【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

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SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by SHIGEKI »

~ いきなり核心の渡渉で始まった ~
【 日 付 】 '11/09/24
【 山 域 】 比良
【 天 候 】 快晴
【コースタイム】自宅7:15-P7:45
  P8:05-本流渡渉-ヘク谷8:30-滝11:05-二股-ランチ12:00/:50-奥の二股13:05 
-小女郎池13:45/14:15-P16:10

 10年前に駐車した空地は草ボウボウの荒れ地となっていた。
路肩のふくらみに止めて、出合いを見ると本流の激流に負けじとばかりにヘク谷も大水流をぶつけている。
昨日は降ってないはずだが、1日ぐらいでは平流に戻らない、それぐらい大雨だったということか保水力か。
快晴渓日和となった三連休唯一の休みだ、行かずばなるまい。

 本流まで出て、ハタと気づいた。「渡れへんがなぁ」
少し上流のコンクリートブロックのテッペンをバランスで渡りはじめたが、あと、2mのところで、腰までの急流となり
、思案したが、「谷に入る前にドボンしてられんわ」と引き下がる。
 さらに上流からやっとこさ対岸へ渡り、少し戻ってかなりの時間と体力を消耗して目的の谷へと降り立った。

 ここヘク谷は先の白滝谷に次いで、比良の入門の谷である。
本日も、渓歩きにはまった青年とその知人との初級渓歩き体験・・みたいな・・のはずだった。

 谷は水量で決まる。
そう、水の流れる谷を歩くんやから水の量は最重要ファクターである。
などと山日和さんのコメントをパクってみる。

 しかし、きょうは平流であって欲しかった。
ヘク谷は、シャワー直登の谷なのだ。・・・と思っている。
本流の渡渉で本日の水の冷たさを体感してしまい、被る気がしないのは困ったものだ。

 ヘク谷は、基本的に急傾斜でだらだらのゴーロは出合い直近しかない。
水量が多い今日は、小滝の連続だ。
沢やの本性で水線真ん中を行こうとするが、やはり厳しいものがある。
が、何とかそれに絡みながらチョイシャワー登りで楽しんだ。

 ほとんど記憶にはないが、画像で覚えている二条8m、ここは左を登ったような気がするし、登れると見た。
それは、激シャワー覚悟のことである。
右の岩屑斜面を巻けば濡れずに越えられる。安易に取り付く。
ガラッゴンゴンガツン やっぱし、バチが当たった。恐ろしや落石。
バチだけで落石当たらずホッとした。

 さて、その先も普段なら急なゴーロ、岩間の流れ・・が、全部小滝になってしかも連続しているのだ。
これは楽しい。
水線に絡みながら避けながら、ちょこっとシャワーを浴びてボチボチ溯る。

10mの滝、左の外傾気味のバンドを斜上、水線際を直上した。
沢二回目の青年も続いたが、足を滑らせズルッと落ちた。
「こらアカン」と思った瞬間、指先だけのホールドで持ちこたえた。
ロープを出すのが遅かったと反省しつつ引き上げ、猿のような?反省会。

 見事な滝になっている右からの枝谷を見て、左折すると8mの滝。
ここは記憶にある。
左をチョイシャワーで登るのだが、本日はフルシャワーとなる。
気持ちよく登る。滝上で顔を見合わせ、笑い合う。
みんな、気持ちエエのだ。

 さて次は10m、ルートを見て口走ったら青年が素早く取り付いた。
が、あと2mで固まった。
「無理すんな まっとけ」とあわてて巻き上がり、ロープを出す。
足が滑り、腕と腹でシャワー浴びながらへばり付いていたとのこと・・・。
安全第一、慎重に行こう。

 二股を右に取り、半日向の中洲でランチとした。
冷えたプシューとのちのあったかいラーメンがうめェ。
奥の二股を右にとってもまだまだ水量豊富、草原状になってやっと水流も消えた。
笹は枯れており、ヤブコギもなく(以前もなかったような?)小女郎池の登山道反対側にたどり着いた。

 青空と池、底抜けに明るい池端の登山道をカラフル登山着の人たちが行き交う。
場違いの視線を感じつつ、「場違いはおまえらやろ」「ここは山や」とオッサンがのたまう。

 帰りは、膝をいたわりながら、登山道を降り、懸案の本流渡渉は立派な橋があり、無事出発地点にたどり着いた。
初級教室も楽ではないが、やっぱ渓は楽しい。
 
SHIGEKI
添付ファイル
P9240714.jpg
P9240150.jpg
たろー
記事: 51
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:55

Re: 【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by たろー »

SHIGEKIさん こんにちは。

今年の沢シーズンもいよいよ終盤に入ってきましたね。
今季も終盤の追い込み型のようですがいつも楽しくレポを拝見しております。
読むばっかりではアレなんで久しぶりにレスに挑戦です。

~ いきなり核心の渡渉で始まった ~
【 日 付 】 '11/09/24
【 山 域 】 比良
【 天 候 】 快晴
【コースタイム】自宅7:15-P7:45
  P8:05-本流渡渉-ヘク谷8:30-滝11:05-二股-ランチ12:00/:50-奥の二股13:05 
-小女郎池13:45/14:15-P16:10
 

今年は比良センなんですね。
実は比良にはまだ足を伸ばした事が無いんです。
鈴鹿の山を越えて更に琵琶湖を渡って、裏なら比良の山も越えなくてはいけないのでなかなか足が向きません・・


路肩のふくらみに止めて、出合いを見ると本流の激流に負けじとばかりにヘク谷も大水流をぶつけている。
昨日は降ってないはずだが、1日ぐらいでは平流に戻らない、それぐらい大雨だったということか保水力か。
快晴渓日和となった三連休唯一の休みだ、行かずばなるまい。
 

この日は私も奥美濃の東前の谷に入っていましたがスゴイ水量でした。
揖斐川はずっとダムの放水で濁流のままでしたよ。


 谷は水量で決まる。
そう、水の流れる谷を歩くんやから水の量は最重要ファクターである。
などと山日和さんのコメントをパクってみる。


この辺の勘所は難しいですね。
平水なら退屈な谷が面白くなったり、逆に手も足も出なくなったり。
幸運な事に今までは前者が多いのですが。
 

しかし、きょうは平流であって欲しかった。
ヘク谷は、シャワー直登の谷なのだ。・・・と思っている。
本流の渡渉で本日の水の冷たさを体感してしまい、被る気がしないのは困ったものだ。

 ヘク谷は、基本的に急傾斜でだらだらのゴーロは出合い直近しかない。
水量が多い今日は、小滝の連続だ。
沢やの本性で水線真ん中を行こうとするが、やはり厳しいものがある。
が、何とかそれに絡みながらチョイシャワー登りで楽しんだ。
 

これは後者のパターンに近いですね。

 さて、その先も普段なら急なゴーロ、岩間の流れ・・が、全部小滝になってしかも連続しているのだ。
これは楽しい。
水線に絡みながら避けながら、ちょこっとシャワーを浴びてボチボチ溯る。


これは前者のパターン。

10mの滝、左の外傾気味のバンドを斜上、水線際を直上した。
沢二回目の青年も続いたが、足を滑らせズルッと落ちた。
「こらアカン」と思った瞬間、指先だけのホールドで持ちこたえた。
ロープを出すのが遅かったと反省しつつ引き上げ、猿のような?反省会。
 

楽しくなり始めた頃が危ないといいますが・・
慎重に慎重に


左をチョイシャワーで登るのだが、本日はフルシャワーとなる。
気持ちよく登る。滝上で顔を見合わせ、笑い合う。
みんな、気持ちエエのだ。
 

暑さ寒さも彼岸までといいますが、まだまだ行けそうですね。

さて次は10m、ルートを見て口走ったら青年が素早く取り付いた。
が、あと2mで固まった。
「無理すんな まっとけ」とあわてて巻き上がり、ロープを出す。
足が滑り、腕と腹でシャワー浴びながらへばり付いていたとのこと・・・。
安全第一、慎重に行こう。
 

そうそう、慎重に慎重に

 帰りは、膝をいたわりながら、登山道を降り、懸案の本流渡渉は立派な橋があり、無事出発地点にたどり着いた。
初級教室も楽ではないが、やっぱ渓は楽しい。
 

沢登り普及活動お疲れ様です。
仲間が増えるといいですね。
(私も色々やってますが、ナカナカ・・)

今シーズンも残りわずか、お互いにラストスパート、目いっぱい遡りましょう。

たろー
添付ファイル
東前の谷 下流部
東前の谷 下流部
アバター
わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by わりばし »

こんばんは、SHIGEKIさん。

昨日は降ってないはずだが、1日ぐらいでは平流に戻らない、それぐらい大雨だったということか保水力か。
 ここヘク谷は先の白滝谷に次いで、比良の入門の谷である。
本日も、渓歩きにはまった青年とその知人との初級渓歩き体験・・みたいな・・のはずだった。

 谷は水量で決まる。
そう、水の流れる谷を歩くんやから水の量は最重要ファクターである。
などと山日和さんのコメントをパクってみる。

初級渓歩き体験には厳しそうな水量ですいね。
私は渓歩きはしたことないのですが・・
:mrgreen:

 しかし、きょうは平流であって欲しかった。
10mの滝、左の外傾気味のバンドを斜上、水線際を直上した。
沢二回目の青年も続いたが、足を滑らせズルッと落ちた。
「こらアカン」と思った瞬間、指先だけのホールドで持ちこたえた。
ロープを出すのが遅かったと反省しつつ引き上げ、猿のような?反省会。

お連れの方はビビッていませんでした?

左をチョイシャワーで登るのだが、本日はフルシャワーとなる。
気持ちよく登る。滝上で顔を見合わせ、笑い合う。
みんな、気持ちエエのだ。

この喜びが蜜の味ですか。

 さて次は10m、ルートを見て口走ったら青年が素早く取り付いた。
が、あと2mで固まった。
「無理すんな まっとけ」とあわてて巻き上がり、ロープを出す。
足が滑り、腕と腹でシャワー浴びながらへばり付いていたとのこと・・・。
安全第一、慎重に行こう。

ここでは、お連れの方もさすがにビビったでしょう?

 青空と池、底抜けに明るい池端の登山道をカラフル登山着の人たちが行き交う。
場違いの視線を感じつつ、「場違いはおまえらやろ」「ここは山や」とオッサンがのたまう。

よくある光景です。ハハハ・・

何事もなくもどってこれましたね。お疲れ様でした。
:D


                                               わりばし
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、こんばんは。

 本流まで出て、ハタと気づいた。「渡れへんがなぁ」
少し上流のコンクリートブロックのテッペンをバランスで渡りはじめたが、あと、2mのところで、腰までの急流となり
、思案したが、「谷に入る前にドボンしてられんわ」と引き下がる。


安曇川本流の渡渉で腰までですか。私ならさっさとやめてますわ。

 ここヘク谷は先の白滝谷に次いで、比良の入門の谷である。
本日も、渓歩きにはまった青年とその知人との初級渓歩き体験・・みたいな・・のはずだった。


私も3~4回行ってます。適度に楽しめるいい谷ですよね。

 谷は水量で決まる。
そう、水の流れる谷を歩くんやから水の量は最重要ファクターである。
などと山日和さんのコメントをパクってみる。
 しかし、きょうは平流であって欲しかった。
ヘク谷は、シャワー直登の谷なのだ。・・・と思っている。
本流の渡渉で本日の水の冷たさを体感してしまい、被る気がしないのは困ったものだ。


そうそう、水が多過ぎるのも考えものですよねえ。確かに美しいし迫力あるけど登れない・・・・

  10mの滝、左の外傾気味のバンドを斜上、水線際を直上した。
沢二回目の青年も続いたが、足を滑らせズルッと落ちた。
「こらアカン」と思った瞬間、指先だけのホールドで持ちこたえた。
ロープを出すのが遅かったと反省しつつ引き上げ、猿のような?反省会。


転ばぬ先の杖。経験の少ない人(特に若い人)は限界がわからないから突進しがちです。
早めのロープが吉です。

  さて次は10m、ルートを見て口走ったら青年が素早く取り付いた。
が、あと2mで固まった。
「無理すんな まっとけ」とあわてて巻き上がり、ロープを出す。
足が滑り、腕と腹でシャワー浴びながらへばり付いていたとのこと・・・。
安全第一、慎重に行こう。


ここも同じくですね。

 帰りは、膝をいたわりながら、登山道を降り、懸案の本流渡渉は立派な橋があり、無事出発地点にたどり着いた。

この下りは登山道なんで渡渉の心配無用ですね。お疲れさまでした。
2回目青年の印象はどうだったんでしょう?

                   山日和

P7260080_1.JPG
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by SHIGEKI »

たろーさん こんばんは。

ヤブコギ辺境repにresをありがとうございます。


今年の沢シーズンもいよいよ終盤に入ってきましたね。
今季も終盤の追い込み型のようですがいつも楽しくレポを拝見しております。
読むばっかりではアレなんで久しぶりにレスに挑戦です。


そうなんです。毎年、出だしが遅く、秋になってから渓づいてます。

でも、紅葉の渓を「楽しめます。 

おひさ ですが、去年 キノコオフで、この時もお久でしたね。

ツェルトの張り方、また教えてくラはい。


今年は比良センなんですね。

ま、生活ありますわなぁ。



実は比良にはまだ足を伸ばした事が無いんです。
鈴鹿の山を越えて更に琵琶湖を渡って、裏なら比良の山も越えなくてはいけないのでなかなか足が向きません・・


エエ 手頃な渓はありまっせ~。


この日は私も奥美濃の東前の谷に入っていましたがスゴイ水量でした。
揖斐川はずっとダムの放水で濁流のままでしたよ。



劇的な変化の渓 よかったでしょう。




暑さ寒さも彼岸までといいますが、まだまだ行けそうですね。

季節的には、まだまだ行けますよ 去年は、たろーさん の記録にもある 滝本北谷 11月後半に

行って、最高の紅葉でした。


沢登り普及活動お疲れ様です。
仲間が増えるといいですね。
(私も色々やってますが、ナカナカ・・)


なかなか、取っつきにくい、で、古いフェルトシューズ貸して、連れてってます。


今シーズンも残りわずか、お互いにラストスパート、目いっぱい遡りましょう。


木曽、田立 通行禁止 解けたんですな。

     SHIGEKI
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P9240134.jpg
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by SHIGEKI »

わりばしさん こんばんは。

resをありがとうございます。


初級渓歩き体験には厳しそうな水量ですいね。
私は渓歩きはしたことないのですが・・
:mrgreen:


渓はエエですよ~  



この喜びが蜜の味ですか。


ローヤルゼリーを軽く凌駕してまっせ~


ここでは、お連れの方もさすがにビビったでしょう?


ちょっと 調子に乗りすぎました。


何事もなくもどってこれましたね。お疲れ様でした。

図星です。 ちょっと、ホッとしました。

      SHIGEKI


                                               わりばし[/quote]
添付ファイル
P9240711.jpg
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【比良】 激流 第2弾 ヘク谷

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。

resをありがとうございます。

安曇川本流の渡渉で腰までですか。私ならさっさとやめてますわ。

何をおっしゃる、軽々渡渉したはりますやろ~。

私も3~4回行ってます。適度に楽しめるいい谷ですよね。

ええっ  3・・4回もですかいなぁ。

そういや 奥の深は 5回位 歩いたとか。

9年振り 2回目でしたが、ほとんど忘れてました。

かなり楽しめました、今は近くて手頃ですわ。


そうそう、水が多過ぎるのも考えものですよねえ。確かに美しいし迫力あるけど登れない・・・・


この日は、たぶんちょうどエエ位の感じでしたが・・・・・何せ、初級チームなんで。


転ばぬ先の杖。経験の少ない人(特に若い人)は限界がわからないから突進しがちです。
早めのロープが吉です。


全くその通りですわ~。


この下りは登山道なんで渡渉の心配無用ですね。お疲れさまでした。
2回目青年の印象はどうだったんでしょう?


積極的になってますがなぁ  危ないくらい・・・・。

      SHIGEKI
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P9240105.jpg
P9240134.jpg
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