【鈴鹿】バイケイソウ大開花の御池岳

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skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【鈴鹿】バイケイソウ大開花の御池岳

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2020年6月27日(土)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】コグルミ谷右岸尾根>カタクリ峠>御池岳>鈴北岳>タテ谷>コグルミ谷登山口

6月27日(月)天気が良さそうなので御池岳に登ってみました。例年、梅雨に入ってからは低山に登ることは少ないのですが、気温はさほど上がらないし地面も乾いて山ビルの心配も少ないと踏んだわけです。
 R306で犬帰橋の手前に車を止めて歩いていくと擁壁が切れたところが犬帰谷左岸尾根の取り付きです。
バリコースですが、よく使われる尾根なので薄い踏み跡が付いています。
尾根を登っていくとコグルミ谷右岸尾根に合流します。鬱陶しいアセビが無くなると落葉樹だけのすっきりした森になります。
尾根が平坦になった辺りで右へ少し下ったところがカタクリ峠でコグルミ谷道に合流します。
バイケイソウが大きめの花を付けていました。周りをみるとどの株も一斉に花を付けています。この調子だと8合目から先の群生地はすごいことになっていそうです。
バイケイソウ以外の花はあまり見られませんが、コナスビが星形の可愛い花を付けています。
8合目で真ノ谷に降りると苔が生き生きとして自己主張していました。
DSCN6131.JPG
バイケイソウの群落は思った通りの大開花を迎えていました。
DSCN6132.JPG
コバイケソウと同じように数年に一度大開花するらしいのですが、夏の御池岳には登ったことがないので、こういうのは見たことがありません。
DSCN6133.JPG
バイケイソウの花は大きくてコバイケソウより立派ですが、色が緑白色で目立ちにくくコバイケソウの群落に比べると地味な感じで写真写りはイマイチです。
しかし、これだけ派手に咲いていると肉眼では迫力があります。
8合目から山頂まで大群落が埋め尽くす光景は圧巻です。
DSCN6139.JPG
山頂に着くと薄くガスがかかってイマイチの天気だったのでテーブル散歩は止めて鈴北岳へ向かいました。
鈴北へ向かうルートは平坦な草原を抜けていきます。
途中の真ノ池にはアオガエルの卵が木の枝に沢山ついていました。
この辺りは日本庭園と言われ御池のテーブルランドより気持ちいいくらいです。
山頂の手前にあるのが元池です。周りの土が流れ込んで少し濁っていました。こちらもアオガエルの卵が提灯のようにぶら下がっています。
DSCN6148.JPG
御池と同じカルスト台地なので石灰岩が侵食されてできたドリーネと言われる陥穽が見られます。
石灰岩の露頭が連なるカレンフェルト地形はあまりはっきりしません。
平坦な鈴北山頂(1182m)から西に見えるのが鈴ヶ岳です。
ここから見る御池岳は丸山の別名がピッタリする眺めです。
鞍掛峠への下り始めにある標識にタケ谷の表示があったのですが、直交する側は故意に外されたようでボルトだけが残っていました。廃道ということでしょうか。
下の谷に降りると桑部自然教室の標識が残っていましたが、30年以上前のものです。
Ⅴ字谷の底を歩いていきます。
谷底は徐々に広くなってきますが、流れはありません。カルスト台地の下は雨水に侵食された石灰岩がスポンジのようになっていて雨を吸い取ってしまいます。
谷がガレ谷になって傾斜を増す辺り赤テープとケルンが積まれていて、その少し下の右岸にも赤テープが巻かれていますが、変色していて見逃してしまいそうです。
テープのところから谷を離れて植林と自然林の間をトラバースしていきます。
そしてズルズル急斜面を下って行きます。踏み跡は薄く変色したテープだけが頼りです。廃道と言うのが適当でしょう。
かなり下ったところで右の尾根を乗り越すように巻いていきます。そこから、また急斜面を下るとコグルミ谷に出会います。
13時15分、コグルミ谷登山口に降り立ちました。
あまり期待してなかった夏の御池岳ですが、バイケイソウの大開花に巡り合えて思わぬ儲けものでした。先に書いたように花の色あいが地味なので肉眼で鑑賞することをお勧めします。来年も開花するかどうかは保証の限りではありませんが。
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】バイケイソウ大開花の御池岳

投稿記事 by Kasaya »

skywalkさん こんばんは

6月27日(月)天気が良さそうなので御池岳に登ってみました。例年、梅雨に入ってからは低山に登ることは少ないのですが、気温はさほど上がらないし地面も乾いて山ビルの心配も少ないと踏んだわけです。
 この日はいい天気でしたでしょう。暑くなかったですか

R306で犬帰橋の手前に車を止めて歩いていくと擁壁が切れたところが犬帰谷左岸尾根の取り付きです。
バリコースですが、よく使われる尾根なので薄い踏み跡が付いています。

R306が閉鎖されている時はこのコースを行きますが、この時期には使わないなあ。よくここから歩きましたねえ。

バイケイソウが大きめの花を付けていました。周りをみるとどの株も一斉に花を付けています。この調子だと8合目から先の群生地はすごいことになっていそうです。
春に歩いている時にはこの草ばかりが目につきましたが、満開ですか

8合目で真ノ谷に降りると苔が生き生きとして自己主張していました。
御池岳のコケはなかなか見ものですね


しかし、これだけ派手に咲いていると肉眼では迫力があります。
8合目から山頂まで大群落が埋め尽くす光景は圧巻です。
あまりバイケイソウって注目しないですが、こういう風に書かれるとちょっと見たくなってきます。
でも今の御池は暑いですよね


途中の真ノ池にはアオガエルの卵が木の枝に沢山ついていました。
この辺りは日本庭園と言われ御池のテーブルランドより気持ちいいくらいです

こちらは奥の平辺りとはまた違った風情がります。両方とも好きです。

下の谷に降りると桑部自然教室の標識が残っていましたが、30年以上前のものです。
この標識はとんでもないルートについていますね。何度か見かけましたが自然教室という言葉からくるイメージとは程遠いところを
歩いています。いったいどんな団体だったんでしょうね。

Ⅴ字谷の底を歩いていきます。
谷底は徐々に広くなってきますが、流れはありません。カルスト台地の下は雨水に侵食された石灰岩がスポンジのようになっていて雨を吸い取ってしまいます。
最初のうちは道もはっきりしているしそれなりにいい雰囲気でしょう。

谷がガレ谷になって傾斜を増す辺り赤テープとケルンが積まれていて、その少し下の右岸にも赤テープが巻かれていますが、変色していて見逃してしまいそうです。

ここから先は道がもうよく分からないですね。
昨年も歩きましたがやっぱり道を外しました。

あまり期待してなかった夏の御池岳ですが、バイケイソウの大開花に巡り合えて思わぬ儲けものでした。先に書いたように花の色あいが地味なので肉眼で鑑賞することをお勧めします。来年も開花するかどうかは保証の限りではありませんが。
バイケイソウに少し魅了されたようですね。
いってみようかなとちょっと迷います。
kasaya
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿】バイケイソウ大開花の御池岳

投稿記事 by biwaco »

skywalkさん、こんにちは(^^♪
梅雨末期の大雨で九州辺りは大変なことになってますね! 鈴鹿にも大雨が降ると、琵琶湖に向かって流れる川が溢れそうで、ヒヤヒャしております。
6月27日(月)天気が良さそうなので御池岳に登ってみました。
そうですね、この辺りまでは好天も続き、思ったより涼しい山日和もありました。でも今は…(>_<)
 R306で犬帰橋の手前に車を止めて歩いていくと擁壁が切れたところが犬帰谷左岸尾根の取り付きです。
バリコースですが、よく使われる尾根なので薄い踏み跡が付いています。
もっぱら西側(近江側)からしかアプローチしない私には、鞍掛トンネルを抜けた世界は白地図状態で、サッパリ分りません。コグルミ谷くらいなら耳にしたこともありますが、「犬帰谷」とは! 台高辺りの谷かいな?と頭の中が混乱してしまいまする(@_@。
バイケイソウの群落は思った通りの大開花を迎えていました。
これがバイケイソウの花なんですね。私、いまだにバイケイソウとコバイケイソウの違いが分りません。もちろん、花や背丈の大小ではないですよね?? 
雪が解けた山襞に顔を出す、美味しそうな緑の葉っぱはどちらでした?
P6030859.jpg
数年前、平家岳で出会った花を貼っておきます。これはどっちかな?
鈴北へ向かうルートは平坦な草原を抜けていきます。
丸山から鈴北へは雪がなくても自由に歩けますね(^_-)
コグルミ谷からの道と出合う県境稜線もいい感じでした。
「日本庭園」辺りも、ひと昔前は笹薮で大変だったようですが、10数年前くらいからしか知らない私には、想像の世界でしかありません。
鞍掛峠への下り始めにある標識にタケ谷の表示があったのですが、直交する側は故意に外されたようでボルトだけが残っていました。廃道ということでしょうか。
タテ谷も下ったことはありません。鞍掛尾根は途中から鞍掛橋への巡視路を下ります。それとも、ヒルコバから伊勢尾をぶらりぶらりと御池橋へ。どちらも近江エリアですけど(^_-)

先日、skywalkさんと初めて出会った蕎麦粒山へ行ってきました。無雪期の蕎麦粒山はやはりヤブ山でしたわ(^_-)
               ~びわ爺
skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】バイケイソウ大開花の御池岳

投稿記事 by skywalk »

kasayaさん、こんにちは。
この日はいい天気でしたでしょう。暑くなかったですか
天気予報ではもっと晴れるかと思いましたが、山では曇り気味でそんなに暑くなかったです。kasayaさんは、暑いの苦手そうですね。
R306が閉鎖されている時はこのコースを行きますが、この時期には使わないなあ。よくここから歩きましたねえ
無雪期でも歩きやすい尾根ですからコグルミ谷を登るのとそれほど変わらないと思いますけど。コグルミ谷の前には車を置けないことが多いので早めに車を置いて国道を歩きました。

春に歩いている時にはこの草ばかりが目につきましたが、満開ですか
毒草で鹿も食べないから増える一方ですね。たまには花を付けて目を楽しませてくれないとね。

御池岳のコケはなかなか見ものですね
梅雨時には生き生き輝いているようで、これも見ものでした。

あまりバイケイソウって注目しないですが、こういう風に書かれるとちょっと見たくなってきます。
でも今の御池は暑いですよね

あれほど密生しているところは余りないと思うので一度見ておくのもありだと思います。コグルミ谷だったら日当りが悪いので多少涼しいかも。

こちらは奥の平辺りとはまた違った風情がります。両方とも好きです。
積雪期だと静まり返った雪原の様子が厳粛なまでに美しいです。

この標識はとんでもないルートについていますね
そうなんです。親子教室ということですが、子供たちもいいオッサンになったでしょうね。

最初のうちは道もはっきりしているしそれなりにいい雰囲気でしょう
10年ばかり前にも下りに使ったんですけどルートを忘れてしまってコグルミ谷に出会ったのは本来のところよりも下流側に出てしまいました。下山向きのルートではないです。

バイケイソウに少し魅了されたようですね。
いってみようかなとちょっと迷います。

今年は梅雨でチャンスが無さそうですけど機会があればいってみてください。
skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】バイケイソウ大開花の御池岳

投稿記事 by skywalk »

biwacoさん、こんにちは。
梅雨末期の大雨で九州辺りは大変なことになってますね! 鈴鹿にも大雨が降ると、琵琶湖に向かって流れる川が溢れそうで、ヒヤヒャしております。
梅雨末期は毎年かなり雨が降りますが、今年は特にひどいですね。biwacoさんも、警報等に気を付けて早め避難でお願いします。

そうですね、この辺りまでは好天も続き、思ったより涼しい山日和もありました。でも今は…(>_<)
もうしばらくステイホームで我慢ですね。そのあとに期待しましょう。

もっぱら西側(近江側)からしかアプローチしない私には、鞍掛トンネルを抜けた世界は白地図状態で、サッパリ分りません。
犬帰り谷左岸尾根は国道ゲートが締まる冬場にはよく使われる定番ルートです。

これがバイケイソウの花なんですね。私、いまだにバイケイソウとコバイケイソウの違いが分りません。もちろん、花や背丈の大小ではないですよね?? 
雪が解けた山襞に顔を出す、美味しそうな緑の葉っぱはどちらでした?
葉っぱは似てますけど別の種類です。花の大きさも全然違います。食べられるギボウシの葉っぱと間違えて食中毒を起こす人もいるようです。間違えて食べないでね。写真はコバイケソウのようですね。

丸山から鈴北へは雪がなくても自由に歩けますね(^_-)
コグルミ谷からの道と出合う県境稜線もいい感じでした。
「日本庭園」辺りも、ひと昔前は笹薮で大変だったようですが、10数年前くらいからしか知らない私には、想像の世界でしかありません。

御池一帯はどこでも歩けてしまいますね。日本庭園辺りは昔からしっかりしたルートが付いていたので問題なかったです。奥の平へ行くのはヤブコギさんと決まってました。

タテ谷も下ったことはありません。鞍掛尾根は途中から鞍掛橋への巡視路を下ります。それとも、ヒルコバから伊勢尾をぶらりぶらりと御池橋へ。
タテ谷はコグルミ谷登山口にショートカットできて便利ですが、下りだと分かりにくいしズルズル斜面もあって厭らしいです。私はT字尾根もつかったことつかったことないですが、伊勢尾というのも興味惹かれます。無雪期の蕎麦粒山に登ろうという気力に負けました。これからもお元気で。
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