真っ白な頂きの先にはようやく蒼穹が広がり始める。わずかに1kmほどの距離に30分以上の時間をかけて左千方の山頂へとたどり着いた。
左千方.jpg

まずは三国岳への霧氷の尾根を往復することにする。左手に上谷山、右手には高丸から三周ヶ岳、白銀に輝く霧氷の稜線を眺めながら大きく雪庇の発達した広々とした吊尾根を進む。これらの山々も山頂の周囲はやはり三国岳が近づくと霧氷の厚さは一層、スケールアップしているようだ。三国岳の山頂では行動食を頬張りながら、上空を足早に通り過ぎてゆく雲烟を仰いでは、雲の切れから溢れる光が霧氷を煌めくのを愉しむ。
三国岳.jpg

三国岳を折り返して、左千方に戻るといよいよ下山の途につく。左千方からは正面に安蔵山、大黒山を望みつつ右手には日本海、左手には彼方で金属的な煌めきを放つ琵琶湖を同時に望むことが出来るのが嬉しい。

しかし、いざ左千方からの下降に入ろうとすると、以前にも下降してはいるのだが、こんなに急だったかと思うほどの急斜面であり、まるでスキーのジャンプ台のようだ。問題は昼前だというのにも関わらず雪面がカリカリに氷化している。ここまでは雪が締まっていることが良かったのだが、さすがにこの急斜面では仇となる。
左千方から.jpg

スノーシューのまま急斜面を踏み出すと、なんとかスノーシューの爪が引っかかってくれるようだ。一足ごとに慎重に足を運び、なんとか無事に急斜面を下降する。

斜面の下部に至るとここからは平坦な樹林帯となる。先に進むにつれ、まもなく壮麗な山毛欅の樹林が広がるようになる。p922を過ぎて尾根が南側に緩やかなアーチを描くようになると雪庇の張り出した斜面からは横山岳〜江美国境への尾根を正面に俯瞰しながら尾根を辿る。やがて広々とした緩斜面が南側に広がり、暖かい冬の日差しを浴びながら一息つく。電波が届いているので家内に電話をしようとスマホを取り出すとそれまで30%近く残っていたバッテリーが瞬間で落ちた。
谷山の手前にて.jpg

この日、一日、山毛欅の樹林を多く通過してきたが、谷山を経て安蔵山に至る尾根の山毛欅の樹林はやはり素晴らしい。横山岳、江美国境から神又峰、そしてこの尾根のブナ林はいずれも湖北の山域の中でも白眉だろう。山毛欅の樹々の写真を喜んで撮っているうちに今度はカメラがバッテリー切れとなってしまう。

安蔵山の山頂への登りになると背後を振り返ると左手に神又峰から左千方に至る江美国境の稜線を一望することが出来る。安蔵山の山頂が近づいて驚いたのは、山頂広場の藪がすっかり雪の下に埋もれている。以前に訪れたのはいずれも雪山ではあったのだが、山毛欅の高木の間に低木の藪が印象に残っている。

下りに入るとそれまでは硬く締まっていた雪が急速に緩み始めた。山頂部ではあれほどあった雪も山毛欅の樹林が切れたあたりから早々に切れ始め、スノーシューを諦める。尾根の末端に近づくにつれ、雪はほとんどなくなった。尾根の右手には県道中河内線が黒々とした蛇のような線を見せている。ということは県道が除雪されているということだろうか?

尾根の末端からは左側の植林の斜面を林道を目指して下降することになるのだが、いざ斜面を下降しようとするとツボ足では股下まで踏み抜くことを繰り返すので、再びスノーシューを履くことになる。無事、林道に着地するといくつかの片斜面を乗り越え、田戸にたどり着く。

高時川にかかる橋を渡ると大きな除雪車が停められており、県道は確かにすっかり除雪されていた。お陰で最後は快適に舗装路を歩き、1時間足らずで菅並に到着することが出来た。

菅並では登り始めた大欅の樹影を確認すると、その枝ぶりの雄大さに改めて畏敬の念を感じると同時にこの樹に再び出会えた喜びを感じるのだった。

『再 スノー衆2021part1のお知らせ』より

>速報です。菅並から中河内への県道が除雪されております 〜山猫〜

>>ということは、菅並から横山に登って、神又峰、左千方、安蔵と周回したんですか?〜山日和〜

さすが導師! ご明察の通りでした。
 
最後に編集したユーザー yamaneko0922 [ 2021年3月08日(月) 14:51 ], 累計 4 回
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わりばし
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登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【江美国境】横山岳〜神又峰〜三国岳〜安蔵山☆霧氷の煌めく江美国境稜線へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、yamanekoさん。

確かにその日は意外にも早くふっとやって来たような気がした。この日、北西から高気圧が張り出し、前日までの冬型の気圧配置が解消されるにも関わらず寒気が居残り、日中でも気温が上がらない予報となる。次週からの緊急事態宣言の解除により最後のテレワークの予定ではあったが、横山岳から江美国境に伸びる東尾根を訪れる格好の機会であるように思われ、急遽、有給を取得する。同時に頭の中に思い浮かんだルートは前回の逆周回ではなく、いつか辿りたいと思っていた江美国境を縦走するコース、以前おど+さんがスノーシューの新調記念に歩かれた長大な周回ルートだ。

またえらい長いコースですね。
天候と雪質がマッチしないと難しいです。


西峰に至ると見事な霧氷の山毛欅の樹林が現れる。どうやら上空の雲がすぐ上まで降りてきたようだ。雲の下からはこれから辿る北東尾根がわずかに見えている。やがて稜線には猛烈な暴風が吹き始めたかと思うとあたり一面はみるみるうちに濃い霧に包まれる。風と共に吹き付ける氷の粒が頰に突き刺さる。慌てて手袋を二重にする。
北尾根から下山するという選択肢が一瞬、頭をよぎるがとりあえず目指す北東尾根の分岐となる東峰まで行ってみることにしよう。山頂から雪庇の張り出した尾根を東に向かう、強風は徐々に収まり、目の前で急速に雲が上がってゆく。

長丁場だけに状況を見ていろいろな選択肢は出てきます。

ついに北東尾根へと足を踏み入れる。最初は急下降ではあるが、雪が程よくしまっているお陰で足元の雪にスノーシューが沈みすぎることもなく快適に下降する。正面に眺めるモノトーンの雪稜に前回の山行時に眺めた夕暮れのラベンダー色を重ねてみる。その美しさに感動しながらも日没の時を過ぎても東峰までの稜線を絶望的な気持ちで仰ぎ見ていたのだった。振り返ると決して忘れ得ぬ尾根の姿がそこにあった。黄昏の青藍色に染まっていった尾根はこの日は朝陽を浴びて純白に輝いていた。

この景色は朝一で登らないと見れませんよね。
いい手土産です。


いつしか上空の雲は徐々に上がり、南の金糞岳の山頂から雲が取れる。左千方と上谷山の山頂部のみは雲に覆われていたが、ジャンクション・ピークが近づく頃になって、やがて雲の中から左千方が姿を現すと、思わず内心で歓喜の声をあげた。というのも遠目にもわかるほど見事な霧氷がついていたからだ。

朝のうちは霧氷も出てましたか、強風のおかげですね。
目標とするラインも見えてきたし、いい感じになってきました。


あまりにも霧氷の景色が素晴らしいので、この左千方への登りはなかなか先へに進めない。上空の雲の流れは早いが、幸い、風はそれほどきつくない。左千方への最後の登りに差し掛かるとその真っ白な頂きの先にはようやく蒼穹が広がり始める。わずかに1kmほどの距離に30分以上の時間をかけて左千方の山頂へとたどり着いた。

余裕の到着ですね。
ここからは歩かれている道ですから安心だ。


三国岳を折り返して、左千方に戻るといよいよ下山の途につく。左千方からは正面に安蔵山、大黒山を望みつつ右手には日本海、左手には彼方で金属的な煌めきを放つ琵琶湖を同時に望むことが出来るのが嬉しい。

この山域で琵琶湖が見えると特別な感慨があります。

尾根の末端からは左側の植林の斜面を林道を目指して下降することになるのだが、いざ斜面を下降しようとするとツボ足では股下まで踏み抜くことを繰り返すので、再びスノーシューを履くことになる。

これは大変だ。
先が見えているので最後のふんばりですね。


高時川にかかる橋を渡ると大きな除雪車が停められており、県道は確かにすっかり除雪されていた。お陰で最後は快適に舗装路を歩き、1時間足らずで菅並に到着することが出来た。

ロングコースお疲れさまでした。
湖北の雪山の魅力を凝縮したような山行でした。
すばらしい・・

                             わりばし


yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【江美国境】横山岳〜神又峰〜三国岳〜安蔵山☆霧氷の煌めく江美国境稜線へ

投稿記事 by yamaneko0922 »

わりばしさん コメント有難うございます。

出発の前日、わりばしさんの妙理山のrepを拝読することになったのですが、お陰でこの日、各所から眺める妙理山をとても感慨深く眺めることになりました。
横山岳の東尾根より妙理山を望んで
横山岳の東尾根より妙理山を望んで

>天候と雪質がマッチしないと難しいです。

御意です。この日は条件が揃った日かと思いました。

>長丁場だけに状況を見ていろいろな選択肢は出てきます。

そうですね。もう少し吹雪が続いていたら心が折れて、撤退していたかもしれません。

>この景色は朝一で登らないと見れませんよね。いい手土産です。

確かに
朝陽に輝く霧氷
朝陽に輝く霧氷
>朝のうちは霧氷も出てましたか、強風のおかげですね。
目標とするラインも見えてきたし、いい感じになってきました。

輝く左千方の景色です。
輝く左千方.jpg
>この山域で琵琶湖が見えると特別な感慨があります。

御意です。改めて琵琶湖の水源の山・・・ということを認識しますね。
左千方より左手に琵琶湖を望んで
左千方より左手に琵琶湖を望んで
山猫 🐾
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