【加越】火燈山・小倉谷山

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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

【日 付】 2011/9/23(金)
【山 域】 加越国境 火燈山・小倉谷山 (福井県坂井市、石川県加賀市)
【メンバー】 単独
【天 候】 晴れのち曇り 一時雨
【ルート】 林道駐車地9:55---登山口10:15---廃林道横断10:55/11:00---火燈山11:55/12:00
---小倉谷山12:30/13:00---火燈山13:25/13:30---登山口14:35---駐車地14:55

[attachment=1]s-R0015108.jpg[/attachment]
タイトルの「火燈山」は「ひともしやま」と読む。
福井平野に近い、福井と石川の県境にある標高803mの低山だ。

福井北インターを出て、深夜の国道364号を北上する。
県境の大内峠あたりまで行って寝ようと思い、丸岡町の「たけくらべ温泉」まで走って来ると、
峠越えの旧道はおろか、長大トンネルで県境をぶち抜く新道までもが、
「台風の影響による土砂崩れの恐れあり」で通行止めになっている。
これでは石川県側には行けない。
これで、明日の山の選択肢から富士写ヶ岳が消えた。

それでは龍ヶ鼻湖のあたりで寝るかと思い、少し戻ってみると、「龍ヶ鼻ダム方面全面通行止」の表示が現れる。
これで、明日の山の選択肢から丈競山が消えた。

それではと、近くにあった火燈山登山口への林道を入る。
ここはなんともなかった。
結局、明日は火燈山に登ることにする。

久しぶりの山登りだから、山だったら何でもよかった……というのでは、あまりにも通り魔のようで言い過ぎだが、
この火燈山は前々から興味があり一度登ってみたかった山だから、ちょうどいい。
道端の空地にクルマを止め、助手席にシュラフを広げ寝る用意をして運転席でビールを飲んでいるうちに、
そのまま眠ってしまったようだ。

安らかな目覚めの朝が来た。
青空が広がっている。
真っ先に時計を見て、自分で笑ってしまった。
もう9時やがな。
身に染みついた癖は、なかなかなおらんなあ。
6時30分にかけておいた目覚まし時計のアラーム。
絶対に「入り」にしたアラームのスイッチは、ちゃんと「切り」になっていた。
スイッチがそうなるまでにはスヌーズちゃんと何度かバトルをしているはず……と思うのだが、全く記憶にございません。

こうなったらあせっても仕方がないし、あせるほど時間のかかる山でもない。
この時点で火燈山~小倉谷山~不惑新道~富士写ヶ岳~大内峠の周回プランは消滅したが、
これはあくまでプランであって、言わば見せ金みたいなもので、
ほんとに実行しようなんて最初からこれっぽっちも思っていないから、なんの後悔もないところがミソだ。

ゆっくりと朝食をすませ、山の支度をして林道を歩きだす。
林道を15分ほど歩くと道端に1台駐車してあって、右手の斜面に「火燈山登山口」と書かれた大きな看板が立っていた。
ここが登山口か……とあたりを見回すが、登山道のようなものは見当たらない。
草のかぶった斜面に薄い踏み跡のように見える部分があったので、道はこれかと踏み込んでみたが、
ただの雨の流れの跡でしかなかった。

林道に戻って行く手を見ると、林道は右にターンしてこの斜面の上部を通っているようだ。
つまり、この看板から登っても上で林道に出るだけだ。
ここは違う。
それにしても立派な看板だが、ただの予告だったのか。

[attachment=3]s-R0015128.jpg[/attachment]
林道をさらに5分進むと分岐があって、こんどは左側に「火燈山登山口」と書かれた標識が立っている。
位置からして左の道がそうかと思えるが、分岐の真ん中にも「火燈山登山道入口」と書かれた高札ふうの標識が立っている。
それが微妙な位置なので、登山口は分岐の左か右か、よくわからない。
すると、分岐先の右側に古い看板が見えたので行ってみると「火燈山登山口 ←この先1.5km」と書いてある。
なんだ、こっちなのかと思ったが、ここから1.5kmも奥に進んだらへんなところへ行ってしまう。
山頂までの距離表示なら、それなりの書き方があるだろうに……と思っていると、
そこの反対側に「熊出没注意!」の看板が立っていて、すぐ横に登山道らしき山道がある。
どうやらこれらしい。
やっと登山口があった。
これで火燈山に登ったも同然だ。

しかし、まわりにあれだけ「登山口」の標識があるのに、的確に方向を示す表示が一切ないし、
肝心の場所には「登山口」ともなんとも書かれていない、不思議な登山口だった。
変な登山口のおかげで、今日もなかなか山に登れないぞ。

木々の間から龍ヶ鼻ダムを見下ろしながら、道はゆっくりと登り、古い林道を横切る。
ここにも「火燈山登山口」の標識があった。
ここで、最初の登山口看板前に駐車していた人が下っきてすれ違う。

[attachment=2]s-R0015122.jpg[/attachment]
道が支尾根の上に出ると、眼下に福井平野の展望が広がった。
蛇行した九頭竜川が日本海に注ぐのが見える。
河口の右手は東尋坊のあたりだろう。
雄大な景色だ。
海の見える山。
なかなかいいじゃないか。

その先、道は一部分、足元が表面ヌルヌルの岩盤帯になっているところがあって、
不用意に足を置くとツルンと滑って、えらいことになるので注意。
そこを過ぎると、最後の頂上稜線は天空漫歩の道だった。
積雪期には面白い雪稜になりそうだ。

一段上の高みに着くと、そこが火燈山だった。
福井平野の展望がすばらしい。
北に富士写ヶ岳も見える。
しかし、東にはここより100m高い小倉谷山があるので、白山はその陰になっていて見えない。

小倉谷山へは、一旦コルへ下ってから登って行く。
途中には、雰囲気のいいブナの森があった。
30分ほどで小倉谷山に着く。
案内板には、「三等三角点・点名 伏拝(ふしおがみ)」と書いてある。
勝山の報恩寺山のそばに伏拝というピークがあるが、それと同じように、このあたりも白山遙拝の地だったのだろう。
ただ、白山方面は雲がかかっていてよく見えないのが残念だ。

[attachment=0]s-R0015115.jpg[/attachment]
三角点のそばに坐って昼メシにする。
きょうもビールとおにぎりのシンプルメニューだ。
食べているうちに、富士写ヶ岳のほうから真っ黒な雲の塊がこちらに向かって進んでくるのが見えたので、
食事をそそくさと切り上げ、帰り支度をして歩き出す。
とたんにザーッと雨が降り出した。
きょうは晴れじゃなかったんかい。
しかたなく雨具着用。
けっこう降ったが、黒雲が通り過ぎると雨は止んだ。

濡れたヌルヌル岩の下り道のところで1回滑ったが、
用心して立木を掴んでいたのでかろうじて転倒を免れて、無事に下って行きましたとさ。
静かな山のひとときでした。
さあ、今夜は蕎麦を食べよう。

                                    洞吹(どうすい)
添付ファイル
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SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by SHIGEKI »

洞吹さん こんばんは。


【山 域】 加越国境 火燈山・小倉谷山 (福井県坂井市、石川県加賀市)


ん~う・・・  わからん。


【ルート】 林道駐車地9:55---登山口10:15---廃林道横断10:55/11:00---火燈山11:55/12:00
---小倉谷山12:30/13:00---火燈山13:25/13:30---登山口14:35---駐車地14:55


遅い出だし、早い帰還 、 低山か?



タイトルの「火燈山」は「ひともしやま」と読む。
福井平野に近い、福井と石川の県境にある標高803mの低山だ。


なるほど、読み方納得 エエ名や 標高 納得 十分な高度だ。



台風の影響による土砂崩れの恐れあり」で通行止めになっている。
これでは石川県側には行けない。
これで、明日の山の選択肢から富士写ヶ岳が消えた。



はいはい、 大日沢のダム湖 向こう側ですね?。



それでは龍ヶ鼻湖のあたりで寝るかと思い、少し戻ってみると、「龍ヶ鼻ダム方面全面通行止」の表示が現れる。
これで、明日の山の選択肢から丈競山が消えた。

それではと、近くにあった火燈山登山口への林道を入る。
ここはなんともなかった。
結局、明日は火燈山に登ることにする。


何か 想定通りのような気がしますが・・・・。

久しぶりの山登りだから、山だったら何でもよかった……というのでは、あまりにも通り魔のようで言い過ぎだが、
この火燈山は前々から興味があり一度登ってみたかった山だから、ちょうどいい。
道端の空地にクルマを止め、助手席にシュラフを広げ寝る用意をして運転席でビールを飲んでいるうちに、
そのまま眠ってしまったようだ。



睡魔が通り魔でんがなぁ!!。



もう9時やがな。
身に染みついた癖は、なかなかなおらんなあ。
6時30分にかけておいた目覚まし時計のアラーム。
絶対に「入り」にしたアラームのスイッチは、ちゃんと「切り」になっていた。
スイッチがそうなるまでにはスヌーズちゃんと何度かバトルをしているはず……と思うのだが、全く記憶にございません。



この辺、年相応に成長してまへんなぁ。

自然と目が覚めたりするもんですが。



この時点で火燈山~小倉谷山~不惑新道~富士写ヶ岳~大内峠の周回プランは消滅したが、
これはあくまでプランであって、言わば見せ金みたいなもので、
ほんとに実行しようなんて最初からこれっぽっちも思っていないから、なんの後悔もないところがミソだ。



そうは言われますが、このルート エエんちゃいます~ 

冗談でなけりゃ、辿ってみたいです。


やっと登山口があった。
これで火燈山に登ったも同然だ。



ようやく、登山口まできましたか、いつもの手口ですなぁ。



蛇行した九頭竜川が日本海に注ぐのが見える。
河口の右手は東尋坊のあたりだろう。
雄大な景色だ。
海の見える山。
なかなかいいじゃないか。



でしょ  琵琶湖が見えるその向こうには鈴鹿も 比良もエエもんです。

  では また 海(湖)の見えるコバで

         SHIGEKI
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、こんばんは。

タイトルの「火燈山」は「ひともしやま」と読む。
福井平野に近い、福井と石川の県境にある標高803mの低山だ。


福井の山ファンとしてはお馴染みの山です。登ったことないけど。

峠越えの旧道はおろか、長大トンネルで県境をぶち抜く新道までもが、
「台風の影響による土砂崩れの恐れあり」で通行止めになっている。


そんなことになってたんですか。

これで、明日の山の選択肢から富士写ヶ岳が消えた。
これで、明日の山の選択肢から丈競山が消えた。
結局、明日は火燈山に登ることにする。


選択肢をたくさん準備してれば余裕綽々ですね。

久しぶりの山登りだから、山だったら何でもよかった……というのでは、あまりにも通り魔のようで言い過ぎだが、

犯罪者みたいな言い草ですねえ。逮捕されますよ。

もう9時やがな。
身に染みついた癖は、なかなかなおらんなあ。


相変わらずですな。睡眠の浅い身としては感心します。

この時点で火燈山~小倉谷山~不惑新道~富士写ヶ岳~大内峠の周回プランは消滅したが、
これはあくまでプランであって、言わば見せ金みたいなもので、
ほんとに実行しようなんて最初からこれっぽっちも思っていないから、なんの後悔もないところがミソだ。


見せ金って誰に見せるんですか? この時点じゃなくて最初から消滅してるのでは・・・

やっと登山口があった。
これで火燈山に登ったも同然だ。


もう登らなくてもいいでしょう。認定トライです。

変な登山口のおかげで、今日もなかなか山に登れないぞ。

しかし人のせいにするのは天下一品ですねえ。

海の見える山。
なかなかいいじゃないか。


増永迪男先生の「日本海の見える山」。持ってます?

そこを過ぎると、最後の頂上稜線は天空漫歩の道だった。
積雪期には面白い雪稜になりそうだ。


「福井の雪山Ⅱ」に写真が載ってますが、小倉谷山と合わせて標高からは想像できないような雪稜ができるようですね。
家から近ければなあ。

案内板には、「三等三角点・点名 伏拝(ふしおがみ)」と書いてある。
勝山の報恩寺山のそばに伏拝というピークがあるが、それと同じように、このあたりも白山遙拝の地だったのだろう。


「法恩寺山」ですね。(^^ゞ たまには私の恩にも報いてほしいものですが・・・・
伏拝というのは紀伊半島でも25000図の図幅名になってますが、日本各地の信仰に因んだ場所にあるんでしょうね。

さあ、今夜は蕎麦を食べよう。

シメは得意の越前おろしそばですね。(^^♪

                          山日和
                                    
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

s-R0015118.jpg
SHIGEKIさん こんばんは

 遅い出だし、早い帰還 、 低山か?
 なるほど、読み方納得 エエ名や 標高 納得 十分な高度だ。


へい、低山でおます。
でも、いい名前だし、里山としてはまあまあ存在感のある標高だと思います。

 はいはい、 大日沢のダム湖 向こう側ですね?。

以前、SHIGEKIさんも大日沢へ行かれてましたね。
このあたりには馴染みがあるわけだ。

 何か 想定通りのような気がしますが・・・・。

わかりますか。
そのとおりで、初めからここに登るつもりでした。

 睡魔が通り魔でんがなぁ!!。

睡魔が通り過ぎてくれればいいんだけど、居着かれてしまうから困ってますねん。

 この辺、年相応に成長してまへんなぁ。
 自然と目が覚めたりするもんですが。


ワシ、だめですね。
強制的に目を覚まさせないと、自然にまかせてたら日付がもうひとつ変わってしまいますから。

 そうは言われますが、このルート エエんちゃいます~ 
 冗談でなけりゃ、辿ってみたいです。


いや、本心はいいルートだと思ってますよ。
ただ、下山場所の大内峠に置き自転車がほしい。
それに乗って楽々と峠を下って、ありゃ、こんどは登山口へ林道を登らないといかんぞ。

 ようやく、登山口まできましたか、いつもの手口ですなぁ。

手口て、空き巣ねらいか詐欺師みたいですやん。

 でしょ  琵琶湖が見えるその向こうには鈴鹿も 比良もエエもんです。

そうそう、山の上から琵琶湖が見える風景。
これもええんです。
大好きですよ。

よい山旅を!
                           洞吹(どうすい)
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

s-R0015114.jpg
山日和さん こんばんは

 福井の山ファンとしてはお馴染みの山です。登ったことないけど。

名前はよく聞くけど、大阪から出掛けていってまでは、なかなか登ることがない山域でしょうね。

 そんなことになってたんですか。

実際に土砂崩れがあったわけではなく、可能性があるので予防措置と責任回避の通行止めのようでした。
他にも結構通行止めになってましたね。
鳩ヶ湯~上小池とか、中島~伊勢峠~大谷の県道とかも。

 犯罪者みたいな言い草ですねえ。逮捕されますよ。

職務質問ならもう慣れましたけど、手錠は経験ないし、ごめんです。

 相変わらずですな。睡眠の浅い身としては感心します。

なんとか寝ないで済む方法はないものでしょうか。

 見せ金って誰に見せるんですか? この時点じゃなくて最初から消滅してるのでは・・・

職質のおまわりさんに見せますねん。
最初から消滅してたら、ウソになるからダメですがな。
でも、点滅はしてたかもしれません。

 もう登らなくてもいいでしょう。認定トライです。

ワシもそう思ったんですけど、それでは時間が余りすぎるので、登ってきました。

 しかし人のせいにするのは天下一品ですねえ。

ラーメン屋で来たか。
ほんなら、こっちは牛丼で。
「責任転嫁は大すきや。」
「ちょっとまつや。そんなことよしのや。」

 増永迪男先生の「日本海の見える山」。持ってます?

持ってます、持ってます。
先の記述も、この本のタイトルが頭にありました。

 「福井の雪山Ⅱ」に写真が載ってますが、小倉谷山と合わせて標高からは想像できないような雪稜ができるようですね。
家から近ければなあ。


そうですね
あらためて写真を見ると、なかなかのものじゃありませんか。
こういうところにチョイと行ける、近くの人がうらやましい。

「法恩寺山」ですね。(^^ゞ たまには私の恩にも報いてほしいものですが・・・・

また間違えてしまった。「法」やったね。
まったく気のきかないパソコンじゃ。(漢字変換の責任転嫁中)(^^;
我が師の恩に報いたくてもこれではねえ。
「仰げ罵倒とし和菓子の音。」

 シメは得意の越前おろしそばですね。(^^♪

そうなんですよ。
なんといっても、おろし蕎麦と舞茸弁当が楽しみです。

よい山旅を!
                         洞吹(どうすい)
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 宮指路 »

柳川洞吹さん、こんばんは

タイトルの「火燈山」は「ひともしやま」と読む。
福井平野に近い、福井と石川の県境にある標高803mの低山だ。


何か曰くありげな山名ですね

「台風の影響による土砂崩れの恐れあり」で通行止めになっている。
これでは石川県側には行けない。
これで、明日の山の選択肢から富士写ヶ岳が消えた。
これで、明日の山の選択肢から丈競山が消えた。


何だかんだと予定が狂うのは調子悪いですね

この火燈山は前々から興味があり一度登ってみたかった山だから、ちょうどいい。
道端の空地にクルマを止め、助手席にシュラフを広げ寝る用意をして運転席でビールを飲んでいるうちに、
そのまま眠ってしまったようだ。


車中泊でももうシュラフが要る季節になりましたね

こうなったらあせっても仕方がないし、あせるほど時間のかかる山でもない。
この時点で火燈山~小倉谷山~不惑新道~富士写ヶ岳~大内峠の周回プランは消滅したが、
これはあくまでプランであって、言わば見せ金みたいなもので、


最初からいろいろプランが狂うとテンションも下がるから仕方ありません

林道をさらに5分進むと分岐があって、こんどは左側に「火燈山登山口」と書かれた標識が立っている。
位置からして左の道がそうかと思えるが、分岐の真ん中にも「火燈山登山道入口」と書かれた高札ふうの標識が立っている。
それが微妙な位置なので、登山口は分岐の左か右か、よくわからない。


これでは登山者を惑わすだけですね


すると、分岐先の右側に古い看板が見えたので行ってみると「火燈山登山口 ←この先1.5km」と書いてある。
なんだ、こっちなのかと思ったが、ここから1.5kmも奥に進んだらへんなところへ行ってしまう。
しかし、まわりにあれだけ「登山口」の標識があるのに、的確に方向を示す表示が一切ないし、
肝心の場所には「登山口」ともなんとも書かれていない、不思議な登山口だった。
変な登山口のおかげで、今日もなかなか山に登れないぞ。


こんな標識なら無視して適当に登って行った方が早そうです

その先、道は一部分、足元が表面ヌルヌルの岩盤帯になっているところがあって、
不用意に足を置くとツルンと滑って、えらいことになるので注意。
そこを過ぎると、最後の頂上稜線は天空漫歩の道だった。
積雪期には面白い雪稜になりそうだ。


「天空漫歩」という表現はなかなか出てきませんね。いかにも気持ち良さそうです。

一段上の高みに着くと、そこが火燈山だった。
福井平野の展望がすばらしい。


やはり山頂は展望が一番。

三角点のそばに坐って昼メシにする。
きょうもビールとおにぎりのシンプルメニューだ。
食べているうちに、富士写ヶ岳のほうから真っ黒な雲の塊がこちらに向かって進んでくるのが見えたので、
食事をそそくさと切り上げ、帰り支度をして歩き出す。
とたんにザーッと雨が降り出した。
きょうは晴れじゃなかったんかい。
しかたなく雨具着用。
けっこう降ったが、黒雲が通り過ぎると雨は止んだ。


急な雨は困りますね

濡れたヌルヌル岩の下り道のところで1回滑ったが、
用心して立木を掴んでいたのでかろうじて転倒を免れて、無事に下って行きましたとさ。
静かな山のひとときでした。


のんびり山歩きもいいもんです。

                               宮指路
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

宮指路さん こんにちは

 何だかんだと予定が狂うのは調子悪いですね

この場合は予定が狂うというよりは、ポケットに入れてきたネタがひとつづつ減って行くということで、最後にはここしか残ってない。

 車中泊でももうシュラフが要る季節になりましたね

まだ夏用のシュラフですけどね。
早く、雪山用のがいるような気温になってほしいね。

 最初からいろいろプランが狂うとテンションも下がるから仕方ありません

まあ想定内の範囲でしたが。

[attachment=1]s-R0015087.jpg[/attachment]
[attachment=0]s-R0015089.jpg[/attachment]
 これでは登山者を惑わすだけですね
 こんな標識なら無視して適当に登って行った方が早そうです


標識を観察しているだけでも、充分楽しめます。

 「天空漫歩」という表現はなかなか出てきませんね。いかにも気持ち良さそうです。

いい感じでしょう。
気分良く歩いていけます。

 のんびり山歩きもいいもんです。

そうですね。
せかせかと歩くのは、性にあいません。
まあ、「それだけの体力がない」ということの裏返しなわけですが、やっぱりのんびりがいいですね。

よい山旅を!
                                 洞吹(どうすい)
添付ファイル
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緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 緑水 »

洞吹さん、おはようございますです。今朝は早くからの弱い雨は秋細雨のう高山は雪だろうな。
柳川洞吹 さんが書きました:【日 付】 2011/9/23(金)
【山 域】 加越国境 火燈山・小倉谷山 (福井県坂井市、石川県加賀市)
どこかいなと100円マップ広げればありました、富士写ケ岳と尾根続きなんだね。
緑ちゃんボヘのとき富士写ケ岳に登りましたよ。九谷古窯跡見たりして大日山に登ろうとしたけど雨でやめたんだ。

山中温泉はおやじの遊び場、寂れてましたね。
刈安山で泊ったのかなあ、ウル覚えだワン。
タイトルの「火燈山」は「ひともしやま」と読む。
福井平野に近い、福井と石川の県境にある標高803mの低山だ。
好い読み方ですね、北前船への灯り台なのかなあ西には高い山がないから海からも良く見えるんだろう思う。

それでは龍ヶ鼻湖のあたりで寝るかと思い、少し戻ってみると、「龍ヶ鼻ダム方面全面通行止」の表示が現れる。
これで、明日の山の選択肢から丈競山が消えた。
丈競山ってなんて読むのかな?たけくらべかな?好い高さが有るんだね。
アレ?100円マップはすべてが判るがな、冠岳、浄法寺山からつながってるよ、浄法寺山は登ったよ山頂に好い小屋があった覚え。
福井の山は雪が多いからヤマスキーに好いところなんだね。


久しぶりの山登りだから、山だったら何でもよかった……というのでは、あまりにも通り魔のようで言い過ぎだが、
この火燈山は前々から興味があり一度登ってみたかった山だから、ちょうどいい。
飢えてるから何でも好いんだ、マズは一個登れば慾は収まるさ。なにごとにも通じますね。


道端の空地にクルマを止め、助手席にシュラフを広げ寝る用意をして運転席でビールを飲んでいるうちに、
そのまま眠ってしまったようだ。
この辺りよく判らん??なんで運転席で飲むの??荷物は後ろじゃないのかなあ、どうでも好いけど。
緑ちゃん最近はねビンビール一番シボリ積んでるんだわ。好いよなあ :P


もう9時やがな。
身に染みついた癖は、なかなかなおらんなあ。
不自然な姿勢でよう寝られますなあ、子どもはどんな格好でも熟睡しますよ。
目覚めないのは若い衆みたい、ソロソロ早や目覚めにチカションじゃ無いが不思議 :roll:


この時点で火燈山~小倉谷山~不惑新道~富士写ヶ岳~大内峠の周回プランは消滅したが、
これはあくまでプランであって、言わば見せ金みたいなもので、
なるほどなあ、山ガイドでこんなの載せたらオバガーが乗ってきますよ。
簡単なコースなんか見向きもしませんがな。タタンおのこは使い捨てでっせ。


・林道を15分ほど歩くと道端に1台駐車してあって、右手の斜面に「火燈山登山口」と書かれた大きな看板が立っていた。
・林道をさらに5分進むと分岐があって、こんどは左側に「火燈山登山口」と書かれた標識が立っている。
・すると、分岐先の右側に古い看板が見えたので行ってみると「火燈山登山口 ←この先1.5km」と書いてある。
・そこの反対側に「熊出没注意!」の看板が立っていて、すぐ横に登山道らしき山道がある。
・やっと登山口があった。これで火燈山に登ったも同然だ。

なるほどナ~、知る人は簡単だね。
前に緑ちゃん言ってたでしょ、登山口に着いたは登ったも同じだとね。そこに着くまでが9割の仕事ダモンネ。
だから行き帰りの道中を充実さす、コレがボヘの真髄だと思うんだ、師匠はドウ思いますか。


しかし、まわりにあれだけ「登山口」の標識があるのに、的確に方向を示す表示が一切ないし、
肝心の場所には「登山口」ともなんとも書かれていない、不思議な登山口だった。
変な登山口のおかげで、今日もなかなか山に登れないぞ。
いつもどうりは安心だね

道が支尾根の上に出ると、眼下に福井平野の展望が広がった。
蛇行した九頭竜川が日本海に注ぐのが見える。
河口の右手は東尋坊のあたりだろう。
雄大な景色だ。
海の見える山。
なかなかいいじゃないか。
見晴らしが好いんだね、雑木が無いのかな?歩きながらの展望は好いなあモン。

そこを過ぎると、最後の頂上稜線は天空漫歩の道だった。
積雪期には面白い雪稜になりそうだ。
好いですな、天食う満足とは。今度近くのときは寄りますワン足

30分ほどで小倉谷山に着く。
案内板には、「三等三角点・点名 伏拝(ふしおがみ)」と書いてある。
三角点のそばに坐って昼メシにする。
きょうもビールとおにぎりのシンプルメニューだ。
展望のいい火燈山でノンビリお昼じゃなかったですか、靴脱いでね。

食事をそそくさと切り上げ、帰り支度をして歩き出す。
とたんにザーッと雨が降り出した。
しかたなく雨具着用。
けっこう降ったが、黒雲が通り過ぎると雨は止んだ。
こんなときは傘が重宝しますよね、北陸は早くも冬モードなんだ。
弁当忘れても傘忘れるなですね。


静かな山のひとときでした。
さあ、今夜は蕎麦を食べよう。
● 夜はマッタリと、ろうそくの灯りが好いんだ
● 夜はマッタリと、ろうそくの灯りが好いんだ
ヤッパ好いなあ、欲のない山息は。おまけのどうでも好い話とお風呂はないのかな :mrgreen:
良い遊びをです。

                                 緑水

                                    
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【加越】火燈山・小倉谷山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

緑水さん こんばんは

 どこかいなと100円マップ広げればありました、富士写ケ岳と尾根続きなんだね。
緑ちゃんボヘのとき富士写ケ岳に登りましたよ。


富士写ケ岳とこの火燈山の縦走ができますが、登り口と下山口が離れているので一考する必要があります。

 丈競山ってなんて読むのかな?たけくらべかな?好い高さが有るんだね。
アレ?100円マップはすべてが判るがな、冠岳、浄法寺山からつながってるよ、浄法寺山は登ったよ山頂に好い小屋があった覚え。


そうですね。
「たけくらべやま」です。
ここも、龍ヶ鼻湖から丈競山・浄法寺山・冠岳の周回ルートがとれます。

 飢えてるから何でも好いんだ、マズは一個登れば慾は収まるさ。なにごとにも通じますね。

そんなあからさまに言っちゃ、身も蓋もないですがな。

 この辺りよく判らん??なんで運転席で飲むの??荷物は後ろじゃないのかなあ、どうでも好いけど。

何か不思議ですか?
助手席は背を倒してシュラフ広げて寝る用意してあるんだから、
身体を起こして飲み食いできるのは運転席しかないでしょ。

 緑ちゃん最近はねビンビール一番シボリ積んでるんだわ。好いよなあ

なんでビンビールなんか積んでるんですか。
揺れるとガチャガチャうるさくないの?
どうやって冷やすのかな?
それに、缶と違って、旅の途中で空きビンの処分に困りませんか?

[attachment=0]s-R0015086.jpg[/attachment]
 なるほどナ~、知る人は簡単だね。
 前に緑ちゃん言ってたでしょ、登山口に着いたは登ったも同じだとね。そこに着くまでが9割の仕事ダモンネ。
 だから行き帰りの道中を充実さす、コレがボヘの真髄だと思うんだ、師匠はドウ思いますか。


山登りも旅。
行き帰りの道中も旅。
山に登れなくて、物見遊山に切り替えるのも旅。
全部が楽しみですね。

 見晴らしが好いんだね、雑木が無いのかな?歩きながらの展望は好いなあモン。

稜線からの福井平野の展望は、なかなか圧巻でした。

 こんなときは傘が重宝しますよね、北陸は早くも冬モードなんだ。
 弁当忘れても傘忘れるなですね。


天気予報は晴れマークが並んでいたんですけどね。
突然、前に黒雲モクモクで、振り返ると秋の青空でした。

 ヤッパ好いなあ、欲のない山息は。おまけのどうでも好い話とお風呂はないのかな。
 良い遊びをです。


今回は、全編どうでもええおまけ話しみたいなものですから、またこんどね。

よい山旅を!
                               洞吹(どうすい)
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まだまだ登山口じゃないところにあった標識
まだまだ登山口じゃないところにあった標識
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