【鈴鹿】桜の鮎河から能登ヶ峰~鹿の楽園で春宴会♪

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biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

【鈴鹿】桜の鮎河から能登ヶ峰~鹿の楽園で春宴会♪

投稿記事 by biwaco »

【日付】2020年3月26日(木)
【山域】甲賀/土山鮎河の桜と能登ヶ峰
【ルート】鮎河~能登ヶ峰~鹿の楽園~鯎川林道~鮎河
【天候】晴れ
【メンバー】単独


新型コロナ騒ぎで今年のお花見は自粛モードに沈んでいる。もったいない話だけど、やむを得ない面もある。コロナはこれっきりにして欲しいけど、サクラは来年も咲くだろう。
4月に予定していた「お花見山行」も軌道修正かな?と思いつつ、次善策を考えるにしても現地を見ておかないと…。

合併で甲賀市になった土山の鮎河(あゆかわ)。ところが村の鮎河小学校は「あいが」と読む。鯎(ウグイ)川沿いの桜は県下№2の人気だそうだが、他に違わず今年の「さくらまつり」は中止。ライトアップもなしだそうだ。
鯎川橋沿いの広場に駐車し、案内板横のベンチに屯している古老にあいさつしてから、蕾の膨らみ具合などを確認。もちろん開花はまだだが、古老たちの話では「来月初めの土日が満開かなあ」
P3260550.jpg
こちらの「お花見」予定は第2週なので、ちょっと時期がずれるかな?
古老の一人が先の疑問に答えてくれた。鮎川と大河原の村が合併した時、鮎と河をくっつけて「鮎河」にしたが、当時の校長先生の提案で読み方は「あいが」になったという。真偽は分らない。土山の町史にでも載っているかもしれないが。
ちなみにこの方、鮎河の村を見下ろす小高い丘の上に城址を残す戦国の山城「黒川城」城主の末裔だそうだ。山里には1000年の歴史のカケラがあちこちに転がっているようだ。

10:30.川沿いの桜並木を確認しながら能登ヶ峰に続く林道を進む。数年前、ここを下ってきたことがあった。鯎川右岸の尾根をサクラグチへ登り、横谷山経由で左岸尾根に回り込み能登ヶ峰から下ってきた。元気なころの話で、今は片道切符がせいぜいだろう。
30分ほど林道を歩いて尾根に取り付く。薄暗い植林の中、結構斜度があり息が切れる。自然林なら足元に春の草花も見られるのだろうが、ただ杉の落葉を踏み、倒木を乗り越えながら登る。ニセピークをひとつ越え、腐らず歩き続けると能登ヶ峰△759.3山頂。12:06。ここも杉に囲まれて見晴らしはない。
P3260566.jpg
さてどうしよう? 下見とはいえ、これで下山するのは味気なさすぎる。せめて「鹿の楽園」辺りまでは行ってみましょう。汗を拭って、一呼吸入れてから進むと植林は終わり、ドウダンツツジに似た花をつけた馬酔木ばかりが目立つ開けた尾根に変わる。
北側の眺望が一気に開ける。左に綿向山、右には鎌ヶ岳、目の前にサクラグチへの尾根が横たわる。
P3260580.jpg
大小の馬酔木の株を縫いながら、迷路のような尾根をピンクリボンの案内で進む。「鹿の楽園」と呼ばれるこの一帯。鹿だけじゃない、人間にも「楽園」と呼びたくなる桃源郷である。
以前来た時は、ここで鹿の群れに出遭った。しかし今回はどこにも彼らの姿がない。警戒鳴すら聞かれない。どうしたんだろう? 
考えてみれば、木といえば鹿が苦手な馬酔木だけ。草といえば枯れススキのみ。これでは鹿さんもいなくなるだろう。「楽園」と言われていた時代には緑に溢れ、美味しい草や木の葉がワンサとあったのだろうか? もっと春が本番になれば「楽園」が甦るのだろうか?

そんなことを思いながら、座り込んでランチにする。微風、快晴、今日は街中では気温が20℃まで上がるという。つい先日まで、寒風に耐えながらそそくさとランチを済ませていた雪山がウソのように、久し振りにアワワが美味しくいただける。
P3260596.jpg
稜線を少し進んで、co710mから真北に伸びる小尾根にピンクリボンが付いている。この尾根は初めてなので不安は隠せない。すぐ急傾斜になるが馬酔木やリョウブなど、捕まる木の枝があるのでなんとか下れそうだ。
ヤセ尾根や急斜面トラバース箇所もあったが、1時間半ほどで鯎川左岸へ降り立つ。ほとんど水量のない川を渡り対岸の林道へ。橋の欄干には「天狗谷橋」とあった。15:30。

思ったより長い林道歩きを我慢し、鮎河の集落が目に入りだすと、川沿いに桜並木が現れ、やがて起点の鯎川橋へ16:25。もう、古老たちの姿はなかった。

帰り道に確認した青土ダム周辺の桜並木も、開花時期にぜひ見てみたいと思わせるものだった。
さて、「お花見山行」はどうしたものか…?

            ~biwaco
sato
記事: 417
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【鈴鹿】桜の鮎河から能登ヶ峰~鹿の楽園で春宴会♪

投稿記事 by sato »

びわ爺さま

こんばんは。
我が家の裏が桜並木で、おこたにあたりながら桜を眺めることが出来ます。
今日見たら、ぽつぽつと咲き始めていました。
社会で、私たちそれぞれの人生の中で、何が起ころうとも、人の感情とおかまいなく、毎年春はやってきて、咲き誇る桜。
そんな桜を、無言で眺める日々です。

「鮎河」を初めて通った時、「あゆかわ」って、素敵な響きだなぁと思ったら、「あいが」だと知りました。
琵琶湖のアユを扱う会社でアルバイトを始めた時、仕事場の方々が、鮎を「あい」と発音するのを聞き、鮎河が浮かびました。
湖東でも鮎は「あい」と発音し、「あいが」なのだと思いました。「あいかわ」ではなく「あいが」なのは鮎川と大河原の合併からなのでしょうね。
鮎河の桜は、見事なようですね。でも、桜並木が続く川の名前は「ウグイ川」。ウグイが沢山泳いでいるのかしら。
話が脱線していきますが、ウグイは春の魚で、仕事場のおじさん、おばちゃんは、ウグイが食べたいとこの時期になると話しています。

能登ヶ峰は訪れたことがありませんが、山頂から・696にかけての稜線が素晴らしいそうですね。
アセビの森が続くのですね。写真の鎌ヶ岳、かっこいいですね。
「桃源郷」のお言葉に、どんな風景が広がっているのか想像してしまいます。
でも、人間にとって桃源郷に映る風景は、シカにとっては、もはや桃源郷ではなかったりするのですね。
これから先、各地の山で、アセビの森はどんどん広がっていくのでしょうか。

ぽかぽか春の陽射しを浴びながらのお昼の時間は、なんて贅沢な時間なのだろうと、幸せを感じますね。
お弁当の助六寿司を見て、子供の頃の運動会のお弁当の定番だったなぁと思い出しました。

こころとからだ全体で、季節の花ばなを愛でることのできる日が、一日も早く戻ることを願うばかりです。

sato
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿】桜の鮎河から能登ヶ峰~鹿の楽園で春宴会♪

投稿記事 by biwaco »

satoさん、レスありがとうございます。

お花見宴会は御法度、野球もJリーグも中止、旅行もダメとなれば、爺のようなボケ年寄りの楽しみは、もうPCかスマホで時間を過ごすくらいしかないですね(^_-)
我が家の裏が桜並木で、おこたにあたりながら桜を眺めることが出来ます。
これ、サイコーじゃないですか! おこたと桜の異季節コラボがまた新鮮でいい(^^♪ 今日のように冷たい春雨の日は、(山や仕事のことも忘れて)ゆったりと流れる時間を過ごせます。おこたの台に載ってるのは桜餅と香り立つ宇治茶?(爺のPC台に載ってるのはアワワですけど…)
「鮎河」を初めて通った時、「あゆかわ」って、素敵な響きだなぁと思ったら、「あいが」だと知りました。
黒川城主の末裔だという男性の話を確認してみました。1889年(明治22)の町村制施行により鮎川(あゆかわ)村と大河原(おおがわら)村が鮎河(あいが)村に。1955年(昭和30)に周りの村と合併し土山町が発足、鮎河村は廃止(wikiより)――ということらしいです。
大河原は鈴鹿スカイラインの入り口、「カモシカ荘」のあるエリアです。
開花を待つ鯎川沿いのサクラ並木
開花を待つ鯎川沿いのサクラ並木
桜並木が続く川の名前は「ウグイ川」。ウグイが沢山泳いでいるのかしら。
ウグイは「鯎」と書きますね。成る魚=出世魚。鰤(ブリ)や鱸(スズキ)も成長と併せて名前が変わります。鰤のようにツバス-ハマチ-ブリとグレードアップするならいいのですが、ウグイの場合、大きくなって海に戻ると巨大化して身もふやけ、食味が良くないので商品にならず、豚など家畜のえさにされています。
どんつきの行き止まりを「トドの詰まり」と言いますが、この「トド」はこれ以上成長しないという意味でウグイのことということです。
satoさんには釈迦に説法でしたが、秀麗な姿を愛でられながらたった1年で生涯を終えるアユと、嫌われても成長し続けて魚生?を全うするウグイーーが、この地で同居魚体していることに、不思議な思いに囚われてしまいました。
ウグイは春の魚で、仕事場のおじさん、おばちゃんは、ウグイが食べたいとこの時期になると話しています。
そうです。ウグイを食べるなら川の上流にいる若いころが食べごろでしょうね(^_-)
能登ヶ峰は訪れたことがありませんが、山頂から・696にかけての稜線が素晴らしいそうですね。
アセビの森が続くのですね。写真の鎌ヶ岳、かっこいいですね。
杉林の中の山頂から少し進むと眺望が開けます。「桃源郷」は適当な慣用句で、実際どんなところか知りませんが、能登ヶ峰までとの落差が大きくて、思わず歓声が口をつきます。「おおーっ!」とか「きれーぇ!」とか(^^♪
でも、人間にとって桃源郷に映る風景は、シカにとっては、もはや桃源郷ではなかったりするのですね。
山中ではまったく出遭わなかったんですが、下ってきた鯎川沿いの林道では逃げていく鹿に何度も遭遇しました。山の上には食べ物がないので里に降りてきてるのでしょう。
お弁当の助六寿司を見て、子供の頃の運動会のお弁当の定番だったなぁと思い出しました。
最近は1パックをたいらげることが至難の技となっています。疲れ過ぎるとノドを通らないんです。でも、この日はしっかりアワワで流し込みました。

5月のオフミは、全員集合で心おきなく四方山話ができることを祈っております。
         ~びわ爺
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