【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

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skywalk
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登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2019年5月11日~12日
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】 晴れ
【 ルート 】鳥居道P>長石尾根>鎌ヶ岳>武平峠>沢谷峠>郡界尾根>雨乞岳>杉峠>佐目峠(泊)>
    イブネ>クラシ北尾根>お金峠>ヒロ沢>羽島峰>釈迦が岳>水無口>風越峠>鳥居道P
 4年前テントを担いで鈴鹿北部を周回したことがありました。その後、鈴鹿中部でもお泊り周回をしようと考えていたのですが、かもしか大橋の建設工事でその下の東海自然歩道が通行止めされていたので予定コースを使えずお蔵入りしていました。
 昨年、かもしか大橋が完成したのでお蔵入りプランを引っ張り出して挑戦することにしました。プランの概要は鳥居道駐車場を起点にして鎌が岳、雨乞岳を登りイブネでテン泊して、翌日クラシ北尾根を下ってヒロ沢道で羽鳥峰に出て釈迦が岳に登り松尾尾根を下って水無口から東海自然歩道で鳥居道Pに戻るというものです。
 5月11日(土)朝9時、鳥居道Pを出発。当初計画は東海自然歩道を歩いていくつもりでしたが、かもしか大橋も出来たことだし歩いて渡り初めをすることにしました。大橋には立派な歩道も付いていますが、歩いて渡る人などほとんどいないので、たまには使ってやりましょう。
 巨大な橋脚で北谷を跨ぐ大橋からの眺めは抜群です。伊勢平野はもちろんのこと、温泉街からは見えない蒼滝も見えます。大橋の利用で時間と体力も節約できました。
 鎌ヶ岳への登りは、馬の背尾根の登山口が閉鎖されているという情報もあったので長石尾根から登りました。
 長石尾根の登り始めは急ですが、中間コブを過ぎると緩やかなアップダウンになり山頂も見えてきます。
 足元はイワカガミやハルリンドウで彩られています。
山頂が近づくとアカヤシオが多く残っているのか、ピンクに染まっているのが見えてきました。
 実際近づいてみると、まだ見ごたえのあるアカヤシオが咲いていました。鎌が岳は鈴鹿でも一番の鋭鋒ですから最後の登りはきつくなります。アカヤシオの柔らかなピンクの花びらが足の疲れを癒してくれるようです。
天候も良かったので鎌ヶ岳の山頂は多くの人で賑わっていました。これから登る雨乞岳とイブネもくっきりと見えています。
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山頂の岩場で場所を確保してランチにしました。チキンフライ弁当とトマトでガッツリ食べましたが、麦ジュースは先が長いので自重しました。
ランチを済ませたら武平峠へと下ります。鎌が岳は南側の岸壁が迫力ですが、北側も人を寄せ付けない迫力で見応えあります。
P5110991.JPG
武平トンネル西端から次なる目標の雨乞岳を目指します。
普段ならスカイラインを少し下ってから郡界尾根に取り付きたいところですが、テン泊装備でザックが重たいので登山道で沢谷峠に向かいます。少しでもアップダウンを少なくして体力温存を図ろうという作戦です。
ゆったりした癒し空間が広がる沢谷峠に着きました。ここから登山道を離れ郡界尾根に入りました。
緩やかなアップダウンが続く尾根道を進んでいくとシャクナゲが咲き始めていました。もう少しすれば満開になって目を楽しませてくれるでしょう。
三人山は落葉樹の疎林が広がり癒されます。
三人山を過ぎたコルにはミツバツツジが咲き残っていました。ここから東雨乞岳まで少しきつい登りが続き踏ん張りどころとなります。
地を這う笹が出てきたら山頂に近づいた証拠です。
東雨乞の山頂付近に出ると西側の本峰も見えました。ここまで来ればイブネにも着けそうです。
P5111003.JPG
振り返れば既に越えてきた鎌が岳が雄姿を誇っています。
P5111004.JPG
16時、雨乞岳に到着。山頂には私と同じようにイブネを目指すという男性が休んでいました。暫くするともう一人若い男性が着きました。日帰り装備のようなザックでしたが、中にテントが入っているとのことでした。
一休みしたら展望の良い北尾根を下ります。若者が先頭、私が二番手、大きなザックの男性が後に続きました。
イブネの平坦なテーブルが前に見えます。目標が射程に入ってきました。
P5111009.JPG
杉峠の急坂の下りがちょっといやらしかった。杉峠の杉っていつ枯れたんだろう。枯れそうで枯れずに残っていなかったっけ。
杉峠からイブネに向かうルートは最近使ったことがない。
杉峠の頭に向かう尾根は広く緩やかでやたら雰囲気が良かった。
杉峠の頭は平坦で標識がなかったらどこだか分からない。
佐目峠に下ったところでザックを下ろし佐目谷を下って源流を探した。佐目峠を真っすぐ下ったところには源流は無さそうで左右の谷から源流が流れ下の方で合流しているようだ。右のイブネ側の谷の方へ下るとガレ谷が見えてきた。
流れは無さそうな感じだったが、近寄ってみるとチョロチョロと源流が流れていた。ラッキー♡うまく給水できました。イブネの西斜面から染み出す水は少し生ぬるかったですが、贅沢は言ってられない。
峠に戻ったところで適当にテントを張ることにしました。後を歩いていた男性が遅れてきて「イブネは初めてなので上にテントを張ります。」と言って坂を登って行きました。
草地の上にテントを張って一夜の宿が完成しました。まずはテントの中で足を延ばして横になり一休み。夕食の前にワインを飲んで一日の労をねぎらいました。軽量化のためにビールは持ってこなかったのですが、やっぱり冷たいビールが飲みたいなと思ってしまうワタシ。
祝杯を飲み干したら袋ラーメンを半分作りおにぎりや秋刀魚の味噌煮で夕食にしました。味噌煮は缶詰ではなくパウチに入ったもので量が多すぎずゴミ処理も簡単でソロキャンパーには重宝するアイテムです。
夜8時ごろトイレに立つと空は晴れていますが、半月が出ていて星空はさほど見れませんでした。北斗七星の柄杓が確認できる程度で自宅でみる夜空と変わらない感じでした。睡眠導入剤を飲んで寝ましたが、3時間くらいで目が覚めてしまいました。寝つきさえすれば途中覚醒するタイプではないのですが、やはりベッドで寝るようなわけにはいきません。そのまま眠れないまま朝を迎えることになりました。

(二日目)
 外が明るくなってくるとホトトギスや小鳥のさえずりが響き渡り極上の朝を演出します。明るくなったので朝食の準備をしました。と言っても昨夜と同じラーメンの残り半分を作りおにぎりと一緒に食べるだけなのですが。
朝食を済ませたら荷物をまとめテントを撤収しました。良く乾いていて朝露は付いておらず草地の上だったので泥を払う必要もありませんでした。あっという間にテントを畳んで5時45分には出発することができました。
15分ほど坂を登っていくとイブネのテーブルに上りました。テーブルの上ではテントが点々と設営され10張り以上ありましたが、平坦地が多いので広い間隔を取って張られていました。隣のテントからイビキまで聞こえてくる北アルプスあたりのテン場と違ってキャンパーにとっては天国みたいな場所です。
P5121019.JPG
イブネは、同じようなテーブルランドの御池と比べると荒涼とした感じがして無雪期にはほとんど来たことがなかったのですが、草や地衣類が増えてしっとり落ち着いた雰囲気になっていました。
P5121020.JPG
テン泊の適地とされる熊の平は銚子との間に見える平坦地でしょうか。テントは一張りも見えません。昨夜は無風状態だったのであそこまで行く必要はなかったでしょう。
余裕十分のテン場に設営する皆さんを後目にテーブルを進みます。
クラシの高点は一面の苔に覆われていました。積雪期しか来たことがない私には新鮮な眺めでした。
今回の旅の核心部はクラシの北尾根を下ることです。北尾根には鈴鹿のジャンダルムと呼ばれるコブがあるのですが、私は行ったことがありません。
下り初めはいい雰囲気でテープや踏み跡もしっかりしています。
藪っぽいという話でしたが、ヤブコギの必用は全くありませんでした。先月行った能登ヶ峰のほうがずっと厭らしかったです。
痩せた急斜面が出てきました。普通の登山道なら固定ロープが付いているようなところですが、バリ尾根だけあってそんなものは見当たりません。コンディションが良かったので何もせずに下りましたが、補助ロープやスリングくらいは用意して行った方が良さそうです。
コルから登り返したあたりが鈴ジャンでしょうか。よく分からないままに何となく通過しました。何かトラブルでもあるかと思いましたが、すんなり行ってしまって肩透かしを食らった気分です。
ガレタ斜面をヘツルところも要注意。
尾根が広がるところには太いブナも生えてました。
お金峠が一向に現れないなと思っていたら前から屈強の登山者が登ってきた。朝っぱらからこんな場所を歩いているなんてどういう人だろう。聞いてみると朝明を出発して日帰りでイブネまで行くというからタフな人だ。
タフトレッカーさんに聞いた通りコブを一つ越えるとお金峠に着いた。ここからお金大明神に寄って愛知川に下る。この先は下谷尻谷の沢登で来ているから大丈夫だ。
お金大明神は昔から修験者や山仕事の人たちに崇拝されてきた御神体だ。
愛知川左岸道でヒロ沢に向かう。
ちょっと焦って左岸道を外してしまいかなり手前で愛知川に降りた。うまく渡渉できるだろうか。渡渉点が見つかり飛び石で渡れた。ヒロ沢出会いの渡渉点でも靴を脱いだ覚えがあるから不幸中の幸いというべきか。
ヒロ沢に沿って登山道を登っていく。
ヒロ沢の大滝をのぞき込む。遡行の対象となる沢ではないが、この滝は直登できそうにない。
滋賀県側はゆったりした森が広がりいい雰囲気だ。
水が残り少なくなったので支流を少し遡り源流近くで給水した。ついでにトマトを冷やして食べ、手と顔を洗ったら生き返った気分だ。ヒロ沢の源流はヒロ沢湿原なので淀んでいた水を飲むこことになるので本流の水はご遠慮したい。
羽島峰に着いた。朝明渓谷に下ってしまいたい誘惑を断ち切って釈迦が岳へ向かう。
猫岳の手前まで来た。あと少しだ。ファイトぉ~!
猫岳に着いた。もう、岩の上で大の字になりたい気分だ。
最終ピークの釈迦が岳に着いた。バンザ~イと叫びたい気持ちを抑えて心の中で叫んだ。山頂には女性7人組が休んでいたかと思うと男性10人くらいのグループもやってきた。その後も続々と人がやってくる。しかも若い人が多い。この渋い山頂では見たことのない光景だ。スマホ片手に短パンで歩いている「らしくない若者」も多い。インスタグラムか何かSNSでブレークでもしたのだろうか。とにかくちょっと異常な雰囲気だ。
P5121046.JPG
私も腰を下ろしてメンチカツパンでランチにした。するとヒカゲ蝶が飛んできてパンの周りを飛び回っている。ついには私の手に止まってパンの袋についた油をチュウチュウと舐め始めた。こいつは肉食系か。
下山は松尾尾根を下った。大蔭ガレを横目に見ながら尾根を下る。
途中で尾高道に入って水無口に下れば東海自然歩道に直結するが、尾根の最後がズルズルの急斜面なので松尾尾根を最後まで下った。
松尾尾根を下りきるとポンッと道路に飛び出した。
道路を少し歩いて水無口のトイレの前から東海自然歩道に入った。
朝明川で水浴びする家族の横を渡って自然歩道を進む。
自然歩道と牧歌的な響きと裏腹にルートは荒れていて斜面が崩れているところも多い。風越峠に着くまでは、もう一苦労必要だ。
沢にはデレーケ式の縄弛み堰堤がいくつも造られている。昔から暴れ沢だったのだろう。
やっとのことで風越峠に着いた。こんどこそ本当にバンザイだ。
峠を過ぎて湯の山側に入るとゆったり落ち着いた自然歩道になる。あと2kmばかりゆるゆる下って行けば鳥居道のゴールだ。
舗装林道に出て希望荘の下まで来た。いよいよ感動のグランドフィナーレだ。
14時35分、鳥居道Pに帰着した。くす玉も割れなければ握手の波もなかったけど安堵感と達成感、そして心地よい疲労感がないまぜになった感情がじんわり胸に広がった。二日間のロングトレッキングを終え人力だけの一筆書き登山を無事に達成することができた。(やったー!)
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、skywalkさん。

 昨年、かもしか大橋が完成したのでお蔵入りプランを引っ張り出して挑戦することにしました。プランの概要は鳥居道駐車場を起点にして鎌が岳、雨乞岳を登りイブネでテン泊して、翌日クラシ北尾根を下ってヒロ沢道で羽鳥峰に出て釈迦が岳に登り松尾尾根を下って水無口から東海自然歩道で鳥居道Pに戻るというものです。

また、とんでもない周回を考えたもんですね。
かもしか大橋って言うんだ・・

 武平トンネル西端から次なる目標の雨乞岳を目指します。
普段ならスカイラインを少し下ってから郡界尾根に取り付きたいところですが、テン泊装備でザックが重たいので登山道で沢谷峠に向かいます。少しでもアップダウンを少なくして体力温存を図ろうという作戦です。

鎌から折り返しですからね。
しんどいでしょう・・ :mrgreen:

杉峠の急坂の下りがちょっといやらしかった。杉峠の杉っていつ枯れたんだろう。枯れそうで枯れずに残っていなかったっけ。
杉峠からイブネに向かうルートは最近使ったことがない。
杉峠の頭に向かう尾根は広く緩やかでやたら雰囲気が良かった。
杉峠の頭は平坦で標識がなかったらどこだか分からない。

冬しか歩いたことないですが・・
雪がしまってないと嫌らしい急坂です。
昔は微妙に葉もついていました。

佐目峠に下ったところでザックを下ろし佐目谷を下って源流を探した。佐目峠を真っすぐ下ったところには源流は無さそうで左右の谷から源流が流れ下の方で合流しているようだ。右のイブネ側の谷の方へ下るとガレ谷が見えてきた。
流れは無さそうな感じだったが、近寄ってみるとチョロチョロと源流が流れていた。ラッキー♡うまく給水できました。イブネの西斜面から染み出す水は少し生ぬるかったですが、贅沢は言ってられない。

御池鉱山の中継地として栄えた峠も静かなもんです。

祝杯を飲み干したら袋ラーメンを半分作りおにぎりや秋刀魚の味噌煮で夕食にしました。味噌煮は缶詰ではなくパウチに入ったもので量が多すぎずゴミ処理も簡単でソロキャンパーには重宝するアイテムです。

へぇー、いいですね。
今度買ってみようっと・・
どこで売ってます?

15分ほど坂を登っていくとイブネのテーブルに上りました。テーブルの上ではテントが点々と設営され10張り以上ありましたが、平坦地が多いので広い間隔を取って張られていました。隣のテントからイビキまで聞こえてくる北アルプスあたりのテン場と違ってキャンパーにとっては天国みたいな場所です。

あらまあ昔の笹地獄も
今や天国のサイト場かあ・・

今回の旅の核心部はクラシの北尾根を下ることです。北尾根には鈴鹿のジャンダルムと呼ばれるコブがあるのですが、私は行ったことがありません。
下り初めはいい雰囲気でテープや踏み跡もしっかりしています。
藪っぽいという話でしたが、ヤブコギの必用は全くありませんでした。先月行った能登ヶ峰のほうがずっと厭らしかったです。
痩せた急斜面が出てきました。普通の登山道なら固定ロープが付いているようなところですが、バリ尾根だけあってそんなものは見当たりません。コンディションが良かったので何もせずに下りましたが、補助ロープやスリングくらいは用意して行った方が良さそうです。
コルから登り返したあたりが鈴ジャンでしょうか。よく分からないままに何となく通過しました。何かトラブルでもあるかと思いましたが、すんなり行ってしまって肩透かしを食らった気分です。

ここなぜか行ってないんですよね。

お金大明神は昔から修験者や山仕事の人たちに崇拝されてきた御神体だ。

佐目の人たちが今も参拝に来ていますね。

羽島峰に着いた。朝明渓谷に下ってしまいたい誘惑を断ち切って釈迦が岳へ向かう。

いや~
やっぱ下るでしょ。
:lol:

峠を過ぎて湯の山側に入るとゆったり落ち着いた自然歩道になる。あと2kmばかりゆるゆる下って行けば鳥居道のゴールだ。
舗装林道に出て希望荘の下まで来た。いよいよ感動のグランドフィナーレだ。
14時35分、鳥居道Pに帰着した。くす玉も割れなければ握手の波もなかったけど安堵感と達成感、そして心地よい疲労感がないまぜになった感情がじんわり胸に広がった。二日間のロングトレッキングを終え人力だけの一筆書き登山を無事に達成することができた。(やったー!)

お疲れさまでした。
最後は根性でしたね。
ようマネしませんが・・・

また、ヤブオフでお会いしましょう。


                    わりばし

skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by skywalk »

わりばしさん、こんばんは。

また、とんでもない周回を考えたもんですね。
かもしか大橋って言うんだ・・


鈴鹿原住民としてはテントを担いで行かなくても好きな時に細かく刻んでいけばいいのですが、たまには変わったことチャレンジするのも面白いし、夏山訓練にもなるかと思っていきました。
橋の名前は公募で決めたそうです。08年の豪雨で温泉街が孤立した教訓から計画されたものですが、行楽シーズンなど今まで以上の大渋滞を引き起こして迷惑施設です。

鎌から折り返しですからね。
しんどいでしょう・・

当日ちょっと体調悪辛かったです。年々体力衰えて調子悪いことの方が多いのですが。

しか歩いたことないですが・・
雪がしまってないと嫌らしい急坂です。
昔は微妙に葉もついていました。

テント背負って下りだと厭らしいところです。

へぇー、いいですね。
今度買ってみようっと・・
どこで売ってます?

イオン系のビッグとかで100円くらいで入手できるのもありがたいところです。

あらまあ昔の笹地獄も
今や天国のサイト場かあ・・

私もあんなに幕営してるとは思いませんでした。本当にいいテントサイトです。佐目峠の方も良かったです。

ここなぜか行ってないんですよね。

やぶっぽいのかと思いましたが、歩きやすいところでした。本当のジャンダルムとは比べるまでもありませんが。

佐目の人たちが今も参拝に来ていますね

お賽銭が沢山上げてありました。大神社よりご利益あるかも。

いや~
やっぱ下るでしょ。

下るのは簡単ですが、やはり後で後悔しそうなので思いとどまりました。計画達成して実感も得られました。オフ会、また行ってみようかな。その時はよろしく。
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by Kasaya »

skywalkさん こんばんは
【 ルート 】鳥居道P>長石尾根>鎌ヶ岳>武平峠>沢谷峠>郡界尾根>雨乞岳>杉峠>佐目峠(泊)>
    イブネ>クラシ北尾根>お金峠>ヒロ沢>羽島峰>釈迦が岳>水無口>風越峠>鳥居道P

鈴鹿の山をテント担いでこのコースですか。ようやりましたねえ

 5月11日(土)朝9時、鳥居道Pを出発。
鳥居道Pはいつも横目にみて車で通過するだけの場所でしたが、このコースだと出発点になるんですねえ

 巨大な橋脚で北谷を跨ぐ大橋からの眺めは抜群です。伊勢平野はもちろんのこと、温泉街からは見えない蒼滝も見えます。大橋の利用で時間と体力も節約できました。
 日曜日にスカイラインからこの橋を見ていました。立派な橋ができたものです。まだ通ったことはありませんが

ランチを済ませたら武平峠へと下ります。鎌が岳は南側の岸壁が迫力ですが、北側も人を寄せ付けない迫力で見応えあります。
登山道はやはり迂回していましたか

東雨乞の山頂付近に出ると西側の本峰も見えました。ここまで来ればイブネにも着けそうです。
あと少し。めどが立ってきましたね。

杉峠の杉っていつ枯れたんだろう。枯れそうで枯れずに残っていなかったっけ。
枯れて倒れてから数年は立っていると思います。しばらくは峠の東側に倒木状態で転がって
いましたが今はどうでしょう

峠に戻ったところで適当にテントを張ることにしました。後を歩いていた男性が遅れてきて「イブネは初めてなので上にテントを張ります。」と言って坂を登って行きました。
イブネもこの佐目峠も草地でテント場としてはいいでしょうね。私はこの辺りでは熊の戸平でテント泊したことが
あります


15分ほど坂を登っていくとイブネのテーブルに上りました。テーブルの上ではテントが点々と設営され10張り以上ありましたが、平坦地が多いので広い間隔を取って張られていました。隣のテントからイビキまで聞こえてくる北アルプスあたりのテン場と違ってキャンパーにとっては天国みたいな場所です。

イブネが人気のテントサイトと聞いていましたが10張以上とはびっくりです。

テン泊の適地とされる熊の平は銚子との間に見える平坦地でしょうか。テントは一張りも見えません。昨夜は無風状態だったのであそこまで行く必要はなかったでしょう。
さっき書きましたが、熊の戸平は風もないし水も取れるのが魅力です。

今回の旅の核心部はクラシの北尾根を下ることです。北尾根には鈴鹿のジャンダルムと呼ばれるコブがあるのですが、私は行ったことがありません。
skywalkさんが歩いていないとは意外です

猫岳の手前まで来た。あと少しだ。ファイトぉ~!
猫岳に着いた。もう、岩の上で大の字になりたい気分だ。

大分疲労がたまってきましたね

スマホ片手に短パンで歩いている「らしくない若者」も多い。インスタグラムか何かSNSでブレークでもしたのだろうか。とにかくちょっと異常な雰囲気だ。
朝明から簡単に来られるからでしょうが、山も様変わりしているのでしょうか。

途中で尾高道に入って水無口に下れば東海自然歩道に直結するが、尾根の最後がズルズルの急斜面なので松尾尾根を最後まで下った。
松尾尾根を下りきるとポンッと道路に飛び出した。
松尾尾根は40年近く歩いていませんが、普通に歩ける道でしたか
くす玉も割れなければ握手の波もなかったけど安堵感と達成感、そして心地よい疲労感がないまぜになった感情がじんわり胸に広がった。二日間のロングトレッキングを終え人力だけの一筆書き登山を無事に達成することができた。(やったー
目標完遂おめでとうございます。
kasaya
skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by skywalk »

kasayaさん、こんばんは。
鈴鹿の山をテント担いでこのコースですか。ようやりましたねえ

タフでロントレ得意のKasayaさんにもお勧めコースかもしれませんよ。

鳥居道Pはいつも横目にみて車で通過するだけの場所でしたが、このコースだと出発点になるんですねえ

神懸や南コブからハライドに行くときによく利用しますけどヤブコギコースとしては面白いですよ。

日曜日にスカイラインからこの橋を見ていました。立派な橋ができたものです。まだ通ったことはありませんが

百年に一度の大雨に備えて避難路として建設されたものですから普段は用無しですよね。最長60年しか持たないコンクリート橋の出番があるかどうかわかりませんが。

登山道はやはり迂回していましたか

いえいえ、ちゃんと登山道を下りましたよ。

イブネもこの佐目峠も草地でテント場としてはいいでしょうね。私はこの辺りでは熊の戸平でテント泊したことが
あります


風がなかったので皆さん山頂テーブルに幕営していましたが、風が吹いたらたまらないでしょうね。

skywalkさんが歩いていないとは意外です

日帰りだとちょっと厳しいので今回初めて行けました。

朝明から簡単に来られるからでしょうが、山も様変わりしているのでしょうか。

若い人が増えるのは結構なことですが、一時ブームで終わりそうな気がします。

松尾尾根は40年近く歩いていませんが、普通に歩ける道でしたか

中尾根コースが造られてからあまり利用されなくなりましたが、今でも歩きやすいですよ。

目標達成でうれしいのは懸案事項を片付けて、もう行かずに済むということです。
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、こんばんは。

 かもしか大橋も出来たことだし歩いて渡り初めをすることにしました。大橋には立派な歩道も付いていますが、歩いて渡る人などほとんどいないので、たまには使ってやりましょう。
 巨大な橋脚で北谷を跨ぐ大橋からの眺めは抜群です。伊勢平野はもちろんのこと、温泉街からは見えない蒼滝も見えます。大橋の利用で時間と体力も節約できました。

3月に初めてかもしか大橋なるものを見物してきました。橋の上から見えた滝は蒼滝だったんですね。
私も歩いて渡りましたが、なかなか新鮮な眺めでした。

 足元はイワカガミやハルリンドウで彩られています。
山頂が近づくとアカヤシオが多く残っているのか、ピンクに染まっているのが見えてきました。

3月は天気が悪い上になんにも無しの色気のない山行に終わりました。 :oops:

草地の上にテントを張って一夜の宿が完成しました。まずはテントの中で足を延ばして横になり一休み。夕食の前にワインを飲んで一日の労をねぎらいました。軽量化のためにビールは持ってこなかったのですが、やっぱり冷たいビールが飲みたいなと思ってしまうワタシ。

ありゃー、ビール無しですか~。私には考えられません。 :o

睡眠導入剤を飲んで寝ましたが、3時間くらいで目が覚めてしまいました。寝つきさえすれば途中覚醒するタイプではないのですが、やはりベッドで寝るようなわけにはいきません。そのまま眠れないまま朝を迎えることになりました。

skywalkさんは枕が変わると寝られないタイプですね。私も寝付きは悪いですが、もうちょっとマシです。

 外が明るくなってくるとホトトギスや小鳥のさえずりが響き渡り極上の朝を演出します。

鳥の声で目覚める(ずっと目覚めてる?)なんて最高ですね。

テーブルの上ではテントが点々と設営され10張り以上ありましたが、平坦地が多いので広い間隔を取って張られていました。

凄いですねえ。イブネってそんな人気だったんですね。

クラシの高点は一面の苔に覆われていました。積雪期しか来たことがない私には新鮮な眺めでした。

昔は背丈を超すような笹原だったんですけどねえ。

今回の旅の核心部はクラシの北尾根を下ることです。北尾根には鈴鹿のジャンダルムと呼ばれるコブがあるのですが、私は行ったことがありません。

初見でしたか。それは意外。

痩せた急斜面が出てきました。普通の登山道なら固定ロープが付いているようなところですが、バリ尾根だけあってそんなものは見当たりません。コンディションが良かったので何もせずに下りましたが、補助ロープやスリングくらいは用意して行った方が良さそうです。

今は道レベルの踏み跡がしっかり付いてますから不安はないでしょう。
尾根に穴の開いたところは気付きました?
近過ぎてちょっとわかりにくいですが。
近過ぎてちょっとわかりにくいですが。
滋賀県側はゆったりした森が広がりいい雰囲気だ。

県境稜線の峠の滋賀県側はどこもゆったりした地形でいいですよね。

最終ピークの釈迦が岳に着いた。バンザ~イと叫びたい気持ちを抑えて心の中で叫んだ。山頂には女性7人組が休んでいたかと思うと男性10人くらいのグループもやってきた。その後も続々と人がやってくる。しかも若い人が多い。この渋い山頂では見たことのない光景だ。スマホ片手に短パンで歩いている「らしくない若者」も多い。インスタグラムか何かSNSでブレークでもしたのだろうか。とにかくちょっと異常な雰囲気だ。

最近は鈴鹿も変わりましたね。どこでも若い人が増えました。
「らしくない若者」や「異常な雰囲気」に見えるのはskywalkさんの問題ですね。 :mrgreen:

私も腰を下ろしてメンチカツパンでランチにした。するとヒカゲ蝶が飛んできてパンの周りを飛び回っている。

そう言いながらもここでランチにするんですねえ。私はここでメシ食ったことありません。
たいてい赤坂谷の源流へ下ります。 :lol:

道路を少し歩いて水無口のトイレの前から東海自然歩道に入った。
朝明川で水浴びする家族の横を渡って自然歩道を進む。
自然歩道と牧歌的な響きと裏腹にルートは荒れていて斜面が崩れているところも多い。風越峠に着くまでは、もう一苦労必要だ。
沢にはデレーケ式の縄弛み堰堤がいくつも造られている。昔から暴れ沢だったのだろう。
やっとのことで風越峠に着いた。こんどこそ本当にバンザイだ。

ここは歩いたことないなあ。普通に登ってたら歩く用事がないですもんね。

舗装林道に出て希望荘の下まで来た。いよいよ感動のグランドフィナーレだ。
14時35分、鳥居道Pに帰着した。くす玉も割れなければ握手の波もなかったけど安堵感と達成感、そして心地よい疲労感がないまぜになった感情がじんわり胸に広がった。二日間のロングトレッキングを終え人力だけの一筆書き登山を無事に達成することができた。(やったー!)

いい山旅でしたね。お疲れさまでした。 :D

                      山日和
skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】お泊りロントレで鈴鹿中部を大周回

投稿記事 by skywalk »

こんにちは、山日和さん。

3月に初めてかもしか大橋なるものを見物してきました。橋の上から見えた滝は蒼滝だったんですね。
私も歩いて渡りましたが、なかなか新鮮な眺めでした。

温泉街の渋滞に拍車をかけただけの迷惑施設ですからせいぜいご利用ください。

3月は天気が悪い上になんにも無しの色気のない山行に終わりました。

3月の鈴鹿は雪が消えるとあまり見るものがないですね。私も例年美濃にフィールドを移す時期です。

ありゃー、ビール無しですか~。私には考えられません。

スーパーフェザー級の私は歩荷が苦手で荷物は一グラムでも軽くしようと努力しています。しかしビールは必須装備ですね。

鳥の声で目覚める(ずっと目覚めてる?)なんて最高ですね。

峠にテントを張ったのでご来光は見れませんでしたが、素敵なモーニングコールを聞けました。風さえ吹かなければイブネは快適なテントサイトです。

昔は背丈を超すような笹原だったんですけどねえ

その頃、イブネに行ったのはヤブメンだけでしょうね。
クラシ北尾根は、イブネ自体冬しか行かないところだったので行く機会がありませんでした。

尾根に穴の開いたところは気付きました?

気が付きませんでした。今度行ったら探してみます。

県境稜線の峠の滋賀県側はどこもゆったりした地形でいいですよね。

ツメカリや赤坂谷の源流域は特にいいですね。

最近は鈴鹿も変わりましたね。どこでも若い人が増えました。
「らしくない若者」や「異常な雰囲気」に見えるのはskywalkさんの問題ですね。

あっちゃ~そうだったの。

ここは歩いたことないなあ。普通に登ってたら歩く用事がないですもんね。

そうですね。以前、山日和さんがハライド、南コブを周回した時に鳥居道Pでニアミスしましたけど私は朝明から北回りでも周回しているので朝明側の自然歩道も歩いています。知らずに行ったら最後に落とし穴に嵌った気分になるところでした。

つらいところもある山旅でしたが、冥土の土産くらいにはなりそうです。
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