【湖西】ちよっと百里ヶ岳へデザート登山
Posted: 2019年3月15日(金) 01:25
【 日 付 】2019年3月9日(土曜)
【 山 域 】湖西
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】木地山12:00~P723 13;43~14:30山頂15:30~木地山峠16:20~18:20 駐車地
午前中家の用事を済ませて、快晴の空を見上げた。時刻もそうだが体調も思わしくないので近所の山でお茶を濁そうかと思った。しかし今日は日本海側まで快晴の予報。寡雪の今シーズン、近畿では冬山シーズンはもう終わるかもしれない。ということで、この時間から車を走らせ日没までに降りれるブナの雪山となると木地山から登る百里ヶ岳か駒ヶ岳が一番近いと判断し、鯖街道で買った特選焼鯖寿司でお腹を満たし、12時にお墓の前から歩き始める。
ターゲットを百里に決め、南谷と北谷の出合いから東尾根を登り始めると、十姉妹の仲間のアトリの群れが地面から飛び立った。このアトリ達もあと1か月もすれば北へ旅立つ。太陽の光はもう春だ。
地面に全く雪は無いが、うっすらと踏み跡があり多少ヤブっぽいところも踏み跡をたどれば無問題。急登を上がっても咳は出ず体調は悪くない。
すぐに雑木林になり右に見える谷には雪が目立ち始めた。500mほどで雪がつながり喜び勇んでスノーシューを履くと何か違和感が。脱いで確認するとクランポンから本体に伸びる左右の金属の左がすっぱり割れており、右側のみで支えている。あちゃー。実は冬靴も両足のソールがベロベロに剥がれており、すでに満身創痍だ。とりあえず一番前のベルトは緩めに締めてあまり右側の金属に負荷がかからないようにして歩き始めた。
しかし今度は雪が切れてしまった。雪がつながっている谷の方に逃げたが、この気温で雪が緩み急斜面ではずるずるで登りにくい事この上ない。
仕方ないので再びスノーシューを担いで雪の無い尾根を登った。
この辺りではテングチョウが3頭ほど飛んでおり、また春を感じさせた。
700mまで来ると一面雪になり、双眼鏡で上まで雪がつながっていることを確認してスノーシューを履いた。
ふと前を見ると2本のスキーのトレースがあった。トレースは1本北の尾根を降りていた。この右の尾根もブナが立派で魅力的に感じた。
P723から山頂までは緩やかになり、太いブナも増え眼を楽しませてくれる。
右を見ると三重獄から(若狭)武奈ヶ岳が、後ろを振り返ると蛇谷ヶ峰から(近江)武奈ヶ岳がはっきり見える。越美国境の山々が白く輝いていた。
山頂で私的デザートを堪能して、ピストンからあの左の尾根を降りるか迷ったが、雪も少ないだろうと木地山峠から勝手知ったる北谷を降りることにした。北尾根のブナはすぐに植林に変わり780mで尾根には雪が全く無くなった。スノーシューを担いで植林から変わった雑木林の中を歩いて木地山峠に降り立ったのは16時20分。北谷の夏道は雪がべったりで滑り台状態なので、とりあえず雪が少なくなるまで谷を岩伝いに降りた。北谷にはツボ足の跡は無かったので、あのスキーヤーたちは駒ヶ岳までにあるどれかの尾根を上がってきたのだろう。雪が減ったところを見計らって夏道に上がったが、ちょくちょく滑り台が出てきた。日没まであまり時間が無いが、焦って滑落しては今日中に帰れなくなること間違いないので、チェーンスパイクを履いて足場を作りながら慎重に突破する。もう終わりだろうと思ったらまた滑り台が出現するの繰り返しで、雪が少ないシーズンとはいえやはり谷は残雪が多いと改めて実感した。林道終点に着いたのは18時前。途中で日が陰ってきた時に、以前別のパーティーがこのルートで起こした遭難騒ぎが頭をかすめた。数え切れないほど歩いている山域とはいえ、素直に東尾根をピストンすべきだったと反省。ただ車に着くまでヘッドランプは出してないので、山日和理論では闇下ではなはず。
わしたか
【 山 域 】湖西
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】木地山12:00~P723 13;43~14:30山頂15:30~木地山峠16:20~18:20 駐車地
午前中家の用事を済ませて、快晴の空を見上げた。時刻もそうだが体調も思わしくないので近所の山でお茶を濁そうかと思った。しかし今日は日本海側まで快晴の予報。寡雪の今シーズン、近畿では冬山シーズンはもう終わるかもしれない。ということで、この時間から車を走らせ日没までに降りれるブナの雪山となると木地山から登る百里ヶ岳か駒ヶ岳が一番近いと判断し、鯖街道で買った特選焼鯖寿司でお腹を満たし、12時にお墓の前から歩き始める。
ターゲットを百里に決め、南谷と北谷の出合いから東尾根を登り始めると、十姉妹の仲間のアトリの群れが地面から飛び立った。このアトリ達もあと1か月もすれば北へ旅立つ。太陽の光はもう春だ。
地面に全く雪は無いが、うっすらと踏み跡があり多少ヤブっぽいところも踏み跡をたどれば無問題。急登を上がっても咳は出ず体調は悪くない。
すぐに雑木林になり右に見える谷には雪が目立ち始めた。500mほどで雪がつながり喜び勇んでスノーシューを履くと何か違和感が。脱いで確認するとクランポンから本体に伸びる左右の金属の左がすっぱり割れており、右側のみで支えている。あちゃー。実は冬靴も両足のソールがベロベロに剥がれており、すでに満身創痍だ。とりあえず一番前のベルトは緩めに締めてあまり右側の金属に負荷がかからないようにして歩き始めた。
しかし今度は雪が切れてしまった。雪がつながっている谷の方に逃げたが、この気温で雪が緩み急斜面ではずるずるで登りにくい事この上ない。
仕方ないので再びスノーシューを担いで雪の無い尾根を登った。
この辺りではテングチョウが3頭ほど飛んでおり、また春を感じさせた。
700mまで来ると一面雪になり、双眼鏡で上まで雪がつながっていることを確認してスノーシューを履いた。
ふと前を見ると2本のスキーのトレースがあった。トレースは1本北の尾根を降りていた。この右の尾根もブナが立派で魅力的に感じた。
P723から山頂までは緩やかになり、太いブナも増え眼を楽しませてくれる。
右を見ると三重獄から(若狭)武奈ヶ岳が、後ろを振り返ると蛇谷ヶ峰から(近江)武奈ヶ岳がはっきり見える。越美国境の山々が白く輝いていた。
山頂で私的デザートを堪能して、ピストンからあの左の尾根を降りるか迷ったが、雪も少ないだろうと木地山峠から勝手知ったる北谷を降りることにした。北尾根のブナはすぐに植林に変わり780mで尾根には雪が全く無くなった。スノーシューを担いで植林から変わった雑木林の中を歩いて木地山峠に降り立ったのは16時20分。北谷の夏道は雪がべったりで滑り台状態なので、とりあえず雪が少なくなるまで谷を岩伝いに降りた。北谷にはツボ足の跡は無かったので、あのスキーヤーたちは駒ヶ岳までにあるどれかの尾根を上がってきたのだろう。雪が減ったところを見計らって夏道に上がったが、ちょくちょく滑り台が出てきた。日没まであまり時間が無いが、焦って滑落しては今日中に帰れなくなること間違いないので、チェーンスパイクを履いて足場を作りながら慎重に突破する。もう終わりだろうと思ったらまた滑り台が出現するの繰り返しで、雪が少ないシーズンとはいえやはり谷は残雪が多いと改めて実感した。林道終点に着いたのは18時前。途中で日が陰ってきた時に、以前別のパーティーがこのルートで起こした遭難騒ぎが頭をかすめた。数え切れないほど歩いている山域とはいえ、素直に東尾根をピストンすべきだったと反省。ただ車に着くまでヘッドランプは出してないので、山日和理論では闇下ではなはず。
わしたか