【白山】根性足りず(19.8.12)
Posted: 2019年8月15日(木) 09:26
【 日 付 】2019.8.12
【 山 域 】 白山
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】別当出合5:24-6:35別当坂分岐ー9:31黒ボコ岩ー10:06室堂ー11:16御前峰ー12:28大汝峰分岐ー13:00室堂ー15:38別当出合
皆さんお久しぶりです。お~まだ生きていたかと思われる方もおられましょうが、近場を二日に一回くらい歩きながら体力の温存を図っておりました。遠出は6月9日の学能堂山以来で、お盆休みの今週は白山を狙っていましたが、台風の影響で連休に限定されてしまいました。おまけに11日午前中に約束があり、その日の午後出発となりました。高速代を節約するため一般道で小浜ICへ行きます。いつもは往きは高速で、帰りに小浜ICから出て一般道で帰るのですが、逆方向なので記憶とナビが一致せず、おまけに記憶を信用して間違えかえって時間を食ってしまいました。なんだかんだありながら夜7時過ぎに市ノ瀬へ着き、7時半過ぎには就寝します。翌朝は4時に起きて朝食を済ませ、一番の5時発のバスに乗るつもりでタイマーをセットしようとするもありません。また忘れものです。しかし、こんな時間に寝れば2時か3時ごろには目が覚めるだろうと高を括っていました。
ふと目が覚めるとなんとなく薄明るく、多くの人が動き回るの気配がします。まさかと車の時計を見るともう4時半ではないですか。予定では朝食を済ませて列に並んでいるはずではないですか。慌てて朝食を流し込んでトイレに行くと大勢並んでいてだめです。トイレは諦め急いで支度をして並びに行きますが凄い長さです。そう言えば以前は5時に乗車開始でしたが、いつごろからか5時前から乗車開始になっていたのを忘れていました。一台目はもう無理、2台目も怪しい、一台目が戻ってきた3台目だったら別当出合に着くのは6時ごろだろうなと暗澹たる気分になっていたら、お~何とか2台目に滑り込めました。
5:24に別当出合を出発します。多くの人は砂防新道に行きますが、私はきついと言われる観光新道を登ります。というのは、室堂で泊まって翌日チブリ尾根で下りるか、気分によってはこの日に降りてしまうかもしれないので、お花ロードの観光新道は外せないのです。言われる通りきつかったですが観光新道のお花は今までで一番きれいで、すれ違う人たちからも同じ声が聞こえました。しかし、観光新道の登りはやはりしんどく黒ボコ岩に着いた時にはすっかり疲れ、またネットの予報では13日はあまり期待できそうになかったので、今日のうちに降りてしまうことにしました。
室堂に着きましたが、そこから見上げる御前峰はいつもより高く見えます。小休止をしてからゆっくりと登り始めます。どんなにゆっくりでも、どんなに小さな歩幅でもとにかく止まらず一歩一歩をひたすら続けます。人生と同じく目の前の一歩を続ければいつかはゴールにたどり着くのです。頂上に着きました。薄い雲があって北アルプスが見えませんが、近辺の山々はくっきりと見え別山は最後まではっきり見えました。
すぐに御池巡りへ向かいます。こちらへ来る人は案外少なかったです。翠が池を過ぎて中宮道へ向かい、ハクサンコザクラが咲き残っているかもしれないお花松原へ降りて行きます。お花松原を見下ろす肩にきて一休みしながら思案します。ハクサンコザクラは終わっていないだろうか、こんなに疲れているのにこの急な坂を下りて登り返せるだろうかと。そこへ一人の男性が登ってきました。花が咲いていたかどうか聞くと花は咲いていたと。さあどうする。数本パラパラ咲いているのか群落があるのか、思案していると30歳代と思われる夫婦が登ってきました。地元の方で、平瀬道で登ってきて花を見てこのまま降りるとのこと。花の様子をもう少し詳しく聞くと、そこそこの群落が三つほどあり良かったとのこと。信頼できそうな人なので、情報のお礼代わりにとコマクサの話をするともうご存知で、すでに見てきたがきれいに咲いていたとのこと。
白山には本来コマクサはなく誰かが植えているとの噂ですがと聞くと、すでに遺伝子が調べられ確かによそのコマクサであることは証明済みだそうです。奥さんがきれいだからいいじゃないというとご主人は固有種ではないので違和感を感じると言われました。そこで私は、確かに出自に問題はあるかもしれませんが、他の植物が生えない場所に育ち、生態系をそれほど乱すことはなくきれいだからいいのではというと奥さんは賛同してくれました。二人と別れてしばらく思案しましたが今日下山するとなると、ここを降りて登り返すのは今の私ではとても無理と諦め引き返すことにしました。
室堂に戻って天気予報を見ると、白板に明日の天気は今日と同じと書いてありました。明日が今日と同じ晴れだったら後悔するなと少し迷いましたが、山の日の連休なので登山者は多く、部屋も食堂も混雑するので、予定通り降りることにしました。砂防新道で下りましたが、3時過ぎでもまだまだ登ってくる人がいました。下りでの腿への負担が大きく、翌日一日中腿が痛みました。登山翌日にこんなに腿が痛んだのは久しぶりでした。帰りの車の運転は、9時間近く睡眠がとれていたので全く眠気に襲われることなく無事帰着できました。疲れましたが生存証明はできたと思います。
【 山 域 】 白山
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】別当出合5:24-6:35別当坂分岐ー9:31黒ボコ岩ー10:06室堂ー11:16御前峰ー12:28大汝峰分岐ー13:00室堂ー15:38別当出合
皆さんお久しぶりです。お~まだ生きていたかと思われる方もおられましょうが、近場を二日に一回くらい歩きながら体力の温存を図っておりました。遠出は6月9日の学能堂山以来で、お盆休みの今週は白山を狙っていましたが、台風の影響で連休に限定されてしまいました。おまけに11日午前中に約束があり、その日の午後出発となりました。高速代を節約するため一般道で小浜ICへ行きます。いつもは往きは高速で、帰りに小浜ICから出て一般道で帰るのですが、逆方向なので記憶とナビが一致せず、おまけに記憶を信用して間違えかえって時間を食ってしまいました。なんだかんだありながら夜7時過ぎに市ノ瀬へ着き、7時半過ぎには就寝します。翌朝は4時に起きて朝食を済ませ、一番の5時発のバスに乗るつもりでタイマーをセットしようとするもありません。また忘れものです。しかし、こんな時間に寝れば2時か3時ごろには目が覚めるだろうと高を括っていました。
ふと目が覚めるとなんとなく薄明るく、多くの人が動き回るの気配がします。まさかと車の時計を見るともう4時半ではないですか。予定では朝食を済ませて列に並んでいるはずではないですか。慌てて朝食を流し込んでトイレに行くと大勢並んでいてだめです。トイレは諦め急いで支度をして並びに行きますが凄い長さです。そう言えば以前は5時に乗車開始でしたが、いつごろからか5時前から乗車開始になっていたのを忘れていました。一台目はもう無理、2台目も怪しい、一台目が戻ってきた3台目だったら別当出合に着くのは6時ごろだろうなと暗澹たる気分になっていたら、お~何とか2台目に滑り込めました。
5:24に別当出合を出発します。多くの人は砂防新道に行きますが、私はきついと言われる観光新道を登ります。というのは、室堂で泊まって翌日チブリ尾根で下りるか、気分によってはこの日に降りてしまうかもしれないので、お花ロードの観光新道は外せないのです。言われる通りきつかったですが観光新道のお花は今までで一番きれいで、すれ違う人たちからも同じ声が聞こえました。しかし、観光新道の登りはやはりしんどく黒ボコ岩に着いた時にはすっかり疲れ、またネットの予報では13日はあまり期待できそうになかったので、今日のうちに降りてしまうことにしました。
室堂に着きましたが、そこから見上げる御前峰はいつもより高く見えます。小休止をしてからゆっくりと登り始めます。どんなにゆっくりでも、どんなに小さな歩幅でもとにかく止まらず一歩一歩をひたすら続けます。人生と同じく目の前の一歩を続ければいつかはゴールにたどり着くのです。頂上に着きました。薄い雲があって北アルプスが見えませんが、近辺の山々はくっきりと見え別山は最後まではっきり見えました。
すぐに御池巡りへ向かいます。こちらへ来る人は案外少なかったです。翠が池を過ぎて中宮道へ向かい、ハクサンコザクラが咲き残っているかもしれないお花松原へ降りて行きます。お花松原を見下ろす肩にきて一休みしながら思案します。ハクサンコザクラは終わっていないだろうか、こんなに疲れているのにこの急な坂を下りて登り返せるだろうかと。そこへ一人の男性が登ってきました。花が咲いていたかどうか聞くと花は咲いていたと。さあどうする。数本パラパラ咲いているのか群落があるのか、思案していると30歳代と思われる夫婦が登ってきました。地元の方で、平瀬道で登ってきて花を見てこのまま降りるとのこと。花の様子をもう少し詳しく聞くと、そこそこの群落が三つほどあり良かったとのこと。信頼できそうな人なので、情報のお礼代わりにとコマクサの話をするともうご存知で、すでに見てきたがきれいに咲いていたとのこと。
白山には本来コマクサはなく誰かが植えているとの噂ですがと聞くと、すでに遺伝子が調べられ確かによそのコマクサであることは証明済みだそうです。奥さんがきれいだからいいじゃないというとご主人は固有種ではないので違和感を感じると言われました。そこで私は、確かに出自に問題はあるかもしれませんが、他の植物が生えない場所に育ち、生態系をそれほど乱すことはなくきれいだからいいのではというと奥さんは賛同してくれました。二人と別れてしばらく思案しましたが今日下山するとなると、ここを降りて登り返すのは今の私ではとても無理と諦め引き返すことにしました。
室堂に戻って天気予報を見ると、白板に明日の天気は今日と同じと書いてありました。明日が今日と同じ晴れだったら後悔するなと少し迷いましたが、山の日の連休なので登山者は多く、部屋も食堂も混雑するので、予定通り降りることにしました。砂防新道で下りましたが、3時過ぎでもまだまだ登ってくる人がいました。下りでの腿への負担が大きく、翌日一日中腿が痛みました。登山翌日にこんなに腿が痛んだのは久しぶりでした。帰りの車の運転は、9時間近く睡眠がとれていたので全く眠気に襲われることなく無事帰着できました。疲れましたが生存証明はできたと思います。