「南アルプス」 鳥越林道~塩見岳

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宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

「南アルプス」 鳥越林道~塩見岳

投稿記事 by 宮指路 »

鳥越林道~塩見岳(ショックなこと2件)

「日時」平成23年9月23日~24日
「天候」晴れ
「メンバー」単独
「コースタイム」23日 6:00林道駐車地~6:40登山口~9:30三伏峠~11:00本谷山~13:00塩見小屋
24日 5:00塩見小屋~6:00-6:30塩見岳~7:00塩見小屋~9:55本谷山~   13:20豊口山の分岐~13:45豊口山~14:30登山口~14:38駐車地

木曜日、会社が引けたら直行で登山口に向かった。
真っ暗の中、カーブの多い鳥越林道を車で走っていたが眠気でハンドル操作を誤り、車が傾いた。危うく脱輪しかけたが、とっさにハンドルを戻して辛うじてセーフ。ここでやったら又、JAFのお世話になるところだった。
駐車場にはすでに20台くらいが止まっていた。
翌朝6時に出発。自転車を押しながら6:45に登山口に到着した。
登山口
登山口
登山口からいきなり急登になるが涼しいので助かる。登山口が1750mもあり標高が高いからだろう。
3時間かかって山伏峠に到着。ここはテン場も山小屋もある。
一旦下って少し登ると山伏山に着くがここから正面に塩見岳がきれいに見れ、さらに仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山が良く見えた。
そこから更に登ると本谷山に着き小休止。ここからも仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、間ノ岳、農鳥岳が良く見える。
本谷山から
本谷山から
この後、権右衛門山のトラバース道となりアップダウンが少ない枯れ木の目立つ樹林帯の中を歩いて行く。時折、塩見岳が顔を覗かせる。

樹林帯を抜け、急坂のハイマツ帯を登り切ると急に眼の前に小さい塩見小屋が現れる。
塩見小屋
塩見小屋
小屋から見た塩見岳
小屋から見た塩見岳
受付をすると係りの人がトイレの説明をし出した。トイレは洋式便器の中に携帯オムツを
入れて使ういわゆる非常災害用のトイレである。使い終わったら各々がオムツを閉じて箱の中に入れるという方法だ。利尻富士の時もそんなやり方だった。

小屋の夕食は予想外に暖かいテンプラや冷たい蕎麦も出て結構うまかった。
今日は満室で50人くらいは入っていそうだが、トイレが2つしかないのは困ったもんだ。
やることもないし、早寝早立のつもりでいたが19時消灯だった。

翌朝4時に起きてトイレを済ませ、洗面所がないので通路で顔を洗おうとしてメガネを取ったらメガネが何かに引っかかって地面に落ちてしまった。ヘッドライトを照らしながらしばらく捜したがどうしても見つからない。仕方がないので予備のメガネをはめてもう一度捜すがそれでも出てこないので、明るくなってから捜そうと取り合えず、塩見岳に向かった。

塩見岳の崖は結構危ないと聞いていたが大キレットや不帰キレットに比べれば大したことはなかった。クライミングをかじったお陰で少々の崖では怖気づかなくなったらしい。

山頂には先客が2名居た。御来光には間に合わなかったが富士山が意外に大きくきれいに見れたのは嬉しかった。正面に間ノ岳、農鳥岳が鎮座していた。
富士山
富士山
蝙蝠岳も近くに見えて行きたい気持ちもあったが落としたメガネが気になって、真っ直ぐに小屋に戻ることにした。
小屋に戻ってメガネを落とした場所に行ってみると哀れ無残に踏み潰されたメガネがそこにあった。もうグチャグチャになった状態だったので数人に踏まれたようである。

意気消沈して下山したが途中のビューポイントでは相変わらず展望は良く、気分を紛らわせてくれた。
三伏山で展望を楽しみながらランチを取り、ハイマツの茂みの中で少しお昼寝をした。
起き上がると三伏峠から山ガールが上がって来たので軽く会釈をした。
今回初めての山ガールご対面であった。せめて後姿だけでもとカメラを構えるとカメラが急に変な音を出しながら振動し出した。

写真を撮っても写真が振動の影響でブレてしまってどうしょうもない。まさかモーターが入っている訳でもあるまいしと思うのだが、買って2年目なので保障期間は過ぎている。後で調べたら手振れ機能のエラーらしいが修理に一万円かかると聞いてゲンナリである。

その後、三伏峠を過ぎ木のハシゴの多い登山道を下っていったが、何か物足りなかったので下山途中の終り頃に豊口山(2232m)に寄ってみた。分岐から20分くらいで山頂に到着すると三角点が静かに佇んでいた。展望はないがこんな静かな山もいいなぁ~と思った。

トラブルが続きちょっと気分が滅入ったがそれでも塩見山頂ですばらしい展望に恵まれ、登山口から駐車地まで自転車に乗ってすっ飛ばして下ったら気分がスッキリしました。

                                 宮指路
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わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 「南アルプス」 鳥越林道~塩見岳

投稿記事 by わりばし »

こんばんは、宮指路さん。

登山口からいきなり急登になるが涼しいので助かる。登山口が1750mもあり標高が高いからだろう。
3時間かかって山伏峠に到着。ここはテン場も山小屋もある。

ここは、1982年の豪雨で南アルプスの林道が崩壊して取り残された時に最初に泊まりました。

小屋の人は下山した後だったので、テン泊しているのは我がパーティだけでした。


一旦下って少し登ると山伏山に着くがここから正面に塩見岳がきれいに見れ、さらに仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山が良く見えた。
そこから更に登ると本谷山に着き小休止。ここからも仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、間ノ岳、農鳥岳が良く見える。

この稜線の眺めはいいですね。

20年前に歩いたきりですが・・
:mrgreen:

山頂には先客が2名居た。御来光には間に合わなかったが富士山が意外に大きくきれいに見れたのは嬉しかった。正面に間ノ岳、農鳥岳が鎮座していた。

いい眺めじゃないですか、私の大好きな南アルプスの雄大な山容が目に浮かびます。

蝙蝠岳も近くに見えて行きたい気持ちもあったが落としたメガネが気になって、真っ直ぐに小屋に戻ることにした。
小屋に戻ってメガネを落とした場所に行ってみると哀れ無残に踏み潰されたメガネがそこにあった。もうグチャグチャになった状態だったので数人に踏まれたようである。
今回初めての山ガールご対面であった。せめて後姿だけでもとカメラを構えるとカメラが急に変な音を出しながら振動し出した。
写真を撮っても写真が振動の影響でブレてしまってどうしょうもない。まさかモーターが入っている訳でもあるまいしと思うのだが、買って2年目なので保障期間は過ぎている。後で調べたら手振れ機能のエラーらしいが修理に一万円かかると聞いてゲンナリである。

形あるものは、いつかは無くなるですよ。

その後、三伏峠を過ぎ木のハシゴの多い登山道を下っていったが、何か物足りなかったので下山途中の終り頃に豊口山(2232m)に寄ってみた。分岐から20分くらいで山頂に到着すると三角点が静かに佇んでいた。展望はないがこんな静かな山もいいなぁ~と思った。

南アルプスは大きくて深いですからね。

北アルプスとは一味違うでしょ。
;)

トラブルが続きちょっと気分が滅入ったがそれでも塩見山頂ですばらしい展望に恵まれ、登山口から駐車地まで自転車に乗ってすっ飛ばして下ったら気分がスッキリしました。

いやいや山歩きとしては、天候に恵まれて最高ですよ。

                                                            わりばし
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 「南アルプス」 鳥越林道~塩見岳

投稿記事 by 宮指路 »

わりばしさん、こんばんは

3時間かかって山伏峠に到着。ここはテン場も山小屋もある。
ここは、1982年の豪雨で南アルプスの林道が崩壊して取り残された時に最初に泊まりました。小屋の人は下山した後だったので、テン泊しているのは我がパーティだけでした。
sannpuku
sannpuku
それは大変でしたね。それでも何とか塩見まで行ったのですね。

そこから更に登ると本谷山に着き小休止。ここからも仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、間ノ岳、農鳥岳が良く見える。
この稜線の眺めはいいですね。
20年前に歩いたきりですが・・
honntani
honntani
最近は鈴鹿と台高専門ですね。

山頂には先客が2名居た。御来光には間に合わなかったが富士山が意外に大きくきれいに見れたのは嬉しかった。正面に間ノ岳、農鳥岳が鎮座していた。
いい眺めじゃないですか、私の大好きな南アルプスの雄大な山容が目に浮かびます。

DSC03247.JPG
登った山々を遠くから眺めるというのもイイもんですね。

小屋に戻ってメガネを落とした場所に行ってみると哀れ無残に踏み潰されたメガネがそこにあった。もうグチャグチャになった状態だったので数人に踏まれたようである。
形あるものは、いつかは無くなるですよ。


壊れためがね.JPG
そう割り切れないので残念です。

その後、三伏峠を過ぎ木のハシゴの多い登山道を下っていったが、何か物足りなかったので下山途中の終り頃に豊口山(2232m)に寄ってみた。分岐から20分くらいで山頂に到着すると三角点が静かに佇んでいた。展望はないがこんな静かな山もいいなぁ~と思った。
南アルプスは大きくて深いですからね。
北アルプスとは一味違うでしょ。


北アルプスの百名山はあらかた登り尽くしたので最近は南アルプスに目が行ってしまいます。しかし、山ガールが少ないのがやや難点ですね。


                                    宮指路


                             
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 「南アルプス」 鳥越林道~塩見岳

投稿記事 by ハリマオ »

鴨兄い こんちは

木曜日、会社が引けたら直行で登山口に向かった。
八年前、同じことをしましたわ。土曜の晩でしたが。

真っ暗の中、カーブの多い鳥越林道を車で走っていたが眠気でハンドル操作を誤り、車が傾いた。危うく脱輪しかけたが、とっさにハンドルを戻して辛うじてセーフ。ここでやったら又、JAFのお世話になるところだった。
ブラックリストに載りますな。いつも山奥から呼び出す不良客として。
私はこの真っ暗な林道で鹿が飛び出し、かすりました。間一髪!

3時間かかって山伏峠に到着。ここはテン場も山小屋もある。
安心コースですね。
私はひざ痛が最悪の時で、歩けなくなったら山伏峠で泊って引き返すつもりでした。

一旦下って少し登ると山伏山に着くがここから正面に塩見岳がきれいに見れ、さらに仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山が良く見えた。
そこから更に登ると本谷山に着き小休止。ここからも仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、間ノ岳、農鳥岳が良く見える。

好天に恵まれましたね。私は終始ガスが取りきれない中途半端な天気でした。

この後、権右衛門山のトラバース道となりアップダウンが少ない枯れ木の目立つ樹林帯の中を歩いて行く。時折、塩見岳が顔を覗かせる
かおるちゃん、もう花は遅かったですか? 本谷山周辺はお花畑でしたが。

樹林帯を抜け、急坂のハイマツ帯を登り切ると急に眼の前に小さい塩見小屋が現れる。
日帰りできる感触だったでしょ。膝さえ痛くなかったら帰れたと思います。
早く着いたので、その日のうちに山頂に登っておきました。ガスに巻かれたけど・・・

受付をすると係りの人がトイレの説明をし出した。トイレは洋式便器の中に携帯オムツを
入れて使ういわゆる非常災害用のトイレである。

小屋の人が客が到着する度に同じ説明を何回何回ももしていました。
仕事とはいえようやるわ。
私はこの袋は使わなかったので返してきました。


小屋の夕食は予想外に暖かいテンプラや冷たい蕎麦も出て結構うまかった。
そうですか。私は素泊まりで夕食は外で自前でした。自炊はわしひとりだけで淋しかったようー

今日は満室で50人くらいは入っていそうだが、トイレが2つしかないのは困ったもんだ。
やることもないし、早寝早立のつもりでいたが19時消灯だった。

私のときはけっこう愛知、三重の泊まり客が多くて話がはずみました。鈴鹿の話が通じるのです。

塩見岳の崖は結構危ないと聞いていたが大キレットや不帰キレットに比べれば大したことはなかった。クライミングをかじったお陰で少々の崖では怖気づかなくなったらしい。
危ないところありましたっけ? まあガスで見えなかったので高度感がなかったのかも。


山頂には先客が2名居た。御来光には間に合わなかったが富士山が意外に大きくきれいに見れたのは嬉しかった。正面に間ノ岳、農鳥岳が鎮座していた。
これやがな悔しいのは。富士山見たかったあ。南アルプスだと近いから大きく見えたでしょうね。グゾ~!

起き上がると三伏峠から山ガールが上がって来たので軽く会釈をした。
おお、わしも早朝の帰路でおねえちゃんに声かけられましたよ。当時は山ガという言葉はなかったけど。

今回初めての山ガールご対面であった。せめて後姿だけでもとカメラを構えるとカメラが急に変な音を出しながら振動し出した。
盗撮防止装置が作動したのでしょう。

トラブルが続きちょっと気分が滅入ったがそれでも塩見山頂ですばらしい展望に恵まれ、登山口から駐車地まで自転車に乗ってすっ飛ばして下ったら気分がスッキリしました。
自転車か。下りは爽快だったでしょ。
奥まで車入れるのに、なんで止めてるのでしょうね。

                            ハリマオ
添付ファイル
ガスの晴れ間を狙って
ガスの晴れ間を狙って
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 「南アルプス」 鳥越林道~塩見岳

投稿記事 by 宮指路 »

ハリマオさん、こんばんは

真っ暗の中、カーブの多い鳥越林道を車で走っていたが眠気でハンドル操作を誤り、車が傾いた。危うく脱輪しかけたが、とっさにハンドルを戻して辛うじてセーフ。ここでやったら又、JAFのお世話になるところだった。
ブラックリストに載りますな。いつも山奥から呼び出す不良客として

ここで本当に脱輪したら山計画も何もかもお釈迦になるところでした。
こんな夜中にこんな山奥まで果たしてJAFは来るのだろうか

3時間かかって山伏峠に到着。ここはテン場も山小屋もある。
安心コースですね。
私はひざ痛が最悪の時で、歩けなくなったら山伏峠で泊って引き返すつもりでした。


三伏峠に山小屋があるのは知りませんでした。ここの方がトイレもきれいだし、洗面所もありますね

そこから更に登ると本谷山に着き小休止。ここからも仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、間ノ岳、農鳥岳が良く見える。
好天に恵まれましたね。私は終始ガスが取りきれない中途半端な天気でした。


やはり展望が一番ですね
tennbou
tennbou
樹林帯を抜け、急坂のハイマツ帯を登り切ると急に眼の前に小さい塩見小屋が現れる。
日帰りできる感触だったでしょ。膝さえ痛くなかったら帰れたと思います。


4時頃、出発していれば日帰りもできましたね。

早く着いたので、その日のうちに山頂に登っておきました。ガスに巻かれたけど・・・

その日の午後から山頂付近はガスが出ていたので翌日に登ることにしました。
DSC03234.JPG
受付をすると係りの人がトイレの説明をし出した。トイレは洋式便器の中に携帯オムツを
入れて使ういわゆる非常災害用のトイレである。
小屋の人が客が到着する度に同じ説明を何回何回ももしていました。
仕事とはいえようやるわ。


役所か保護団体の指導があるのでしょう

私はこの袋は使わなかったので返してきました。

ひょっとして、野グソしちゃいましたか


小屋の夕食は予想外に暖かいテンプラや冷たい蕎麦も出て結構うまかった。
そうですか。私は素泊まりで夕食は外で自前でした。自炊はわしひとりだけで淋しかったようー


この日は小屋前のテラスで何人かが自炊していました。

今日は満室で50人くらいは入っていそうだが、トイレが2つしかないのは困ったもんだ。
やることもないし、早寝早立のつもりでいたが19時消灯だった。
私のときはけっこう愛知、三重の泊まり客が多くて話がはずみました。鈴鹿の話が通じるのです。


私の隣もおじさんでしたが伊豆から来ていると行っていました。

危ないところありましたっけ? まあガスで見えなかったので高度感がなかったのかも。

全然なかったです。
DSC03254.JPG
山頂には先客が2名居た。御来光には間に合わなかったが富士山が意外に大きくきれいに見れたのは嬉しかった。正面に間ノ岳、農鳥岳が鎮座していた。
これやがな悔しいのは。富士山見たかったあ。南アルプスだと近いから大きく見えたでしょうね。グゾ~!


富士山がこんなに近くに見えると思いませんでした。


起き上がると三伏峠から山ガールが上がって来たので軽く会釈をした。
おお、わしも早朝の帰路でおねえちゃんに声かけられましたよ。当時は山ガという言葉はなかったけど。


声を掛けられたんですか?何かの間違いでは・・・

今回初めての山ガールご対面であった。せめて後姿だけでもとカメラを構えるとカメラが急に変な音を出しながら振動し出した。
盗撮防止装置が作動したのでしょう。


そんなオプションはありませんでした。

トラブルが続きちょっと気分が滅入ったがそれでも塩見山頂ですばらしい展望に恵まれ、登山口から駐車地まで自転車に乗ってすっ飛ばして下ったら気分がスッキリしました。
自転車か。下りは爽快だったでしょ。
奥まで車入れるのに、なんで止めてるのでしょうね。


数台の車が奥の駐車地まで入ってきましたが、聞いたら環境保護団体だと言っていました。
ホンマかいな
DSC03204.JPG
                              宮指路
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