【日 付】2020年10月24日(土)
【山 域】奥美濃 小津権現山周辺
【天 候】曇り時々晴れ一時雨
【コース】樫原7:45---10:15二俣--12:20稜線---12:35小津権現山14:30---15:15高屋山西峰---16:45樫原
大蔵谷(おぞだに)は、小津権現山の南側から山頂に向かって突き上げる谷である。
記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まあ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう。
大蔵谷の出合から真新しい林道が右岸に付けられていた。その林道が終わり、古い林道の姿が現われる。
周りは放置植林で、林道は荒れ放題である。崩壊した橋が二つ。適当なところで入渓する。
標高は200m程度と低く、ほとんど常緑樹なので、渓相は言うに及ばずというところか。ほとんど変化のない谷
を坦々と進む。
地形図に滝記号がある場所には何もなく、もう少し進んだところでようやく滝らしい滝が現われた。ちょっと
したゴルジュ状の滝は、ここ2日ほどの雨のおかげで水量が多く勢いがある。
右から高巻いて越すと、今度は谷が左に折れるところに8mほどの滝。左手前の斜面から巻くが、あまり足元がい
いとは言えない斜面で、結構追い上げられてしまう。こういう巻きではチェーンスパイクが威力を発揮する。
落葉広葉樹が主体になると、森の明るさが違う。太陽の光を通さない常緑樹の濃い緑の葉と違い、落葉広葉樹
の薄緑の葉は、木々に覆われた谷底まで光を届けてくれるのだ。
7mの直瀑を見て、ようやく谷の雰囲気が良くなってきたと思ったら、思いもかけない変化が現れた。
490mの二俣では右を取るのだが、進むべき谷にはまったく水が流れていない。左俣の方が広く、水流がある。
まあ、そのうち水流も復活するだろうと右俣を進んだ。ところが行けども行けども水の気配がない。岩がゴロ
ゴロした涸れ谷が続くばかりである。石灰岩の山は伏流しやすいのだが、これはどこまで行けば再び水が出てく
るのだろう。まさか標高500m足らずで水切れということはないだろうとは思いながらも心配になってきた。
谷自体は悪い印象でもないので、水のない谷をひたすら高度を稼ぐ。
半ばあきらめかけてきた標高800mあたりで、ようやく水の流れが復活した。ちょっとした斜瀑もあり、顔がほ
ころびかけたが、すぐさま手の出ない5mほどの垂直の滝に行く手を塞がれる。右も左も立っており、簡単に巻け
そうもない。おまけに雨まで降り始めた。
今日はスタートの時点では暑いぐらいの日差しだったのが、曇ったり、時折青空が覗いたりと、目まぐるしく変わ
る天気だったのだが、こいつは想定外である。
雨具を着込んで左の急斜面に取り付く。しばらく上がって上流方向を窺うが、トラバースして行くのも厳しそうで、
谷に戻ったとしてもまた同じような状況になることが考えられる。源頭まで遡行することをあきらめて、このまま
登山道の走る尾根を目指そう。
とにかく急な斜面である。ひたすら我慢すること200m余り。少しずつ色付き始めた森の雰囲気は悪くない。
再び青空が出だしたところで、ポンと登山道に飛び出した。このあたりはブナの森が広がる、小津権現山頂直下
のフィナーレとなる尾根だ。気分良く山頂に向かうと、単独の登山者が下りてきた。
結局今日出会ったのはこの一人だけだった。
気まぐれな天気の中、山頂で青空に恵まれたのはラッキーだった。さすがに白山までは見えないが、能郷白山か
ら磯倉、杉谷山と続く越美国境稜線の先に、印象的な三角錐の若丸山が見えている。能郷白山の右には、こちらも
顕著な三角錐の屏風山。花房山の東前の谷の源頭が緑色に光っている。
貸切りの山頂でのんびりとランチタイムを楽しむ。
下山は高屋山の手前まで縦走して、南南西へ延びる尾根を選ぶ。ここは今年の正月に登った尾根だ。
まったくヤブのないスッキリした尾根で、下手な登山道より歩きやすいかもしれない。目を瞠るような豊かな森で
はないが、まあまあ気分良く歩ける尾根である。もう少し紅葉が進んで天気が良ければ文句無しにいいルートだ。
天気はまたしても下り坂で、林の中は薄暗くなってきた。
ジグザクを切る林道をすべてショートカットして樫原の集落に着く頃には大粒の雨が落ち始めた。
一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、面白いと言えば面白い一日でもあった。
山日和
【奥美濃】大蔵谷から小津権現山
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【 天 候 】
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Re: 【奥美濃】大蔵谷から小津権現山
山日和さま
こんばんは。
オフ会、楽しかったです。ありがとうございました。
10月最後の週は、色づき始めた小津権現山を味わわれてきたのですね。
わたしも何度か歩いている好きな山です。
このお山は「奥美濃【ヤブ山登山のすすめ】」で知りました。
「奥美濃の中で、これだけの伝承、古文書、遺物を残しているムラは他にはまずあるまい。
すなわち小津の歴史を探ることは、奥美濃の歴史を知ることであり、
ひいては日本山村史の一ページを埋めることにもなるのである」
という記述を読み、小津の集落を見なければと、訪れたのが最初です。
小津権現山の谷というと、藤波谷は浮かびますが、大蔵谷(おぞたにと読むのですね)は、
聞いたことのない谷、どこにあるのだろうと探しました。
未知の谷は、どんな谷なのだろうとあれこれ想像します。
でも「記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まぁ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう」とは、
小津権現山がかわいそうです。
谷の入り口の樫原は、標高が150メートルほどしかないのですね。山深い感じの集落なのでもっと高いと思っていました。
常緑樹の「変化のない谷」は黙々と歩いてしまいますね。
同じような渓相でも、落葉広葉樹になるだけで、谷も、遡る人の表情も、ぱっと明るくなりますね。
490メートルの大きな二俣。地図を見る限りでは、両俣とも水は豊富そう。
右俣が本流なので、こちらの方が水量は多いと思ってしまいます。
標高800メートルあたりまで伏流していたのですね。300メートルも涸れ谷を登ったのですね。
涸れ谷は、涸れ谷で面白そうですが。
やっと水が現れ、遡行できると思ったら、見事な滝。駄目だと斜面に逃げたら、今度は雨。
予想外の展開続きに、笑いがでませんでしたか。
何が現れるのか分からないのが、未知の谷を辿る醍醐味。ころころ変わるお天気が、その醍醐味をより味わわせてくれたような。
そして、山頂では、美しい秋の情景に出会えたのですね。
お日様の下の小津権現山の山頂は、ほわんと柔らかな空気に包まれ、どこまでも清澄な越美国境のやまやま、
くるんとやさしげな花房山を眺め、幸せな気持ちになられたのでは。ビールの酔いも加わって(笑)。
樹木に覆われた谷の風景は、足を踏み入れなければ見ることのできない風景。
刻々と移る風景、目まぐるしく変わるお天気に、山日和さんがどう反応するか、
小津権現山の神様に試されていたような山旅でしたね。
「一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、
面白いと言えば面白い一日でもあった」
そう、何度も訪れている小津権現山のあらたな表情に出会った山旅。
山日和さんの知らなかった小津権現山と戯れる事の出来た面白い一日だったのではと感じました。
sato
こんばんは。
オフ会、楽しかったです。ありがとうございました。
10月最後の週は、色づき始めた小津権現山を味わわれてきたのですね。
わたしも何度か歩いている好きな山です。
このお山は「奥美濃【ヤブ山登山のすすめ】」で知りました。
「奥美濃の中で、これだけの伝承、古文書、遺物を残しているムラは他にはまずあるまい。
すなわち小津の歴史を探ることは、奥美濃の歴史を知ることであり、
ひいては日本山村史の一ページを埋めることにもなるのである」
という記述を読み、小津の集落を見なければと、訪れたのが最初です。
小津権現山の谷というと、藤波谷は浮かびますが、大蔵谷(おぞたにと読むのですね)は、
聞いたことのない谷、どこにあるのだろうと探しました。
未知の谷は、どんな谷なのだろうとあれこれ想像します。
でも「記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まぁ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう」とは、
小津権現山がかわいそうです。
谷の入り口の樫原は、標高が150メートルほどしかないのですね。山深い感じの集落なのでもっと高いと思っていました。
常緑樹の「変化のない谷」は黙々と歩いてしまいますね。
同じような渓相でも、落葉広葉樹になるだけで、谷も、遡る人の表情も、ぱっと明るくなりますね。
490メートルの大きな二俣。地図を見る限りでは、両俣とも水は豊富そう。
右俣が本流なので、こちらの方が水量は多いと思ってしまいます。
標高800メートルあたりまで伏流していたのですね。300メートルも涸れ谷を登ったのですね。
涸れ谷は、涸れ谷で面白そうですが。
やっと水が現れ、遡行できると思ったら、見事な滝。駄目だと斜面に逃げたら、今度は雨。
予想外の展開続きに、笑いがでませんでしたか。
何が現れるのか分からないのが、未知の谷を辿る醍醐味。ころころ変わるお天気が、その醍醐味をより味わわせてくれたような。
そして、山頂では、美しい秋の情景に出会えたのですね。
お日様の下の小津権現山の山頂は、ほわんと柔らかな空気に包まれ、どこまでも清澄な越美国境のやまやま、
くるんとやさしげな花房山を眺め、幸せな気持ちになられたのでは。ビールの酔いも加わって(笑)。
樹木に覆われた谷の風景は、足を踏み入れなければ見ることのできない風景。
刻々と移る風景、目まぐるしく変わるお天気に、山日和さんがどう反応するか、
小津権現山の神様に試されていたような山旅でしたね。
「一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、
面白いと言えば面白い一日でもあった」
そう、何度も訪れている小津権現山のあらたな表情に出会った山旅。
山日和さんの知らなかった小津権現山と戯れる事の出来た面白い一日だったのではと感じました。
sato
Re: 【奥美濃】大蔵谷から小津権現山
satoさん、どうもです。
10月最後の週は、色づき始めた小津権現山を味わわれてきたのですね。
わたしも何度か歩いている好きな山です。
そうでしたか。実は小津権現山は、奥美濃の中で最も多い回数訪れている山です。
12、3回は登ってるかな?
小津権現山の谷というと、藤波谷は浮かびますが、大蔵谷(おぞたにと読むのですね)は、
聞いたことのない谷、どこにあるのだろうと探しました。
藤波谷は滝も多くて面白い谷ですね。
でも「記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まぁ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう」とは、
小津権現山がかわいそうです。
別に小津権現山をdisってるわけではありませんよ。
谷の入り口の樫原は、標高が150メートルほどしかないのですね。山深い感じの集落なのでもっと高いと思っていました。
そうそう。だから山頂まで標高差1000mあるんです。結構しんどいですよね。
常緑樹の「変化のない谷」は黙々と歩いてしまいますね。
同じような渓相でも、落葉広葉樹になるだけで、谷も、遡る人の表情も、ぱっと明るくなりますね。
私の場合、satoちゃんもご存じのように、極端に顔色が変わります。
標高800メートルあたりまで伏流していたのですね。300メートルも涸れ谷を登ったのですね。
涸れ谷は、涸れ谷で面白そうですが。
面白いと言うか、なんと言うか・・・
やっと水が現れ、遡行できると思ったら、見事な滝。駄目だと斜面に逃げたら、今度は雨。
予想外の展開続きに、笑いがでませんでしたか。
やれやれといったところですね。
そして、山頂では、美しい秋の情景に出会えたのですね。
お日様の下の小津権現山の山頂は、ほわんと柔らかな空気に包まれ、どこまでも清澄な越美国境のやまやま、
くるんとやさしげな花房山を眺め、幸せな気持ちになられたのでは。ビールの酔いも加わって(笑)。
山頂で晴れてくれたのはラッキーでした。これも日頃の行いのおかげか。
樹木に覆われた谷の風景は、足を踏み入れなければ見ることのできない風景。
刻々と移る風景、目まぐるしく変わるお天気に、山日和さんがどう反応するか、
小津権現山の神様に試されていたような山旅でしたね。
この山は積雪期に登ることが多いのですが、新緑も紅葉の秋もいいですね。
「一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、
面白いと言えば面白い一日でもあった」
そう、何度も訪れている小津権現山のあらたな表情に出会った山旅。
山日和さんの知らなかった小津権現山と戯れる事の出来た面白い一日だったのではと感じました。
まあ、そんなところでしょうか。
山日和
10月最後の週は、色づき始めた小津権現山を味わわれてきたのですね。
わたしも何度か歩いている好きな山です。
そうでしたか。実は小津権現山は、奥美濃の中で最も多い回数訪れている山です。
12、3回は登ってるかな?
小津権現山の谷というと、藤波谷は浮かびますが、大蔵谷(おぞたにと読むのですね)は、
聞いたことのない谷、どこにあるのだろうと探しました。
藤波谷は滝も多くて面白い谷ですね。
でも「記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まぁ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう」とは、
小津権現山がかわいそうです。
別に小津権現山をdisってるわけではありませんよ。
谷の入り口の樫原は、標高が150メートルほどしかないのですね。山深い感じの集落なのでもっと高いと思っていました。
そうそう。だから山頂まで標高差1000mあるんです。結構しんどいですよね。
常緑樹の「変化のない谷」は黙々と歩いてしまいますね。
同じような渓相でも、落葉広葉樹になるだけで、谷も、遡る人の表情も、ぱっと明るくなりますね。
私の場合、satoちゃんもご存じのように、極端に顔色が変わります。
標高800メートルあたりまで伏流していたのですね。300メートルも涸れ谷を登ったのですね。
涸れ谷は、涸れ谷で面白そうですが。
面白いと言うか、なんと言うか・・・
やっと水が現れ、遡行できると思ったら、見事な滝。駄目だと斜面に逃げたら、今度は雨。
予想外の展開続きに、笑いがでませんでしたか。
やれやれといったところですね。
そして、山頂では、美しい秋の情景に出会えたのですね。
お日様の下の小津権現山の山頂は、ほわんと柔らかな空気に包まれ、どこまでも清澄な越美国境のやまやま、
くるんとやさしげな花房山を眺め、幸せな気持ちになられたのでは。ビールの酔いも加わって(笑)。
山頂で晴れてくれたのはラッキーでした。これも日頃の行いのおかげか。
樹木に覆われた谷の風景は、足を踏み入れなければ見ることのできない風景。
刻々と移る風景、目まぐるしく変わるお天気に、山日和さんがどう反応するか、
小津権現山の神様に試されていたような山旅でしたね。
この山は積雪期に登ることが多いのですが、新緑も紅葉の秋もいいですね。
「一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、
面白いと言えば面白い一日でもあった」
そう、何度も訪れている小津権現山のあらたな表情に出会った山旅。
山日和さんの知らなかった小津権現山と戯れる事の出来た面白い一日だったのではと感じました。
まあ、そんなところでしょうか。
山日和
Re: 【奥美濃】大蔵谷から小津権現山
山日和さん,こんにちは。
久し振りにこちらでレスします(^^:
大蔵谷(おぞだに)は、小津権現山の南側から山頂に向かって突き上げる谷である。
記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まあ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう。
大蔵谷、「おぞたに」という読み方は地元出身の知合いから知りました。
10年前に「百山百渓」を参考にそばつるとここに登った頃は「おぞうたに」と思ってました。
「おぞたに」はここの他にも花房山にも字が違うけどありますね。
「おぞい(悪い)谷」という意味かと勝手に思ってます。
大蔵谷の出合から真新しい林道が右岸に付けられていた。その林道が終わり、古い林道の姿が現われる。
僕らが行ったのはこの林道工事が始まる前でした。
どこまで林道工事が行われたのかずっと気になってましたがそんなに奥まで行われてないようでホッとしました。
地形図に滝記号がある場所には何もなく、もう少し進んだところでようやく滝らしい滝が現われた。ちょっと
したゴルジュ状の滝は、ここ2日ほどの雨のおかげで水量が多く勢いがある。
右から高巻いて越すと、今度は谷が左に折れるところに8mほどの滝。左手前の斜面から巻くが、あまり足元がい
いとは言えない斜面で、結構追い上げられてしまう。こういう巻きではチェーンスパイクが威力を発揮する。
滝らしいのはこの2つでしたね。
写真を見ると僕らが行ったときより水量が多いようです。
僕らの時はいずれも直登できました。 490mの二俣では右を取るのだが、進むべき谷にはまったく水が流れていない。左俣の方が広く、水流がある。
地形図に水線が描かれているのが不思議ですよね。
本当にこれかと思って登ってました。
雰囲気はいいんですけどね。
半ばあきらめかけてきた標高800mあたりで、ようやく水の流れが復活した。ちょっとした斜瀑もあり、顔がほ
ころびかけたが、すぐさま手の出ない5mほどの垂直の滝に行く手を塞がれる。右も左も立っており、簡単に巻け
そうもない。おまけに雨まで降り始めた。
ここらあたりから僕らの取ったルートと違うルートを詰めているようです。
僕らは水が出た先で左にとってその先で百山百渓に載っていた斜面から水が湧き出る場所を見ました。
美味しい水でした。 貸切りの山頂でのんびりとランチタイムを楽しむ。
いいですね。
今年、一人で登山道を登った時は貸し切りとはならず、やたらとしゃべりかけてきてこの辺りの山の話をする方が見えてのんびりとは行きませんでした
下山は高屋山の手前まで縦走して、南南西へ延びる尾根を選ぶ。ここは今年の正月に登った尾根だ。
まったくヤブのないスッキリした尾根で、下手な登山道より歩きやすいかもしれない。目を瞠るような豊かな森で
いい尾根ですね。
僕らは途中から車を乗り入れた林道に向かう枝尾根を下りました。 一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、面白いと言えば面白い一日でもあった。
500m二俣を左に進んで壁を見てみたいと思って既に数年。
何時行くのやらわかりませんが参考になりました。
兔夢
久し振りにこちらでレスします(^^:
大蔵谷(おぞだに)は、小津権現山の南側から山頂に向かって突き上げる谷である。
記録を調べてもほとんど見当たらない。こういうケースは大抵の場合、面白くない谷だと相場が決まっている。
まあ小津権現山へのバリエーションルートと捉えれば、さほど面白くなくても腹は立たないだろう。
大蔵谷、「おぞたに」という読み方は地元出身の知合いから知りました。
10年前に「百山百渓」を参考にそばつるとここに登った頃は「おぞうたに」と思ってました。
「おぞたに」はここの他にも花房山にも字が違うけどありますね。
「おぞい(悪い)谷」という意味かと勝手に思ってます。
大蔵谷の出合から真新しい林道が右岸に付けられていた。その林道が終わり、古い林道の姿が現われる。
僕らが行ったのはこの林道工事が始まる前でした。
どこまで林道工事が行われたのかずっと気になってましたがそんなに奥まで行われてないようでホッとしました。
地形図に滝記号がある場所には何もなく、もう少し進んだところでようやく滝らしい滝が現われた。ちょっと
したゴルジュ状の滝は、ここ2日ほどの雨のおかげで水量が多く勢いがある。
右から高巻いて越すと、今度は谷が左に折れるところに8mほどの滝。左手前の斜面から巻くが、あまり足元がい
いとは言えない斜面で、結構追い上げられてしまう。こういう巻きではチェーンスパイクが威力を発揮する。
滝らしいのはこの2つでしたね。
写真を見ると僕らが行ったときより水量が多いようです。
僕らの時はいずれも直登できました。 490mの二俣では右を取るのだが、進むべき谷にはまったく水が流れていない。左俣の方が広く、水流がある。
地形図に水線が描かれているのが不思議ですよね。
本当にこれかと思って登ってました。
雰囲気はいいんですけどね。
半ばあきらめかけてきた標高800mあたりで、ようやく水の流れが復活した。ちょっとした斜瀑もあり、顔がほ
ころびかけたが、すぐさま手の出ない5mほどの垂直の滝に行く手を塞がれる。右も左も立っており、簡単に巻け
そうもない。おまけに雨まで降り始めた。
ここらあたりから僕らの取ったルートと違うルートを詰めているようです。
僕らは水が出た先で左にとってその先で百山百渓に載っていた斜面から水が湧き出る場所を見ました。
美味しい水でした。 貸切りの山頂でのんびりとランチタイムを楽しむ。
いいですね。
今年、一人で登山道を登った時は貸し切りとはならず、やたらとしゃべりかけてきてこの辺りの山の話をする方が見えてのんびりとは行きませんでした
下山は高屋山の手前まで縦走して、南南西へ延びる尾根を選ぶ。ここは今年の正月に登った尾根だ。
まったくヤブのないスッキリした尾根で、下手な登山道より歩きやすいかもしれない。目を瞠るような豊かな森で
いい尾根ですね。
僕らは途中から車を乗り入れた林道に向かう枝尾根を下りました。 一つの滝も登らず、沢登りに来たのか何なのか分からないような一日だったが、面白いと言えば面白い一日でもあった。
500m二俣を左に進んで壁を見てみたいと思って既に数年。
何時行くのやらわかりませんが参考になりました。
兔夢
Re: 【奥美濃】大蔵谷から小津権現山
兔夢ちゃん、どうもです。
久し振りにこちらでレスします(^^:
ホンマに、たまには書いてちょうだいよ~
大蔵谷、「おぞたに」という読み方は地元出身の知合いから知りました。
10年前に「百山百渓」を参考にそばつるとここに登った頃は「おぞうたに」と思ってました。
「おぞたに」はここの他にも花房山にも字が違うけどありますね。
「おぞい(悪い)谷」という意味かと勝手に思ってます。
私はずっと「おおくらだに」だと思ってました。
橋の欄干の名板を見て初めて知りました。
鈴鹿にもオゾ谷があるし、どういう意味でしょうね。
僕らが行ったのはこの林道工事が始まる前でした。
どこまで林道工事が行われたのかずっと気になってましたがそんなに奥まで行われてないようでホッとしました。
新しい林道は500mぐらいかな?なんのための林道やろ?
滝らしいのはこの2つでしたね。
写真を見ると僕らが行ったときより水量が多いようです。
僕らの時はいずれも直登できました。
もう一つだけ後から出てきましたよ。
この日はヒザより上を濡らす気が無かったのでパス。
地形図に水線が描かれているのが不思議ですよね。
本当にこれかと思って登ってました。
雰囲気はいいんですけどね。
そうそう、あの水線はなんの根拠で引いてるんでしょう。
雰囲気はそれなりですね。
ここらあたりから僕らの取ったルートと違うルートを詰めているようです。
僕らは水が出た先で左にとってその先で百山百渓に載っていた斜面から水が湧き出る場所を見ました。
美味しい水でした。
兔夢ちゃんは、山頂ダイレクトルートを選んだんやね。
私は楽な方ということで右を選択しました。結果、全然楽じゃなかったけど。
いいですね。
今年、一人で登山道を登った時は貸し切りとはならず、やたらとしゃべりかけてきてこの辺りの山の話をする方が見えてのんびりとは行きませんでした
まあ、知らん顔するわけにもいかんしね。
いい尾根ですね。
僕らは途中から車を乗り入れた林道に向かう枝尾根を下りました。
橋の袂のスペースに駐車したんですね。
ヤブもなく、楽ちんな尾根です。
500m二俣を左に進んで壁を見てみたいと思って既に数年。
何時行くのやらわかりませんが参考になりました。
左俣は記録が見当たらんけど、もんりさんなら行ってるかな?
山日和
久し振りにこちらでレスします(^^:
ホンマに、たまには書いてちょうだいよ~
大蔵谷、「おぞたに」という読み方は地元出身の知合いから知りました。
10年前に「百山百渓」を参考にそばつるとここに登った頃は「おぞうたに」と思ってました。
「おぞたに」はここの他にも花房山にも字が違うけどありますね。
「おぞい(悪い)谷」という意味かと勝手に思ってます。
私はずっと「おおくらだに」だと思ってました。
橋の欄干の名板を見て初めて知りました。
鈴鹿にもオゾ谷があるし、どういう意味でしょうね。
僕らが行ったのはこの林道工事が始まる前でした。
どこまで林道工事が行われたのかずっと気になってましたがそんなに奥まで行われてないようでホッとしました。
新しい林道は500mぐらいかな?なんのための林道やろ?
滝らしいのはこの2つでしたね。
写真を見ると僕らが行ったときより水量が多いようです。
僕らの時はいずれも直登できました。
もう一つだけ後から出てきましたよ。
この日はヒザより上を濡らす気が無かったのでパス。
地形図に水線が描かれているのが不思議ですよね。
本当にこれかと思って登ってました。
雰囲気はいいんですけどね。
そうそう、あの水線はなんの根拠で引いてるんでしょう。
雰囲気はそれなりですね。
ここらあたりから僕らの取ったルートと違うルートを詰めているようです。
僕らは水が出た先で左にとってその先で百山百渓に載っていた斜面から水が湧き出る場所を見ました。
美味しい水でした。
兔夢ちゃんは、山頂ダイレクトルートを選んだんやね。
私は楽な方ということで右を選択しました。結果、全然楽じゃなかったけど。
いいですね。
今年、一人で登山道を登った時は貸し切りとはならず、やたらとしゃべりかけてきてこの辺りの山の話をする方が見えてのんびりとは行きませんでした
まあ、知らん顔するわけにもいかんしね。
いい尾根ですね。
僕らは途中から車を乗り入れた林道に向かう枝尾根を下りました。
橋の袂のスペースに駐車したんですね。
ヤブもなく、楽ちんな尾根です。
500m二俣を左に進んで壁を見てみたいと思って既に数年。
何時行くのやらわかりませんが参考になりました。
左俣は記録が見当たらんけど、もんりさんなら行ってるかな?
山日和