【台高】八町滝に降り立つ

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わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【台高】八町滝に降り立つ

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2019年3月29日(金)
【山 域】台高
【コース】花抜峠口P6:45---9:15P1153---11:40真砂谷---12:45八町滝---14:50P1153---16:28花抜峠口P
【メンバー】単独抜

 春になり、紀北町の往古川周辺で遊んでいる。明治から大正にかけての木馬道や索道跡などがそこかしこに見られ、近代から高度経済成長期までは人々の営みを支えた地域だった。木馬道や杣道を辿り入る往古川流域でいつも目にするのは八町滝だ。往古川支流の真砂谷の奥にある滝だが、江戸時代から知られた存在だった。それは熊野灘から見える滝で、船乗りにとって黒潮が流れる気を使う場所で自らの位置を確認するために好都合だったことによる。

 真砂谷に中流域までは入れてもなかなか八町滝には近づけなかった。以前にシュークリームさんが下降点がありそうと書いていたので行ってみることにした。海山インターで降り往古川沿いに大台林道を上り花抜峠口駐車場に停める。

 土倉道に入る。川上村上多古から大台ケ原を経て大杉谷に下り紀北町船津に至る約50キロの日本最大の木馬道で、明治28年に完工した道だ。10年前に来た頃は山中の高速道路と思えるぐらい石垣で強固に道幅も確保されいたが、ここ数年の豪雨で石垣が崩れた所も多く普通の登山道のようになりつつある。急な傾斜の無い道を進みヘアピンになりヤブっぽくなってきたら花抜峠。相賀方面の尾鷲湾が開けてよく見える。今日の目的は八町尾根なので、左岸を通る土倉道を離れ尾根道を歩く。

 P1240で南に折れる。八町尾根は真砂谷と小木森谷にはさまれた檜ヶ谷からつきあげる一番太い尾根になる。尾根を下ると溝道があらわれ出し、多くの人たちが歩いてきた道ということがわかる。その後、境界標石もあらわれてP1153へ到着。

 鞍部に黄色テープが四つ巻かれており八町滝の下降の目印のようだ。トラバース気味に下り尾根を進むが南東に下って行くので引き返す。左の尾根に乗り換え下って行くと岩嵓に出る。黄色テープが下降点につけられておりここを下る。ここから左の枯沢と尾根を行きつ戻りつしながら下り900m地点で尾根に乗る。帰りにわかったが、この岩嵓の下を巻きそのまま南に降りる尾根に乗れば苦労せずに下れる。尾根は920m地点から西にふくらむように方向をかえ地図にある崖マーク地帯を通過して800mまで下る。

 このあたりで滝に向かう地点を探すのだが、大きな杉の古木が目に入る。これを見ちゃうと追わずにはいられない。下って行くと杉の巨木は続いている。800m地点から南西に続く尾根にそって枯沢を交えながら巨木を目印に下って行くと真砂谷に難なく降りられた。450mまで下りたので300m上り返さなければならない。

 巨岩ひしめく真砂谷が広がる。大岩を登ったり尾根に逃げたりと大変だが多くの杉の巨木が残されており癒してくれる。右岸の尾根を上っていると一升瓶の底が残っていた。少し下った二俣付近に祭壇と思われる石積があるようで、杉の巨木に囲まれた神聖な雰囲気と相まって御神酒のように思えてくる。

 巨岩はなおも大きくなり4~5mの岩がごろごろしてきた。右岸の尾根に逃げて上っていくが上りすぎると谷に戻るのに大変なので位置を確認しながら進む。最後は岩のバンドを使い落ち口に着いた。巨岩地帯通過に1時間もかかった。

 八町滝が100mの落差で降り注いでいる。見えているのは三段目で、その上に40mと15mの三段滝で150mある。水量が少ないのが残念だが、ゴジラの背のような岩嵓をしたがえて男性的な迫力がある。落ち口からは熊野灘が広く見え、海から確認しやすい滝だということが良くわかる。

 一休みして帰りのルート探索だ、巨岩地帯を戻るのは大変なのでルンゼを探す。谷まで下りているルンゼは無いが左岸を探りながら進むと、岩の上にルンゼが下りて来ていた。ルンゼを上り最後は右手から回り込んで尾根に出ると古い赤テープがありここが滝への下降点のようだ。その先に例の黄色テープもあった。

後は坊主尾根を左手に見ながら来た道を戻るだけで、最後の土倉道は快適に下れて助かった。

 念願だった八町滝に降り立てて良かった。滝直下のルンゼを下ればもっと仕事は早かっただろうが、杉の古木を辿り巨岩地帯に遊んでもらいながら八町滝にたどりつくのが自分らしい気がする。

添付ファイル
八町滝
八町滝
落ち口から熊野灘
落ち口から熊野灘
八町滝
八町滝
巨大な杉の古木
巨大な杉の古木
八町滝直下のルンゼ
八町滝直下のルンゼ
最後に編集したユーザー わりばし [ 2019年4月01日(月) 02:05 ], 累計 1 回
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【台高】八町滝に降り立つ

投稿記事 by SHIGEKI »

わりばしさん こんばんは。

【日 付】2019年3月29日(金)
【山 域】台高
【コース】花折峠口P6:45---9:15P1153---11:40真砂谷---12:45八町滝---14:50P1153---16:28花折峠口P
【メンバー】単独

地形図で辿ってみました。

この峠口ってのは、大台林道の小木森谷出合の北、千尋峠の南あたりですか?

花折とありますが、「花抜」ですね?

P1153は、加茂助の東のコル、東のポコから南南東への尾根を辿るんですね。

しかし、地形図で見る限り、その後のるーと取り厳しいですね。



 春になり、紀北町の往古川周辺で遊んでいる。明治から大正にかけての木馬道や索道跡などがそこかしこに見られ、近代から高度経済成長期までは人々の営みを支えた地域だった。木馬道や杣道を辿り入る往古川流域でいつも目にするのは八町滝だ。往古川支流の真砂谷の奥にある滝だが、江戸時代から知られた存在だった。それは熊野灘から見える滝で、船乗りにとって黒潮が流れる気を使う場所で自らの位置を確認するために好都合だったことによる。

全くの無知でした。

灯台代わりに、昼間の話でしょうが、滝を目印にするとは!!??

 真砂谷に中流域までは入れてもなかなか八町滝には近づけなかった。以前にシュークリームさんが下降点がありそうと書いていたので行ってみることにした。海山インターで降り往古川沿いに大台林道を上り花折峠口駐車場に停める。

シュークリームさんのかなり前のREP、興味深く読みましたが、不肖Sの実力では到底辿れません。

 
 P1240で南に折れる。八町尾根は真砂谷と小木森谷にはさまれた檜ヶ谷からつきあげる一番太い尾根になる。尾根を下ると溝道があらわれ出し、多くの人たちが歩いてきた道ということがわかる。その後、境界標石もあらわれてP1153へ到着。

ca1250手前から南の尾根へ  ですね。

 鞍部に黄色テープが四つ巻かれており八町滝の下降の目印のようだ。トラバース気味に下り尾根を進むが南東に下って行くので引き返す。左の尾根に乗り換え下って行くと岩嵓に出る。黄色テープが下降点につけられておりここを下る。ここから左の枯沢と尾根を行きつ戻りつしながら下り900m地点で尾根に乗る。帰りにわかったが、この岩嵓の下を巻きそのまま南に降りる尾根に乗れば苦労せずに下れる。尾根は920m地点から西にふくらむように方向をかえ地図にある崖マーク地帯を通過して800mまで下る。

 このあたりで滝に向かう地点を探すのだが、大きな杉の古木が目に入る。これを見ちゃうと追わずにはいられない。下って行くと杉の巨木は続いている。800m地点から南西に続く尾根にそって枯沢を交えながら巨木を目印に下って行くと真砂谷に難なく降りられた。450mまで下りたので300m上り返さなければならない。

なるほど、そんなに下まで降りたんですね。滝の直近へどうして降りるのかな?と心配してましたわ :mrgreen:

この辺り、地形図では、川幅がかなり広く水線描かれてますが、どうなんでしょう?

 巨岩ひしめく真砂谷が広がる。大岩を登ったり尾根に逃げたりと大変だが多くの杉の巨木が残されており癒してくれる。右岸の尾根を上っていると一升瓶の底が残っていた。少し下った二俣付近に祭壇と思われる石積があるようで、杉の巨木に囲まれた神聖な雰囲気と相まって御神酒のように思えてくる。
 巨岩はなおも大きくなり4~5mの岩がごろごろしてきた。右岸の尾根に逃げて上っていくが上りすぎると谷に戻るのに大変なので位置を確認しながら進む。最後は岩のバンドを使い落ち口に着いた。巨岩地帯通過に1時間もかかった。

何か、怖 面白いこと やってますなぁ~ :mrgreen:


 八町滝が100mの落差で降り注いでいる。見えているのは三段目で、その上に40mと15mの三段滝で150mある。水量が少ないのが残念だが、ゴジラの背のような岩嵓をしたがえて男性的な迫力がある。落ち口からは熊野灘が広く見え、海から確認しやすい滝だということが良くわかる。

現地へ行って自分の目でしかと確認されたんですな。

 一休みして帰りのルート探索だ、巨岩地帯を戻るのは大変なのでルンゼを探す。谷まで下りているルンゼは無いが左岸を探りながら進むと、岩の上にルンゼが下りて来ていた。ルンゼを上り最後は右手から回り込んで尾根に出ると古い赤テープがありここが滝への下降点のようだ。その先に例の黄色テープもあった。

要は、ここから降りられると言うことでしたか?


 念願だった八町滝に降り立てて良かった。滝直下のルンゼを下ればもっと仕事は早かっただろうが、杉の古木を辿り巨岩地帯に遊んでもらいながら八町滝にたどりつくのが自分らしい気がする。

なるほど、わりばしルートで海から見える滝で滝から海を見たんですね。

素晴らしい山、渓遊びでしたね。

    SHIGEKI

シュークリーム
記事: 2062
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】八町滝に降り立つ

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん、おはようございます。
すごいですね。八町滝に降りましたか。私は2回挑戦して、2回とも敗退しました。
もうやめようかと思っていましたが、わりばしさんのレポを見てまた行く気になりました。


海山インターで降り往古川沿いに大台林道を上り花抜峠口駐車場に停める。

駐車場というほど広い場所でもないような気がしますが。

急な傾斜の無い道を進みヘアピンになりヤブっぽくなってきたら花抜峠。相賀方面の尾鷲湾が開けてよく見える。今日の目的は八町尾根なので、左岸を通る土倉道を離れ尾根道を歩く。

花抜峠はいところですよね。景色を見ながらの休憩に持ってこい。

帰りにわかったが、この岩嵓の下を巻きそのまま南に降りる尾根に乗れば苦労せずに下れる。尾根は920m地点から西にふくらむように方向をかえ地図にある崖マーク地帯を通過して800mまで下る。

私は岩嵓を巻いて南に降りる尾根を降ったのですが、900m付近で引き返しました。そこから下るルートがあったようですね。

 このあたりで滝に向かう地点を探すのだが、大きな杉の古木が目に入る。これを見ちゃうと追わずにはいられない。下って行くと杉の巨木は続いている。800m地点から南西に続く尾根にそって枯沢を交えながら巨木を目印に下って行くと真砂谷に難なく降りられた。450mまで下りたので300m上り返さなければならない。

450mって、ほとんど下まで降りてしまってますやん。ここから登り返したの?私はようしませんわ。

 一休みして帰りのルート探索だ、巨岩地帯を戻るのは大変なのでルンゼを探す。谷まで下りているルンゼは無いが左岸を探りながら進むと、岩の上にルンゼが下りて来ていた。ルンゼを上り最後は右手から回り込んで尾根に出ると古い赤テープがありここが滝への下降点のようだ。その先に例の黄色テープもあった。

このルンゼは私が参考にしたブログにも写真が載っていました。ここが八町滝に降りるルートのようですね。

 念願だった八町滝に降り立てて良かった。滝直下のルンゼを下ればもっと仕事は早かっただろうが、杉の古木を辿り巨岩地帯に遊んでもらいながら八町滝にたどりつくのが自分らしい気がする。

お疲れさんでした。今度のヤミテンの時に詳しく教えてくださいね。
                         @シュークリーム@
アバター
わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】八町滝に降り立つ

投稿記事 by わりばし »


おはようございます、SHIGEKIさん。

地形図で辿ってみました。
この峠口ってのは、大台林道の小木森谷出合の北、千尋峠の南あたりですか?
花折とありますが、「花抜」ですね?

千尋峠のゲートの下手です。
この林道は山小屋の物資の搬入路にも使われているので整備されています。
「花抜」でした。比良と間違えちゃいました。

P1153は、加茂助の東のコル、東のポコから南南東への尾根を辿るんですね。
しかし、地形図で見る限り、その後のるーと取り厳しいですね。

弱点を突く感じです。
急斜面なのとテープは申し訳程度ですので
ルートファインディングが必要です。

 春になり、紀北町の往古川周辺で遊んでいる。明治から大正にかけての木馬道や索道跡などがそこかしこに見られ、近代から高度経済成長期までは人々の営みを支えた地域だった。木馬道や杣道を辿り入る往古川流域でいつも目にするのは八町滝だ。往古川支流の真砂谷の奥にある滝だが、江戸時代から知られた存在だった。それは熊野灘から見える滝で、船乗りにとって黒潮が流れる気を使う場所で自らの位置を確認するために好都合だったことによる。

全くの無知でした。
灯台代わりに、昼間の話でしょうが、滝を目印にするとは!!??

滝と同じように山も目印として大切にされてきました。
富士山を崇拝する浅間信仰も漁師や船乗りに広くいきわたっていたようです。

八町滝
八町滝

 鞍部に黄色テープが四つ巻かれており八町滝の下降の目印のようだ。トラバース気味に下り尾根を進むが南東に下って行くので引き返す。左の尾根に乗り換え下って行くと岩嵓に出る。黄色テープが下降点につけられておりここを下る。ここから左の枯沢と尾根を行きつ戻りつしながら下り900m地点で尾根に乗る。帰りにわかったが、この岩嵓の下を巻きそのまま南に降りる尾根に乗れば苦労せずに下れる。尾根は920m地点から西にふくらむように方向をかえ地図にある崖マーク地帯を通過して800mまで下る。

 このあたりで滝に向かう地点を探すのだが、大きな杉の古木が目に入る。これを見ちゃうと追わずにはいられない。下って行くと杉の巨木は続いている。800m地点から南西に続く尾根にそって枯沢を交えながら巨木を目印に下って行くと真砂谷に難なく降りられた。450mまで下りたので300m上り返さなければならない。

なるほど、そんなに下まで降りたんですね。滝の直近へどうして降りるのかな?と心配してましたわ :mrgreen:
この辺り、地形図では、川幅がかなり広く水線描かれてますが、どうなんでしょう?

下りすぎなんですが・・・
杉の巨木についていっちゃいました。 :mrgreen:
巨大なゴーロの河原で水は流れていませんでした。
水音を聞くのは滝に近づいてからです。

450m付近の河原
450m付近の河原

 巨岩ひしめく真砂谷が広がる。大岩を登ったり尾根に逃げたりと大変だが多くの杉の巨木が残されており癒してくれる。右岸の尾根を上っていると一升瓶の底が残っていた。少し下った二俣付近に祭壇と思われる石積があるようで、杉の巨木に囲まれた神聖な雰囲気と相まって御神酒のように思えてくる。
 巨岩はなおも大きくなり4~5mの岩がごろごろしてきた。右岸の尾根に逃げて上っていくが上りすぎると谷に戻るのに大変なので位置を確認しながら進む。最後は岩のバンドを使い落ち口に着いた。巨岩地帯通過に1時間もかかった。

何か、怖 面白いこと やってますなぁ~ :mrgreen:

沢靴で来ていたので岩をよじ登ったり
急斜面をモンキークライムするには良かったです。
登山靴だったらもっと苦労したと思います。

杉の巨木
杉の巨木

 八町滝が100mの落差で降り注いでいる。見えているのは三段目で、その上に40mと15mの三段滝で150mある。水量が少ないのが残念だが、ゴジラの背のような岩嵓をしたがえて男性的な迫力がある。落ち口からは熊野灘が広く見え、海から確認しやすい滝だということが良くわかる。

現地へ行って自分の目でしかと確認されたんですな。
 
納得の光景が広がっていました。

 一休みして帰りのルート探索だ、巨岩地帯を戻るのは大変なのでルンゼを探す。谷まで下りているルンゼは無いが左岸を探りながら進むと、岩の上にルンゼが下りて来ていた。ルンゼを上り最後は右手から回り込んで尾根に出ると古い赤テープがありここが滝への下降点のようだ。その先に例の黄色テープもあった。

要は、ここから降りられると言うことでしたか?

そうです。
800m付近のルンゼから滝の少し下に降ります。
このルートだと巨岩で苦労することはありません。

 念願だった八町滝に降り立てて良かった。滝直下のルンゼを下ればもっと仕事は早かっただろうが、杉の古木を辿り巨岩地帯に遊んでもらいながら八町滝にたどりつくのが自分らしい気がする。

なるほど、わりばしルートで海から見える滝で滝から海を見たんですね。
素晴らしい山、渓遊びでしたね。

ありがとうございます。
充分に楽しませてもらいました。


アバター
わりばし
記事: 1763
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】八町滝に降り立つ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

すごいですね。八町滝に降りましたか。私は2回挑戦して、2回とも敗退しました。
もうやめようかと思っていましたが、わりばしさんのレポを見てまた行く気になりました。


ルンゼルートならロープを出すこともなく行けます。
水量があると迫力があるみたいです。

海山インターで降り往古川沿いに大台林道を上り花抜峠口駐車場に停める。

駐車場というほど広い場所でもないような気がしますが。

2台が精一杯でしょうね。 :mrgreen:

急な傾斜の無い道を進みヘアピンになりヤブっぽくなってきたら花抜峠。相賀方面の尾鷲湾が開けてよく見える。今日の目的は八町尾根なので、左岸を通る土倉道を離れ尾根道を歩く。

花抜峠はいところですよね。景色を見ながらの休憩に持ってこい。

いくつかの道がつながる人々が行きかった所で、いにしえ人も同じ景色をながめたことでしょう。

土倉道
土倉道

帰りにわかったが、この岩嵓の下を巻きそのまま南に降りる尾根に乗れば苦労せずに下れる。尾根は920m地点から西にふくらむように方向をかえ地図にある崖マーク地帯を通過して800mまで下る。

私は岩嵓を巻いて南に降りる尾根を降ったのですが、900m付近で引き返しました。そこから下るルートがあったようですね。

尾根が広くなっていて尾根筋がわかりにくい所もありますが下降点は崖マーク地帯の下です。

 このあたりで滝に向かう地点を探すのだが、大きな杉の古木が目に入る。これを見ちゃうと追わずにはいられない。下って行くと杉の巨木は続いている。800m地点から南西に続く尾根にそって枯沢を交えながら巨木を目印に下って行くと真砂谷に難なく降りられた。450mまで下りたので300m上り返さなければならない。

450mって、ほとんど下まで降りてしまってますやん。ここから登り返したの?私はようしませんわ。

下部に降りてもどうにかなると思っていたのですが・・
巨岩地帯の岩が滝に近づくにつれここまで巨大になるとは思ってませんでした。
考えてみれば真砂谷は出合付近から大岩だらけでした。
:lol:

ヘリと八町滝
ヘリと八町滝

 一休みして帰りのルート探索だ、巨岩地帯を戻るのは大変なのでルンゼを探す。谷まで下りているルンゼは無いが左岸を探りながら進むと、岩の上にルンゼが下りて来ていた。ルンゼを上り最後は右手から回り込んで尾根に出ると古い赤テープがありここが滝への下降点のようだ。その先に例の黄色テープもあった。

このルンゼは私が参考にしたブログにも写真が載っていました。ここが八町滝に降りるルートのようですね。

ここを降りると巨岩に苦しめられることはありません。

ルンゼの目印の木
ルンゼの目印の木

 念願だった八町滝に降り立てて良かった。滝直下のルンゼを下ればもっと仕事は早かっただろうが、杉の古木を辿り巨岩地帯に遊んでもらいながら八町滝にたどりつくのが自分らしい気がする。

お疲れさんでした。今度のヤミテンの時に詳しく教えてくださいね。

また、楽しい宴を堪能しましょう。
青田のおじやん達は来られるのかな。
楽しみです。

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