【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

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宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by 宮指路 »

マリベさん、今晩は オフ会では声を掛けれずにすみませんでした。

ちょこちょことここをのぞいていると、にぎわっているので、私も珍しく投稿。昨年6月に奥美濃の沢を突撃したヤバイ山行記録以来、トピックを上げるのは2回目のはずで、やり方がいまいち分からない。

ヤブオフのレポでは近年になく盛り上がっていて、主催者もさぞ驚いているのではないでしょうか?

やぶオフで鈴鹿の上高地へ。
妊娠8か月で、本当に行けるの? と自分でも思っていたけど、近づいてきて行けそうなら行くし、ダメなら控えるし、と気楽に構えていた。

8カ月は知りませんでしたがお腹を見てかなり大きいなぁと思いました。
思い切ってオフ会に来たというより山屋精神でこんな状態でも困難に立ち向うといったところでしょうか?


鈴鹿の上高地は平たんなルートを選んで行けるメジャーエリアとはいえ往復8キロ、いつでも帰れるわけじゃないし、ちゃんとした山域なので、ソロは避けて一緒に来てくれそうな友人を誘うことにした。幸い友人の予定が空いていた。妊娠8か月で文句も言わずついてきてくれる友人の存在がありがたい。類友で私の友人はやっぱりちょっと変わっている。


やはり気の置けない友人はイイものですね

ちなみに前回の秋のオフ会に背負子で参加した我が娘(今3才過ぎ)は、自力登山を練習中で、金華山でもまだやっと。鈴鹿なら菰野富士とか御在所ロープウェイから山頂がちょうどいいくらいだから、今回は連れてこないでパパにお願いした。動物園を楽しんでいたようだ。

妊娠中だし背負子で担ぐにはちょっと厳しいですね

じつは山行の一週間前くらいから、日常生活でもそこそこお腹が張る。日常でも苦しいのに、1日かけて山なんて行けるんだろうか。ちょっと心配だった。健診のタイミングは山行の数日後で、判断は自分でしなければいけない。(結局、数日後の検診でも問題あるところはなかった)まあでも、現地判断でいこうと、当初の予定のまま当日を迎えた。この「現地判断」というポリシーは東京の山岳会にいたとき学んだことで、登山をするなら挑戦的でいい言葉だと思っている。現地で考える。ダメならやめるし、引き返せばいい。

そこまでして来て頂けてありがとうござます。最高年齢のテラさんもそんな心境だったのかナ


友人らは、山中でお産になったら私たちはどうしたらいいんだろうとか本気で話していて、ちょっと笑える(考えてくれているんだから笑っちゃいけないけど)。そこまでなる前にちゃんと引き返すから!

もしそうなっても安心してお願いできる友人がいれば一安心ですね。道中、破水の可能性はゼロではありませんので

平坦な道はそう遅いわけではないが、高度を上げる階段や坂になると途端に遅くなる。一歩一歩を「ふーふー」と呼吸とともに足を上げ、「よいしょ」と体重をかけて登っていく。根の平峠まで1時間半かかったので、だいたいコースタイム×1.5だ。


ザックは体力的に山中一泊くらいの重さでしょうか?マリベさんならそのくらい楽勝でしょう。
ゆっくりなのは大事を取っていたからですね

不思議とお腹の調子は全く普通だった。平地にいるより張らないくらいなんじゃないかと思うほど。そんなわけはないので、たぶん定期的に軽く張ってはいるんだろうけど、全身運動しているので張りに気づかない程度なんだろう。これまでマタニティハイクをしてきて張れば分かっていたので、分からない程度なら問題ない。一歩一歩ゆっくり動作しているので、平地で散歩しているくらいの負荷で登れていたんだと思う。

もともと山をやっている体なので、登っているうちはその筋肉と思考回路が活躍していたのだと思います。


体調の面では、鈴鹿の上高地で折り返してからはやや疲労感があって、根の平峠からの下りはすでにお尻の下の筋肉と両足が疲れていた。終盤はけっこう疲れていて、頑張って歩かなければならないくらいだった。それでも痛むのはお尻や足で、つまり運動不足ということだ。子宮周りが痛むことはなかった。重い子宮を支えながらお尻や足が頑張った結果だろう。

お腹の赤ちゃんをかばいながらの下山ですからさぞ疲れたことでしょう

鈴鹿の上高地ではしっかり滞在してリフレッシュ。美味しいものも食べさせてもらえた。昼寝をしようと思っていたけど、結局神崎川で遊んでいたら時間が過ぎていった。そこそこの緊張感があるからか、日常生活よりも山の中で行動する方が体調がいいくらい! また思い切って行けたらいいな~と思う。といっても残された時間はあと少し。何回山に行けるやら。

お産の前日まで働いていたという人の話を聞いたこともあるので、(因みに家内は最初の子を宿していた時は9カ月まで働いていて、それまではお腹もほとんど出ておらず仕事を辞めたとたんに大きなお腹になりました。)適度な緊張感も却って体にはよいのかもしれません。
2014年の岳人をたまたま目にして、この本はマリベさんがニックネームと本名で2回も投稿しているのを思い出しました。
2回ともとてもハードな道程でしたね。

                     宮指路+28
マリベ
記事: 32
登録日時: 2017年5月13日(土) 21:15
お住まい: 愛知県

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by マリベ »

satoさん

コメントありがとうございます!
satoさんのオフ会の投稿を見ていてコメントしたいな~と思いながらいつも眠りに落ちておりました。
今回の私へのお返事を見させていただいてもsato文学と表現されるのが納得の彩り豊かな文章、コメントに「映画」という言葉が出てきたからか、懐かしくなるような青春映画でも見させてもらったような!! satoさんに文学にしていただけることが嬉しくて恥ずかしいような :o (笑)
やぶこぎネットは男性が多いので、女性が登場されてとっても嬉しいです~。

大変なこと、ままならぬこと・・・いろいろなことがあっても、笑顔で、家族も自分も大切にして、生き生きとしているお母さんを見たら、
お子さんも幸せだろうなぁと思いました。

:mrgreen:

青春時代とはまた違う、マリベさんにしか出来ない山登り、マリベさんにしか見えない風景が沢山あるのだろうなぁと思いました。
そしてこのレポとコメントを拝見し、マリベさんの山、マリベさんのこころを感じました。
青く透明な神崎川のど真ん中でお話し出来てうれしかったです。

山というテーマを通してこうしてsatoさん、皆さんと交流できることも大きな喜びです。

子どもが生まれて環境が変わり、山行内容も変わり、母は強しといえどとっても日々が大変で(子育てのどこがつらいのなんておっしゃる先輩ママもいたりするんですが私はしんどくて仕方なかったです)、山の友人と以前にようには付き合えない状況はもう今後容易には変えられないと思うと随分悲しく苦しかったです。(産後鬱という状況が誰にでも起こるのも納得で、とりあえず全部ホルモンのせいにしていました)

satoさんが「生きる力」と表現してくれたように、環境や状況が変わっても生きる力になってくれる友人知人がいることを改めてありがたいなあと思います。がんばりたいと思います。

来年またお会いできる日を楽しみにしています!

ぜひお願いします!

                        マリベ
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最後に編集したユーザー マリベ [ 2019年6月05日(水) 11:03 ], 累計 1 回
マリベ
記事: 32
登録日時: 2017年5月13日(土) 21:15
お住まい: 愛知県

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by マリベ »

宮指路さん、コメントありがとうございます!
改めてじっくりコメントいただけると我が身を知れるよい機会になります。

ヤブオフのレポでは近年になく盛り上がっていて、主催者もさぞ驚いているのではないでしょうか?

あっさりしている時もありますものね :lol:

思い切ってオフ会に来たというより山屋精神でこんな状態でも困難に立ち向うといったところでしょうか?

山ヤ精神、自分でも驚くほど妊娠出産に左右されずに1本通ったまんまですね。何なんでしょう。
他山岳会の男性友人に、子どもを産んでも会の運営や企画に参加している女性を見たことがないと言われました。実際あまり参加はできていないですが、だからといって会をやめる意志も全くなくて、山ヤ精神も小さく小さく消えずに保ってます。

困難に立ち向かうほどの気概はなかったですよ、「困難」が起きたらヤバいです :lol:

妊娠中だし背負子で担ぐにはちょっと厳しいですね

妊婦が背負子背負っている絵は想像できません! さすがに私でも見たら止めます :mrgreen:

もしそうなっても安心してお願いできる友人がいれば一安心ですね。道中、破水の可能性はゼロではありませんので

おっしゃる通り、リスクが通常より高い。妊婦も、乳幼児連れの登山も、あまり変わらないですね。一歩間違えたら死ぬみたいなヒリヒリする山行でのリスクも同じくらい高いと思うんですが、種類が違うっていうことで別物と思うべきなのか。後者は死んだら自己責任、自己都合?いやいやその人が家庭を持っていたり大事な仕事を持っていたりしたら、自分都合では済まないですよね、やっぱり登山はどんなものでもリスクがありますね。それを今後も考え続けたいと思います。

ザックは体力的に山中一泊くらいの重さでしょうか?マリベさんならそのくらい楽勝でしょう。
ゆっくりなのは大事を取っていたからですね

もともと山をやっている体なので、登っているうちはその筋肉と思考回路が活躍していたのだと思います。

毎週山に通うような日々からは4年遠ざかっているので、筋力体力はあるはずもないですが、これまた不思議とある程度なら歩けるんです。ちゃんと集中してトレーニングした時期があれば、宮指路さんおっしゃる「思考回路」が働き、ペース、足の置き方、ルート選択、リスク回避、健康管理、そういう技術がうまく機能するみたいです。
誰にでもマタニティハイクをおすすめできないのはその辺で、やっぱり産前の経験と実力がモノを言うと思います。

アイゼン&ロープワークはきっちりリハビリしないとダメそうですが泣

70歳、80歳になっても山歩きを続けられる方々も、今の私と同じ心境!? 過剰な自信はいけませんけど。

奥さま、9か月まで働かれていたんですね!
仕事で電車に乗ったりすると、山よりよっぽど時間を気にして人混みの流れにのって急いで歩いて、ああそりゃ山よりお腹張るわな~~~と思いました。気の置けない友人、ゆっくりした時間を過ごせる山なら妊娠していたっていいものですね。

2014年の岳人をたまたま目にして、この本はマリベさんがニックネームと本名で2回も投稿しているのを思い出しました。
2回ともとてもハードな道程でしたね。

八ヶ岳と白山の記事でしょうか、それとも別のかしら、やぶこぎネットで時々岳人の記事を見ていただいた話を聞くと、やってよかったと思います。特に東京新聞時代の岳人はマニアックな山行を承認して載せてくださっていて、思い入れがあります。見ていただいてありがとうございます!

                                 マリベ
夜も更けた奥長倉避難小屋。kasayaさんがすやすや就寝中に私が現れて遭難者だと思ったそうです汗
夜も更けた奥長倉避難小屋。kasayaさんがすやすや就寝中に私が現れて遭難者だと思ったそうです汗
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by 宮指路 »

マリベさん、こんばんは

八ヶ岳と白山の記事でしょうか、それとも別のかしら、やぶこぎネットで時々岳人の記事を見ていただいた話を聞くと、やってよかったと思います。特に東京新聞時代の岳人はマニアックな山行を承認して載せてくださっていて、思い入れがあります。見ていただいてありがとうございます!


そうですよ。その時の記事を再び目にして奇遇に思ったのでコメントさせて頂きました。
白山深夜縦走中に避難小屋で偶然にkasayaさんと会ったとのこと
私も忘れもしない2007年11月に谷尻谷でビバーク(ほとんど遭難)後にお金峠でkasaya(当時はHashimoto)さんに初めて遭遇したのを思い何か奇遇なものを感じました。                                


http://old.yabukogi.net/forum/10353.html

                                                                   宮指路+34
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by Kasaya »

マリベさん 宮指路さん こんばんは
なんだか私の名前が出てくるのでちょっとコメント

マリベさんとは奥長倉避難小屋で遭遇したわけですが、最初は遭難者と思ってびっくりしたのですが
実は白山を石徹白まで昼夜をかけて単独縦走途中と聞いてもっとびっくり、しかも初見のコースと聞き
さらにビックリした次第。
そして今回の妊娠8か月ので登場にまたまたビックリ。
次はどんなビックリに会うのでしょう。
でもヤブコギネットが無かったらあの山小屋での出会いの後は連絡の取りようがなかったので
ヤブコギネットは有り難い存在です。

宮指路さんともお金明神近くで出会った時に、実は遭難していると聞いてびっくりでした。その後は
ヤブコギネットを通して付き合いが始まったわけで、これもヤブコギネットのお陰でしょうか。

そしてこのヤブコギネットも今は登場しなくなったmayonekoさんに偶然出会って、誘われて
オフ会に参加したのが縁でした。
色んな縁がありますねえ。

kasaya
マリベ
記事: 32
登録日時: 2017年5月13日(土) 21:15
お住まい: 愛知県

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by マリベ »

宮指路さん、こんばんは。
もう明け方かなと思って時計を見たらまだ日付が変わったくらいで、どうも強い胎動があると起こされるみたいです。
最近そんなで時々深夜にここを見るのですが、見たら古いやぶこぎネットのフォーラムのリンクが。こうして10年以上前の記録をオンラインで参照できるなんてすばらしいです。

読んでみるとほぼ遭難と思しき内容で、もともとソロ山行が少なかった自分にはこれほどの道迷いの経験がないので、いろいろな体験を重ねての宮指路さんの言葉に感じるものがありました。
2007年の記事のようでしたが、その頃は恥ずかしながら私はやっと登山の世界に足を踏み入れた頃でした。初めて観光や旅行気分ではなくて身近な山から仲間が誘ってくれて歩き出した年でした。でもその翌年には膝を痛めるほど足を酷使してしまい、その怪我がきっかけでちゃんと登山をやれるようになろうとステップアップしていったんです。

非公開で当時の日記がオンラインに残してあって(ブログって便利なツールです)、いつだっけと見返したら、膝をひどく痛めた2008年の「子育てと登山」という見出しの記事が目につきました。こんなこと書いてありました。
一応足を診てもらおうと思って整形へ行ったけれど、恒常的な痛さじゃないんなら大したこと無いと言われた。湿布はっとけって。月に1回しか登らないなら、痛くなって当然だと。まあそりゃそうだけど。今度は2週間以上は休んで、また登ったとき痛くなければいいなあ。そしてもともと鍛えてないんだから、無理しないでストック使おう。また1万円近い出費か…。
これもあと数年のことかと思うと悲しいなあ。
おじちゃんに言われたけど、子どもできて子育て始めたら、とても登れないって。女性がもともと多くなくて、特にそれくらいの年齢の方がいないのは、当然な気がした。せっかくの山道具、使えるうちにいっぱい使わなくちゃ。それから子どもとまた登ればいいかー。
出てくる「おじちゃん」というのは、膝を痛めたときにたまたま出会い下山をサポートしてくれたやぶこぎネットに出てきそうなベテランさん。その人に子どもを持ったら登れないと言われたのでしょうね。自分は20代後半にさしかかった年齢でしたが、数年したら結婚して子どもがいるイメージだったんですね(笑)その時奮発して買ったLEKIのストックは現役で、この春のやぶオフでも使用していますから、10年も使えば元は取れましたね :lol: アハハ

それにしてもkasayaさんとの山中での出会い!
宮指路さんと私で意外な共通点が発見できました :mrgreen:

宮指路+34
聞いてよいのかしら、この「+数字」にはどんな意味が………

                              マリベ
マリベ
記事: 32
登録日時: 2017年5月13日(土) 21:15
お住まい: 愛知県

Re: 【鈴鹿】妊娠8か月で鈴鹿の上高地

投稿記事 by マリベ »

kasayaさん、コメントありがとうございます!

kasayaさんも偶然の出会いでやぶこぎネットに参加するようになったのですね。
最近もそういうことしばしばあるようですが、ここに集まっている方々がいろいろな山中での偶然の出会いで連なっているのですね。

宮指路さんの過去のスレッドを見ていたら、kasayaさんは「救世主」「神様」と表現されていました。道迷いの末にビバークして、翌朝に居場所の分かる方に道案内してもらえるならどんなに安心するかと私も思います。

実は白山を石徹白まで昼夜をかけて単独縦走途中と聞いてもっとびっくり、しかも初見のコースと聞きさらにビックリした次第。

やぶこぎネットの方々なら白山の南北大縦走をしてしまう方もいそうですが「初めて白山の主稜線を歩くんです~」みたいな人はいなそうです :lol:
油池のあたりは明るい時間帯に歩いてみたかったなあ。と思ったら翌年には逆駈けで明るい時間帯に通過したのに、ほとんど印象に残っていないことに気づきました :oops:

次のビックリ、期待しないで待っていてくださいね~!
翌年は石徹白からの逆駈けで、別山手前での夜明けが格別でした。
翌年は石徹白からの逆駈けで、別山手前での夜明けが格別でした。
                              マリベ
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