【若狭】割谷から寒風、湯ノ花谷左岸尾根へ

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山日和
記事: 2825
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
住所: 大阪府箕面市

【若狭】割谷から寒風、湯ノ花谷左岸尾根へ

投稿記事 by 山日和 » 2019年7月30日(火) 22:50

【日 付】2019年7月28日(日)
【山 域】江若国境 寒風周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】割谷出合8:10---10:45奥の二俣---11:10高島トレイル---11:20寒風西ブナ林13:00---13:55 P841m(大塚)
     ---14:30 P727m---15:00巡視路---16:00折戸谷林道

 林道上に流れる水を見て、車の窓越しに粟柄谷本流の流れを確認する。普段より明らかに水量は多く、流れも
速いが濁りは入っていなかった。これなら大丈夫だろう。
 割谷の出合には車が一台。先行者がいるのか。橋の袂に立って割谷を見るとなかなかの勢いで水流が走ってい
た。少し上にある珍しい木製堰堤を落ちる水量は予想したほどでもなかった。
P7280004_1_1.JPG
 折戸谷支流の割谷を訪れるのは10年ぶりである。その時にはまだ堰堤は影も形もなかった。
右からよっこらしょと堰堤を越えると、上流には以前と変わらない、豊かなトチの森に包まれた清冽な流れがあ
った。
人影が見えた。どうやら釣り師のようだ。仕掛けを作るのに没頭しているのか、こちらには気が付いていないよ
うである。無用のトラブルを避けるため、後ろをそっと通って上流側に出て、姿が見えなくなるところまで早足
で進んだ。
P7280022_1.JPG
 この割谷は隣の湯ノ花谷やうつろ谷に比べると滝の数も少なく、いわゆる沢登りの興味という点では劣るが、
すっきりした谷筋の景観と両岸を覆う森の美しさだけでも遡行する価値が十分あると言えるだろう。
平水なら水線を突破できる連瀑は、頭から水を被るのを避けられそうもないので回避。滝の右にラインが見えた
8m滝も安全を期して左から巻く。ちょっと根性が足りないのは自分でも忸怩たるものがあるが、安全第一だ。
P7280030_1.JPG
P7280044_1.JPG
 他の谷同様、割谷にも立派な炭焼窯跡がいくつもあり、例外なくトチの木が後ろに控えている。
谷の高台に点在する窯跡の存在は、どこか懐かしさを覚える空間を作り出している。
前回気付かなかったワサビ田の跡らしきものも発見した。

 折戸谷支流(本流もだが)の谷の源頭は、おしなべて実に緩やか、かつ広やかに稜線へと伸びている。
この割谷も然り。割谷の頭から高島トレイルの稜線にかけて広大な源流域が広がっている。
もう滝も何もないと思わせておいて、ミニ連瀑帯が最後の抵抗のように現れ微笑んでしまう。
すっかり細くなった流れの上には木の枝が被さって、あまり快適とは言えなくなってきたが、先週の源流と比べ
れば雲泥の差だ。
P7280102_1.JPG
 右岸には潅木がまばらに立つ草原が広がる。ここを歩けば高島トレイルへ向かってゆるゆると高度を上げるだ
けだ。しかし今日は最後の二俣を右に取って割谷の頭の南鞍部へ上がるつもりなので、しつこく溝のようになっ
た谷筋を行く。
地味な二俣を右に入るとまた小滝が続いた。最後の最後で勘違いして左へ入ってしまい、草原を踏んで詰め上が
ると驚くほどよく踏まれた道に飛び出した。割谷の頭の分岐から少し北側の高島トレイルへ出てしまったようだ
が、まあいい。
P7280134_1.JPG
 ランチ場はお気に入りの寒風山頂北側に広がるブナ林である。高島トレイルのすぐ横にあるのに、誰も興味を
示さないのか静かなものだ。
実際、ランチ中に数組の登山者が登山道を通過して行ったが誰も見向きもしなかった。
風の通るブナの木陰は快適そのもの。みんな通り過ぎてくれた方がありがたい。

 食後、寒風の山頂に出る。割谷を歩いている時は日差しも出ていい天気だったのだが、滋賀県側は雲って琵琶
湖の水面がはっきり見えなかった。メタセコイヤ並木がかろうじてそれとわかる程度。湖北や琵琶湖の山は雲の
中だ。

 高島トレイルを北上して841mピーク(大塚というらしい)から湯ノ花谷左岸尾根に入る。この尾根は何度も歩い
ている超お気に入りの尾根。上部のブナ林、下部のトチの森が素晴らしい。
727mピークまでブナを堪能しながらゆっくりと歩く。最低鞍部のそばにはかなり太いブナもあり、実にいいと
ころだ。
 727mピークの広い台地も落ち着ける場所。このまま尾根を辿れば林道は近いが、今日はここから東への支尾
根を下って、湯ノ花谷左岸斜面の鉄塔巡視路へ寄り道しよう。
 転げるような急斜面を下りて行くと水音が大きくなり、薄い踏み跡が斜面を横切っていた。
これが巡視路だ。見慣れないピンクのテープが鬱陶しいが、これは登山者のものだろうか。
P7280183_1.JPG
 この巡視路の売りは豊潤なトチの森である。細々と続く踏み跡を下流方向へ進むと、目を瞠るようなトチの森
が現れて、自分のまわりの空気が変わったような気がした。
斜面の上方向にも結構なトチがあるので、視線を絶えず動かしていないと肝心なものを見逃してしまう。
 しっとりとしたトチの森を抜けると鉄塔が現れてがっかりしてしまうが、下にはなかなかのブナ林が広がって
ホッとする。
 一段下がったところからさらにトラバース道を進むと、この巡視路の白眉とも言えるトチの巨木に出会い、左
岸尾根と合流する地点はこの山域の主とも言うべき巨大なトチの古木の真ん前だ。
このトチに挨拶するのは何度目だろう。圧倒的な存在感に、必ずザックを降ろす場所である。
P7280186_1.JPG
 ボーっと歩いていたら、鉄塔への道を外して直進する尾根に入ってしまった。まあ、標高差も同じだし距離は
近いぐらいだから大差はない。と思ったら、これがとんでもない急斜面だった。
何度か滑ってこけかけたが、持ち前の反射神経で体勢を立て直す(^^ゞ
 やっと林道に着地したところで雨が降り出した。と思ったらすさまじい降りになり、横の小谷にかかる滝がみ
るみるうちにミルクコーヒーの色に変わり、岩肌をチョロチョロ流れていた水が直瀑になった。
林道はもう川のようになっている。車まで200mもないはずだが、この状態で車に乗り込むのは辛い。
林道の向こうの谷間には日が差しているというのに。
結局小止みになるまで20分ほど木の下で待機するハメになってしまった。

 車に戻り、粟柄谷の林道に出ると、なんと路面がまったく濡れていない。
さっきの場所から500mも離れていないのに。あの雨はいったいなんだったんだろう。

                    山日和

SHIGEKI
記事: 827
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【若狭】割谷から寒風、湯ノ花谷左岸尾根へ

投稿記事 by SHIGEKI » 2019年7月31日(水) 23:46

山日和さん こんばんは。

【日 付】2019年7月28日(日)
【山 域】江若国境 寒風周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】割谷出合8:10---10:45奥の二俣---11:10高島トレイル---11:20寒風西ブナ林13:00---13:55 P841m(大塚)
     ---14:30 P727m---15:00巡視路---16:00折戸谷林道

行かれましたか!! 割谷から巡視路!!

先月、湯ノ花谷のresで巡視路のことを教えて頂き、このルート、優先順位トップグループに入ってます。 :mrgreen:

いいお手本を示して頂き、そのまま二番煎じの甘い蜜をいただきますわ~ :D



 人影が見えた。どうやら釣り師のようだ。仕掛けを作るのに没頭しているのか、こちらには気が付いていないよ
うである。無用のトラブルを避けるため、後ろをそっと通って上流側に出て、姿が見えなくなるところまで早足
で進んだ。

そうそう、そうして各ポイントをバチャバチャやってお魚ちゃんを隠れさせてあげてください。

もともと、ほとんどいないと思いますが・・・

ところで、釣り人を巻いたのは、石垣のある辺り?左の崩落地辺りですか?


この割谷は隣の湯ノ花谷やうつろ谷に比べると滝の数も少なく、いわゆる沢登りの興味という点では劣るが、
すっきりした谷筋の景観と両岸を覆う森の美しさだけでも遡行する価値が十分あると言えるだろう。

一回しか歩いてませんが、不肖Sも好きな谷です。


滝のことがほとんど書いてませんが・・・三段の滝から小滝をいくつか越えたあとにあったと思う

8m位の直漠は 不肖Sは前回いやらしいい右岸高巻きを強いられましたが・・・

左岸直近の草付きをゴイゴイ登られましたか?


 高島トレイルを北上して841mピーク(大塚というらしい)から湯ノ花谷左岸尾根に入る。

大塚ですか いろいろ名前が付いてるんですね。


この尾根は何度も歩いている超お気に入りの尾根。上部のブナ林、下部のトチの森が素晴らしい。
727mピークまでブナを堪能しながらゆっくりと歩く。最低鞍部のそばにはかなり太いブナもあり、実にいいと
ころだ。
 727mピークの広い台地も落ち着ける場所。

はいはい 不肖Sも3回目、4回目を狙ってます。


このまま尾根を辿れば林道は近いが、今日はここから東への支尾
根を下って、湯ノ花谷左岸斜面の鉄塔巡視路へ寄り道しよう。

湯ノ花谷の滝の上、二股辺りへ向かう尾根ですね?

 この巡視路の売りは豊潤なトチの森である。細々と続く踏み跡を下流方向へ進むと、目を瞠るようなトチの森
が現れて、自分のまわりの空気が変わったような気がした。
斜面の上方向にも結構なトチがあるので、視線を絶えず動かしていないと肝心なものを見逃してしまう。
 しっとりとしたトチの森を抜けると鉄塔が現れてがっかりしてしまうが、下にはなかなかのブナ林が広がって
ホッとする。
 一段下がったところからさらにトラバース道を進むと、この巡視路の白眉とも言えるトチの巨木に出会い、左
岸尾根と合流する地点はこの山域の主とも言うべき巨大なトチの古木の真ん前だ。
このトチに挨拶するのは何度目だろう。圧倒的な存在感に、必ずザックを降ろす場所である。

割谷溯行、湯ノ花谷源流部で泊 ウロウロしてこの巡視路降るとか よさそうですね。 :mrgreen:  

 ボーっと歩いていたら、鉄塔への道を外して直進する尾根に入ってしまった。

前回不肖Sも同じことやってますわ~


 やっと林道に着地したところで雨が降り出した。と思ったらすさまじい降りになり、横の小谷にかかる滝がみ
るみるうちにミルクコーヒーの色に変わり、岩肌をチョロチョロ流れていた水が直瀑になった。
林道はもう川のようになっている。車まで200mもないはずだが、この状態で車に乗り込むのは辛い。
林道の向こうの谷間には日が差しているというのに。
結局小止みになるまで20分ほど木の下で待機するハメになってしまった。
20190729-P7291629.jpg
四国の渓で
この二日間 同じく にわか雨に降られ、寒い思いをしました。

 車に戻り、粟柄谷の林道に出ると、なんと路面がまったく濡れていない。
さっきの場所から500mも離れていないのに。あの雨はいったいなんだったんだろう。

 涙雨・・・・・・でんがなぁ~ それ以上は そっと しときましょう :mrgreen:

     SHIGEKI


アバター
山日和
記事: 2825
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
住所: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】割谷から寒風、湯ノ花谷左岸尾根へ

投稿記事 by 山日和 » 2019年8月01日(木) 22:36

SHIGEKIさん、どうもです。

行かれましたか!! 割谷から巡視路!!

先月、湯ノ花谷のresで巡視路のことを教えて頂き、このルート、優先順位トップグループに入ってます。 :mrgreen:

行き先に困ったらこのあたりになってしまいますわ。
割谷は長らく行ってなかったし。

そうそう、そうして各ポイントをバチャバチャやってお魚ちゃんを隠れさせてあげてください。

もともと、ほとんどいないと思いますが・・・

ところで、釣り人を巻いたのは、石垣のある辺り?左の崩落地辺りですか?

そんな人の悪い・・・ことしてましたけど。 :mrgreen:
姿を見たのは入渓してすぐのところでした。
P7280024_1.JPG
一回しか歩いてませんが、不肖Sも好きな谷です。

実に美しい谷だと思います。荒れも少ないし。

滝のことがほとんど書いてませんが・・・三段の滝から小滝をいくつか越えたあとにあったと思う

8m位の直漠は 不肖Sは前回いやらしいい右岸高巻きを強いられましたが・・・

左岸直近の草付きをゴイゴイ登られましたか?

小滝はそこそこありますが、ほとんど巻いたので面倒くさくて省略しました。
その滝も当然巻きです。
P7280055_1.JPG
この滝でしょうか
>高島トレイルを北上して841mピーク(大塚というらしい)から湯ノ花谷左岸尾根に入る。

大塚ですか いろいろ名前が付いてるんですね。

マキノ側の呼び名のようです。

>この尾根は何度も歩いている超お気に入りの尾根。上部のブナ林、下部のトチの森が素晴らしい。
727mピークまでブナを堪能しながらゆっくりと歩く。最低鞍部のそばにはかなり太いブナもあり、実にいいところだ。
 727mピークの広い台地も落ち着ける場所。

はいはい 不肖Sも3回目、4回目を狙ってます。

5回、6回と訪れて下さい。何度歩いても飽きません。
P7280160_1.JPG
>このまま尾根を辿れば林道は近いが、今日はここから東への支尾
根を下って、湯ノ花谷左岸斜面の鉄塔巡視路へ寄り道しよう。

湯ノ花谷の滝の上、二股辺りへ向かう尾根ですね?

その通りです。

割谷溯行、湯ノ花谷源流部で泊 ウロウロしてこの巡視路降るとか よさそうですね。 :mrgreen:  

おー、いいですね~。湯ノ花谷の源流の各支流と間の尾根を登ったり下ったりするのも良さそうです。 :D
P7280180_1.JPG
>ボーっと歩いていたら、鉄塔への道を外して直進する尾根に入ってしまった。

前回不肖Sも同じことやってますわ~

やりましたか。私は初めてでした。木を見て道を見ず状態でした。 :lol:

この二日間 同じく にわか雨に降られ、寒い思いをしました。

四国の沢だったんですか。アクティブに動いてますね~。

涙雨・・・・・・でんがなぁ~ それ以上は そっと しときましょう :mrgreen:

別に悲しむ要素はなかったんですが・・・ :mrgreen:

               山日和

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